2回
2024/06 訪問
これぞ「日本人の炒飯」‼︎
食べログで絶賛してる人多数。家からも近い。そんな訳で日曜に行ってみた。着いたのは11:45頃。周辺のコインパーキングは混んでおらず、店頭には自転車も停まっていない。店内はテーブル4〜5卓、カウンター7〜8席。
先客は家族連れが2組、仕事仲間が1組、カウンターに1人いる程度。3〜4割の入り。家族連れのお子さんが「炒飯美味しい!」と言っている。うん、おぢさんも続くぞ。
ってな訳で五目炒飯(1100円)を注文。直後に入ってきた個人客も同じくオーダー。やはり人気メニューだ。お椀に詰めて皿に盛る工程がカウンター越しに見え、5分ほどで到着。スープ、キュウリと大根の糠漬けもセット。
炒飯は直径13cm、高さ10cmほど、普通盛ながら大盛のようなボリューム。丘の上には刻んだナルト・チャーシュー・椎茸の煮物、炒り卵、本物のカニ身がまとまって載っている。カニカマじゃなくていいのか? グリーンピースもあるし「六目」じゃないのか?
まずスープを一口…美味い、美味いぞ。シンプルな醤油スープだが、ちょうど良い塩加減で飽きが来ない。油分は少なく、胡椒がキツいこともない。炒飯そっちのけでしばらく啜り続ける。
いざ炒飯へ。具材の狭間にレンゲを入れ、2種類ずつの具材とともに食べる。充分美味いのだが、散らした方がいいのでは?と思い、麓から各具材を削り上げては、頂上から押し込むのを繰り返し、全体を混ぜてから食べてみる。
これが更に美味い! チャーシュー・椎茸の味の強さ、ナルトの歯応え、炒り卵の香り、カニ身のゴージャスさが程よく散った。ご飯の味付けが優しいので、少しずつ個性のある具材が非常に良いバランスを生み出している。
そこに先ほどのスープと糠漬けを挟むことによって、量の多い炒飯を飽きることなく食べ続けられる。意図があるのかないのか、酸味のある糠漬けってのも素晴らしい。
ふと思った。これは「炒めたちらし寿司」だ。日本人が節目節目で食べても飽きが来ないアレ。薄めの味付けの酢飯に、味濃く煮た椎茸、錦糸卵、デンブ、きぬさや。色目も成分もほぼ一緒じゃないか(個人的見解)。
正直、五目だろうと何だろうと、炒飯に1100円は高いよなぁと思っていた。しかし食後はただただ満足感。多分今まで食べた炒飯で一番美味い。
炒飯のご飯の味付けとスープから、普通の炒飯とラーメンにも非常に期待が持てる。次は敢えて基本メニューに立ち返ってみたい。
2024/06/15 更新
2度目の訪問。初回は五目だったので、今回は基本のキ、普通の炒飯を食べてみようと12時少し前に来店したところ、既にガテン系のお兄さん2人が並んでおり、10分ほど待って入店。
迷わず炒飯(800円)を注文。ガテン系お兄さんは大盛炒飯を注文後、「五目ラーメンも」と追加。それを聞いて「俺も大盛にするか?」「半ラーメンはあるのか?」と、妙なライバル心が首をもたげるが、年齢を自覚して黙らせる。
10分弱で炒飯到着。相変わらず良い「盛り」をしている。五目炒飯から椎茸とカニ身を除いた、ナルト・チャーシュー・卵・グリーンピースのシンプルな構成。
しかし美味い…というか、この店の土台の高さを感じたければ、ノーマル炒飯こそ頼むべきと思った。程よい塩味、パラパラ具合、油少なめの食べやすさ、濃い味の細切れチャーシュー。
そして何でしょう、五目よりグリーンピースが「生きる」んです。食感が異質で、チャーシューなら味、グリーンピースは食感面のアクセント。ラムネ瓶のビー玉のように見た目重視ながら、何とも言えぬ存在価値がある感覚。
五目炒飯を超えた、人生の炒飯でこれ以上ない満足感。ラーメンも食べてみたいとは思っているけど、次回、炒飯以外を頼みたくないほど、美味しい炒飯です。