レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2018/01訪問 2018/01/23
出雲大社の西側
敷地内に駐車場も完備
14時半頃の訪問。2階では宴会が行われているようでしたが1階席はほぼ貸し切りの状態です。
入口付近には、「ブラタモリ出雲大社」の撮影の際に立寄られた当時の写真や著名人のサインなどが多数掲示。
そばアミューズメント施設のような演出。店員さんの対応も丁寧過ぎるほど丁寧で申し訳ないほど。
メニュー表を熟慮のうえ 割子三代そば 1,080円を選択。3枚のうち2枚に、生卵・とろろがそれぞれ入ります。
まずはお茶にお膳立て。薬味は刻み海苔と小ねぎ、もみじおろしで、そばに掛けるつゆは大きな急須のような陶器にタップリと入っています。「濃いのでかけ過ぎないように」と声掛り。
・割子三代そば
一皿目;生卵入り つゆを少々かけて頂きます。甘辛いつゆはムッチャ好みのお味。そばは甘く風味は強烈。粗びきですが食感は柔らかで実に美味しい。少しつゆを加えてあっという間に完食。
二皿目;とろろ入り 1枚目よりシンプル。とろろに少し穴を掘り、その上からつゆを垂らします。強烈な香りのそばにねっとりと絡みつくとろろとつゆが最高のマッチング。一皿目よりも更に相性がいい。
三皿目;種なし まずは薬味なしで、シンプルに。黒くて瑞々しくてパラパラとした見るからに美味そうなそば。口に含めと至福が訪れる驚嘆するレベルの蕎麦。さらに海苔と小葱を加えつゆをかける。このバランスの良さは関東からわざわざ食べに来る人が居ても不思議ではないような気もします。
そば湯
湯飲み茶碗で登場。白濁していますがサラサラとした無添加タイプ。甘辛いゆつをミックスして飲みますが、これまた衝撃的な美味しさ。説明不能な絶妙な美味さ。含み笑いをこらえることが出来ませんでした。
この内容で、しかもこの場所で1,080円。お客さんが押し寄せない訳がありません。
2位
1回
2018/01訪問 2018/01/25
特別名勝 岡山後楽園隣接
城を見上げる茶屋
後楽園の正門から入り西側から南下。
いったん南門を抜けるとすぐ脇にあります。
店の外にもメニューが掲示されていましたので 牡蠣うどん 950円と決めて母屋の方へ入りました。
離れの茶屋へ案内されると絶景に出会えます。
堀を隔てた岡山城は鉄筋コンクリート造にはなってしまいましたが、威厳は感じられます。
・牡蠣うどん
7センチ位の大きめの牡蠣がなんと、五つも入る大盤振る舞い。
今日の牡蠣は広島産との事。
食感はプリンプリンで香りは芳醇。煮え加減も絶妙です。
うどんは何と手延べ麺。切らずに延ばす手間の価格る製法ですが、その甲斐あって食感が凄い!!
プリプリでモッチリとした食感は中々お目にかかれません。
牡蠣の出汁が十分に浸みたつゆは言うまでもなく素晴らしい。薄口でほんの少し塩を感じる上品さ。
ネギの香りも相まって最高の一杯でした。
この時期、観光のお客さんが多くないこともあり、少々手持無沙汰気味のお母さんはサービス精神が旺盛。至れり尽くせりのおもてなしがこの一杯をさらに引き立ててくれました。
後楽園での食事はこちらで決まり!!
h30/1 3.12
3位
1回
2018/03訪問 2018/03/25
小町通り 鎌倉山路(そば処)を超えた角
直前に電話予約。二人での訪問です。
薪ストーブが焚かれた趣のある店内。
カウンター席に着きました。
ワインのメニュー表はありませんので好みを伝えてオーダー。
シャルドネとスプマンテで乾杯後、Pranzo A2,900円コースを選択。
シェフのトークとともにランチの始まりです。
一口前菜 稚鮎と富山湾のホタルイカ
トウモロコシ粉でまぶした稚鮎は黄金色。想定よりも食感が優しく濃厚な味わい。
鮮度良好なホタルイカにエグ味は一切なく、繊細なシャルドネとの相性は抜群。
前菜 ホタテのムース鱒のイクラ添え
繊細で濃厚なムースと火の入り具合がどんぴしゃりのネギ、ブロッコリーのハーモニー。
味の邪魔をしない鱒のイクラが色合いを鮮やかに。
パスタ カラスミ(+1,000円)
カラスミと魚の肝のペンネ。重厚で複雑な大人のお味。
若いシャルドネよりも熟成したセミヨンあたりがいいのかも。
魚料理 サワラの春菊ソース
正にジャストオーブン。カリッとした皮の部位とジューシーな腹の部位が対照的。爽やかな春菊の香りが鼻から抜ける様な味わい。
その後ドルチェ、コーヒーまたは紅茶が付きます。
滞在時間はおよそ90分。シェフとサブのお姉さんとの相性も抜群でホスピタリティ感満載のこちら。
シェフの自虐ネタを中心に話の内容が面白く、とても短時間に感じました。ワイン×6グラス+2,900(プランゾA)×2+1,000(オプション)=12,100円(サービス料含む)
料理の内容はかなり高スペックですが、ランチでは@5,000円~の予算は必要でしょう。
h30/3 3.58
4位
2回
2018/01訪問 2018/01/14
反町のミシュラン☆
新年会利用
週末ではないと言うのに予約で満席状態。
テーブル席で「ふぐ白子コース」の開始です。
■前菜 → 煮物 → 刺身 → 白子焼 → から揚げ → ちりしゃぶ → サラダ → 白子雑炊 → 新香 → デザート
■ビール → シャブリ → ひれ酒
終了までおよそ3時間。
前菜の濃厚な旨味から始まり、天然の生ふぐの刺身。生故に薄く切れないので当然肉厚。
そしてやけど覚悟の白子焼。これは1年に一度は食べたい。
ここのから揚げの香りは一年間忘れないほどに印象深いキレイなもの。
鍋はおまけのようになってしまってますが、普通はこれだけでも十分。
味噌だれの劇ウマサラダを挟んで白子雑炊。天国への入口付近に居るみたい。
青い桃のデザートを食べ終えお開き。
この充実感は至福レベルです。
東急反町駅を西側に降り、すぐの路地を南側に向かいます。
1分くらい歩くと、本当にこの道でいいの!?と言うような立地に小さな看板があります。
カウンター席とテーブル席、奥には小上がりもあり人数に応じて使い分けが可能。
コースが前提ですが、季節に応じて内容を細かく指示出来るようです。
9月初旬。この時期は河豚と鱧のミックスが可能なので特別な時期。
自家製の豆腐を山葵でいただき、まずはサッポロビールで乾杯!!
その後は持込を許されたシャルドネで料理を進めます。
大根と鱧→お刺身→河豚の焼き物、までは記憶もしっかりしておりましたが、その後の鱧の唐揚げ→河豚なべ→松茸雑炊→デザートと、徐々に記憶が少なくなってしまい、最後には芳醇な「ひれ酒」もいただきましたがその後、どのように帰宅したのかが不明な次第です(涙)
大らかな大将のお人柄と、心のこもった奥様の接客。
お店の内外装は至って普通なお店ですが、特別な日に行きたいお店です。
5位
1回
2018/04訪問 2018/04/24
ランチコースC 7,000円(税別)予約の上訪問。
本鵠沼駅から実際に歩きますと、12分程度要しますのでご注意ください。
庭の緑がよく見えるテラス側の席に着き料理の説明を受けます。
まずはシャンパン 1,700円(税別)でランチの始まり。
・トマトムースキャビア添え
適度に酸味を感じる爽やかなお味。
完熟しても青色のトマトなんだとか。
見た目にも素敵なアミューズ。
・たけのこのホタルイカソースとコンソメスープ
旬のもの同士が共演。シャキッとした食感のたけのこと濃厚で芳醇な香りのソースが食欲を煽ります。
ここからはハウスワインのシャルドネ 6,600円(税別)をボトルで頂きます。
・玉ねぎスープ
茶碗蒸しの様な色ですが玉ねぎスープ。
とても複雑ですがとにかく美味しい。10杯くらい食べたい。
・さわらオーブン焼き
肝ムースと蕨添え。皮と身の間の脂身が抜群に美味しい。身の部位は見た目よりもあっさりしていて川魚の様。樽香の強いシャルドネとの相性は微妙。
・鎌倉温野菜
種類が豊富なうえに、料理法がそれぞれ違っています。
手間がかかる料理ゆえに喜びを感じられる品。
熱いうちに食べたい。
・宮崎牛
演出に不満が一切ありません。大きくて美しいメインディッシュ。大人にはちょうどいい程度のサシ。
ボルドーの赤をグラス1,400円(税別)で追加し滋味あふれるお肉を堪能いたしました。
その後デザートと小菓子、コーヒーか紅茶があります。
上記の内容で27,200円(税込)。店に入ってから出るまでの時間は3時間を要しました。
最高のおもてなしを受けられる上に新緑が綺麗な庭が望める時期が重なりまして、優雅なランチライムを過ごすことが出来ました。4.00超も納得。
h30/4 4.02
6位
1回
2018/06訪問 2018/06/24
およそ35年ぶりのスガキヤ。当時から価格は数十円の変化はないのではないか。
セルフサービスとはいえ重厚な庁舎の最上階で、名古屋城を遠望しながらゆっくりと食べられるラーメンが320円(税込)。
厨房カウンターでオーダーし先払い。クリップのような番号札を受取り、重厚な造りのテーブル席で待ちます。
若い男女二人のオペレーションはやや不足気味で、完成コールまで10分程度要しました。
・ラーメン
価格上昇を抑える為に小さくなったのか、昔からそうであったのか不明であるが、一般的に見て小さな丼。
35年の年月を経て対面するラーメンは、変わらぬ香りとチープな盛付け。見覚えのある麺、メンマ、そして超薄々のチャーシュー。郷愁を誘います。
スプーンとフォークが合体しているラーメンフォーク。昔は先が斜めを向いていました。
幼少期に口にしたものと変わらぬスガキヤ味。塩風味の豚骨味スープなのでした。
この凄すぎるラーメンを320円で堪能できるとは東海地区の方が羨ましい。
以前は神奈川県内にも存在したスガキヤさん。
再出店を熱望いたしますm(_ _)m
7位
1回
2018/01訪問 2018/01/13
勝浦漁業協同組合魚市場の目の前
合宿の晩に訪問。
店内は木の香りが充満する心地よさ。
空調も料理への影響が少ないよう、石油ストーブを採用しています。
夜の営業時間帯でも定食がメインの様ですが、一品料理も多数ありますので飲み利用ももちろん可能。じっくりと腰を据える事にしました。まずは生ビールで乾杯。
■刺身盛合せ(2~3人前)
マグロは全て目の前の市場からの仕入れ。生マグロです。
言うまでもなく状態は秀逸。大切りで食べ応えも十分。
■舞茸天
塩でも天つゆでも食べられる。サックさくの揚げたて。
刺身に飽きたらこれは最高。魚にはキノコが合う。
■海鮮サラダ
マグロと鯛のカルパッチョ風マヨネーズ仕上げ。
鮮度はもちろん最高。刺身をもう少し食べたかったのでこの選択は正解。
■海鮮ピザ
イカ・エビ・アサリとツナ。3人で食べるにはちょうど良いサイズ。
塩加減の塩梅が絶妙な逸品。酒が進みます。
■鳴海(初しぼり純米)微発砲
勝浦の地酒。このお店のご近所に酒蔵があるそうです。
酒を切らしてしまい、女将さんがわざわざ買いに行ってくれました。
鮮度抜群の搾りたて微発砲。1本のはずが2本目を追加オーダーしてしまいました。
この内容で15,300円。一人当たり5,100円とはタクシーを使ってでも利用する価値は高いでしょう。
8位
1回
2018/08訪問 2018/08/26
平日ランチタイムに予約のうえ訪問。
1階店舗ですが日中でも、陽は一切入らない地下室のような店内。
二人利用でゆったりとしたテーブル席へ案内されました。
湿度の高いこの日、まずはビールで喉を潤し昼のコースが始まります。
先付けは豆腐とウニのサマートリュフ添え。
丁寧な説明を受け 能登誉 で合わせます。
想定をはるかに超える濃いお味の豆腐。深い旨味を感じます。
薄くスライスされたトリュフの香りは気持ち程度ですが気分は高揚中。
お椀は冬瓜とトウモロコシのしんじょう。
お出汁の香りはやはり格別。虜になる逸品。
爽やかな山椒の葉が食欲を煽る。
白身魚と蛸の向付はたまり醤油のぶっかけ。
軽く炙った香りとオクラのネバネバ感が斬新。
ぶっかけない方が良かったかも。
続いて稚鮎と鴨がメインの八寸。
繊細で上品なお味が庶民の舌を驚かせます。
お酒が進む凄い品。
ザクロのチーズ包みは最後のお楽しみ。
煮物。本来ならば椎茸がメインの料理ですが誠に残念。
椎茸アレルギーのナオジは里芋に変更していただいてのサーブです。
コーンとニンジンミョウガに生姜餡かけ。
やはり椎茸のお出汁がメインになるみたいで何となく中途半端な品になってしまいました。
味付けが濃いめなので うまからさんさく を追加注文。
穴子とニラ添えごはん。
ちょこっとに見えますが、ぎゅっと握られたごはんはたっぷりの量。
明らかに高級そうな香りのお出汁であっという間に平らげます。
その後デザートは甘すぎで残してしまいました。
食事に要した時間はおよそ2時間。
終始一貫して笑顔を絶やさぬ品のある接客や雰囲気作りは噂通りのお店か。
大人数の利用には個室も用意されています。
9位
1回
2018/07訪問 2018/07/25
店頭に2台ある駐車スペースへ停め入店。
平日14時の訪問で先客はありませんでした。
テーブル席に着き、念のためメニュー表をチェック。
三色かき揚げせいろ 1,940円税込を選択し、物腰の柔らかな女将さんにオーダーします。
外気温は35度近くこの日、茶ではなくキンキンに冷えた水のサービス。
上質で大きめの使い捨ておしぼりで、手と首筋をぬぐい完成を待ちます。
・三食せいろ
白雪 食べるのがもったいないくらい見た目にうつくしいそば。ほんの少しつゆに漬けてツルツルっと。
舌に残る食感は絶妙な文句なしに美味しい。
もり 角のとがった力強さを感じるうつくしいそば。香りも強いのでつゆは多めに付けられます。
適度な硬さで喉越しも楽しめる高品質なそば。
ゆず さらしなに柚子を擦って打ち込んだ、少し黄緑かかったそば。柑橘の香りが食欲を煽ります。
美しさもさることながら、食感も香りも腰を抜かすほど。
かき揚げ 海老の切り身や小柱のほか、ミョウガやキノコも入るヘルシーな料理。色合い、形、盛付けも非の打ち所がありません。サラサラのサックサク。何もつけずに食べておいしい、完成度の高い天ぷら。
客室は飾り気も少なく、景色は幹線道路と対岸の駐車場が見える程度。
一方でそばと天ぷらは、高級店にも引けを取らない域を実現。
料金設定も低くはありませんが、量より質、雰囲気よりお料理優先の方に利用価値大。
h30.7 3.53
10位
1回
2018/08訪問 2018/09/08
夏休み最終週の平日、ウェイティングリストに記入後およそ50分でお呼びがかかり入店許可。
お客さんは老若男女問わず蕎麦が好きな人でしょう。これほど待ってまで食べたいんですから(^^;;
一人客のナオジ。ゆったり使えるテーブル席に案内されると ざるそば 880円をオーダー。本わさびをおろし金ほか薬味と漬物が先に配膳されました。
・ざるそば
5ぼっち盛りで水っ気の多い不揃いのそば。ツルツルとした食感は戸隠の共通か。
強烈なほどと言うよりは、ほのかな香りとのいう言い方が合いそうなそば。出汁の方が強いつゆ。
擦りたてのワサビの爽やかな風味がドンピシャりですが、個性の強いそばをイメージしていましたので想定よりは変化に富んだ品ではありませんでした。
飲みきれないほどのそばつゆと、そば湯は嬉しい限り。
お客さんがひっきりなしの状態なのにホスピタリティ意識が超絶レベルのこちら。
1時間近く待ってもガッカリすることは無いでしょう。
h30/9 3.74
6回目のマイ★ベストレストラン
またしても、そばを食べ歩いた1年となりました。
その中でも日本三大そばのうちの二つ。 出雲そば・戸隠そばを制覇したのは私にとって大きな収穫。
一位の荒木屋は、出雲大社からほど近い観光圏内でありながら、地元民価格で意識の高いサービス、そして感動さえ覚えるそばを提供。
十位のうずら屋は、これまた戸隠神社のお向かいに位置する超好立地の混雑店にもかかわらず、並んでいるお客さん一組一組に心のこもった接客を施す優良店。
その他の店からも、素晴らしい経験をさせてもらった一年でした。
次のこの時期に、どのようなコメントが投稿できるのかが楽しみです。