2回
2023/04 訪問
また葛切りの季節が来ました
みむろの最中で有名なお店ですが、実は併設の茶房で夏期(4月からですが)に食べられる『くずきり』が絶品です。
京都を含め古都には、これから夏に向けて『くずきり』を出す甘味処は多いですが、ここの『くずきり』以上に美味しく喉越しの良い『くずきり』を私は知りません。
きっかけは今から20年くらい前。
奈良の知人が、みむろの最中を手土産に遊びに来たこと。
くどく無い餡はもちろん美味しいのですが、最中の皮がサクモチで美味しい。
『こんなに瑞々しい餡なのに、なぜ翌日も翌々日も最中の皮が(湿気ないで)サクモチなの?』
『たねやの作りたて含み天秤よりサクモチじゃんっ』
東の六花亭、西のたねやを信奉していた私は、この最中の皮に衝撃を受け、それ以来、私にとってのモナカの聖地は三輪明神になりました。
その私にみむろの最中を伝道した知人曰く、
『実は、みむろは最中だけじゃないんです』
と教えてくれたのが『くずきり』です。
ここの『くずきり』のモチモチ感は、どことなく最中の皮に通じる物があります。
付ける黒蜜がまた、甘過ぎないのに味が濃いので、卑しい私は当然の様に飲み干してしまいます。
ただ、くずきりの風味の賞味期限が2、3分しかなく、配膳されてボーっとしていると、どんどん白濁しもっちり感と風味が失われていきます。
10年ほど前に知人と訪れた際、話に夢中になって手が止まっていると、お店の人にやんわりと『風味が落ちるので早く食べてください』と笑顔で注意されたことがあります。
山の辺の道を歩いた休憩には『絶対にお薦めしない』場所ですが、最中とくずきりを目的に訪れるなら後悔しない場所だと思います。
2023/04/29 更新
最中と葛きりが絶品のみむろですが、実は素麺も絶品なんです。
数量限定であまり知られてませんが、みむろは甘味だけじゃなく、三輪素麺も拘りの味を楽しませてくれます。
三輪素麺の等級としては、黒帯の『誉』なのですが、スーパーで手軽に買える黒帯よりもシャキシャキ感が強く私好みです。手延べ特有の油の残り香も皆無で、製法の拘り感じさせる美味しさです。
三輪素麺には美味しい素麺が沢山有りますが、みむろ素麺は密かな私のお気に入りです。