ハスタさんが投稿したカカオサンパカ 丸の内本店(東京/二重橋前)の口コミ詳細

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ハスタ (新潟県) 認証済

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カカオサンパカ 丸の内本店二重橋前、有楽町、日比谷/チョコレート、ソフトクリーム

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2016/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

種別・産地別にカカオを食べ比べ

東京駅から歩いてすぐ。丸の内ブリックスクエアの路地沿いにあります。スペイン王室御用達のチョコレート専門店です。お店には入室人数に制限があり2~3組までしか一度に入ることができません。店内はあまり広くありませんが、入室制限のおかげでゆっくりチョコを吟味することができます。

以下レビューになります。
・レアルクリオロ種 (産地:メキシコ)
生産されているカカオの0.01%未満。1519年にアステカの王からスペイン王室に献上されたカカオ豆らしいです。これを機にヨーロッパでチョコレートを食べる習慣が広まったそうなので、チョコレートの歴史を知るには欠かせない種です。残念ながら一度絶滅してしまったそうですが、現代になって偶然レアルクリオロ種の豆が発見されて、カカオサンパカとカカオ農家が協力して復活させたチョコレートです。『ショコヌスコ』という名前で販売されています。クリオロ系のチョコレートは個性的な香りのものが多いですが、レアルクリオロはクセらしいクセも無く、非常に食べ易いです♪

・ホワイトクリオロ種 (産地:メキシコ)
生産されているカカオの0.01%未満。こちらも古代のカカオを、最近になってカカオサンパカが復活させたチョコレート。スペイン語で『宝石』という意味で、実が白くて、酸味が強いのが特徴。『ラホヤ』という名前で販売されています。板チョコだと2000円します・・・。カカオサンパカでも一番高価なチョコ。

・クリオロ種 (産地:ベネズエラ、キューバ、ペルー、タンザニア)
生産されているカカオの3%未満。病害虫に弱く、栽培が非常に難しい種。しかし、香りは良く、苦味はほとんど無く、個性も強いです。日本の企業ではロイズがクリオロ100%のチョコレートを市販しています。

・アリバ種 (産地:エクアドル)
生産されているカカオの1%未満?コーヒーやフルーツを思わせる香りの強い種。

・トリニタリオ種 (産地:サント ドミンゴ、マダガスカル、グレナダ)
生産されているカカオの約10%。クリオロとフォラステロを掛け合わせて品種改良を行った種。丈夫で病害虫にも強く香りも良く、いいとこ取りのカカオ豆。

・フォラステロ種 (産地:エクアドル、サオトメ島、ガーナ、カメルーン、コートジボワール)
生産されているカカオの約85%。成長が早く、栽培も容易だけど、苦味が強く、個性があまりない、現在主流となっている種。ウィスキーで例えると分かり易いのですが、クリオロ種がシングルモルトで、フォラステロ種がグレーンです。フォラステロをベースにクリオロやトリニタリオをブレンドして業務用チョコレートができあがります。シングルモルト、グレーン、ブレンデッドウィスキーと同じ関係性です。
ちなみに・・・クリオロ、フォラステロ、トリニタリオをブレンドをする会社がヴァローナ社やカルマ社のような業務用チョコレートメーカーです。

・単一原産地の板チョコ、ガナッシュのセット
上記、単一原産地のカカオを産地別にシンプルな板チョコやガナッシュで食べ比べできるセットがオススメです。それぞれのカカオを食べ比べてみますと、やはりカカオは個性があるんだなぁと実感できます。同梱の冊子にそれぞれの産地のウンチクや香りのチャート、歴史的背景なども載っており眺めているだけでも大変興味深かったです。スペインとカカオの関わりがよく理解できます。

・全体を通して
いろんな種類のカカオを産地別で食べ比べできるので、勉強になりました。他にも、ドライフルーツ、ハーブ、リキュール、スパイスと併せたチョコレートもあります。チョコ好きな方には是非一度お試しいただきたいです。カカオは甘い香りですがカカクは厳しいカカオサンパカのチョコレート、計算すると360円/枚ということで…自分がカトウ食材やマチオカで購入して常食としているカレドショコラ1箱に相当しますが・・・1年に1度はこういう贅沢もいいかなぁと思いました。

カカオの種類を色々と挙げてみましたが、『高い=美味しい』とは限りません。一部例外はありますが、『高い=希少=個性的な香り』が正しいと思います。また、クリオロ種のチョコは香りこそ個性的ですが、苦味はほとんどありません。チョコのビターな味わいを好む方にはクリオロ100%のチョコよりも、ブレンドされたフォラステロ種中心のチョコがオススメです。

  • ホワイトクリオロ種 ラホヤ

  • 国別チョコ食べ比べ

  • 外箱

  • 12種類の中の4枚

  • テイスティングの水

  • カカオウンチク

  • 香りチャート

  • 外箱

2016/02/15 更新

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