kinako-ankoさんが投稿したとおの屋 要(岩手/遠野)の口コミ詳細

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きなこ&あんこのエサをもとめて三千里

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掲載保留とおの屋 要遠野/料理旅館、創作料理

2

  • 夜の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク -
2回目

2021/06 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク-

「とおの屋 要」の "朝ごはん" を食べて、宮古に向かいます〜〜〜♪

2021.06.20(3日目) 遠野どぶろく旅⑯

この旅3日目の朝が明け
東北地方は昨日梅雨入りしたのに
今日はとてもいい天気になりそうです〜♪

1組限定1棟貸切の「とおの屋 要」の洋室の
寝心地良いベッドで、どぶろくの酔いと旅の疲れも
あって早くから爆睡してしまいました。

7時に起床し、檜風呂に浸かって8時からは朝食です。
昨日の夕食と同じ米蔵を移築したダイニングに向かい
いただいたのは

◆朝食‥‥宿泊料に込み
  お目覚めの飲むヨーグルト
  遠野1号の羽釜炊きご飯
  おかず盛合せ
   玉子と帆立の糠漬け
   人参と筍の熟鮓
   オレンジカリフラワー
   蕗と昆布の佃煮
   わかさぎ味噌‥おかわりお願いしました
  蕨の醤油漬け
  鮪 蕪 人参 辛味大根の糠漬け
  三陸牡蠣と山三葉のお吸い物  
  ヤマメの一夜干し
  山三葉 玉葱 キャベツの味噌汁

昨日のディナーコースに続き
朝も素晴らしい料理が並びました。
まずはお目覚めのドリンクで、いただきま〜す (^o^)/

"飲むヨーグルト" は自家製の林檎蜜入りの
お米で作った玄米酢と大豆の甘酒で作ったもので
甘さと酸味が軽やかでとても飲みやすい!

"羽釜炊きご飯" はどぶろくにも使われた自家栽培米の
遠野1号を炊いたもので、高冷地に最適の早稲は
香りが良くほのかな甘みがあります。

おかず盛合せは、ごはんのお供の主人がこだわる発酵の
糠漬けや熟鮓が並んで胃腸に良さそうです。
ご飯のお供に最適な "わかさぎ味噌" は、2回目の
"羽釜炊きご飯" が炊き上がった際におかわりを
お願いするほど美味しかったです。

"蕨の醤油漬け" は田舎でもよく食べた懐かしい味
ただしこれほどシャキシャキした蕨は初めてです。
"鮪 蕪 人参 辛味大根の糠漬け" は香の物として
コリコリした食感と野菜本来の味が楽しめました。
鮪も生なのにピンとした食感と甘みが素晴らしい

"お吸い物" には三陸の大粒牡蠣が1個泳いで
かぶりつくとホクホクしてミルキー
出汁に牡蠣の旨味が滲み出て旨い旨い!
さらに山麓の林内や半日陰地に自生する希少な
日本原産の山三葉が香りよく、歯触りもよいので
これは贅沢な汁物でした。

地元の川で釣り上げた "ヤマメの一夜干し" は
骨が抜いてあってよく焼け、頭から尻尾まで
丸ごとバリバリいけちゃいます。

まだ飲めるなら「味噌汁をお出ししましょうか?」と
女性スタッフさんに聞かれて、当然お願いした
"味噌汁" にも青々とした山三葉と玉葱とキャベツが
煮込んであって野菜の甘みがいいですね。

遠野のこの宿でしか味わえない滋味あふれる朝食で
朝からお腹はしっかり膨れました。

宿で "どぶろく" を買って帰ろうと思ったのですが
すごい人気だそうで「民宿 とおの」にも在庫がなく
手に入れることができなくて残念無念(泣)

ところが、大阪に戻ってから友人がインターネットで
岩手県一関市にある「高橋酒店」に在庫があると
調べてくれ、"どぶろく生酛・無添加" 2本と
"どぶろく水もと・無添加" 2本の計4本をお取り寄せして
3本はお世話になっている食べ友さんたちに送りました。

自分用に残した "どぶろく水もと・無添加" は
冷蔵庫でしっかり冷やして吹きこぼれないように
注意書きに従って開栓しました。

食べ友さんからいただいた柿の葉で『海老満月
柿の葉寿司』を作り、東京のマイレビさんから
届いた筋子の醤油漬け・数の子醤油漬けのねぶた音頭・
マヨネーズ仕込みホタテ貝柱の3種を摘みながら
初めて炭酸割りにして飲んでみましたが
これは危険、美味しくてグビグビいけちゃいます。

宿は8時45分にチェックアウト
ご主人と女性スタッフさんに見送られ
レンタカーでまずは10年ぶりの遠野観光です。
昨日と違ってあまりに天気がいいので
三陸海岸の宮古まで北上して「浄土ヶ浜」では
ウミネコと戯れながらざっぱ船に乗る予定です。

帰りの飛行機は花巻空港を18時45分出発なので
道の駅をたくさん巡りながら、気をつけて
レンンタカー運転がんばりましょう。

ごちそうさん (●^o^●)

  • とおの屋 要

  • この旅3日目の朝が明けました

  • 米蔵を移築したダイニング入口

  • 朝食会場 ダイニング

  • お目覚めの飲むヨーグルト

  • 林檎蜜入りのお米で作った玄米酢と大豆の甘酒で作った飲むヨーグルト

  • 羽釜炊きご飯

  • 遠野1号

  • お焦げが美味しい

  • 朝食

  • おかず盛合せ

  • 蕨の醤油漬け

  • 鮪 蕪 人参 辛味大根の糠漬け

  • お吸物(三陸の牡蠣 ヤマミツバ)

  • ヤマメの一夜干し

  • 羽釜炊きご飯 2つ目

  • 味噌汁

  • わかさぎ味噌をおかわり

  • ダイニングの天井

  • ダイニングの窓

  • 帰り際にいただいた「とおの屋 要」レシピ開発・企画の甘酒たち

  • 大阪に戻ってから民宿とおののどぶろくを4本お取り寄せ

  • どぶろく 水もと・無添加 (炭酸割り)

  • 参考:食べ友さんから柿の葉が届きました

  • 参考:海老満月柿の葉寿司を作って

  • 炭酸割りでどぶどく、いただきま〜す

  • 参考:普通の柿の葉寿司も作って

  • どぶろく、しっかり冷やしていただきま〜す

2021/07/04 更新

1回目

2021/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

4600記念レビュー 食・どぶろく・風土を味わう 1日1組限定のオーベルジュ「とおの屋 要」〜〜〜♪

2021.06.19(2日目) 遠野どぶろく旅⑮

新花巻駅で友人と合流、レンタカーで陸前高田の
"奇跡の一本松" などの震災遺構を見学し
道の駅を巡りながら民話のふるさと遠野に
16時過ぎにやってきました〜♪

この日の宿は「とおの屋 要(よう)」さん
隣にある囲炉裏と味とどぶろくの宿「民宿 とおの」の
4代目 佐々木要太郎さんが築200年の米蔵を移築して
建てた母屋と増築した離れの1日1組限定の宿です。

料理人・米農家・どぶろく醸造家・発酵のプロフェッショナル
として複数の顔を持つ主の宿には、訪れる人の大半が
都心部や海外の料理人、食通、飲食関係者という
食・どぶろく・風土を味わうオーベルジュです。

白い暖簾をくぐると、重厚感のある木戸を構えた玄関
左手には米蔵をリノベーションしたダイニングと
右手には増築した宿泊棟があり、檜風呂と洗面所に
トイレは2箇所、客室は和室と洋室ふたつの3部屋で
1組最大6名まで利用できるそうです。
米蔵の2階はダイニング吹き抜けのメゾネットスタイルで
天井の垂木や栗材の梁がむき出しになった洒落た空間は
懐かしの調度品が並んでとても落ち着きます。
それぞれの窓からは雨に濡れた緑の木々が映えて
ずっとここで生活したいと本気で思いました。

2人で一棟貸切の贅沢、セミダブルベッドが置かれた
広い洋室をメインに和室でくつろぎ
2階の年代物のソファーに座ってしばしウトウトし
檜風呂にどっぷり浸かって、18時半からは
ダイニングで夕食です。

直接宿に電話して予約したプランと
18時半からいただいた夕食は

◆1泊2食付 40700円×2

◆どぶろく 各一合×4 12000円‥‥2人でシェア
  速醸酛 生
  水酛・無添加
  水酛 三年熟成
  生酛

◆ディナーコース‥‥宿泊料に込み
  芋のサラダ
  田芹 自家製サラミ 自家製生麩
  自家製納豆 梅の餡
  ツノナシオキアミと赤蕪の熟鮓 山椒の葉
  あいなめ三種
   背と蕨の醤油漬け
   焼き霜 自家製10年物カラスミ
   刺身 カラスミの塩抜きに使った酒
  自家製豚肉熟鮓の茶碗蒸し
  海鰻の煮こごりと塩焼き
  自家製麩豆腐
  鹿肉の藁焼き
  ひっつみのパスタ よもぎとどくだみのミートソース
  味噌がんづき フォアグラと北限の柚子のアイス

浴衣に着替えて、元米蔵の引き戸の中にくぐり戸がある
重厚な入口から板張りのダイニングに入ると
素敵な4人掛けテーブル席がわずか2つ置かれ
巨大な梁がむき出しの洗練された空間は
凛としながらも温もりのある素敵な部屋でした。

オーディオからは "サイモンとガーファンクル" の
懐かしの曲が軽やかに流れ、自分が青春時代に買った
LPレコードだと気づき、とても懐かしく思いました。

いつもならビールで、友人は冷酒で乾杯なのですが
"どぶろく" を料理に合わせておまかせで出してもらい
2人でお猪口に注ぎあいながら楽しみます。

今回の旅は今年2月末に大阪の日本酒割烹
味酒 かむなび」で飲んだ「民宿とおの」の
"どぶろく 水酛" が始まりなのです。
まずは販売されていない無ラベルのここでしか飲めない
『速醸酛 生』で乾杯、お疲れ様 (^o^)/

どぶろくの醸造米は無農薬・自家栽培で育てた "遠野1号"
火入れ殺菌も一切せずに、水・お米・米麹のみで
醸した完全生の味わいなのです。
粒が残り発泡するミルクのようなお酒は
すっきり辛口でプハ〜、旨過ぎます!

2合目の『水酛・無添加』が「味酒 かむなび」で
飲んでお取り寄せしたどぶろくです。
水とお米のみを使い天然の乳酸菌を繁殖させて仕込み
優しくクリーミーな酸味とお米の旨みが特徴的でした。

3合目は『水酛 三年熟成』で深みがすごく
キツい酒、一気に酔いが回りました。

最後の4合目は『生酛(きもと)』といって
食米の遠野1号をすり潰しドロッと溶かして
乳酸菌が発生しやすい環境を作り
空気中の乳酸菌を取り入れ長い時間をかけて
発酵させた無濾過生のどぶろくです。
シュワシュワ〜とくる発泡感とキレの良さがすごい!

料理は豪華な食材を使うのではなく、遠野と三陸の
誰もが食べているものをその日の客に合わせて
主人が創作するのだそうです。
料理修行の経験はなく、大阪の料理屋で働いていた
「民宿 とおの」三代目のお父さんから学んだそうですが
自家製にこだわり、カビの力を使った発酵で保存した
食材を主に、味も見た目もオリジナリティあふれる
お皿が続いて、初めての味わいに驚きと感動を覚えました。

若い女性スタッフさんがそれぞれの料理の内容を
事細かく伝えてくれ、おもてなしの対応も
非の打ち所がなくて百点満点でしょう!

4600記念レビューにこの宿を選びましたが
自分の完結編5000レビューにしても良いほどの
感動の宿でした。
秋から冬にかけてのジビエや春の山菜の季節に
囲炉裏を囲む「民宿 とおの」と共に
「とおの屋 要」にも是非再訪したいものです。

ごちそうさん (●^o^●)

  • お隣の「民宿とおの」

  • とおの屋 要

  • エントランス

  • 玄関

  • 店舗ロゴ

  • 下駄箱

  • 洋室

  • 和室

  • 洗面所

  • 檜風呂

  • 階段前踊り場

  • 中庭

  • 2階

  • 2階 メゾネット

  • 2階から見下ろすダイニング

  • 1階 ダイニング

  • どぶろく三昧始まります

  • 速醸酛 生

  • 芋のサラダ

  • 田芹 自家製サラミ 自家製生麩

  • 自家製納豆 梅の餡

  • 自家製納豆

  • 生どぶろく 水酛・無添加

  • ツノナシオキアミと赤蕪の熟鮓 山椒の葉

  • あいなめ三種

  • あいなめの背と蕨の醤油漬け

  • あいなめの焼き霜 自家製10年物カラスミ

  • あいなめの刺身 カラスミの塩抜きに使った酒に漬けて

  • 水酛 三年熟成

  • 自家製豚肉熟鮓の茶碗蒸し

  • 海鰻の煮こごりと塩焼き

  • 自家製麩豆腐

  • 鹿肉の藁焼き

  • 鹿肉

  • 生酛

  • ひっつみのパスタ よもぎとどくだみのミートソース

  • ひっつみパスタ

  • 味噌がんづき フォアグラと北限の柚子のアイス

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2021/07/04 更新

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