黒豚亭さんが投稿した邪宗門 世田谷店(東京/世田谷代田)の口コミ詳細

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ひとりよがり放浪記

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邪宗門 世田谷店世田谷代田、若林、下北沢/喫茶店、甘味処

1

  • 昼の点数:4.7

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
おすすめポイント

骨董品はもちろん、門主のお人柄。

2017/09/08 更新

1回目

2017/07 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

踏むも踏まぬも突きつけられるは地獄絵図

人生は何が起こるか分からない。


そう思い知らされる事が今まで無かったわけではない。
だがしかし今回ほど痛感した事は無かった。それがこちら『邪宗門』さんである。

8店舗あった『邪宗門』は国立邪宗門、桜ヶ丘邪宗門が閉店した現在では荻窪、世田谷、下田、小田原、石打、高岡と全国に6店舗なのだが全ての始まりは国立邪宗門。

起源となった国立店のマスターは元船乗りでマジシャン。
やがてお店にマジシャン仲間が集まり、マスターの価値観に共感した方々がそれぞれ自発的に邪宗門の名前を冠して喫茶店を始めた。
邪宗門グループの誕生である。
なんでも門主になるには鉄の掟があるんだとか。
一つは儲からないこと。そしてもう一つが手品師であること。
なんともユニークな掟である。

私が今回訪れたのは『世田谷・邪宗門』さん。


あの日国立の邪宗門に足を踏み入れなければ、きっと7人の人生はまるで違ったものだっただろう。
その日たまたま、偶然、めぐり会った人、行った場所、目にした物、そういった小さな小さな奇跡を繰り返し、人は想いや時間を乗せてそれぞれの瞬間(とき)を紡いでいくのだ。

私がここを訪れたのもその小さな奇跡の一つだ。
マイレビさんがレビューで上げなければこのお店を知らずに終わったかもしれない。
それ以前に、15万人超のレビュアーがいる中でまずそのマイレビさんと出逢えた事だって小さな奇跡。
あの日、私のレビューにコメントしてくれなければ今の関係などないままだった。
いつもフザけたレビューばかりのその人が、本気で良い店だと伝えたい、後世に残したいというアツい想いがビシビシ刺さったのもまた奇跡。
私以外にもあのレビューを読んでこちらに足を運んだ人がいるならば、それもまた奇跡なのだ。

暑い夏のある日、炎天下の空の下を世田谷代田の駅からテクテクと住宅街を歩き続け、やっと辿り着いたこちら『世田谷・邪宗門』さん。
ひと息フゥと吐いて扉を開けた。

目の前に広がったのは異空間。
瞬時に私はいくつもの時代を超えたのだ。
所狭しと飾られた物々全ての息遣いが、想いが聞こえてくる。
天井から吊り下げられた無数のランプや火縄銃もそうだが、
中でも圧倒的な存在感を放っていたのはやはり『踏み絵』。
教科書でよく見かけた悲劇のあれである。
まさか本物を見る日が来るなんて思わなかった。
見ているだけで胸がぎゅっとシメつけられる。

死ぬと分かっていて踏まないのか、
死にたくないから神を裏切るのか、
どちらを選ぶも待つのは地獄なのだ。


門主はニコニコとこれはこうであれはこうでと説明してくれる。
こんな雑誌にも載ったんだよって持って来てくれたり、それはもう可愛らしいおじいちゃん。
来たお客さんが書いていくんだよってノートも見せてくれた。
数年前にアニメの舞台になったとゆーこともあり、
コスプレした若い子や外国の方がちょこちょこ来るんだとか。
中にはこれドコ語?って書き込みも。
ちゃんとその映画、観に行ったんだって、おじいちゃん(笑)

ふいにどうしてここへ?と門主。私はその経緯を説明した。
そして私にここを教えてくれた人はここ世田谷を皮切りに荻窪、小田原、なんと下田まで行ったのだと伝えたらそれはそれは嬉しそうで。
他の邪宗門の外観や内観、そこの門主の人柄、建てた経緯なんかを話し始めたらもう、おじいちゃん止まらない、止まらない。(笑)

頼んだのは門主がアンパン食べながらコーヒーを飲んで思いついたという『あんみつコーヒー』。
オススメは?と聞いたらやはり即答だったのでそれをお願いした(笑)
黒蜜の代わりにかけるのが珈琲だなんてなかなかない。
いやそー言えば、先日喫茶店で珈琲ぜんざい食べたっけ。
ってことはあんこと珈琲の組み合わせはアリなんだ。
程なくしてニコニコと門主が持ってきてくれたあんみつコーヒー。
濃いめのコーヒーがほどよい甘さの粒あん、そしてアイスと混ざり合い
ちゃんと融合されたデザートになっていた。
ここには時代も人をも融合させてしまう何かがあると思う。

気付いたら居心地が良すぎてあっという間に1時間。
「また来ます。お身体、ご自愛くださいね。」
高齢で病身でもある門主はタマらない笑顔でニコッ
「ありがと。」

扉を閉めるとそこはやっぱり平成29年。暑い夏のある日の午後。
次回は飲み損ねたアイスウィンナーコーヒーを飲みたいな。
何よりも、あの可愛いおじいちゃんに逢いたいのだ。


人生は何があるか分からない。
これから先、何よりも大切なものを守らなければならないその瞬間に、
私は、そしてあなたは、はたして踏み絵を踏めるだろうか。

  • 遠くから邪宗門

  • ようこそ邪宗門へ

  • 何そのカギ!入る前から気になる!!

  • 異空間・邪宗門

  • これください

  • これください・その2

  • 踏み絵

  • 切支丹も必死

  • 毎度ありがたう

  • マジかよ

  • 森鴎外の長女・茉莉さんのサイン。よく来店されたとか。

  • 色んな時代があった日本

  • 火縄な銃たち

  • モノホン

  • モノホン・その2

  • まりあ観音

  • 古き良き時代

  • 晒し首(違)

  • 隠れてでも切支丹

  • 宗教の不自由

  • この扇風機もまたこれどうよ

  • 照明が反射して読めないけど?

  • こんななのに落ち着く空間

  • ひばり押し

  • ひばり押し・その2

  • ひばり押し・その3

  • ひばり押し・その4

  • 神棚

  • マツコも来てる

  • これアイロンだっけ?

  • 珈琲あんみつ・800円

  • 珈琲かけたよ

  • メニューその1

  • メニューその2

  • 焼きおにぎりもあるなんて。

  • やっぱデジタルよりアナログだよ

  • 時代を超えて息づく邪宗門

  • オシャレすぎるだろっての

  • 邪宗門秘曲

2017/09/11 更新

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