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昼の点数:5.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 -
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| 酒・ドリンク- ]
白い食器とスープカレー
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絶品、海鮮スープカレー。
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店内。よく出来ています。
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吉里吉里で貴重な1軒です。
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ひょうたん島。灯台、弁天様、堤防が修復完了です。
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2015/03/29 更新
波静かな大槌湾に浮かんでいるのは、
人形劇“ひょっこりひょうたん島”のモデルとなった蓬莱(ほうらい)島。
その作者である井上ひさし氏の小説、“吉里吉里人”の舞台となった
吉里吉里(きりきり)はそこから少しだけ離れた場所にある。
ここも先の大震災で起こった津波により甚大な被害を受けた。
お昼時をとっくに過ぎた午後2時近くに吉里吉里に入った。
途中で入手した地元のパンフレットに載っていたお店、
“よってったんせぇ”さん
を探すが、
街があった所をウロウロするも一向にお店が見つからない。
諦めようかと思ったところ、“のぼり”が立った仮設ハウスのお店が目にとまった。
ビニールの扉を開けて中に入ると、大方のお客さんは食事を終えた後で、
若い女性と年配のおばちゃんが二人で後片付けをしていた。
“まだいいですか?”
“どうぞ、お好きな席へ・・”
店内はデッキテラスのような板張りの床に
木製のテーブルとイスが置いてあり、意外に広い。
パンプレットに載っていた最近完成したばかりの
“海鮮スープカレー 650円(内税)” をいただくことにした。
このカレーは大槌の名産である“わかめ”を素材に使い、
“えび”や“ホタテ”を加えて調理したもの。
最初は、カレーに“わかめ”? と思われたそうだが、
これがまた抜群に相性が良い。
驚きました。
岩手産のお米で炊いたご飯もとても美味しい。
スープカレー自体あまりいただいたことが無いが、
これは何処に出しても通用する1品だと思う。
このお店は吉里吉里の女性達が協力して作ったと聞く。
2011年の震災発生の直後から、街で再建作業をする人たちに
ラーメンやカレーライスなどの温かい食事を提供してきた。
そんな普通のメニューを作り続ける中で
故郷の名産品であるわかめの美味しさを伝えたいと思って
生み出された絶品スープカレー。
自分達でようやく集めた器材や道具、
真新しい白い食器が目にまぶしい。
以前の大槌は、三陸の美しい景観が望め、
わかめをはじめとする色々な海産物が水揚げされる豊かな港だった。
中々進まない復興の様子にヤキモキすることもあるでしょう。
いつか以前のように綺麗な海の見える街となって
この白い食器でスープカレーを出せる日がきっと来ます。
心より、大変御馳走様と申し上げます。
*評価点は、復興を目指す大槌の全てのお店に敬意を表してつけました。