8回
2025/06 訪問
やはりここに帰ってくる。心に沁みる、いつもの一杯。
【結論】何度訪れても、一口スープをすすれば「これだ!」と心の中で快哉を叫んでしまう。派手さはないが、毎日でも食べられるような滋味深さ。私にとって「邦ちゃんラーメン」は、流行り廃りとは無縁の、心安らぐ故郷のような存在だ。
仕事の合間や、ふと「あの味」が恋しくなった時、足が自然と向かうのが中野の「邦ちゃんラーメン」。先日も、その引力に導かれるように訪問しました。
本日の一杯:中華そば(大盛り)+ネギ・メンマトッピング
券売機の前で迷うことはない。いつもの「中華そば(大盛り)」に、その日の気分でトッピングを追加するのが私のスタイル。今回は、シャキシャキ感を増したくて「ネギ」と「メンマ」をプラス。
カウンターに置かれた丼は、相変わらず美しい佇まい。澄んだ黄金色のスープに、丁寧に畳まれた麺、そして追加したネギとメンマが山を成し、食欲を掻き立てます。
スープと麺
まずはスープを一口。豚骨ベースの優しい醤油味が、じんわりと身体に沁み渡ります。これです、これ。このあっさりとしていながら、決して物足りなくはない深いコク。毎日でも飲み干せる、まさに「滋味」という言葉がふさわしい。
そして、このスープをしっかりと持ち上げる、少し縮れた平打ち太麺。大盛りにしたので、心ゆくまでこのコンビネーションを堪能できます。
至高のトッピングたち
主役のチャーシューは、肉の旨味がぎゅっと詰まっていながら、口の中でほろりと崩れる柔らかさ。
そして今回追加した名脇役たち。たっぷりのメンマは、その食感が最高のアクセントになります。風味豊かなネギは、この優しいスープの輪郭をキリっと引き締めてくれる。トッピングすることで、一杯の満足度がさらに何段階も引き上がります。
まとめ:変わらないことが、最高の価値
夢中で麺をすすり、スープを飲み干し、気づけば丼は空に。「相変わらず旨いな…」。心からこぼれるのは、いつもこの一言に尽きます。
新しいラーメン店が次々と生まれる中で、こうして「ただいま」と言える味があるのは、本当に幸せなことだと感じます。ごちそうさまでした。また近いうちに、必ず伺います。
2025/06/28 更新
2025/06 訪問
ちゃん系にどっぷり!ネギたっぷりチャーシュー麺の幸福感
中野のとある一角にあるこのお店。気づけば、ここ1ヵ月でちゃん系ラーメン3回目の訪問。外食でラーメンを食べるのはこのお店ばかり。自分がどれだけちゃん系にハマっているのか、もはや言葉にするまでもありません。
この日は「チャーシュー麺(大盛り)」に「ネギトッピング」を追加。運ばれてきた一杯は、丼の縁まで張ったスープの上にたっぷりと浮かぶ刻みネギ。そして、その下には柔らかく煮込まれたチャーシューが隠れています。スープは澄んだ清湯系でありながら、コクと旨みがしっかりと感じられるもの。あっさりとした飲み口の中に、深い味の層が潜んでいて、レンゲを持つ手が止まりません。
チャーシューはしっとりとした口当たりで、脂っぽさは控えめ。それでいて噛むほどに肉の旨みが染み出してきて、スープとの相性も抜群。たっぷりのネギが全体の風味を引き締めてくれるので、最後まで重たさを感じることなくいただけました。
昔はこってり系一択だった自分ですが、いまや完全にちゃん系の虜。スッキリとした中にある芯のある旨みに、もう心を奪われっぱなしです。
これからも定期的に通いたいお店のひとつ。
また行きます。
2025/06/11 更新
2025/02 訪問
肉の存在感とあっさりスープが織りなす絶妙ハーモニー
東京・中野エリアにあるこちらのラーメン店では、ふと無性に食べたくなるチャーシューが魅力的です。今回はチャーシュー麺を大盛りにし、さらに肉増しとメンマ増しを追加注文しました。普段ならネギ増しとメンマ増しの組み合わせが定番でしたが、この日はがっつりチャーシューを堪能したい気分。運ばれてきた丼を見て、その盛りの良さに思わずテンションが上がりました。
肝心のチャーシューは、見た目からして肉々しさが際立つものの、ひと口頬張ると驚くほどあっさりしています。脂身がしつこく感じられず、淡泊というわけでもない絶妙な味わい。途中で飽きることなく、最後まで「肉を食べている」という充足感を保ちながら、しっかり旨みを味わえます。これだけの量のチャーシューをいただくと、普通は途中で辛くなってしまうこともありますが、この店のチャーシューは程よい噛みごたえと脂身のバランスが良く、むしろ箸が止まらなくなりました。
スープはすっきりと澄んだタイプで、一口飲むと鶏や豚の旨みがしっかり感じられるのに重たさがありません。あっさりベースなのに力強いコクが同居しており、グイグイとレンゲを運んでしまう魅力があります。麺は中太の縮れ麺で、スープをよく拾ってくれるのが嬉しいところ。大盛りにしても食べ応えは十分なのに、重く感じず最後まで飽きずにいただけました。
またメンマも細切りで歯応えがあり、程よい塩気と風味が箸休め的に良いアクセントになっています。肉増しでたっぷりのチャーシューに囲まれていても、メンマが口直し的な役割を果たしてくれるので、最後まで単調になりません。半分ほど食べ進めたところで、コショウとニンニク、それに辛み調味料を投入。ニンニクは山盛りを大胆に2さじ入れましたが、リモートワークのおかげで周囲を気にする必要がないのがありがたいところ。さらに辛みの要素が加わることで味が一気に締まり、一杯でいろいろな味変を楽しめるのも魅力だと感じました。
今年はすでに複数の「ちゃん系ラーメン」を食べ比べていますが、その中でもこちらの一杯は、奇をてらうことなく、しっかりと食べ応えある王道の“ちゃん系”を提供してくれます。素材の良さと店主のこだわりがスープからも麺からも伝わってきて、ついリピートしたくなる不思議な中毒性があります。チャーシューを存分に楽しみたいときはもちろん、あっさり目だけど芯のあるラーメンを探している人にも一度試してほしいお店です。
また行きます!
2025/02/22 更新
少し早めに仕事が終わった火曜の夕方。
最高の晩酌を求めて、足が向かうのはいつものこちら「邦ちゃんラーメン」。
まずはビール。
冷蔵庫から自分で取り出す、この気取らないスタイルが心地良い。
もちろん手に取るのは、サッポロラガービール。通称「赤星」。
キンキンに冷えたグラスに手酌で注ぎ、喉を潤す。一日の疲れが溶けていく瞬間。
すかさず提供される、おつまみのメンマ。
このサービスが、飲兵衛の心をがっちりと掴む。
コリコリとした食感と程よい味付けが、赤星と抜群の相性。
「ラーメンはいつお作りしますか?」
この一言に、お店の懐の深さを感じる。
〆に頼むも良し、酒のアテにするも良し。客の流儀を尊重してくれる嬉しい配慮。
今宵は麺を啜りながら飲みたかったので、すぐにお願いすることに。
程なくして着丼した「チャーシュー麺、大盛り」。
丼の表面を覆い尽くす、見事なチャーシューの花。
まずはスープを一口。豚の旨味が溶け込んだ、あっさりとしつつも深いコクのある醤油味。これぞ王道。
しなやかな中細麺が、この絶品スープをたっぷりと持ち上げてくれる。
そして主役のチャーシュー。
柔らかく、肉の旨味がしっかりと感じられる逸品。
麺と共に、時にはチャーシュー単体でビールのアテに。
まさに至福の時間。
いつもと変わらぬ、安心の美味さ。
最高の晩酌とラーメンを堪能。
ご馳走様でした。