ぼっちめ氏さんが投稿した白馬リゾートホテル ラ ネージュ東館(長野/白馬)の口コミ詳細

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ぼっちめ氏の食事メモ

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ぼっちめ氏 (30代前半・男性・神奈川県) 認証済

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白馬リゾートホテル ラ ネージュ東館白馬、信濃森上/フレンチ、オーベルジュ、バー

3

  • 夜の点数:4.4

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.4
  • 昼の点数:4.2

      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
3回目

2020/08 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

2日目のフレンチもやっぱり美味しい。

こんばんは、皆様。ラネージュでの2日目の夕食を簡単に書き残しておこうと思います。

2日目のフレンチはどうするか悩んだ。朝食後に、ホテルのスタッフの方から、和風フレンチか、通常のフレンチか選べると言われた。悩みに悩んで、折角なら和風フレンチを……とお伝えする。

食事の時間が来るまでは悶々としていた。特にいけなかったのは、外を散策する時にホテルの外に置いてあった夕食のメニューを見て、和風でないフレンチの方がメニューが良さそうであったこと。(過去のメニューだったようだが)

のんびりと部屋で時間を過ごし、夕食へと向かう道のりも、頼りないものだったが、いざテーブルにつけばそんな悩みも飛んで、楽しみにメニューをながめるのであった。

和風フレンチのメニューは昨日に劣らず美味しそうな文面。

お勧めされた白ワインのボトルを頼む。小布施ワイナリーのキュヴェ・ラネージュ。ヴィーニュ・サンシミ・シャルドネ2019。ホテルのスタッフさんが収穫、醸造、瓶詰めを行なっている、ここでしか飲めないワイン。長野の緑を思い起こすような、自然で涼やかな味わい。

生ハムとチーズを追加オーダーして、ワインを楽しむ。赤も頼めば良かった……。

生ハムは長期熟成されたもので、アミノ酸の結晶が浮き出ている。濃い塩気と、燻された肉特有の深いコクがより強く、より暗く感じられる。美味い。

チーズは3種類で、ヤギ、白カビ、ウォッシュ。白カビは広島県、ウォッシュは長野県で放牧されている牛の乳から作ったチーズ。

ヤギのチーズはとても癖と匂いが濃い。食べた時にヤギのユーモラスな顔が自然と脳裏に浮かんでくるほど。

白カビは食べた瞬間は少しもわりとするものの、滑らかで後味に柔らかい苦味を残していく。

ウォッシュチーズは臭みを少し感じるものの、混じり気のないミルキーさが美味。

さあコースの一品目、信州サーモンの直燻製 サラダ添えだ。
口に入れると強く感じる薫香。サーモンの身は舌の上でトロトロととろけていく。身の脂は解けていき、口の中に旨みが広がる。ほうっ、と抜ける感嘆の息はしあわせの音。アーティーチョークのソースにつけるとまた別の美味しさに。

次はじゃがいものポタージュ。こちらにはアワビが添えられている。温かなポタージュはジャガイモの甘みとほっくり感を抽出して、とろりと喉を流れていく。この流れていく時も滑らかで、引っかかる感じも物足りなさもない。芽ネギの苦味がアクセントになっている。薄切りのアワビは噛むとポタージュをじんわり感じさせ、そこに上品さを加えてくれる。いつまでも味わっていたいスープ。

私の個人的な意見だが、良いお店はスープや碗物が美味しい。このホテルが良いかどうかはポタージュの美味しさから言わずとも分かるであろう。

さわらの蒸し焼き。能登産のさわらをオランベーズソースと一緒に味わう。いやーー、美味い。瑞々しさを感じさせながらもジューシィなさわらが、口の中で身をほぐれさせていく。皮の香気が、パリッと音を立てて広がっていく。淡い味わいを塗り潰さない程度にオランベーズソースが主張してくる。不思議だ、本当に味わいは淡いのだが、さわらが全く力負けしない。
こんな美味い魚を食べられる環境にいることができて、本当に幸せだ。

信州産牛フィレ肉の胡椒味噌風味焼き。このコースの中でご飯の次に和なテイストが強い。断面の赤みの美しさよ。その画は私の胃袋の中にだけ収まっているけど。

強い!ストレートな牛フィレ肉。蕩けて、惚ける。胡椒味噌が強く旨味を引き出している。笑み崩れる美味しさだ。

そしてこれが茸のご飯と良く合う。ありがたいことにおこわまでついている。愛おしむように肉を食べ、お米をつまみ、香の物を齧り、味噌汁を飲む。

はぁ、満足した。

最後にデザートはメロンのクーリーとコンポート、マンゴーのムースにレモンバーベナのアイス。

いや贅沢かよ。絵的にも綺麗で華がある。メロンのコンポートもエメラルドの海と化したクーリーも、爽やかで甘い洪水となっている。マンゴームースは密度高めながらも落ち着いた味わい。レモンバーベナのアイスは酸味がキッとしていて、甘いクーリーと対比が美しい。

最後の一滴まで美味しくいただいた。

ご馳走様でした。

スタッフさんのサーブも説明も心地良く、素晴らしい時間を過ごせました。ありがとうございます。

またいつか、行く機会があればいいなぁ……お金を貯めよう……。

それでは皆様、良い食楽を!

2020/09/24 更新

2回目

2020/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2

素敵なホテルで朝食を

こんばんは、皆様。先日の白馬2日目のことについて簡単に書き留めておきたいと思います。

朝はのんびり起き出して少し遅刻気味にレストランへ向かう。天気が良いため、テラス席で朝食をいただくことにした。

メインはガレットを選ぶ。そしてドリンク。なんとスパークリングワインも選べる。朝からスパークリングワインを飲めるなんて……。今日は外に出る予定がないので、いそいそとスパークリングを頼んだ。

いただきます。

しゅわ……と口の中で弾ける酒精。朝一で飲むワインの素晴らしさは、まさに贅沢の一言に尽きる。これを楽しむために朝を起きた。

パンとスープが運ばれてくる。

スープは野菜たっぷりのスープ、穏やかで身体をゆっくり起こしてくれるよう。本来だったらこのスープを飲んで目覚めさせるのだろうが、いきなりワインで叩き起こした身体には手遅れだった。

パンはクロワッサンと厚切りのトースト、フォッカチオ。どのパンも美味い。地元で作っているいちじくのジャムや、ブルーベリージャムを塗ってもよし、バターで食べてもよし。

ガレットは野菜を巻いて、卵を潰して……。ああ、幸せ。美味しいもので朝をスタートできる。ベーコンやソーセージ、ハムも美味い。

デザートはヨーグルトとフルーツ。キウイやメロン、パイナップル……かぶりついて口に溢れる果汁にうっとりとする。そこをヨーグルトでしめていく。

ご馳走様でした。

次の日の朝は基本的にメニューは一緒でしたが、スープが和風の出汁のスープで、こちらの方が好み。オムレツを選んだが、これもとろりとしていい出来だった。もちろん、飲み物は牛乳を選んだ。これもとてもフレッシュで美味しい。

それでは皆様、良い食楽を!

2020/08/27 更新

1回目

2020/08 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

自然豊かな白馬で素晴らしいフレンチを

こんばんは、皆様。先日、白馬のリゾートホテルに泊まりに行ってきたので、その時のことを簡単に書き残しておきたいと思います。

いい機会なので白馬に行くことにした。戸隠の自然をひっそり楽しんだ後に、予約しておいたラネージュ東館へと向かう。

チェックイン時はアイスティーをソファーでいただきながら手続き。クッキーも美味しい。ロビーラウンジはジュースやお茶、コーヒーなどが楽しめる。黒豆ごぼうほうじ茶という渋いチョイスもあり、それを飲んでいたが結構うまい。夏場なのに飲んでいて落ち着いてしまった。

ホテルのつくりは本格的なヨーロピアンで、美しい。長野五輪の少し前の時期にオープンしたため、木で造られた床が軋む音や漂う空気に経過した時を感じるが、丁寧に清掃してあり、快適で清潔感がある。部屋にはナイトウェアやバスローブがバッチリ備え付けられており、トイレは真新しい。

ジャグジーからは白馬の緑を眺めることができ、バスソルトを入れたお湯でゆっくりと旅の疲れを癒すことができる。

用意されていたフルーツを少し摘んだらいざ夕食。

レストランはまた豪奢なつくりで、席と席の間はかなりゆとりがある。マスクを入れるための袋を用意してくれるなど、時世を感じる心配りもバッチリ。

飲み物は赤ワインのシャトーパタッシュ ド オーのハーフボトルを頼んだ。味のバランスよく、渋み気持ちいい万能選手。

アミューズはグジェールとパテ・ド・カンパーニュ。

グジェールは一口サイズのシュー。香ばしく、サクサクに焼き上げられたシュー生地はチーズと一緒に焼き上げられている。コクのあるチーズの香りがふっと鼻に抜け、感嘆のため息が漏れる。

パテ・ド・カンパーニュも一口で摘む。品の良い肉の脂と塩気。柔らかくねっとりと、だけど軽やかに。ピクルスの酸味も楽しい。

丸いフランスパンをちぎって、バターをつけて食べる。爽やかで後口が良い。カルピス系の味わいがする。噛むほどに小麦の香りが鼻に広がり、甘みを増す。美味しい。

前菜はホタテ。表面をサッと焼き、トリュウ風味のヴィネグレットソースでサラダ仕立てに。ホタテが肉厚で絶妙な焼き加減。スッと柔らかく、だけれども弾力があり、かつ良く香りが立つ。トリュフが贅沢に入ったソースはホタテに絡んで馥郁たる味わいの一助となっており、添えたサラダの野菜の澄んだ苦み、鮮度、りんごの酸味……。心地いい。

魚料理はキングサーモン。蒸し焼きでアンチョビの白ワインソースと共に食べる。蒸し焼きであるのに、なんという脂のり。そして、身の蕩け具合。口の中で震えて解けていく。皮は一転してしっかりと焼かれていて、パリパリ。香ばしい。アンチョビ風味の白ワインソースは、サーモンの味と良い張り合いを演じている。

日本酒もあったので魚料理に赤を飲むよりは……ということでエロティックという日本酒を頼んだ。長野のワイナリーで、作った日本酒で、酵母を全て混ぜている、自然淘汰に任せた日本酒。香りからして不思議。グラスを回すと、甘い香りが芯にありつつ、樽っぽい香り。深みのある。とろりとした舌触りで甘みと、舌先にピリッと感じる酸味。生酛ゆえの厚みがある。

ワイナリーの顔が透けつつも、しっかりと日本酒している。一癖ある日本酒が、白ワインソースを使っているサーモンとも良い調和を見せた。

肉料理は長野産牛肉を使った頰肉の赤ワイン煮込みに、フィレ肉のローストを選んだ。

牛頰肉はナイフを押し当てるだけで簡単に切り分けられていく程の柔らかさ。ワインのコクを一身に纏い、強めの肉の赤身の味が広がっていく。官能的だ。舌が旨味を纏うように解れるのだ。

フィレ肉はジューシィな仕上がり。じっくり炭火で焼かれたゆえの香ばしい香りが口の中で駆け巡り、美しい肉汁はコンコンと肉から湧き出てくる。甘く、幻想的なひととき。

口直しにレモンのシャーベット。皮のピールが入っているジュレがいい苦味を出していて、夏の暑さを拭うような酸味と対比されている。

デザートはオレンジのババロアと、白馬の地ビールで作ったアイス。黒地ビールのアイスは口の中でビールに化ける。炭酸まで蘇るよう。甘苦く、経験したことのない不思議なアイスだ。
オレンジのババロアはムース部分がふんわり、プルプルと口で揺蕩う。オレンジのジュレはキッと酸っぱい。

チョコレートをいただき、ダージリンティーでお仕舞い。

ご馳走様でした。

2時間以上楽しんでいたが、どれも美味で、感嘆するものばかり。今思い返しても夢を見ていたかのようだ。2泊3日、次の夕食も楽しみだ。その前に朝食も。

それでは皆様、良い食楽を!

2020/09/13 更新

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