2回
2020/01 訪問
風情がありすき焼きをリーズナブルに楽しめるお店
2020/01/30 更新
2019/01 訪問
2020/02/04 更新
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非常に風情のある店。この雰囲気がよくて、京都に来るとつい訪れたくなってしまう。
まず、立地が良い。美味しい料理と美味しいお酒を、大人がゆっくり飲むことができるという静かなワクワク感を醸成してくれる先斗町の中ほどにある。
引き戸をくぐれば石畳の小道が玄関まで続いており、そこで初めて履物を脱ぐ。
何人もいる従業員さんがすぐに気づき、出迎えてくれる。
一軒家のようだが、中は広く、二階の個室へと案内される。前回も2名で伺ったが個室に案内してもらったし、今回も個室。しかもテーブルを並べれば8名くらい入れるんじゃなかろうかという広さだ。ゆったりとした室内は、照明も落とされ程よい明るさで、畳にふすまに、エンジ色の円卓。まるで昭和、むしろ京都の土地柄、幕末にでもタイムスリップしたかのような気分になれる。
すきやき、みずたき、おいるやき、しおやき、あみやきの6種類から選べるが、当然すきやきに。「常連さんはすき焼き以外に移っていくんですか？」と尋ねると「いやすき焼きが多いですね」とのこと。鍋でザラメをあぶり、そこに肉とタレをそそぐスタイル。アミノ酸と糖が熱によって結びつくメイラード反応で香ばしくいい匂い。当然、少し甘めの味付けになるが、これぞすき焼きという味付け。肉は1人大判で3枚。程よい脂で、口溶けも良好。野菜もどれもみずみずしくシャキシャキだし、お麩もおつゆを吸って非常に美味しい。
当然味も美味しいけれど、雰囲気でまたより味がよくなる見本みたいなお店。非常に好きです。
ごちそう様でした。