20世紀初頭のパリでデビューし、
エコール・ド・パリと呼ばれる
才能の百花繚乱の中で、
経済的にも自立した最初の女性画家の
一人だったマリーローランサン
結婚、第一次世界大戦、亡命
目まぐるしく動く時代の中、
創作し、生き抜いた彼女
淡い色調の中に
憂いや優雅さを感じる
マリーローランサンは
大好きな画家の1人です
アーティゾン美術館にて
展覧会があったので、行ってきました
何枚かの作品は撮影可能だったので
見てる方の邪魔にならないよう撮影
数多ある印刷物の中でも
彼女の作品は割と再現性が高い
イメージでしたが、
やはり本物は全然違いますね♡
さて、
この時代のパリで活躍した女性といえば
もう1人、ココシャネルがいます
同じ国で同時期に活躍する者同士
接点とかなかったのかしらと思ったら
実は、シャネルは自身の成功の証として、
ローランサンへ肖像画を依頼していました
ですが、
シャネルは作品の出来上がりに満足せず、
描き直しを依頼
ローランサンも譲らなかったため、
ついに肖像画が受け取られることは
なかったそうです
女性的で優美な画風のローランサン
男性服の機能性や合理性を取り入れ、
ファッションに革命をもたらしたシャネル
相容れなかった関係の2人でしたが、
その後、
シャネルのデザイナー、
カール・ラガーフェルドが、
ローランサンの絵画の色彩に着想を得た
ドレスを発表しました
画像で見ましたが、
柔らかで淡いローランサンのイメージと、
機能的でシンプルかつモダンな
シャネルのイメージが
見事に融合されているドレスですね
久しぶりの美術館
心にたっぷり栄養をもらいました♡