maru5585さんが投稿した中華そば しば田(東京/狛江)の口コミ詳細

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ラーメンか、ラーメン以外か。

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maru5585 (男性・神奈川県) 認証済

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中華そば しば田狛江、和泉多摩川、喜多見/ラーメン

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/09 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

移転後初訪問、太麺とのコラボは鶏清湯系での『無双』状態となっていた。

こちらは今更説明する必要もない、かつては食べログラーメン日本一をマークしたこともある仙川の仙人柴田貴史氏のお店ですが、狛江に移転をされて早一年、行列が落ち着くのを待っていたつもりがいつになっても予約制にはならず、気付けば超出遅れとなっていました。

単なる再訪でしたら投稿はしないのですが、移転に伴い「太手揉み麺がデフォになった」こと、「鴨からの脱却」があったというこの2点だけでも自分にとっては事件レベルの出来事でしたので意を決して訪問して来ました。

土曜の13:12に現着するとやはり並びは40名以上。
皆さんお店貸与の日傘をさしておられるので正確には人数を数えられませんでした。
気温は32℃ありましたが流石に帰るという選択肢はなく並ぶことに。
13:30前25名後15名、14:00前7名後25名ぐらいでしたので簡易計算で時速36人ですので意外と回転は速いです。

14:14に62分待ちで無事入店できました。
タッチパネル式券売機で「特製(豚)中華そば」1680円をポチるとテーブル席に案内されました。
店内はカウンター7席と6人掛けテーブル席が2台あり、奥の方はちょっと分かりませんでしたがキャパは20名以上で、6人テーブル席の方は真ん中の席を外して1人や2人のお客さんを通しているようでした。

店主さんと男性スタッフ3名の系4人でのオペレーションでしたが、厨房もホールも以前のお店とは比べ物にならない広さに変わっていましたので雰囲気がガラッと変わっています。
古くて狭い店内でラーメンと向かい合う柴田氏こそが「しば田」の真骨頂だったとも言えたかも知れませんが、広々とした店内でゆったりと緊張感なく食べられるのも悪くはないですね。

着席から6分程で着丼しました。
麺が見えないレベルの具だくさんで、新鮮な九条ネギの緑が際立ちます。
見た瞬間に美味いのが分かるって大事ですよね。
スープに浮かぶ油感とか香りとか、丼顔は大将の顔でもあります。

スープをいただくと、地鶏の旨味がこれでもかっていうくらい襲い掛かって来ます。
出汁が濃いというワードでは言い表せない旨味の凝縮加減が伝わるでしょうか。
鶏水系に近いと言えば近いのですが、それを標榜するお店のものを簡単に超えて来る鶏の旨味。
豚やマッシュルームなんかも少量使用しているようですが、鶏の嫌な部分をそぎ落としていいところだけが残された凝縮感は流石としか言いようがありません。
鶏油もスープ由来のものを抽出されているので自然に馴染んでコクをプラスしてくれている感じで違和感がありません。
以前の鴨使用時のスープも美味かったですが、やはり個人的には鴨がいなくなってくれてより共感できるスープに変わった印象です。

そしてデフォでチョイスできるようになった切刃16番の自家製の太手揉み麺ですが、これがまたツルモチのブリブリ食感で美味いとしか言えません。
細麺とは小麦の配合から加水率まで全く違う調整のようで、手打ち麺のような弾力と多加水ながら小麦の味も十分感じられる麺でスープとの相性も抜群です。
鶏清湯には細麺みたいな文化が作り手サイドから捏造されたラーメン界において、近年また太麺や手揉み麺が見直されつつありますが、そもそも歴史のある喜多方や白河の麺を考えれば醤油清湯に合わないはずがないのは自明であり、その選択肢を敢えて与えてくれた柴田氏には感謝の念しかありません。

チャーシューは豚が3枚の構成です。
浅めの吊るし焼きっぽいバラ肉は、煮豚ほど柔らかくはありませんがしっかりと歯ごたえを残しながら脂身の甘さを感じることができるもので味付けは薄めですが美味いです。
低温調理されたロース系のチャーシューはしっとりと柔らかくこちらも塩味っぽい薄めの味付けですが肉本来の旨味を味わうべき代物です。
特製トッピングのモモチャーシューは薫香が感じられなかったので良く分かりませんが低温調理から漬け込まれたような感じのものでどこまでもしっとりと柔らかく肉質の良さが際立つものでした。

ワンタンは豚挽肉にほんのり生姜風味の王道系のてるてる坊主型ですが、自家製の皮のツルツル感も相まって美味いの一言です。
皮の食感の良さだけでなく味も美味いと感じられるもので小麦の良さが感じられる完成度と言えます。

メンマはサクコリ食感で味付けは和風な感じで美味いですね。
九条ネギもそうですがスープに合わせた繊細な切り方をされていて全ての具材が突出しませんが主役級の実力を備えている感じです。

味玉はブランド卵の「奥久慈卵」を使用されているようで、節系の出汁がじんわり染み込んだ感じで味付け火入れ加減共に文句なしの逸品でした。

既に名店の域を超える存在になっているお店に対して物申すことは無いのですが、移転前に無かった手揉み麺や、自分の苦手だった鴨(それでも美味かった)が無くなったことにより個人的な好みにより一層近づいたことを感じられる一杯でした。
何が凄いかよりも嫌な所が一つもない、言い換えれば「非の打ち所がない」ラーメンになったと言う感じで久々に心奪われました。
行列はちょっと厳しいので予約制を導入して欲しいですが、お店の前が広い歩道で並び放題なのとコストが価格転嫁されることを考えると実現性は低いかもですね。
「煮干しそば」の存在が気になりますがレビューが少ないので早めに試してみたいです。

ごちそうさまでした。

  • 外観

  • 土曜13:12現着で並びは軽く40名以上。

  • 店前の説明

  • 表札

  • 暖簾

  • 券売機

  • 随分広くなった店内

  • カウンター席

  • 店主さん激推しの柚子一味ですが使うの忘れました。

  • 卓上

  • 「特製(豚)中華そば」1680円

  • 飲めば分かるスープ。

  • 自家製中太手揉み麺

  • バラ

  • ロース

  • モモ

  • ワンタン

  • 「奥久慈卵」の味玉

  • 九条ネギ

  • メンマ

  • 必然の完飲

  • 駅北口の市営地下駐車場は15分100円。

2025/09/07 更新

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