2回
2015/08 訪問
板橋・ときわ台の「光陽楼」。★再訪。【1st】
気に入った店には、続けて訪問する。ソレが、流儀。
キャバクラでもなんでもそうだ。最初のダッシュが重要だ。初訪と二回目の訪問。この間隔が短ければ短いほどイイ。
そして、ホントに気に入れば、続けるコトに意味がある。
逆に言えば、意味はソレしかない。(笑)
「焼肉ライス」(¥650) ―― 豚肉の焼肉だ。関西人につき、焼肉ライスで豚肉と言うトコロから書きたい。甘辛のタレにまぶされた豚肉焼き。ややあんかけの状態のようにトロリとからめてある。キャベツに添えられているマヨネーズにもからめながら食べる。うん、王道だ。そして、逆にキャベツには、焼肉のタレをからめながら食べる。コレも、王道だ。とんかつと違って、主従関係が強烈でない場合、味を同化させても抵抗は少ない。まぁ、人それぞれ好みではあろうが。
肉、ご飯ともに量は申し分ない。ガッツリ食える。
「ワンタン」(¥400) ―― 来ました。この値段で、ラーメン丼ぶり、なみなみ一杯。ワンタンの数、数え知れず。ワンタンの羽衣が湖面いっぱいに広がり美しい。主演:ワンタン。助演:ワカメ、シナチク、ナルト。監督:光陽楼のオヤジ。
無難に生姜に頼るコトなく、鶏ガラと野菜の旨みを抽出しているスープ。イイ。
焼肉ライスを食べ、ワンタンスープをすする。最高だ。この店、僕の好みに合うから、何を食べてもウマい。
大満足。ごちそうさまでした。
イイ店だ。通うであろう。間違いなく。あわよくば、もう少し近くであったらいうコトはないが、自転車を飛ばしても、20分。一応、自転車での行動範囲の目安である環七を出てしまうが、江古田の天下一品に通う男、コチラも通うコトであろう。
これからは、良い季節だ。
前回お話ししたお母さんとも、ちよっとお話しできたし。ホント、イイ店だと思う。
次回は、チャーハンを攻めたい。
今回、出前でチャーハンが入っていたようで、その作る音が響いて来たのだが、間違いなくウマいに決まっている。ウマいチャーハンは音でわかる。規則正しい、カツッカツッカツッっていうやきめしスタイルの音。
僕の好みだと思う。押し焼き、返し焼き…。その音が、していた。
(文責:京夏終空、2015.8.28)
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また見つけてしまった「光陽楼」。今度の「光陽楼」は、大アタリ。
街中の何気ない中華屋に入ってチャーシュー麺を食べるのが好きだ。
その中でも、同じのれんの店で「生駒軒」と「光陽楼」に、特に最近興味を持っている。「生駒軒」は、池袋本町の「生駒軒」で十分満足しきっているのだが、未開の生駒軒を見つければ入るようにしている。「光陽楼」に関しては、約20年以上愛用の池袋「光陽楼」を失ってからは、まだ納得できる店に出会えていなかった。北区滝野川、旧中山道沿いにある西巣鴨「光陽楼」もなかなかではあったが、唸るほどではなかった。
結論から言えば、今回は、この「光陽楼」に唸らされた。
駅で言えば、東武東上線「ときわ台」と「上板橋」の中間。車の場合、川越街道東新町交差点を北上し、踏切を超えると右手に見える。もうちょっと行くとビッグボーイなどがある。何度も通っている道なのだが、今まで何故か気づかなかった店。
昼過ぎの15時位だった。扉を開く。先客1組3名。白い感じの店内、天井が比較的高いセイか、4人掛けテーブル席が5つほどのこじんまりとした店の割には、狭さは感じない。
「チャーシューメン」(¥650) ―― チャーシューの間から麺をつかみ、ひとすすり。ウマい。あわててスープも口に運ぶ。間違いない。鶏油だ。昔ながら系の中で、僕は、こういう感じのラーメンが一番好きだ。池袋本町「生駒軒」にも近い。しかし、油の雰囲気とは別に、さらにカエシを入れる前のスープの状態も想像できる。鶏ガラと野菜のみを使った、純粋鶏ガラ系のスープだ。豚骨は使っていない。鶏の部位までの考察は出来ないが、間違いなく動物系は鶏ガラオンリー。カエシ醤油も薄口。塩もやや使っている感じ。全体をほんわかさせて、鶏ガラスープと鶏油の旨みを際立たせる。イイ。
麺は、よくある細縮れ系中華麺で、特段の感想はないが、こういうラーメンには、こういう麺で十分だ。チャーシュー、大きなモノが5、6枚。コレも、赤身中心のシッカリつくられたチャーシューでウマい。
もう、最初の一口目から感動してしまったので、頭の中の思考回路がやられているのかも知れない。否定的な思考は削除されて続けている。すべて肯定。ポジティブシンキング。
ウマい、ウマいと調子にのってきた。
「焼き餃子」(¥350) ―― 勢いで追加注文した。僕は、通常醤油・酢・ラー油を3:3:4位の感覚でラー油を多めに食べるコトを常としているが、その出来上がりを見て、それではもったいないと思い、4:4:2にしてチョコンと付けにしてみた。素朴と一言で言えない美味しい餃子。浅めの焼きだが、具材も皮も主張する。イイ感じだ。
大満足。ごちそうさまでした。
先客が帰って、1人になったタイミングで、フロアに出ていたおかあさんに声をかけた。何と、池袋の「光陽楼」と同じ、亀有光陽楼の出だと云う。僕が、池袋光陽楼に20年以上通っていた話をすると、今度、ソコのオヤジさんと会うから、伝えておきますとのコト。急に無くなったので、心配していたが、お元気だとのコトだけで十分嬉しい。
また、出過ぎた話なのだが、鶏ガラ、鶏油の使い方の上手いコトにも話が及んだら、わざわざ厨房の中からオヤジさんが出てきてくれて、ラーメン談義に花が咲いた。
今は、大勝軒系や、丸長系などという時代からさらに次の時代に移り変わろうとしているが、この光陽楼や生駒軒系の時代も確かにあったコトがよくわかった。「光陽楼」の看板だけで最盛期には300店舗以上あったのだという。「堀切光陽楼」と「亀有光陽楼」がハシリだと云う。50年以上昔の話らしいが…。
でも、こうして、僕が馴染んでいた池袋光陽楼のオヤジさんと、時を同じくして亀有光陽楼で修業されたオヤジさんのお店に出会えて、心の底から嬉しい。
当然、また来ることを約して店を後にした。
(文責:京夏終空、2015.7.2)
2016/05/11 更新
ホントは、近くに欲しい、ほんわかした街中華。
池袋西口界隈で、「光陽楼」1店舗と、「生駒軒」2店舗を、この数年で失った。
共通するのは、どちらも鶏油を上手く使った昔ながらのラーメンだった。
その味わいを求めて、わざわざ出かけるようになってしまった…。(泣)
寒くはなってきたが、まだ昼の日差しは暖かい。
自転車で、池袋から、ときわ台まで20分少々。
この店のラーメンを食べに行く。
「ワンタンメン」(550円)+「チャーハン(小)」(450円) ―― 写真の通り。
ワンタンメンの湖面が美しい。
鶏油の輝きは、ことのほか、僕には美しく見える。
懐かしくもあり、優しくもあり、そんな表情が、何より嬉しい。
今まで書いてきたコトを読み返したりしないので、どう書いてきたが知らないが、ラーメン自体は、昔ながら系の中の一分野であろう。鶏ガラ・野菜をメインに、豚ガラも含まれる感じ。
普通の醤油味の中華そばの延長線でありながら、どこか特徴がある。
ソレが、鶏油の使い方であり、スープの豚ガラの部位なんだと思う。
チャーハンは、もう、作っている音で、この店のスゴさがわかる。
何度聞いても、この店のチャーハンを作る音は、イイ音だなぁと思う。
音声データを添付したいぐらい。(笑)
鉄鍋にカチャカチャ、カツカツって回し炒めされている音に、ジュワジュワジュワっと、小刻みに押し焼きされている音。
そのリズムが、何とも心地良い。
そして、出てくるチャーハン。
コレだけ見てしまえば、昔ながらのチャーハンでしかないかも知れない。
昨今言われていたパラパラチャーハンでなく、元祖パラパラチャーハンである。
油が以前よりも少なくなった気がするので、よりそんな感じの出来である。
特に冬場は、その感じが増す。
よく「しっとりチャーハン」を、油の為せる技のみに捉えている人々がいるが、そうでなく、いわゆる水分量でしっとりする場合もあるのだ。
だから、そういう場合は、その時期の湿度によったりもする。
この時期だかこその、パラパラチャーハンを旬でいただいたとも言える。
いやいや、小賢しいことをわざわざ書き出すまでもなく、昔ながらの、ラーメンとチャーハンの王道的な存在である光陽楼で、普通に食べただけの話である。
でも、もの凄く、満足している自分がいる。
ごちそうさまでした。
※ちなみに、「チャーハン(小)」というモノは、メニューには無い。
ラーメンもチャーハンも食べたい人間用に、少なめで50円引きされたメニューである。
「光陽楼」、いろいろな街にある。
昔は、もっと多かったが、年々少なくなってきているような感じがする。
僕自身も、この食べログを始めてから、「生駒軒」とともに、意識して訪問したりしてきた。
味わいの差は、明らかにある。
単なる暖簾分けや、チェーン店ではないんだと思う。
この店、僕が、今現在訪問している「光陽楼」の中で、一番の店だと思っている。
お父さんがチャーハンを、お母さんがラーメンをつくってくれる。
勝手な想いだが、いつまでも、お元気で、頑張って欲しいと願う。
いつも、味と共に、大事なモノをいただいている。
(文責:京夏終空、2019.11.20)
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