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夜の点数:3.7
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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手羽先むつみ 恵比寿店】手羽先界の第三勢力となるか。新感覚の創作料理が光る注目店。
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2025/09/26 更新
手羽先といえば、名古屋発祥の「世界の山ちゃん」に「風来坊」。 揺るぎない二大巨頭が君臨するこの世界に、新たな風は吹くのか。 そんな期待を胸に、恵比寿の新鋭『手羽先むつみ』へ初訪問。
恵比寿駅からほど近い好立地。 水曜18時、口開けの客として入店したが、店を出る20時には満席に。 その人気ぶりが伺える。
さて、いただいた料理の数々。
▼お通し
パリパリピーマン まず供されたお通しから、心を掴まれた。 瓶に入った氷水でキンキンに冷えたピーマン。これが実にいい。 味噌とマヨネーズでいただくシンプルな一品だが、シャキッとした食感と瑞々しさがたまらない。 思わずおかわりしたくなる、絶妙な箸休め。
▼ 恵比寿のポテトサラダ
お店一押しという創作料理も面白い。 特筆すべきは、目の前で仕上げてくれるモンブランのようなポテトサラダ。 栗のモンブランさながらに、細く絞り出される滑らかなポテト。 これは動画必須の演出。 味はもちろん、そのエンタメ性が素晴らしい。
▼手羽先各種
そして、真打ちの”手羽先”。 定番の塩こしょう、甘ダレ、スパイシーな旨辛ダレ、そして変わり種のガーリックトリュフまで。 また、骨から身がホロリと外れるチューリップ型の「ぼんぼん」もあり、バリエーションの豊かさが楽しい。
肝心の味は、良くも悪くも優等生な印象。
丁寧に作られているのは伝わるが、二大巨頭が持つあの”中毒性”や”ジャンクな魅力”とは少しベクトルが異なるか。 個人的には、よりスパイシーで皮のパリッと感が際立つ風来坊に軍配を上げたい。これは好みの問題だろう。
手羽先を看板に掲げつつも、むしろモンブランポテサラのような遊び心ある創作料理にこそ、この店の真価があるのかもしれない。
仲間とワイワイ楽しむには、うってつけの一軒。 恵比寿で覚えておいて損はないお店の発見。