3回
2023/03 訪問
2度目ののむら 飲むならのむら つまみはのむら お鮨はのむら やっぱりのむら
約1年ぶり2度目、前回の訪問から1年、満を持しての訪問です。
1年間の食べたい欲求が期待度MAXを超えて、メーターが振り切れた状態なので、果たして期待通りなのか若干の不安も。笑
暖簾をくぐれば大将の元気な声とJAZZがお出迎えです。
目の前には薬味が並んでいて、のむらの醤油をはじめ、ポン酢も酢みそも美味しいのを思い出してきました。
<薬味>
・塩(坊津釜炊き天日干し)
・黒ごま(伊佐)
・梅(鹿児島・紀州・大分 手合わせ)
・酢みそ(鹿児島の麦みそに熟成の酢)
・醤油(のむらの醤油)
・ポン酢(オリジナルの優しいポン酢)
・わかめ(島原・岩手)
・もみじおろし
・わさび(有東木産)
まずはビールを一杯頼んで一品目からスタート!
<最初の一品>
①玉子焼き(焼きたて)
②トビウオのさつま揚げ(オリジナル)
続いてつまみが出たタイミングでお酒に切り替えます。
今回もお酒はおまかせでお願いしました。
<つまみ>
①鯛 背身と腹身 一晩寝かせ神経抜きの生き締め
<お酒>①蜻蛉(福岡)
②真ダコ(鹿児島)
柔らかく煮て「新物かぼす」の皮で香り付け
<お酒>②清泉(新潟)
③カンパチ
天然物の汐子
<お酒>③陸奥八仙 ISARIBI
④真アジ
出水で本日上がった物
⑤きびなご
今頃から子持ちになった物、鮮度がいいので水洗いしない
<お酒>④亀齢 辛口純米 八拾
⑥むらさきうに
解禁間もない阿久根のむらさきうに紫外線滅菌水で洗っただけ
下に温かいシャリがあり醤油を落としてあります。
<お酒>⑤惣誉
⑦茶碗蒸し
うに、すじこ(ばらし)、菜の花が乗っていて中には紅はるか
⑧煮鮑
唐津の黒鮑を6時間煮たもの
<お酒>⑥ 寒北斗 (福岡)
⑨歯鰹のたたき
3.5kg、漁師さんが血抜きしたものを二日寝かせ
握りに入る時点で入店から1時間40分くらい経っていたでしょうか。
楽しいトークと共に進むので時間を忘れます。
お酒もすでに6種類飲んでいます!
<握り>
①あおりいか
「鮨はイカで決まる」と大将、新物のカボスの香り
②目一鯛
鹿児島宮崎の魚でもちもち
<お酒>⑦酔鯨 高育54号
③イサキ
1.2kgを二日寝かせ イサキは800g超えると別格、1kg超したら別物だそうです。
④ナミクダヒゲエビ
世界でここ鹿児島だけの深海200mに住む海老は香ばしいです。
⑤クルマエビ
生きたエビの茹でたてを冷やさずに温かいまま
⑥真アジ
つまみでいただいた真アジの握り
⑦シマアジ
幻の天然物の1.8kgを二日寝かせ
⑧牡蠣
厚岸の牡蠣を煮たもの
<お酒>⑧手取川
⑨すじこ
生すじこ30秒醤油漬けは卵黄のような味でまさにTKG
⑩歯鰹
トロはシャリとよく合います
<お味噌汁> なめこのお味噌汁が優しい味付けで美味しいです。
⑪まぐろ
⑫太刀魚
のむらのとっておき
3.8kgのドラゴンオーバーを3日寝かせして蒸したもの
<お酒>⑨月山
⑬あなご
対馬の黄金あなごをのむらの醤油で90分炊き上げたもの
タレなしですがタレはいらないと言い切れる美味しさ
<お酒>⑩残心
あっという間にコースも終了です。
大将の野村さんとお話しながらゆっくり進めていただいたので、スタートから2時間40分くらいなのですが、あっという間に感じました。
メーターを振り切る期待をしっかりと受け止めていただきました。
2度目の訪問で落ち着いて一品一品をじっくりと味わいましたが、どれも恐ろしく美味しい最高のお料理でした。
必ずまた伺います。
ご馳走さまでした。
2023/05/06 更新
2022/03 訪問
飲むならのむら つまみはのむら 鮨ならのむら わざわざ行きたいのむらの鮨
約4か月前に予約して訪問した鮨匠のむらさん。関東からなので旅行を兼ねての訪問ですが、第一希望日程の予約は叶わず日にちをずらしての予約となりました。こちらの予約に合わせてすべての旅程を組みなおしました。笑
期待度MAXな状態で予約時間ぴったりに訪問、カウンターには先客が4人ほどいらっしゃいましたが、少し間をあけて私たち2人で着席しました。この後もう一組いらっしゃいましたが適度な距離をあけての席配置なあたりは気遣いが感じられました。
ビールで乾杯を終えると、大将が手元の薬味や醤油、ポン酢についてアナウンサーのごとくキレのよい活舌で説明してくださいます。ちょっと圧倒されつつもしっかりと内容が頭に入ってくる見事な説明!
さてさてツマミが始まります。温かい出汁巻き卵とさつま揚げを皮切りに刺身、蒸し蛸、雲丹の乗った茶碗蒸し、雲丹とシャリの小鉢、アワビと進んでいきます。この間にも大将の出身地にちなむ話、お魚の産地、重量、寝かせの時間、味を引き立てる薬味のことなど詳細に説明していただけるので、その説明に感心しつつも味わっていきます。
ビールはすぐに飲みほしてお酒を頼むとペアリングを提案いただいたのでお酒についてはおまかせペアリングにしました。これがまた圧巻の品ぞろえで福岡を中心に新潟、石川、栃木、山口、高知と日本全国から選りすぐりのお酒が次から次へ気がつけば10種いただきました。
ツマミの後は当然握りに突入ですが全く勢いが衰えず、むしろ加速していきます!鮨はイカで決まるよという声とともにイカの握りが供されます。その後も順不同ですが、アラ、鯛、車海老、縞鯵、小肌、中トロなどなどどれも、醤油や薬味まで合わせてあるのでそのままいただきます。珍しいネタとして、なみくだひげ海老なる海老がとても美味しかったのですが、このような珍しいものはiPadで画像も見せてくれる徹底ぶりです。
シャリの温度も徹底していて人肌なので口に入った時の違和感もなく、すべてのネタは寝かせや仕事が入っていて、口の中でのほどけ方が見事です。蒸した太刀魚や穴子でもシャリだけ残るようなことなくぴったり同時に消えていきます。うーんお見事!蒸しの太刀魚は以前金沢で食べたのどぐろの蒸し寿司を彷彿とさせるフワフワ触感に感動しました。
握りは実に14貫なのですがシャリも小ぶりでお酒を飲みながらいただいてあっさり完食です。14貫もあったのですが、前述のクエや珍しいながくだ海老、蒸し太刀魚以外も、厚岸の牡蠣や、敢えてのいくらではなく筋子(これ膜が口に残ったりせず美味しい)などなど、一貫一貫印象に残る握りでした。
最初から最後まで一品一品、一貫一貫感動できるお店です。そしてらしからぬBGM(この日は一貫してクラプトン!)、丁寧かつウイットに富んだ対象のトーク、そして料理に合わせたお酒、どれも大将野村さんの鮨愛が生み出しているんだと思いました。帰る際にはお土産としてのむらの醤油をくださいました。そしてお酒込みで驚きの良心的会計でした。
家に帰ってどこでも手に入るようなごく普通のお刺身などをいただきましたが、家族が口々に別物、高級店、落ち着く料理になったなど大絶賛でした。実際もう他の醤油には戻れないくらいです。なくなる前にリピート訪問必須となりました!
2022/04/10 更新
ちょっとタイトルに偽りがあります。
実は鹿児島おいしいものツアーじゃなくて、鮨匠のむらツアーです!笑
前回大将に次回はぜひ6月にとのお話をいただいて6月に訪問です。
<薬味>
・塩(坊津釜炊き天日干し)
・黒ごま(伊佐)
・梅(鹿児島・紀州・大分 手合わせ)
・酢みそ(鹿児島の麦みそに熟成の酢)
・醤油(のむらの醤油)
・ポン酢(オリジナルの優しいポン酢)
・わかめ(島原・岩手)
・もみじおろし
・わさび(有東木産)
ビールからスタートです。
<最初の一品>
①ところてん(のむらのポン酢)
②玉子焼き(焼きたて)
③トビウオのさつま揚げ(オリジナル)
早速お酒に切り替えます。
<お酒>
①蜻蛉
<つまみ>
④サザナミダイ 背身と腹身のコンビです(一晩泳がせ一晩寝かせ神経抜き)
<お酒>
②清泉
⑤イサキのたまご煮(梅雨イサキ)
⑥真蛸(鹿児島)
⑦カンパチ(天然)
⑧きびなご(6月~8月までがシーズンで6月がベスト 子持ち)
⑨アジ(釣り一晩泳がせ神経抜き)もっちもち
<お酒>
③亀齢 辛口純米 八拾
⑩むらさき雲丹とスジコの茶碗蒸し(むらさき雲丹は3/15~6末手前までこの時期がピーク スジコは30秒醤油漬け)
⑪雲丹めし(むらさき雲丹)
<お酒>
④惣誉
⑫歯鰹のたたき(釣り2kg3日寝かせ ポン酢)ふわふわふわふわ
<にぎり>
①あおりいか(鹿児島ではミズイカ)新物カボスをちょっと絞ってあり唸る逸品 大将が過去一と申しておりました
②くえ(鹿児島4kgちょい4日寝かせ)
③目一鯛(3日寝かせ)もちもち
④なみくだひげえび(鹿児島だけにいる深海に住むえび)味が濃くって美味しい
⑤車海老
<お酒>③寒北斗 shi-bi-en
⑥いさき 梅雨イサキ 1kg弱 香りがいい 卵をたべたやつ
⑦しまあじ
⑧黒鮑 佐賀 唐津 6時間 大根 お酒で 炊いた
<つまみ>
⑬素麺(箸休め)
⑨すじこ 卵黄の味がする正にTKG
⑩はがつお(腹) ふわふわでシャリと一緒に溶ける感じ
⑪そうだがつお(ふつうには出回らない宗田鰹)脂が乗りきっていて最初はかつお~最後は中トロ
⑫太刀魚(4kgオーバー)
⑬あなご
<つまみ>
⑬生姜
⑭きゅうり
<お酒>④ 極上 森伊蔵
どれもこれもが最高でした。
次回の予約もしてきました。
ご馳走さまでした!