ぴーたんたんさんが投稿した京懐石 吉泉(京都/出町柳)の口コミ詳細

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京懐石 吉泉出町柳、元田中/日本料理

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2015/10 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

京懐石に魅せられて ☆☆☆

京阪出町柳駅から世界遺産「下鴨神社・糺(ただす)の森」方面へと歩くこと10分。
立派な門構えの一軒家の入口に玄関番の若い衆が立っているのが目印。
2年連続でミシュラン3つ星を獲得している京都を代表する料亭です。

ちなみに玄関番から接客係を経て、亭主 谷河氏に認められたものだけが厨房に立つことを許されるのだとか。
その谷河吉巳氏は知る人ぞ知る、料理の鉄人に出演して3代目 和の鉄人 森本正治氏に鱧対決で勝利したことでも有名です。
自分は料理の鉄人の大ファンで、初代の頃からいつも楽しみに観ていました♪
今思えば、京料理界で確固たる地位を築き上げた谷河氏が料理の鉄人に出演すること自体凄いことです。
たった1代で老舗料亭にも引けを取らない名店としての地位を築いたことといい、豪胆な方なんですね~。

そのような亭主のいる名店で玄関番からといえども料理人としての第一歩を踏み出したこの若者たち。
長き道のりの先にいつの日かこの若者たちが亭主として腕を揮うお店で京懐石をいただいてみたいものです。

話は逸れましたが、玄関番の若い衆に案内されて庭を通り店内に入ると、今度は接客係の若い衆が丁寧にお出迎え。
本日は一人での訪問でしたので、入ってすぐのカウンター席に案内されました。
カウンター席の奥にはミシュラン3つ星の表彰状の他に食べログの表彰状まで飾ってあるじゃないですか。
こういう気取らないところも豪気な性格(注;勝手な想像です)の亭主らしいところなのでしょう。

さて、カウンター席に座ると自分以外に日本人はおらず海外の方だけのよう。
そして接客の若い衆はペラペラと英語で話しかけております。
さすが3つ星、やりますな(笑

今回は3万円の京懐石を予約でお願いしておりました。
以下はその概要です。

日本酒 盃で一献
八寸 栗甘露煮、帆立、いさぎなど
先附 バターナッツ南瓜 パイナップルリキュールとローズマリー
お椀 松茸と鱧
向附 お造り(鯛、平目、伊勢海老、剣先烏賊) 醤油とチリ酢
   鹿児島産トロ 信州産リンゴと静岡産山葵添え
中皿 栗赤飯
炊合 きんきと松茸の菊鍋
焼物 松茸と銀杏 炭焼き
煮物 鮎と冬瓜
強肴 信州産サーモン一夜昆布締め、紅ズワイガニ
御飯 松茸と牛肉の他人丼、漬物
水菓子 メロン ブランデーかけ
菓子
薄茶

いや~魅せてくれました。
盛り付けの手の込んでることといったら、息を呑む美しさで思わずため息がでました。
これぞ日本料理の美しさというものを見事なまでに表現しています。

事前の予習で八寸が中盤に供されると思っていたら、いきなり最初に出てきてビックリしました。
まぁ、絶対的な順番がある訳ではないのでしょう。
その八寸も中身は意外とシンプルでしたが籠の表面が紅葉していて秋の風情。
先附は洋のテイストも入れて斬新な京料理を目指す創意工夫がみられます。味も大変旨し。

亭主 谷河さん自ら目の前で水を打って供されたお椀の中身は香り高い松茸と鱧の最高コンビにほのかに柚子が香り秋を感じさせてくれました。
そして出汁の奥深い味わいは流石。心に染み入ります。
谷河さんが顔を見せてくれたのはこの時と帰る時だけでしたが(苦笑

お造りは醤油の他にチリ酢が用意されていました。これが良いアクセントでなかなか。
そしてお次の品にまたビックリ。
どデカいガラス容器一杯に氷が入っていて、その上にちょこんとトロが一切れ鎮座しているじゃないですか。
なんて偉そうなトロなんだろ(笑
その偉そうなトロの上には天皇陛下にも献上されたことがあるという静岡産の山葵。
そりゃ旨いに決まってますよ♪^^

1口サイズの栗赤飯で口を休めたあとは、ここからが本番の松茸尽くし。
今年も松茸はこれで食べ納めと思い、牛フィレステーキの分も松茸に代えてもらいました。
そして出てきたのは森の中に生えているかのような盛り付けで登場した松茸さん♪
森の中を歩いていてこんな感じで生えていたら怪し過ぎて絶対に食べませんが(笑
銀杏と炭焼き、他人丼などいろいろ愉しませて頂いて今年の松茸にはもう悔いなし。

途中、日本酒を飲み比べでサービスしてもらっちゃいました。
酒の肴に出てきた一夜昆布締めの信州産サーモンもなかなか♪
メロンはブランデーだったかな?をかけてくれるサービスで。
最後まで手が込んでいて愉しませてくれましたね。
〆にほっと一息、薄茶をいただいてご馳走様でした。

お隣のアジア系外国人の方達も最後は谷河さんと記念撮影したりして大喜び。
何気にシャッター音のないカメラで料理を撮影していたりと、多くの日本人よりもマナーがしっかりしていて驚きました。

自分を担当してくれた若いお弟子さんも、いろいろと話をふってくれて愉しめましたよ^^

最後は店外まで女将さんと若い衆が出て来てくださり、笑顔でお見送り。
また季節が変わったら伺いたいなと思える素晴らしい名店でした。

  • 松茸と銀杏

  • 八寸

  • 鹿児島産トロ、信州産りんご、静岡産山葵

  • お椀 松茸と鱧

  • 食前酒

  • 八寸

  • お造り (鯛、平目、伊勢海老、剣先烏賊)

  • バターナッツ南瓜とパイナップルリキュール ローズマリー添え

  • お椀

  • 栗赤飯

  • 信州産サーモンの一夜昆布締め

  • 信州産サーモン昆布締め

  • 松茸ときんきの菊鍋

  • 日本酒

  • 日本酒(飲み比べ)

  • 紅ズワイガニ

  • 豆腐

  • 鮎と冬瓜

  • 松茸

  • 松茸と銀杏 炭焼き

  • 牛と松茸の他人丼

  • 漬物

  • 果物 メロン

  • 菓子

  • 薄茶

  • お茶

  • カウンター(食べログの表彰状が飾ってありました)

  • おまけ 世界遺産 下鴨神社に奉納されていた吉泉の提灯

2020/04/21 更新

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