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微粉 粗粉 鬼殻のバランスが絶妙な蕎麦
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車庫にはランドローバーのディフェンダーが...拘りもここまで来れば!!(゜ロ゜ノ)
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せいろ¥1100と地葱の天婦羅¥600(共に税込)
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塩で食べる地葱の天婦羅は素材の甘さが引き立っています。油切れが少し悪いように思えるが実は...
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絶品の辛汁、蕎麦湯で割ると更に驚きの旨さ
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薬味、甘味があって鼻にツンと抜ける辛さもある山葵と 程よく晒した葱
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下が腰板でその上が漆喰の壁、高い天井に張られた梁の繋ぎも独特な室内
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イギリスの農家のような佇まい
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駐車場に車を置き、この階段を昇ります
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テラスから望む水府の里
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テラスから見た景色
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自前の畑
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2014.6.17 開店を待っての訪問
前回、筑波への所用ついでに伺うつもりが見事撃沈し、この日は慈久庵の蕎麦を唯一の目的にし
朝食抜き、塩で歯を磨き、水分は水だけと味覚だけは研ぎ澄まされた気になって、横浜から片道3時間 200数10kmの道程を行ってきました
この辺りは学生の頃に袋田の滝を登りに来て以来、何年ぶりになるだろう?
竜神の大吊り橋の少し手前、急な登りの左カーブを曲がると その左手に大きな茅葺き屋根の建物がいきなり姿を表す
店の直ぐ下(手前)の駐車場に車を入れるが 開店前の11:10で既に水戸No.の車が4台
駐車場から階段を登り建物を目の当たりにすると、正面は東北の曲り屋のようでもあり、坂道の上のほうから見るとイギリスの農家のようにも見え、さらに谷側へ廻ると清水の舞台のように谷側へ張り出したテラスがある
見れば見るほど不思議な建物で、車庫には軽自動車とランドローバーのディフェンダー(英国車)が停まっている。
畑仕事にこの車?
そこかしこに店主の生きざまが垣間見える
男のロマンですネ♪
11:20、少し早いが店主が客の我々を迎い入れて下さり、玄関でスリッパに履き替え店内へ
すると店主からおしぼりを手渡され 入店順に奥のテーブルから席に着きます
店内の奥には小上がりもありますが5脚の椅子のテーブル5卓 の4番目ですから 危ない所でした
セルフの水を飲みながら待っていると奥のテーブルから順番に注文を取り終え 店主は
とても蕎麦屋の物とは思えぬ(小さなホテルの厨房と見紛う程の大きさ)厨房へ姿を消しました
注文したのは せいろ2枚(¥1100×2)と地葱の天婦羅(¥600)
料理を待つ間、用意されたサンダルに履き替えテラスに出てみる
遮るものが無いと これ程までに景色が変わるものなのか!
目の前に滝でもあったら まるで袋田の滝の展望台(テラス)からの眺めにも似て
いや、あちらは見上げる景色、此方は見下ろす景色だから開放感は遥かに上
此所へ行ったら是非テラスへ出てみて下さい(ただテーブル席に座っていても待つのが苦になるだけですから)
テラスから戻ると厨房から出汁の良い香りがして来ました
最初のお客様の温物の甘汁(掛け汁)の匂いです
暫くすると揚げ物の音と揚げ油の匂い
揚げ油の匂いは好きで無いのですが油が違います
綿実油かと思ったが菜種油の様です。
正午位になりやっと来ました....1番目のお客様の料理が
ここからが また長かった
料理が来たのは12:40
せいろと地葱の天婦羅がやって来ました
蕎麦は透明感があり、黒い星と白い星が見てとれる
先ずは一手繰り 粗粉のざらついた舌触りがあるが水のベールを纏って喉ごしも楽しめ 其を奥歯で噛み締めると 白っぽい星の粗粉が まるでカプセルに閉じ込められていたかの様な蕎麦の旨みを口の中に運んで来る
微粉、粗粉、鬼殻の このバランスは初めての経験
辛汁も絶品、返しの味に角などは無いが濃厚、出汁もしっかり出ているが(この時点ではまだ良くわからないが)主張する事は無く しっかり蕎麦の女房役を果たしている
山葵も良い、鼻を突く程の辛味と甘味が両立しているのは擦り方なのか、辛くなって来るのを見越して少し早めに擦っているのか?
晒した葱も良いが、これは最後に蕎麦湯で楽しむ
辛汁は 蕎麦湯で割るといよいよ真価を発揮し あれ程までに控え目だった出汁が主役になり奥深い味わいに
地葱の天婦羅はアンデスの岩塩で戴くと
葱の甘味が引き出て これも旨いのだが
塩とオイルで 素材の良さを引き出すのはイタリアンの考え方と一緒で、油切れが悪いのでは無く 良質の油が調味料として使われている。
丘の上のこの場所、建物、そして料理
全てを蕎麦のために費やす生き様は壮絶なものでした。
併し、此方のお店は興味本意で行ってはいけません
ちょっと蕎麦でも食べて行くか?等はもってのほか
後悔しない為には この店だけで1日を費やす覚悟が必要です
総合の☆は付けません
料理・味の☆4.9は
本音は5.0でも足りない位ですが これ以上の店が出てきた時に困るから
雰囲気の☆4.8は
見る人によっては この一種独特な雰囲気が馴染めないかも知れないから
サービス、C.Pに無☆なのは
恐らく何の予備知識も持たずにこの店を訪れたなら大多数の方は不満を漏らすであろうから
最後に 慈久庵という名前、久慈という地名を逆さまにしただけなのか、慈味 久しくという意味合いがあるのか?
きっとここにも拘りがあるのでしょう
★6/19誤解を招く恐れがあるので
タイトルを変更しました