2回
2025/01 訪問
5 枚海苔が演出する圧巻のビジュアル!心に沁みる“ちゃん系”ラーメン
飲み会の締めにラーメンを求めて立ち寄ったこちらのお店。最近ハマっている“ちゃん系”というスタイルに惹かれ、券売機で「上中華そば」を迷わず選択しました。カウンター席に腰を下ろし、わくわくしながら到着を待っていると、目の前に運ばれてきたどんぶりに思わず驚きの声がもれます。丼を覆うように重ねられた5枚もの海苔が、まるで黒いベールのようにスープを隠していたからです。「無造作に置いているのかな? それとも演出なのかな?」と一瞬戸惑いましたが、その存在感は抜群。海苔好きにはたまらないビジュアルです。
透明感のある豚清湯スープを一口すすると、旨みが柔らかく広がり、どこか懐かしさを感じる優しい味わい。そこに合わせるのが太めの縮れ麺で、喜多方ラーメンのようなぷりっとした食感と小麦の風味が見事にマッチしています。チャーシューよりも“煮豚”に近い肉はほろっと崩れる柔らかさで、噛むほどにあふれる旨みがたまりません。透明感のあるスープに浮かぶ油がほどよくアクセントになり、全体のバランスを崩さないのも好印象でした。
そして金曜の夜ということもあり、背徳感を感じつつニンニクを大さじ4杯投入。ザクザクした生ニンニクの食感と香りがガツンと効いて、すっきりしていたスープが途端にパンチのある味わいに変化します。飲み会終わりの体にはこの刺激が最高でしたが、思わず「大盛りにしておけばよかった…」と少し後悔。しかし替え玉はないので、最後の一口まで惜しみなく麺とスープを味わいました。
たっぷりの海苔と透き通るスープが印象的な、心に沁みる“ちゃん系”ラーメンとの出会いに満足です。
また行きます!
2025/02/01 更新
新宿で2軒。心地よい酔いとともに、足が向かう先は決まっていた。
最近、私のラーメンライフの中心はもっぱら「ちゃん系」なのだ。
新宿で飲むと決まった時から、〆はここと心に誓っていた訪問。
ただ、思いのほかお腹は満ちていたため、今回はオーソドックスに「中華そば」を注文。
◇中華そば
カウンターに置かれた、青い丼。
なみなみと注がれた黄金色のスープが美しい。
まずは一口。あっさりとした口当たりながら、じんわりと広がる動物系のコク。
飲んだ体に染み渡る、優しくも深い味わいだ。
麺は、やや透明感のある中太ちぢれ麺。
ツルツルとした啜り心地が、このスープによく合う。
そして丼を覆い尽くすチャーシュー。
クマちゃんラーメンのチャーシューはやや細切れ感があるが、これがまた良い。
麺と共に口へ運ぶには、むしろ最適解なのかもしれない。
好みの細さと味付けのメンマも、小気味よいアクセント。
夢中で食べ進め、半分ほどになったところで卓上の辛味調味料を。
キリッとした辛さが加わり、スープの輪郭がさらに際立つ。この味変もまた一興。
気づけばスープまで飲み干してしまう、満足度の高い一杯。
今回も期待を裏切らない美味しさ。
また新宿で飲む際には、必ず立ち寄らせていただきます。
ごちそうさまでした。