3回
2022/04 訪問
このお店のラーメンには、目が感じる上質感、舌が感じる上質感があります
今回は醤油ラーメンを頂きました。店主が1人で切り盛りされているので、忙しいと思うのですが、その動き、口調からは、忙しさによる焦り等による、負の雰囲気感は、前回同様、特に感じることがありませんでした。
コロナ禍に対する対応も、足りない部分は特に見当たらないし、その整い具合からも、余裕を感じるし、席に着いて、出来上がってくるラーメンを待っている間も、安心して待って居られました。
そんな店構えだったので、注文を承ってもらってから、待ち時間は、短い方ではなかったと思うのですが(確か7〜8分)、早く来ないかな…と待ち時間を気になりませんでした。
この感じ方は其々だと思うので、私の言うことが絶対とは思いませんが、他のお店に食べに行くときよりも、商品が出てくるまでの時間に、待ち切れなさを感じることは少なかったと思います。それは、お店の雰囲気からくる安心感、店主の焦りなどを感じさせない動きから感じる安心感が齎しているような気がしました。
今回は醤油ラーメンをオーダーしましたが、白醤油ラーメンよりは、塩味は強めに感じたような気はしましたが、比べて感じる塩味の強さまでで、塩味の強さから嫌味を感じる程度ではありません。
それと、醤油から感じる塩味が強く感じないとは言っても、その代わりに甘いというわけではありません。醤油による塩味は感じるのですが、それに付随してくるのは、出汁の豊潤な味わいだと思います。これは甘いという簡単に表現できる味覚ではないと思います。
このスープはレンゲ掬っても味わえますが、細麺に絡めながらでも味わえると思います。細麺は固めではないのですが、細さの中に、コシをしっかりと感じることが出来ると思います。ですから柔らかめ麺、なのかもしれませんが、柔らかいだけではないと思います、スープの味覚も絡みやすいし、麺が細いから、スープの味を面で相殺してしまって、その味わいを薄めてしまう事も少ないと思いました。
そのほかに盛られていた卵、ネギ、メンマ、チャーシューは硬過ぎず、柔らか過ぎず、このラーメンにおいて、美味しく食べられる硬さを探って仕上げられたような、一言で言うのでしたら、心地よい食べ心地の具材になっていたと思います。
ラーメンに対して知っていることが僅かな私が食べて、ただ食べるだけでこんなに様々なことを感じることが出来るラーメンを800円で提供して下さるのは、私は良心的なお店と感じました。
2025/03/10 更新
2022/01 訪問
味、見ため、持て成しの上質感…こんなの初めてです(^^)
食べ終わって先ず…今まで食べたことない、今まで知らなかった味わいの、美味しいラーメンでした。
心さんはワンオペなので、お店に入るとき、店主が自ら持て成しをしてくれます。私は車いすでの入店、カウンターの高さなど、食事に不自由が出てくるであろうことを危惧していただくところから始まりました。幸い、手前のご夫婦も、親切な方たちだったことも助かり、スムースに入店が出来ました。
先ずは、このお店のスタンダードを知りたくて、白中華そば ¥800を注文しました。醤油に白醤油を使ったラーメンです。普通の中華そばにしたかったのですが、白醤油のモノを食べたことがなかったので、初めてくるお店に、初めてのモノなら…と思い頼みました。でも¥800の白中華そば…決して高いとは思いませんでした。むしろ、出てくるときには、この値で食べれて得した…って思えます。
オーダーを受けてから作り始めて、待つこと数分、出来あがると、店主が自ら持ってきてくれます。こういう時間のかかるスタイルを貫いているところにも、お店の気持ち、プライドを感じました。
これはかなり、大忙しだと思うのですが、厨房内ではテキパキ、テキパキ休みなく、手が動いていると思いますが、店主の表情、動きからは、アセアセした素振りは、感じ取ることが出来ないくらい、落ち着いた動きにしか見えなくて、お客の気持ちを焦らずこともなく、素晴らしいと思います。
それで、ゆったり待ちつつ、店主がお持ちしてくれた、出てきたラーメンを見て、先ず見ためが、今まで知っていた、どのラーメンとも異なっていたと思います。麺は透き通ったスープの中に整然と整って佇んでいました。乗せられているお肉も、脂身という脂身は感じない上質そうなお肉が、豚と鶏と、メンマが乗せられていて、それを彩るようにお野菜が飾られています。
今まで知らなかった白醤油のスープ、見た目も透き通っていて、もしかしたら塩に近いのかな?と思い飲んでみましたが、塩っぽい塩味は感じません、どんな塩気よりもまず、出汁の?白醤油の?甘み(旨味)を感じます。砂糖の甘味ではなくて、恐らく材料の甘味です。それに付随して、醤油と呼ばれる白醤油の塩味(?)を感じたのではないかと思います。
お肉は最初、豚の上質そうなお肉だけが乗せられているのかと思って食べてみたら、その裏にもう一枚お肉が乗っています。しかも厚みがあって、色調も違うお肉なので、スグに別物だと気が付きました。もう一つは鶏肉です。どちらも、塩気らしい塩気は殆ど感じないお肉で、肉の味、これだけで食べさせるお肉でした。肉の味に、白醤油スープの味を足して食するお肉です。
そのとき、肉とともに添えられていてメンマも食べたのですが、メンマも余計な味は付けられていない、塩気や甘味で誤魔化されていない素材の味と食感を楽しむメンマでした。あんなメンマが売っているのを知りませんし、恐らくこれは自家製かもしれません。お肉もそうかもしれませんが…。
で、麺を食べてみたのですが、麺は細麺でした。特別固めに茹でられた麺ではありませんでしたが、細さの中にコシをしっかり感じましたし、つるつるした感じ?プリプリした感じ?ではなく、噛めばサクッと切れる、するっと流れるように飲み込めるような、非常に食べ心地の良い麺でした。
作り手の気持ち、誇りを、これほど感じて食べれるラーメンは、滅多にないと思います。私は、今回のように作り手の気持ちが伝わってくるようなラーメンは、殆ど知りません。入って、出てきて、これで、あの値段でいいの?と思い、得した気分になっていました…。並んでも食べる価値のあるラーメンとは、こういうラーメンのことなのだろうなぁ…と思いました。
2025/03/10 更新
相変わらずの美味だったと思います。でも、久々で気のせい?期待あげすぎたせい?白醤油ではなく、STDの中華そばだったからかな?前と、少し違う気がしました。
麺は細麺の太め…な感じで、コシがある歯応えです。そんな感じの麺が、綺麗に並べられて、スープの中に漂っています。この綺麗な麺の並び方は、心さんに来るまで知らなかったので、私には、心ラーメンの大切なアイデンティティの1つです。
スープは、魚介系の醤油です。前の方が、塩気が優しい気がしました。でもそれは、久々で、前の感じを思い出せていないだけかもしれません。もしくは、前は白醤油でしたが、今回はSTDの醤油たからかもしれません。