『遠野紀行』Spa8さんの日記

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花巻への3度目の訪問、しかし遠野はこれまで素通りしただけで、じっくりと見て回ったことがない。
遠野巡りは、新緑の春、青々とした稲が並ぶ初夏、木々が色づく秋、こんもりとした雪景色の冬
いずれの季節でもそれぞれ楽しめる。

遠野駅の近くの市街地は、スーパーマーケットやファーストフード店もあって、普通の街並みと変わらない。しかし、街の中心部から5kmも行くと、家屋もまばらになって広い田畑が目に入ってくる。

駅前でレンタサイクルを借りて巡ってみるのも良いが、見たいポイントが離れているので、やはり車を使うのが便利だと思う。

“日本の原風景が残る”というキャッチフレーズを目にするが、
実際は昔の茅葺き屋根の家は、“ふるさと村”や“伝承園”などで管理して保存されているもの以外は殆ど見られない。

そう言った意味では遠野郷の付近をとりとめもなく巡ってみるだけでは、中々イメージしていた通りの風景に出会うことはないように思える。

旅カイドなどで紹介されているビューポイントの写真だけではなく、webで紹介されているような画像を見て、自分で行ってみたい所を選定しておくのが良いかと思う。

今回の遠野巡りで最も見たかったのは、観光スポットから少し外れた所にある“荒神様”と呼ばれる
田んぼの中にポツリとある茅葺き屋根の小さな神社だった。

しかし、この神社はさほど観光スポットになっていないので、駅に置いてあったガイドマップにも
大体の位置しか示されていない。
実際、行き着くまでに何度も迷って、近辺をぐるぐる回った。

やっと行き着いた時、予め写真で見たイメージの通りだったので大満足した。
ただし、周りの田んぼに青々とした稲が育っている時期か、お屋根にこんもりと雪をかぶるような冬がベストだと思った。

遠野郷の観光スポットもそれなり良いが、周辺にあって土地の生活の中にとけ込んでいるような
風景に出会うと、日頃の生活では味わえないような心地よい気分になる。

また、釜石線の沿線にも雰囲気の良い場所はたくさんあって、
めがね橋のある宮守駅や、もっと西に進んで仙人峠を越えたところにある陸中大橋駅の周りなどは
静かな雰囲気があり、四季それぞれの趣を楽しめると思う。

遠野郷・・あと2,3度は来てみたい所だ。
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