この口コミは、mayum987さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:4.5
-
¥1,000~¥1,999 / 1人
-
-
料理・味 4.0
-
|サービス 3.5
-
|雰囲気 4.0
-
|CP 4.8
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味4.0
-
| サービス3.5
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.8
-
| 酒・ドリンク- ]
定食の域を超えているアジフライ定食
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-67777352 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-67777352","content_type":"ReviewImage","content_id":67777352,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2017/05/30 更新
アジフライ定食1,000円(税込)
もうこれは定食の域を超えた小料理屋のお膳です。ご主人の料理人としての心意気に感服します。
三鷹駅から大通り沿いに少し歩いたところにあります。奥に伸びる店内は、入ると左にテーブル席、右にカウンター席。二階もあり。カウンターの奥域はとても狭く、そして厨房も人一人通れるほどの細さ。私が手を伸ばせば、私に背を向けて油を扱うご主人の背中を触れてしまうぐらい近い。カウンターと厨房を仕切るついたては透明なアクリル板で、低く、魚をさばく手元も丸見え。後ろ向きになっても、壁に貼られたアルミ板が鏡の役割をして、鼻下だけぐにょーんと伸びて変顔にはなるけど、何をしているかは見える。なんでも見えて、何も隠していない。厨房は光っていて、換気扇もきれいだ。手入れされている。
店内を見渡すと、押し花が額に入れられていくつか飾られている。そして、「冷凍、養殖、出来合いの食材は使用せず、全て天然のものを使用しています」と筆で書かれた張り紙があった。食材と料理への想いが伝わってきます。
少しして、揚げ油がぷくぷくする音が聞こえてきた。なんとも浸かりたくなるような心地よい音。高いパチパチではなく、低いプクプク。そしてその間にご主人が皿に色々野菜を盛り始める。
目の前に運ばれた料理を見て目が回った。正しくは、あれこれ見るものがありすぎて何だこれはの連続。鮮やかだし楽しすぎる。心が躍る。
アジフライ。豆アジか、小さなハート型の鯵5尾は、まず見てかわいい。後で聞いたら、仕入れにより普通サイズが2尾の時もあるそうだけど、ここは敢えて豆アジのかわいさインパクトが正解でしょう。小さいとそれだけ下処理の作業も増えるから大変だという。小さいので二口で食べられてしまう。口当たり優しく、上品に鯵の味あり。少しコーン油の味がするのが特徴でした(厨房を覗いたら業務用サラダ油が見えました)。もちろんしっぽまで軽く食べます。
「添えられた」と言うにははばかられる野菜は、レタス、ゴーヤ、パプリカ、水菜、きゅうり、アスパラ、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、じゃがいも(ここまでで10種)に、二種類の食用花、レモン、グレープフルーツ。これだけで10品目のサラダとしてお金が取れてしまう。
ご飯は筍の炊き込みご飯。白飯としての役割も果たす薄味だけど、ほんのり香りがおいしい。
小鉢は、蓮根と絹さや、しめ鯖と青菜と枝豆。
味噌汁は、青菜、かぼちゃ、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、なめこ、その他色々入ったとろみのあるおすまし。素人がこんなに入れたらおかしな味になりそうだけど、苦くもなくおいしい。食材を余すことなく使っている感じ。
もうこれだけで何種類の食材を頂いてるのでしょうか。そしてどれも上品な味。うわぁ、とか、うんまぁ、とか、ため息なしでは頂けません。35分かけてゆっくり頂きました。
少し困ったのは、サラダに回しかけられていたゆずドレッシング。かなり多めで傾いたお皿にたまり、できるだけ落としてから食べないとしょっぱい。アジフライを浸したくないので、野菜が減ってからはアジフライを他のお皿に避難させました。
カウンターの隅に置いてあった本にしおりが挟んでありました。見ると、日野にある「花藤」という予約のみの日本料理店。聞いたら、そちらが本店のようなもので、そちらとこちらを行き来してるとのこと。ご主人がこちらにいると時に来られたのはとてもラッキー。向こうにいるときは、息子さんだという好青年(厨房のお手伝いをしていた)の彼がこちらを切り盛りしてるのかな。
何かのお祝いのときなどに、そちらにも行ってみたい。
1,000円の価値や、料理人精神を考えさせられるお店でした。
こんな発見があるから、アジフライ探しのの旅はやめられない。