この口コミは、ぼっちめ氏さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:3.9
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 3.9
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|サービス 3.9
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|雰囲気 3.9
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|CP 3.9
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|酒・ドリンク 3.8
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[ 料理・味3.9
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| サービス3.9
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| 雰囲気3.9
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| CP3.9
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| 酒・ドリンク3.8 ]
良い店だ、と返す返す思う。
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左上から、青さと塩辛の茶碗蒸し、ブロッコリーの豆腐、ホウボウとマダコの煎り酒かけ、炙り鯖寿司、えびしんじょう、生麩田楽、あんこうとびっこ掛け
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白菜と白身魚のしんじょ
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白子と牡蠣のウニ味噌焼き
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カリフラワーと里芋のすり流し
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蟹と牡蠣とふきのとうの炊き込みご飯
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月山 辛口純米
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百十郎 純米
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2018/02/18 更新
こんばんは、皆様。先日、良いお店にめぐり合うことが出来たのでその時のことについて簡単に書き残しておきたいと思います。
仕事を終わらせてから急いで電車に乗り込み、新橋駅に降り立ち、19時丁度に今回訪れた店の前に到着。
今日は遠方より旧友来たる、という事だったので、久方ぶりに飲むことに。東京から新橋の間の和食、が希望だったので、【堤】さんを予約。
いやはや、会うのは実に4年ぶりほどか。久しぶりだねえ。
カウンターに通され、生ビールで乾杯。
近況はどうなのか、と、ゆっくりと会話が始まります。
ここはお任せコース一本のみ。6800円。メニューの中から飲み物3杯までがコース料金内に入ってます。
最初に出てくるのは、八寸。左上から、
青さと塩辛の茶碗蒸し
ブロッコリーの豆腐
ホウボウとマダコの煎り酒かけ
炙り鯖寿司
えびしんじょう
生麩田楽
あん肝のとびっこ掛け
ああ、やはり割烹は、和食は良いな。八寸のこのバランスの良さは、美しさすら感じる。
どれも美味であったが、特に美味いものをピックアップするなら、えびしんじょうと、あん肝のとびっこ掛けだろう。
えびしんじょうは、最初はカリッと硬めの食感、あられが持つコメのあの細やかな香りが立つが、中からぷりっとした海老が急に存在感を表し、ぶわっと旨味が口の中に広がる。
あん肝のとびっこ掛けは、とにかく口当たりがとても滑らか!そして、あん肝自体にも手が加えられていて、強いコクがある。
こりゃたまらん、と日本酒に切り替える。日本酒は3種類のみ。日によって、あるいはコースの料理によって変えてるのかもしれない。
百十郎をオーダー。辛く、スッキリとした飲み口だけど、膨らむような味わい。
これがあん肝と合う。
次は椀物。白菜と白身魚のすり身のしんじょう。それにエビと青菜。
汁はとても味わい深い。そして、しんじょうが本当に信じられないくらいふわりとしている。儚い。ほのかに甘く、美味しい。
次は焼き物。白子と牡蠣のウニ焼き。
なんと贅沢な組み合わせだろう。そして、もう冬も終わりなのか、としみじみ思う。
どちらもウニの豊かな香りとコクが加わって、絶品の一言に尽きる。
次は、カリフラワーと里芋のすり流し。
店主さん曰く、この洋食のスープに見える一品、牛乳は一切使わず、鰹出汁を使って作っているそうな。
へえ〜!と深く感心しながらひと匙口に運ぶと、うわ、すっごいミルキーで奥深い味わい!なのに牛乳使ってないのか……。確かに、よく味わうと牛乳の独特の匂いや強い主張は全くないのだ。驚いた。
そして、匙で底から救うと、キノコの卵寄せ。ああ、あたたかで、美味しいなぁ。
お酒は月山に切り替えている。口当たりまろやかだが、華やかに膨らむ味わい。美味い。島根に旅行に行った時も、飲んだなぁ。遥かな昔に思いを馳せる。
さて、最後は土鍋の炊き込みご飯。
蟹と牡蠣と、ふきのとう。
いやそうきたか、贅沢に具材を使う。ふきのとうもまた心憎い。春の訪れを告げる山菜で、移り変わりを知らせるよう。
もちろん、味も絶品!牡蠣と蟹の旨味がたっぷり出ているところを、ふきのとうのほろ苦さで味を締めている感じ。食べていてとても満足感を得られるご飯。
ご飯ものに力をかけているお店は、とても素晴らしいと思う。
最後にもう一杯だけ、百盤。するすると入っていく。
名残を惜しむように、様々なジャンルの話、懐かしい話。はぁ、美味かった。
ごちそうさまでした。
店主さんは元々酒を嗜まない人だったのだが、お酒が好きな女将さんの勧めによって、飲むようになったのだとか。女将さん、私が思ってたよりハマっちゃって、困っちゃったわ、と困ったような表情で嬉しげな笑いを零してたのが印象的。
私なんかは、サークルでの飲みにうんざりして、強い酒を嗜んで絡まれないようにしよう、というのが日本酒に入るきっかけだったから、恥ずかしい限りであります。
料理は美味しいし、店主さんと女将さんの接し方も丁寧で、それでいてあたたか。これは、また来なきゃですね。
それでは皆様、良い食楽を!