2回
2023/12 訪問
激戦区の個性
横浜にある野毛地区は全国でも有数の飲み屋街です。
特に焼き鳥の激戦区で老舗から新しいお店までがしのぎを削っています。
こんな中、隣の街の吉田町から移転してきた安兵衛ですが、そろそろ老舗と呼んでも良い風格が備わってきました。
寡黙なご主人と明るい女将さんが営むお店はいつも混んでいます。
このお店の一押しは焼き鳥屋ながら、何と言っても「もつ煮込み」です。
新鮮な牛モツを使ったもつ煮込みはクセが無くいくらでもいただける美味しさです。
自分史上一番美味しいもつ煮込みと言っても過言ではありません。
もちろん焼き鳥屋ですので、焼き鳥も秀逸です。
普通のメニューも良いのですが、ここに来たら絶対に食べたいのはプチトマトではなく普通のトマトをカットして豚肉を巻いたトマト巻とシソ巻きです。
もつ煮込みに変わり串、何をオーダーしても間違いないサイドメニュー。
焼き鳥激戦区で個性を放つ美味しいお店です。
2024/01/23 更新
移転前の吉田町にある頃からお世話になっているお店です。とはいえ、移転して既に15年以上経っていますので当初は目新しかった黒塀も風格を帯びて、野毛の飲み屋街にすっかり溶け込んでいます。野毛は吉田町に比べ焼鳥屋さんが多い激戦区ですが、オーソドックスな焼き鳥の他、変わり串や一品料理がとても美味しく、日本酒が充実しているため、常に混雑している繁盛店です。
伺ったのはお盆休み前の金曜日。予約をせずにフラッと伺ったのですが、幸運にもちょうどお会計を済ませたお客さんと入れ替わりで入店することができました。こちらのお店でまず最初にオーダーするのはもつ煮込み。丁寧に処理された牛モツときれいに四角くカットされたこんにゃくが入った煮込みは、モツ自体も美味しいのですが、モツの旨味がぎゅっと詰まったスープが絶品。パンがあれば、スカルペッタをして余すことなくいただきたい味です。(ガッツいて食べてしまって画像がありません。。)
もつ煮込みを食べ終わったら、昔から変わらないお通しの細かく刻んだ朝漬けで一旦口の中をリセット。焼き鳥に備えます。レバー、せせり、ぼんぼち、ハツといったオーソドックスなメニューに加えて、絶対にオーダーするのがシソ巻きとトマト巻。(トマト巻も好きすぎてすぐ食べてしまい画像がありません。。)
日本酒も、大好きな新潟、富山、秋田の銘柄が揃っています。この日は、さっぱりとした口当たりの底抜け(新潟)をいただきました。
2軒目ということもあり、軽い飲みで終了。帰り際に大将や女将さんと何でもない会話を交わすと、ああ、野毛に行きつけのお店があるっていいなと感じてしまいます。これからも美味しい煮込みと焼き鳥、日本酒をいただきに伺おうと思います。