2回
2016/07 訪問
最高のシーフード
ベネチアは値段は高いが美味しい店はないというのが一般的な評判。
しかし、シーフード料理の美味しい店が何店かある。
その中でも最も気に入ったのがこちらの店。
サンマルコ広場からブランドショップが並ぶ小道を抜けていくと小さな運河を超える階段の横にこのレストランのテラス席が見える。
場所もよく毎晩非常に賑わっている。
特に運河に面するテラス席は、本当にベネチア感を満喫できる。手すりの花の向こうはもう運河である。
実際には、夏のベネチアでは運河の臭いは決して良いものではないのだが、それでもなお夏の地中海沿岸の夜のテラス席は最高である。
そしてそのベネチアの雰囲気以上に楽しめるのが、こちらの料理の味そのもの。
決して奇をてらったところのないイタリアン。
しかしシーフードをふんだんに使った料理は本当に美味しい。
ワインリストも充実していて、しかも日本では考えられない価格。
TIGNANELLOのハーフボトルが48ユーロ。日本ではそもそもこのハーフボトルは手に入らないと思うが、日本ではスーパーの値段(もしあったとしても)以下ではないだろうか。
サービスは、決してフォーマルな雰囲気のレストランではないので過剰ではなくカジュアル、しかし陽気で、必要なときにはすぐに来てくれる。
次の日ウェイターの男性と道端ですれ違った時、向こうから声をかけてくれた。
当然、その日もディナーはこちらに。
私の食べログの採点としては、3つ星レストランも超える史上最高点も止むをえない。
2017/12/11 更新
2日連続での再訪。
前日気になったメニューをオーダー。
美味しいことはわかっているので、シンプルにオーダー。
量も多いので、パスタとシーフードのメインで十分。
まずイカスミのパスタ。もちろん絶品。何もいうことはない。
そして、カルトッチョ(シーフードの紙包み焼き)。
ここのカルトッチョの味はまさに衝撃。とにかくシーフードがふんだんに使われている。
魚を恐らく2種類。鯛のような魚とサーモン。それに海老、ムール貝、あさり。
美味しいことはわかっていたはず。それでもなおその期待をはるかに超えてきたこの衝撃は忘れられない。
これまで食べたすべてのシーフードの中で最も美味しいと言ってよい。
南仏のブイヤベースや東京の寿司、ゴードンラムゼイのTarbotも忘れる。
このレストランで悲しかったことはただ一つ。
次の日はもう出発。3日連続で行けなかったこと。
さて次は、いつ行けるのだろうか。。。