YamaNe79さんのマイ★ベストレストラン 2016

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ひとりメシ多め。最近、そば多め。夜はほぼ自宅メシ。

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YamaNe79 (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

活鰻の店 つぐみ庵 (駒込、田端、尾久 / うなぎ、焼き鳥)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2016/08訪問 2017/09/02

素材自体のクオリティの高さに、職人のこだわりと丁寧な仕事。それらが凝縮された逸品の数々♪

今年訪問した約250強のお店の中でも、
一際強く印象に残っている1店。

いわゆる予約困難店。
1日10組(10名?)しか受け入れないのは、
仕入れる素材の質を維持するため。
実は焼鳥屋とのことだが、鰻には太さを求める。

■□■□■□

訪問は、土曜の昼。
予約は、訪問日の約2ヶ月前に。

ちなみに…
約2ヶ月先までしか、
予約は取っていないとのこと。
既に10月までほぼ埋まっているらしい…。

メニューは「おまかせ」のみ。
内容については、
事前の予約電話ですり合わせ可能。

そして、おまかせしておけば、
“これぞ職人”と呼べるお父さんのストイックさが
存分に発揮されたメシにありつける。

■□■□■□

至福だ。
メインの「鰻重」は見事としか言いようが無い。

蒲焼きの身のプリッとした食感は、
単に新鮮というだけでは無い。
お客が食べる時間を逆算して仕込まれる、
職人の心意気が生み出す賜物。

一定の太さ以上のものしか扱わないということも
重要ではあるのだが。 

ちなみに…鰻は奥三河産。
愛知県は、鹿児島県に次いで、鰻の養殖量で全国2位だ。

身が立っており、心地良い弾力。
脂は甘く、みずみずしい。
ホワッとしすぎず、
鰻のアイデンティティがしっかり生きている。

そして、甘めのタレと、
それに負けないふっくらとした米。
お米は炊く前から、その温度に気を遣われる。

素材自体のクオリティの高さに、
職人のこだわりと丁寧な仕事。
必要不可欠な要素が、高密度に凝縮された逸品だ。

■□■□■□

また、電話では「出せない」と言われていた、
肝(写真2枚目)は、10匹分。

更に、記念日利用ということで、
特別に出してくれたヒレ(写真3枚目)は、8匹分。

ガスながら、火入れは絶妙。
素材の鮮度が伝わってくる。

■□■□■□

記念日で利用するには、
正直派手さに欠けるかもしれないが、
接客も心地よく、何度でも通いたくなる。

お母さんの笑顔が素敵すぎる。
そして、お二人共、腰がおそろしく低い。

「選んでくれて、ありがとうございます」
という言葉に、泣けた。

そんなお二人とじっくりお話が出来たのも、
貴重な体験だ。

田舎でゆったり飯を食らうような感覚。
確実に満足できるひと時が、ここにはある。


P.S.
繋ぎ無し。挽肉は使わず。肉を叩いて作るホワッホワッな「つくね(写真4枚目)」もまた必食。

  • 締めの鰻重。素晴らしいに尽きる。
  • 肝10尾分
  • ヒレ8尾分

もっと見る

2位

てんぷら 深町 (京橋、宝町、銀座一丁目 / 天ぷら)

8回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999

2025/06訪問 2025/07/25

一足先にカウンターで感じられる春。口福に浸りながらの、天ぷら初め。

2021年、天ぷら初め。我が家はやはりこちらに。
しばらく間があいてしまったのですが、
今回も春を先取りすべく、まだ冬のうちに。

ただ、この日は1月であるにも関わらず、
体感的には3月頃。
身も心もすこぶる穏やかでありました。

蓮根。舞茸。アスパラ。そら豆。
そして、ふきのとう。
やはり野菜ですねぇ〜。
魚が劣るということでは決してないのですが。
歳のせいかな…(笑)

甘味・旨味・苦味……
火入れの良さも手伝って、
素のおいしさを楽しませていただきました。
豊かな春の香りと共に。


━━《had》━━
◆No.2 @10,000円
ランチの際は、毎度こちらのコースで。
・車海老2尾
・魚3種
・野菜5種
・ご飯/赤出汁/香の物
・天丼 or 天バラ or 天茶

**
・汲み上げ湯葉
湯葉自体は思ったよりも凛々しい食感。
甘味は控えめで。

**
・車海老の頭
美味な天ぷらショウの開幕は、香ばしく。
その中でニュッと分け入ってくる、
海老の御身の食感が心地良く感じます。

**
・車海老×2尾
魚3種の中では、パフォーマンスは圧倒的。
相当にレアな仕上がりで、
秀逸さが際立っていました。
やや小ぶりではありますが、
御身がねっとりと柔いのはもちろんのこと、
甘味がなんとも潤沢。

1尾目は塩で。2尾目は天つゆで。
なお、1尾目と2尾目の火入れの感じは
ほぼ同じだったかと思います。
火を入れすぎてるということは無く。

**
・そら豆
鹿児島より。
衣は最小限で、添える程度に。
故にほっくりしたお豆の食感が前に来ます。
香りが強めで、存在感がありますね。

**
・ふきのとう
これまた香りが芳醇。
ジュワァ〜ッと水分が広がり、
終始みずみずしくあります。
フレッシュ故に苦味もそこそこくる訳ですが、
どこか丸い印象を残しますね。

**
・鱚
衣でしっかりコーティングされていた印象ですね。
淡白な白身ボディは、
油がじんわりと馴染ませてくれます。

**
・舞茸
サクッとした仕上がりは言わずもがな。
その食感が心地良いのはもちろんのこと、
“らしい旨味”が誠に秀逸でした。
素直においしい、と。

**
・墨烏賊
塩。お好みで、かぼすで。
柑橘系との相性は良好だったかと思います。
が、塩でシンプルに甘味を味わうほうが
個人的には好みでした。
軽い弾力。ニュッとくる食感。まずまずと。

**
・蓮根
土浦より。
繊維に沿って、シャクッ、シャクッと。
塩でいただけば甘味がググッと引き立ちます。
どこかお菓子のような感覚も覚えました。
天つゆよりも圧倒的に塩だと思います。

**
・アスパラ
凛々しき。
繊維から滲み出る豊富な水分に、
甘みが詰まっていました。
塩からの、天つゆという流れが◯。
パラッとする穂先よりも、
茎の根元のほうが好みだったりします。

**
・穴子
他のタネと比較して、
揚げ時間はだいぶ長かったかなと。
そのせいか、今回のラインナップの中では、
衣が一際しっかりとした食感だったように思います。
穴子本体は端正な味わい。
もう少しふっくらとした感じが
欲しい気もしましたが……安牌ですね。

**
・天丼
かき揚げはシンプルに、小海老と小柱のみ。
それらの食感&味わいよりも、
むしろねっとりとくる衣に琴線が触れました。
自分の好みに対して
タレがちょいと多めではありましたが、
このかき揚げとお米との絡みは最良の〆に。

**
・林檎のシャーベット
林檎の風味は、思ったよりも濃ゆめに。
ひんやりとしてフィニッシュです。


━━《situation+》━━
・妻とランチ
・土曜13:00頃、事前に電話予約の上訪問
・待ち時間ゼロでカウンター席へ
今回も記念日でお世話になりました。
春を先取りしたようなおまかせラインナップに、
満足度は高めに纏まった次第です。

我が家の場合、その満足度を大きく左右するのは、
お魚よりもむしろ野菜のほう。
全体の流れ〜ネタの順番がありつつ、
野菜のパフォーマンス、
全体におけるアクセントの大きさで
決まるような気がします。

頻繁にオジャマできる感じではありませんが、
(これはもう価格的に……)
時期を変えて、またお世話になりたく。
ぜひカウンターにて。


━━《had》━━
◆おまかせ てんぷら@20,000円
この夜の構成は……
車海老2尾に、魚7種。野菜5種。
そして、〆の丼物に、デザート。
質はもちろんのこと、ボリュームも充分ですね。

尚、〆の丼物は選択制。
天丼、天バラ、天茶(漬け)の3種から選べます。

・お通し
汲み上げ湯葉。
喉越し良好な、いつもの開幕です。

・自家製唐墨(からすみ)
フカッと優しい食感の後で追いかけてくる、
キュッと引き締まった塩分で
どうにもお酒が進んでしまう逸品。
日本酒スタートで「正解」と思わせてくれます。

・河豚の白子
凛々しさと柔さが同居します。
張りがありつつ、ニュッと壊れる様に、
うっとり。
熱々でいただくので尚更。
火傷にはご注意を。
序盤は塩で。後半はポン酢で。

・車海老 足
軽やかに。香ばしく。

・車海老
前回よりも、だいぶすっきりとした味わいでした。
ねっとりくる感じは控えめであり、
一言で言うなら「端正」。
甘味がググッと詰まっています。

尚、1本目よりも2本目のほうが、
レアさを感じられましたかね。
揚げ時間はかなり短いと思うのですが、
それでも差が出てしまう点に
天麩羅の奥深さを感じてしまいます。

・タラの芽
衣は激薄で、まさに添えるだけ。
フレッシュな苦味が、ダイレクトに伝わってきます。
穂先はふっくらとしており、水分も潤沢。
口の中でジュワ〜ッと広がるその水分と、
苦味と混じる様が堪りません。

・蕗の薹(ふきのとう)
掌で潰してから揚げてあります。
苦味がジンジンッとくる伝わってくる様に、
春の訪れを感じます。
フレッシュさは言わずもがな。

・鱚
富津より。かなりの大ぶりです。
そして、間違いなく、
これまでのベストパフォーマンス。
大当たりですね。
身のふくよかさ充分であり、
その身と衣とのバランスが抜群でした。

・筍
鹿児島から。早採りで。
この夜のベストアイテムだった気がします。

この“香り”はヤバい……
芳醇。芳醇。2回言います。
そして、食感。
凛々しく、そして滑やかに。
香ばしさとみずみずしさの応酬です。

・白魚
島根は宍道湖より。海苔巻きで。
ふっくらと、そして香ばしく。
思った以上に歯応えもありました。
海苔の香りがまた、
全体の味わいを膨よかにしてくれるようです。

・空豆
良い意味で、青臭い豆の香りが豊かです。
鼻を近づけると、
途端に強い香りに包まれます。
食感はほっくりと。
お供は、塩一択ですね。

・雲丹
大葉巻き。
雲丹がこれでもかというほどに詰まっています。
熱が入ると、かなり甘味が増すように感じます。
うるるんっと艶かしい食感は、
アダルトな装い。
また、大葉はかなり大判で、
プリッと弾けるように裂けますね。

・墨烏賊
衣の厚さは、きっとミニマム。
噛むほどに甘味が滲んできます。
ボディの、固すぎずほどよい弾力が
心地良い仕上がりでした。

・アスパラ
意外にも、宇都宮から。地元産。
決して太くはないのですが、
繊維に沿ってパリッと裂け、
そこから滲む水分と油の交錯に
最後まで口の中が潤います。

・穴子
安牌でしょうかね。皮はしっかり目。
身は決して厚い訳ではなく、
むしろもうひと声欲しかったところです。
が、尻尾にかけて穴子らしい香りが立ち、
カリッと揚がった衣との
食感のコントラストは終始楽しくありました。

・天丼
小海老と帆立の貝柱のかき揚げ丼です。
小海老の身の、ほのかな緩みが良き。
また、衣はふっくらと伸びがあり、
先ほどの穴子のそれとは打って変わって、
ネタを優しく包み込む包容力のようなものが
感じられました。

・赤出汁
しじみ汁。

・お新香
胡瓜。人参。株。白菜。

・デザート
苺のアイスクリーム。


◆貴 純米(一合)@1,500円
幸い一合に留まりました…(笑)


━━《memo》━━
・大根おろしはフリー。
 無くなれば、お替りを。


━━《situation+》━━
・妻と夕食
・土曜17:00頃、電話予約の上で訪問
・店奥のカウンター席へ
京橋に構える江戸前天ぷらの有名店
数年前から、我が家の記念日と言えば、
コチラに足を運ぶことが多くなった。

『ミシュランガイド』では星を獲得し続け、
また、食べログ内でも高いスコアをキープ。
ただそんな状況とは裏腹に、
相変わらず予約難易度の低さは嬉しいばかりだ

太白胡麻油で揚げる天ぷらは、
旬の野菜に、海の幸。
それら素材そのものの質の高さに加え、
火入れの妙だと思うのだが、
実にみずみずしさを感じられる次第

天ぷらの高級店は他にも数多くあるかと思うが、
我が家はやはりこちらに足を運んでしまう。
なかなか新規開拓できない。
安心と信頼は大きい。


---《いただいたメニュー》---
◆おまかせてんぷら@19,000円
◇お通し
 前回同様、【汲み上げ湯葉】での開幕。
 ツルッとした喉越しが、心地良い。

◇くちこ
 ナマコの生殖巣は、能登の珍味である。
 エッジの効いた塩気は、酒のつまみに最適。
 ボディは薄いながらも、
 ググッと埋もれるていくような食感を
 味わえる。

◇鮑
 深緑色の鮑の“肝”ソースでいただく。
 とにかく強烈なインパクトを残してくれた。
 ねっとりとした弾力は、
 ニュゥゥッとどこまでも優しく。
 芯のレアさが絶妙であった。
 肝ソースで磯の香りが加速する。

◇車海老の足
 序盤のスタメン。
 カリッと香ばしく、殻が弾ける。

◇車海老
 安心の良パフォーマンス。 
 薄手の衣が、さっくりとした食感を優しく添える。
 その後で、ボディの食感がねっとりとくる。
 このバランスが秀逸であった。

 1尾目は塩で。2尾目は天つゆで。
 個人的な好みは前者。

◇空豆
 鼻に持って行った時の豆の香りが印象的。
 身はほっくりと、儚くほどける。
 ただ、時間が経つと
 当然ながら食感が変わってしまう。
 5個あるが、早めに腹にしまい込みたい。

◇新玉ねぎ
 テロっとしており柔く、そして甘味が強い。
 油を纏ったことで、それが色濃く出たか。
 産毛な印象を受ける。

◇鱚
 安牌。
 身は薄いが、ほっくり。生臭さは皆無である。
 淡白な御身は、ハラッと崩れる。

◇万願寺唐辛子
 決して身は厚い訳ではないが、甘味は充分。
 蓄えた水分量の恩恵か。
 薄手の衣のパフォーマンスも良好であった。

◇めごち
 身のふくよかさは、
 先ほどの鱚とのギャップも楽しめる。
 淡白だが、ふっくらと。
 これは「天つゆ」を含ませた方が良さそう。

◇雲丹
 大葉に巻かれた雲丹は、
 罪悪感を覚えてしまうボリューム。
 歯は雲丹に溺れ、
 ねっとりとした舌触りには、興奮を覚える。
 紫蘇の存在感は最低限。
 あくまでも主演のパフォーマンスに魅せられる。

◇水茄子
 泉州より。身は引き締まっている。
 潤沢な水分が「天つゆ」と交わり、
 繊維に沿って避ける様が、実にうんまい。
 ただし、火傷には要注意。

◇稚鮎
 頭から咥えれば、ギュッとした強い苦味。
 これが酒をうまくさせる。
 そして、その頭を越えれば一転、
 ほっくり、さっくりとした
 か弱きボディを楽しめるという流れ。

◇ホワイトアスパラ(北海道)
◇グリーンアスパラ(長野)
 2種のアスパラを、ハーフサイズでいただく。
 ホワイトは、ほぼ生なのかというほどのレアさ。
 噛みきれない。
 繊維からほとばしる水分が、フレッシュさを物語る。

 一方、グリーンはシャキシャキと。
 穂の部分にかけての食感の変化が楽しい。
 ただ、個人的には茎のほうも、
 1本丸々楽しみたかった。
 人によって楽しみに明確な差が出てしまうのは惜しい。

◇穴子
 安牌。
 強烈なインパクトは無いが、
 いかにも穴子らしいアイデンティティを感じられた。

◇天丼
 締めは3種から選べるが、
 今回も、天バラと天茶(茶漬け)は遠のいた。

 かき揚げの具は、小海老&帆立の大きな貝柱。
 相変わらず、とてもシンプルだ。
 天つゆでしっとりし、凛とした米と馴染む。
 そして、今回はこの“米”がおいしい。
 粒が立っており、
 つゆを纏っても端正な輪郭を崩さない。

◇デザート
 今回は、以下の3種で構成されていた。
 ・ヨーグルトのシャーベット
 ・グレープフルーツのジュレ
 ・パッションフルーツのシャーベット

 柑橘寄りの構成にあって、
 ヨーグルトのシャーベットが全体に丸みを。
 そして、夏らしいさっぱりとした余韻を感じ、
 爽やかなフィニッシュ。
 とにかく満腹。

◆貴 純米(一合)@1,500円


---《利用シーン+α》---
・夫婦で夕食。誕生祝いを兼ねて。
・電話予約の上、土曜17:00頃に訪問
・L字型カウンターの4名側(狭いほう)に。
2017年、天麩羅納め。
迷わず足を運んだお店は、我が家のご贔屓店。
約7ヶ月ぶりの訪問です。

テンポよく天麩羅を楽しんだ後で、
職人さんともゆっくりお話させて頂き、
今回も素敵な深町タイムを過ごさせて頂きました。

ちなみに……
毎度オーダーする【No.2】が、
1,000円ほど値上がりしていましたが、
これまでのコチラでの貴重な体験を考えれば、
御財布の紐もなんだか緩くなります(笑)

また、正月を過ぎると、
またガラッと食材が変わるということですから、
その頃にまたオジャマさせて頂こうかと思います。

 
---《いただいたメニュー》---
◆No.2@10,000円+税
└ 車海老の頭(2)
└ 車海老(2)
└ 魚(3)
└ 野菜(5)
└ かき揚げ天丼
└ 赤出汁&香の物
└ デザート


◇車海老の頭
 いつもの開幕。
 さらっとした塩を添えれば、
 香ばしさがより引き立ちます。
 ゆっくり噛みしめること推奨です。


◇車海老
 前回とは別物。
 「重くドロッとした」と言いますか、
 活力がやや身を潜めておりました。

 スコアのマイナスは、ここが大きいですね。
 前回が良すぎた、
 と言えるかもしれないのですが。
 

◇ぎんなん
 ほっくりと。
 そして、遅れてくるネットリとした食感に、
 旨味を感じられる一品。


◇鱚
 ホロホロとした身が、
 熱の発散と共に解けます。
 身がやや薄く感じましたが、
 トータルで納得できる一品でした。


◇くわい
 栗とはまた違う、凛々しいホクホク感。
 カリッとした衣のアクセントが、
 良い調和を生んでいるように思います。
 塩で。


◇墨烏賊
 噛みしめれば、素直に割けていく御身。
 気持ちよさを感じられる厚みですね。 
 そして、檸檬が合います。

 
◇加賀れんこん
 金沢から恵み。 
 でんぷん質が非常に多く、
 重厚なねっとり感を楽しめます。 
 繊維の割ける様が、これまた心地良い。


◇椎茸
 毎度高いパフォーマンスを発揮する一品は、
 今回はMVPかもしれません。
 潤沢な水分と交わる油の協奏曲は、
 思わず「お替わり!」と言いたくなります。


◇アスパラ
 いとみずみずしく。
 塩・檸檬でいただく頭も良いですが、
 天つゆで食らう茎のほうが、
 凛々しい繊維を色濃く感じられ、
 個人的には好みです。
 

◇穴子
 今回のNo.2の物語では、
 椎茸と並ぶベストパフォーマンスだったかと。

 脂がなんとも潤沢で、
 塩では脂が勝ちすぎてしまうくらい。
 さっぱりとした天つゆでいただくことで、
 丁度良い塩梅に収まる感覚を覚えました。


◇かき揚げ天丼
 具はシンプルに、海老と貝柱のみ。
 ただし、ふんだんに。
 
 そして、それらを包み込む衣の固さが抜群でした。
 いい馴染み具合。
 満足度が高いまま、一気に掻き込みます。 


---《利用シーン+α》---
・妻と、2017年お疲れさまランチ
・平日13:30頃、
 事前に電話予約をして訪問
・予約の電話は、訪問日の2週間ほど前


---《メモ》---
・支払いは、現金のみ

東京京橋に構える、天ぷらの銘店。
三度目の今回が、感動の初訪問時を超えて、
いままでの中でベストパフォーマンスという
幸運に恵まれました。

素材の質の高さ。
素材を活かす、職人さんの技。
そして、天ぷらに純粋に向き合える雰囲気。

この三拍子が高次元で纏まっており、
且つ、お値段的にも、予約難度的にも、
定期的に足を運ぶことが出来る素敵店です。

暖簾をくぐれば、
たちまち胡麻油のいい香りに鼻腔が包まれます。
食欲は煽られるばかり。

確保されているカウンター席に速やかに座り、
オーダーを告げたら、
空腹の胃の鳴き声を抑えて待ちましょう。

まもなくしてスタート。
以降、約185℃の油で揚げたネタたちを、
テンポ良く、出して頂けます。

尚、こちらのお店の底力を堪能するには、
やはりコースがオススメ。
我が家は今回も「No.2」です。


---《利用シーン》---
・妻と2人で。
・土曜お昼に、彼女のバースデイランチ

・訪問3週間ほど前に、電話予約。
・尚、当日は、今回も予約で満席でした。
 予約は必須。


---《いただいたメニュー》---
◆No.2@9,000円+税
└車海老(2尾)
└魚(3種)
└野菜(5種)
└天丼 or 天茶 or 天バラ
└デザート


◇車海老の頭
 いつもの開幕。
 カラッと揚がった、凛とした香ばしさ。
 僅かに残った海老の身が、
 仄かな粘りを添えてくれます。


◇車海老
 会心の火入れ
 3度目にして、ベストパフォーマンス。
 トロッとした生感は、
 海老がまるで生きているかのようです。


◇そら豆
 極薄の衣は、サクッとした食感を
 仄かに添えるだけ。
 ホクホクと。
 そして、パラッと儚く壊れます。
 お豆の青臭さも、いい味わいに。


◇鱚(きす)
 車海老とは打って変わって、
 揚げ時間は長めに。
 その差は歴然。
 故に、しっかりとした衣のコーティングが、
 サクッとした食感を、より際立たせます。


◇新玉ねぎ
 断面から立ち上る湯気。
 玉葱とは思えない、ホクホクした口当たり。
 そして、潤沢な水分。

 マルっと一口で味わうのが良いですね。
 そして、お供には、天つゆよりも、
 塩のほうがより甘味が引き立ち、好み。


◇水茄子
 アツアツのまま、
 サッと天つゆをくぐらせて。
 
 衣のサクッとした食感の後を追って、
 ジュワァ〜ッと広がる水分から、
 素材の新鮮さ・みずみずしさを感じます。


◇女鯒(めごち)
 すこぶる肉厚な身が演出する、
 ほわほわっとした食感は罪でしょう。
 白身魚のいわゆる淡白な味わいも、
 それに勝る食べ応えを楽しめます。

 そして、もちろん青臭さなんて皆無。


◇椎茸
 いままでで1番好きな椎茸。
 季節(仕入れ?)によって、
 こんなにも味わいが違うのか…。

 ギュギュッと、かなり引き締まった御身。
 そして、ここでも、
 ただ僅かに添えるだけの薄い衣。
 秀逸です。 


◇アスパラ
 長く太い1本はカットされ、
 上下で異なる味わいが楽しめます。

 個人的には、下半分に軍配。
 繊維から滲み出る潤沢な水分が、
 表面から芯にかけての、
 なんとも言えない食感のグラデーションを
 演出します。


◇穴子
 先の鱚に近しい、しっかりとした衣。
 カリッとした衣を割いて現れる御身には、
 青臭さみたいなものはありません。
 
 やはり好みは、しっぽのほう。
 腹のほうよりもむしろ、
 穴子のアイデンティティが濃ゆく、
 ここに素材の真の旨味を感じます。


◇天丼
 抜群の火入れで、前回と雲泥の差。 
 ホワホワとしたかき揚げが、
 抜群のパフォーマンスでした。

 プリッとした海老と、大ぶりな貝柱。
 食感の抑揚を、最後まで楽しめました。
 お米は、固すぎず、柔すぎず。
 全体として、いいまとまり感です。


◇林檎のシャーベット
 さっぱりと林檎が香って、フィニッシュ。


 ごちそうさまでした。大満足です!
★2016年12月 再訪(写真追加)

今回も、土曜ランチにて。
No.2(9,000円のコース)をオーダー。
予約がギリギリだった故に、
カウンターではなく、テーブル席にて。

ちなみに…お昼なら、予約は取りやすいかと。
2週間前くらいにお電話。

■■心躍った品は、以下。

◎車海老
今回のMVP。
火入れが絶妙で、
身の芯の部分の、「生」の残し方が秀逸。
さっくりとした衣と、
ねっとりとした御身とのハーモニーが、
開幕からテンションを上げてくれる。


◎万願寺とうがらし
とうがらしと言えど、ピーマンに近い。
水分と油とのバランス・交わる様が、見事。

みずみずしく、そして、甘味が強い。
天つゆを勧められたが、
個人的には、塩で食べるほうが好み。


◎穴子
腹と尻尾の2切れ。
たまたまかもしれないが、
尻尾のほうが、腹より身が厚めであった。

しっかりとした御身は、弾力も充分。
もちろん青臭さも無く、
穴子のアイデンティティをしっかり楽しめた。


総じて言えることだが、
素材によって、衣の厚さの違いが実に楽しい。

匠の技。魅せますなあ。


■■■■■■■■■■■■■■■■
★2016年2月 初訪問

◎ミシュラン2016 一つ★
◎食べログ  4.24 / TOP100
 / Japan Restaurant Award 2016  天ぷら部門1位


旬の食材たちが纏う“みずみずしい旨味”は、
永き経験に裏打ちされた匠の技により、
真に引き出される。

天ぷら。素晴らしい。

薄く、且つ、素材毎に微妙に厚みが変わる衣。
衣のすぐ下、素材の“軽く熱の通った”部分。
そして、素材の芯に近い“生”の部分。

計算され、生み出されたこの3層を、
一重に噛み締め、
唾液と絡める。

旨味のみが凝縮した塊が、
食道を通り、胃袋に落ち着くまで、
余計な言葉は不要。

「嗚呼、美味い…」

…と、それしか出ないのだが。

■□■□■□

やたら温かい2月の土曜。
13:40の定刻通り、僕等夫婦は暖簾をくぐる。

チョイスした昼のコースは、『NO.2』。

・車海老:2尾
・魚:3
・野菜:5
・〆:丼(天丼 or 天バラ or 天茶)
・デザート
※ドリンク別

さらに、
『雲丹』を追加注文した。

魚介は勿論、
野菜が見事に美味い。

この2種が最後までバランス良く出され、
〆の丼で、完全に“落ちる”。
満足度は極めて高い。

以下、数品をピックアップしてみる。

■□■

◎雲丹(大葉巻き)
コースにはなく、追加注文。
ここに来たら、外せないだろう逸品。
塩で。

大葉から零れ落ちそうなほど
贅沢に盛られた北海道産の雲丹は、
軽く熱が通され、甘味が強めに。
限りなく生に近く、
“雲丹であること”がまるで損なわれていない。

大葉の薫り・サックリとした食感と、
厚く適度に柔い雲丹のコントラストが、
誠に素晴らしい。

食感と薫りの極み。

■□■

◎椎茸
みずみずしく、肉厚。
これは芯の残り(残し)方が絶妙だ。
最初は塩で。
そして、天つゆで。

薄い衣のすぐ後にくる、
凛々しく柔い肉厚な表面。

それを超えた先に待つ、
絶妙な歯ごたえ。

噛むほどに滲む、
濃ゆい椎茸の余韻。
天つゆはジャマをしない。

たまらない。
写真なんて撮らずに、さっさと頬張るべし!

■□■

◎帆立
揚げたというよりは、
表面をサッと炙ったような印象。
綺麗な薄桃色の2層仕立てが、
それを静かに物語る。
塩で。

水分と油のバランス。
素材と技術の融合。
終始見られる抜群のコンツェルトが、
見た目にも分かりやすい形で、
ここに表現されている。

■□■□■□

ちなみに…
訪問は、自身の誕生祝いの席にて。

自らオジャマしたいお店として選ばせて頂き、
自ら電話予約し、
妻を招待した。

運良く予約できた事に歓喜したが、
そんな自分以上に心躍らせていたのは、
むしろ妻のほう。
(食べ終えた後は、より一層…)

とにかく嬉しいもんだ。

季節が変わる頃に、
またオジャマさせて頂きたい。

ごちそうさまでした♪

  • 【ランチ No.2@税込1,7500円】車海老
  • 【ランチ No.2@税込1,7500円】穴子 │ 魚は計3種(車海老を除く)
  • 【ランチ No.2@税込1,7500円】とうもろこし │ 野菜は計5種

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3位

かぶと (池袋、要町、北池袋 / うなぎ)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/03訪問 2017/09/03

鰻の価値観と世界観が変わる♪日本最高峰に君臨する鰻の名店

★2016年3月再訪。

約半年ぶり。
可能な限り、最短のインターバルにて。
今宵も至福のひと時。

この日のおまかせは、13種。
(天然の入荷が無かったのが、唯一の心残り…)

◎串 9種(計10本)
◎心臓
◎白焼き
◎蒲焼き
◎肝吸い

さらに、追加注文したのはコチラの3品。
◎冷奴
◎お新香
◎肝わさ
※いずれもぜひオーダーして欲しい。

そして、ビール。日本酒。

■□■

こちらのタレ。
実にキリッとしている。

かしら。えり。きも。しっぽ…
そして、蒲焼き。

余分な甘味は限りなく抑えられ、
“極めて全うな鰻の味(これこそ鰻だ!)”を、
異なる食感と共に、全身から味わえる。

そして、塩だ。

素材の質の高さは、
“適切に”塩を振られた鰻が語る。
外側のホワッと感と、内側の骨骨しさが、
ひと串の中で同居する「かしら」。
こいつの塩とタレを食べ比べてみて、
それを改めて実感する。

最後にポッと出してくれた「れば」も同様。
塩が語らせる。

極めつけは「白焼き」。
“鰻の素”をダイレクトに味わえる究極形は、
今回も一際輝いている。

外側の香ばしさと、
内側に残した“生”のバランス。
白焼きに限ったことではないが、
火入れが見事!…としか言いようが無い。

さらに、
この上に“天然”という世界が存在があるのが、
ある意味で怖い…

ぜひ再び浸かりたいもんだ。その世界に…‼︎

■□■

2時間に及ぶ“至福の鰻タイム”は、
これまたキリッと炊き上げられた白米に共に、
(この米が実にうまい!)
蒲焼きを頬張りきったところでフィニッシュ。

まことにExcellent...!!

今月末で引退する大将に、心から感謝したい。
引退月に拝めに来れて良かった…

愛情ある毒舌を吐き続けるアナタの雄姿は、
決して忘れません。
本当にお疲れさまでした。

そして、次回の席は10月。

新生“かぶと”を堪能しに、
またオジャマさせて頂きます。

ごちそうさまでした♪

====================

★2015年年9月に2度訪問。

次は来月3月。
もう待ち遠しくて堪らない!

天然と養殖の食べ比べを。
感動と感謝に包まれる、
有意義すぎる鰻タイム…!!

カウンターに座ったら、
迷わず「お任せ」を。

毒舌な親父さんの、快活な声が店内に響く中、
腹、尻尾…そして心臓。
鰻の持つ本来の旨味を、
鰻の全身から堪能することができます。

そして…
「天然と養殖は、違う食いもんだっての!」と
ぶっきらぼうに吐き捨てる親父さんの言葉に、
偽り無し!

身の大きさ。弾力・締まり方。
ムダのない脂の乗り方。
まったく臭みのない薫り。

目で見て、箸を入れて、口にふくんで…
その“圧倒的な格の違い”を確実に実感できます。

ちなみに…
写真1ー2枚目が天然。
3枚目以降は、養殖です。

特に感涙したのは、白焼き。
蒸さない。
ただ、焼いただけ。
表面の香ばしさを感じつつ、
これが鰻の味かと身に染みる…

そして、ダメ押しの蒲焼き。
身はふっくらとしつつも、
ふっくら“し過ぎず”、
鰻が持つ独特の薫り(臭みではない)に
食欲が加速。

タレに浮く脂で、
固めに炊かれた白米(美味!)も進み、
止まりません…
お替わりしてしまったのも必然のこと。

まことにExcellentです。

人によっては、
親父さんの、ある意味強烈なキャラが苦手、
と思うかもしれませんが…ボクはアリ。

そんな親父さんも、
来月3月を持って引退とのこと。

なんとなく淋しい気もしますが…
後を継ぐフジモリさんを応援したい。

そして、幸い来月3月の予約が取れたので、
時期的に天然を食べられるかどうかは分かりませんが、
親父さんのパフォーマンスを
最高の鰻とともに
目に焼き付けてこよう思っています。

ごちそうさまでした♪

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

鰻専門店 愛川 (西早稲田、高田馬場、面影橋 / うなぎ、海鮮、日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2016/06訪問 2016/06/05

ずっと居続けたくなる名店。人情に包まれながら頂く、関西風“堅焼き”が絶品‼︎

東京都内にありながら、
関西風の蒲焼きを頂けるということで、
ずっとお伺いしたかった個人的課題店。

そして、お伺いしてみて、
鰻の味は勿論のこと、なんて居心地の良いお店なんだと。

ぜひまたおジャマしたい!と思うまでに、
そう時間は掛かりませんでした。

■□■

土曜お昼。
JR高田馬場駅から、徒歩5分ほど。
開店10分前(11時20分頃)に訪問すると、
待つ人はゼロ。

まだ「支度中」の札が掛かったお店の前で
開店の準備をするお母さんが、
気さくに話しかけてくれ、
軽くおしゃべりをし、
開店時刻前に暖簾をくぐりました。

お店が纏っている穏やかな空気感は、
店主の親父さんとお母さんの人柄そのもの。

かなりの人気店でありながら、
まるで実家にでも帰ったような気持ちにさせてくれます。

■□■

◎鰻重・菊(肝吸い、お新香付き)
・堅焼きで(+100円)
@税込3,400円

堅焼きとは、蒸さずに焼く。
いわゆる関西風。

大ぶりな身の表面に大胆に入った焦げが、
香りと共に、何とも食欲をそそります。

箸をいれると、まずパリッとした表面。
続いてふっくらとした御身から、
程よい弾力を感じます。
関東風のあのホワッとした感じは皆無。

頬張れば、スッキリしたタレのおかげで、
鰻の素の味がダイレクトに感じられるよう。

余分な脂は無く、
主役はあくまで身の本体と言わんばかり。
噛み応えがあり、実に香ばしい。
しっぽの先まで。

美味い…‼︎

タレはあっさりと。
自己主張しすぎない感じが、またいい。
鰻に微かな甘味を添えてくれます。

また、お米の炊き上がりは、やや固め。
タレのコーティングは薄く、
仄かに甘味が増す感じもいいですね。

これはホントずっと食べていたくなるなぁ…
(無理だけど。。w)

関西風、万歳。

■□■

ちなみに…
予約して来店される方も、何組かおられました。

平日は分かりませんが、
土曜12時前ならノーリザベーションで入れそうです。
(自分も予約無しでの訪問です)


昭和風情漂う店内で、
何とも素敵な時間を過ごせました。

こういうお店はずっと在り続けて欲しい……
またおジャマさせて頂きます。

ごちそうさまでした♪

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

牧野 (新馬場、北品川、天王洲アイル / 居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/06訪問 2016/09/22

新鮮美味な魚介を、備長炭で炙り、自分好みの焼き加減で食えるってのは、やっぱり贅沢の一言

魚好きには、すこぶるたまらない1軒ではないだろうか。

6月の、とある平日夜。予約して訪問。
男4人での旬な魚を頬張る会にて。

今回のテーマは「穴子」。

店内は、昭和的な居酒屋。
適度にゆとりが保たれた空間でゆったりと、
新鮮な魚を頬張れる。


■■心躍った逸品■■

活穴子踊り焼き@2,250円

先ほどまで生簀で泳いでいた穴子が、
活〆されて出される。
皿の上の、艶があり、みずみずしい御身。

そして、その心臓は、
まだ一定のリズムで鼓動を打っている。

備長炭で、じっくり箸でつつきながら焼いていく。
皮から焼き、
香ばしい匂いが立ち込めてきたところで、
裏返し身を焼いていく。

アツアツのまま口へ運べば、
なんとも言えぬプリッと感。
カリッとした香ばしい皮と、
弾力のある身の食感のコントラストが口の中で魅せる!

そして、丁度良い塩気が、日本酒を誘うのだ…
止まらない!

魚好き・酒好きにはたまらないはず。
ぜひ食して頂きたい逸品だ。

■■■

ちなみに…

活〆メニューは、タコなどもある。
吸い付く吸盤を力強く振りほどき、
七輪の上で踊るタコのお姿も必見也!

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

はし本 (江戸川橋、神楽坂、茗荷谷 / うなぎ、どじょう)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2016/07訪問 2017/08/31

創業180年の老舗。絶品の鰻重は、リーズナブルだが、完成度は高い!

江戸川橋に構える、
鰻でミシュランの★を獲得している2軒のうちの一角。

人気店含め、
今年十数軒で頬張った鰻重の中でも、
間違いなく完成度、そして満足度は高い。

かの有名店「石ばし」よりも敷居は低く、
暖簾は潜りやすい。

また、このご時世で、
良心的な価格設定は非常に魅力。
鰻重は、上でも3,000円台だ。

だからと言って、お粗末な品は出てこない。
実に丁寧な仕事をされている事は、
鰻を一口頬張れば、すぐに分かるはず。

コスパは高い!

■□■□■□

平日お昼。予約無しで訪問。
待ち時間ゼロで運良く入れたが、
できれば予約をオススメしたい。


まもなくしてやってきた「鰻重」は美しい。

パリッと。
そして、ホワッと。適度に。

いわゆる江戸前。
身の厚さに対して、火入れは良好。

ほどよい焼き目は香ばしく、
しっぽの先まで、きちんと鰻の味がする。

ここが重要。

脂のたまる腹よりも、
しっぽに“鰻っぽさ”をいかに感じられるかが、
自分の中での重要なポイントなのだ。

■□■□■□

パラッとしたお米にも、特徴を感じる。
粘り気は抑えめ。

お米のいいセレクト&炊き加減だと思う。

これは好みの問題だが、
水気と粘り気が多すぎるのは、自分的にNGなのだ。

欲を言えば、
もう少しだけ鰻の身に脂が欲しいところだけど。
それは時期もあるだろう。

逆に、江戸前でなく、
地焼きで喰らいたいと思ってしまった。

■□■□■□

民家を改装したような店内は、
趣があっていい雰囲気。
接客も丁寧で、長居したくなる。

頬張る鰻と共に、日本を感じた。

いいお店だ。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

魚輝 (乃木坂、六本木、六本木一丁目 / 居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/09訪問 2017/09/03

お魚好きなら、何度でも♪お料理・接客共に素敵クオリティ。毎月通う大好きなお店!

★2016年9月 再訪(写真追加)
☆スコア: 3.9 stay

平日夜。男女4人で訪問。
お店の体制が多少変わっていた。
が、居心地の良い空間はそのままに。


◎MVP:「豆鯵とメヒカリの唐揚げ」

特に、メヒカリ。
この大ぶりなサイズだからこそのホワッホワ感が、堪らなくヒット!

薄い衣と、厚い身のコントラストが素晴らしい。
火入れも良好。
結局、2回頼んでしまうという…w


◎アンカー:「いくらと雲丹の土鍋ご飯」

締めに最高の逸品。
年間通して安定したクオリティが維持されている。

料理6品+日本酒2合+その他お酒1人2杯ずつくらいで、1人あたり5000円ちょっと。

満足度は高い。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■

★2016年3月 再訪(写真追加)
☆スコアUPです: 3.8 → 3.9

毎月お世話になっている、大好きなお店♪
もしお魚好きなら、
知っておいて損はないハズ…!!

接客も相変わらず丁寧で、
居心地の良さを演出してくれますね♪
入口で、靴を脱ぐのもポイント。

『雲丹といくらの土鍋ご飯』が、
あまりにも人気ですが…

その締めの逸品に至るまで、
今回も満足度高めのお料理たちを
出していただけました♪

■□■

◎ホタルイカ
いままさに旬ですね〜♪
刺身の盛り合わせに、含めて頂けます。
甘味があり、プリンッとした食感は、
何個でも食わせようとする…!!w

ぜひいまのうちに頬張っておきたいですね。


◎メヒカリの唐揚げ
“本日のオススメ”と書かれた品は、
嘘なんてつきません!

冬場が旬のメヒカリは、
身がホワッと、フワッと。
口内で滲む脂と油の混ざり具合が、
キリッとした日本酒を促します。

■□■

そして、安定のレギュラー陣。

◎ずわい蟹のなめろう
◎つぶ貝わさび
◎焼魚(今回は、金華鯖)

からの…
〆の『雲丹とイクラの土鍋ご飯』。

アラフォーなオッサン3人の興奮状態が、
ここでMAXですw

■□■

今回も笑顔溢るる、いい宴になりました。
また来月もオジャマします(予約済!)。

ごちそうさまでした♪

***********************************

生、焼き、
そして締めの土鍋ご飯。

入口で靴を脱いだら、始まり。

若い店主とお姉さんが演出してくれる、
終始美味至福な呑みタイムに、
完全にハマってしまう…♪

新鮮美味なお魚たちを色々頬張るためにも、
デートよりも、
グループでの利用をオススメしたい。

ちなみに…この2月は男3人で。
新鮮美味な“御魚フェス”を堪能させて頂いた。
幾つかピックアップしてみる。

■□■□■

◎ずわい蟹のなめろう
濃ゆい蟹の旨味と食感が、
滑らかに舌に絡んでくる。
毎月のマストアイテム。開幕に。


◎つぶ貝わさび
ツンッと効いた山葵がいい。
コリコリの食感も相まって、日本酒も進む。
ずわい蟹のなめろうと共に、
開幕に頼む不動の2トップ。


◎つぼ鯛
この鯛に限らず、
生は勿論、こちらの焼きの満足感は高い。

箸を入れた時の身の締まり方。
湯気の立つ感じ。
そして、皮の香ばしさ。

これまで食べた、
穴子の一夜干しや、金華鯖も同様。
オジャマしたら、
確実に一品は頼んでおきたい。

 
◎雲丹とイクラの土鍋ご飯
相変わらず、目と舌を楽しませてくれる。
そして、疲れた体と心も♪

熱を通され、甘みが増す雲丹。
それにネットリ絡む、
イクラとの抜群のコンツェルトは、
トリを飾るのに申し分なし!

オーダーして1時間後に運んで頂けるのが、
演出としても最高で、誠に良い締め。


■□■□■

書いてるうちに、涎が出る…(笑)
またお世話になります。

ごちそうさまでした♪

  • 豆鯵とメヒカリの唐揚げ@1180円
  • いくらと雲丹の土鍋ご飯@時価:これで1合。炊き上がりまで1時間。早めにオーダーして待つべし。
  • 刺身@4人前3600円:要事前予約。その日の仕入れは築地から。出される温度がいい。口の中で丁度トロける。

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8位

ブラザーズ 人形町本店 (人形町、浜町、水天宮前 / ハンバーガー、カフェ、サンドイッチ)

4回

  • 夜の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2022/04訪問 2022/04/23

人気バーガー店で、あえて【ホットドッグ】を。初対面なログ in 人形町

久々すぎる本店さん。
普通にバーガーいただくよりも変化を欲してしまい、
鼻から【ホットドッグ】狙い撃ちです。
バーガーに比べたら、
圧倒的にクチコミ&写真も少なめですし。

外観、やはり赤が映えますね(人形町らしからぬ)。
店内もアメリカンな装い……

なんですが、
さりげなく爪楊枝が提供されるところに
日本人的おもてなしを感じます。
(使いませんでしたがw)

ランチ専用のメニュー表、初めて見た…あるんだ!
グランドメニューから
一部ピックアップしての提供になるんでしょうか?
基本シンプルな(価格を抑えての)バーガーが並び、
トッピングでアドオンしていくスタイルのよう。

ちなみに……ランチタイムは【11:00〜16:00】。
人気店ですからね、並んで待つことも多いと思われ。
故に、長めな時間設定はうれしい方もおられそう。


━━《had》━━
◆スイートチリドッグ@税込880円
ふんだんに盛られたスイートチリソースに、
肉感豊かなソーセージ。
それらと香ばしいドッグパンのコラボが楽しき一品。

そのドッグパンのパフォーマンスは良好でした。
サクッと、中はふんわり。
この表面の香ばしさが、
やはりポイントに思いますね。

スイートチリソースが全体を馴染ませ、
且つ、そのアクセントになり得る甘味で持って、
消費活動をグイグイ引っ張ってくれます。

こちらのバーガーをだいたい味わったなら、
たまにはこんな変化もアリかもしれませんね。
最初の数回は、素直にバーガーの方が良きかと。
あとはご予算次第。


◆ドリンクセット@税込165円
8種から選べます。
珈琲、紅茶、烏龍茶は、HOT or ICE 有り。

アイスコーヒーをチョイスした訳なのですが、
氷多めとは言え、
なみなみと注がれたビジュアルは
見ていてとても気持ちが良いもんです。


━━《Photo》━━
Nikon Z6II × NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

▼外観だけ
Nikon Z6II × NIKKOR-S Auto 50m F1.4


━━《situation+》━━
・ソロでランチ
・平日11:00頃訪問
・待ち時間ゼロで、2名用テーブルへ
下町のアメリカンへ、久方ぶりに。
ホスピタリティ高めで、
とても居心地が良い空間は相変わらず。

平日ランチタイムは初だったのですが、
店内は空いており、
勝手なお客視点だと、うれしい限りです。

訪問は、約10ヶ月ぶり。
その間、例年になく
色々なバーガーを頬張ってきたせいか、
いただいた後に、
ちょっと物足りない自分がいました…。

全体のバランスは良く、
美味なグルメバーガーには違いないのですが、
もう少しズッシリ感と、
荒々しいくらいのお肉感が欲しい…
というのが、いまの自分の正直な感想です。

もはや好みの話なのですが…。


---《利用シーン》---
・ソロで、平日ランチ
・12時前で、お客はまばら
・待ち時間ゼロで、カウンターに着席


---《いただいたメニュー》---
◆チーズバーガー@税込1,242円
 野菜多めで、非常にヘルシーな感があります。
 正直パティよりも、多めのレタスが、
 シャキシャキとした新鮮な食感と共に、
 その印象を強く残します。

 それなりの肉肉しさを求める方には、
 やや物足りないかも…。

 パティ自体は、ミンチ系スタンダード。
 こんがりバンズも、ふっくら安心クオリティ。

 そして、甘味濃いめの
 伝家の宝刀「BBQソース」は、
 マヨネーズと絡み合いながら、
 素材をつなぐいいハブ役を全うしています。

 このBBQソースは、
 買って帰りたいくらいです(笑)
このお店がすこぶる好きだ。

赤で染めたアメリカンな佇まいは、
人形町という街において、
いささか異彩を放っている。

が、店内に入れば、
極めて日本的なおもてなしで、
我々お客を心地よく迎えてくれる。

欧米と日本の良さが融合している超優良店だと、
ボクは思う。

何度も足を運んでいるが、
その思いがブレたことは無い。いままで1度もだ。

■■■

まず食べるべきは、BBQソース系だろう。

1番直近の訪問でチョイスしたのは、
【ベーコンチーズバーガー】。

こんがりしつつ、ふっくらとしたバンズ。
今回はかなり固め。
カリッという印象を持った。

一方のパティ。いと肉肉しい。
抑揚を感じられる良い食感である。

このバンズ&パティの“バッテリー”が、
満足度の高いバーガーの土台。

そこに、自家製のBBQソースが、
コクと甘味のエッセンスを添える。

このソースが非常に美味い!

そして、
シャキシャキと新鮮な折りたたみ式レタスが、
見事に協和する。

完成度は高い!


格別だ。ビールが手放せない。
またオジャマしようと思う。

  • スイートチリドッグ@税込880円
  • スイートチリドッグ@税込880円│ドリンクセット@税込165円
  • ドリンクセット@税込165円

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9位

あげづき (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / とんかつ)

4回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999

2020/04訪問 2020/05/05

質の高さにブレは無し。神楽坂のとんかつ店にて、『南の島豚』による口福タイムを久々に。

もはや訪問回数を正確に覚えてはいないのですが、
いままでで今回がベストかもしれない……
そう思わせてくる優良パフォーマンスでした。

宮崎産『南の島豚』は、
その素材自体の質の高さもさることながら、
こちらのお店の技術・底力で持って、
極上のとんかつに昇華されるのでしょう。

ぷっくり膨れたボクの胃袋は、
純度100%の幸せで、しばし満たされるのでした。


━━《had》━━
◆南の島豚特上ロースかつ@2,400円
厚み。柔さ。そして、ジューシーさ。
この三拍子が高次元で纏まる、まさに特上な逸品。

たわむボディを噛み締めれば、
ジュゥゥワァァ〜ッと、
至福と共に広がるオイルの海。
甘味の濃ゆい潤沢な脂の海に溺れること
請け合いです。
中濃ソースでも勿論良いのですが、
シンプルに“塩”でいきたくなります。

また、粗めな生パン粉で成る衣は、
油でしっとりしつつ、
とことん優しい“サクッと感”を添えてくれます。
ひとえに噛み締めれば、溢るる豚の脂のおかげで、
より一層馴全体が染みますね。


◆定食セット@360円
ご飯。味噌汁(しじみ汁)。
さらに、お新香&ポテトサラダが付きます。

上記の【特上ロース】とのコンボは、
税込で3,000円を僅かに超えますが……
お米のクオリティが秀逸であります故、
たとえ酒を呑んだとしても外せません。

割と固めで粒の輪郭をきちんと感じるお米は、
豚の脂にも負けない存在感を放っています。
相性・バランスの良さは言わずもがな。


━━《situation+》━━
・妻とランチ
・土曜12:31頃に訪問
・待ち時間2〜3分ほどで、カウンター席へ
数年前から、度々お世話になっております。
神楽坂に構える繁盛店の1つ。
『とんかつ百名店 2017』にもその名を連ねますが、
何の違和感もありません。

地下に降りる階段に待ち人の列が出来るのは、
もはや日常のことなんでしょうかね。
ウェイトタイムゼロでの入店は、未体験です…。

逆に、腹を空かせて待つのが良きかと。
宮崎県の希少な豚「南の島豚」の
ナイスなパフォーマンスぶりに、
悶絶すること請け合いです。

尚、トンカツは、ロースとヒレ共に、
【上】と【特】の2クラス用意されております。
許されるなら、ぜひ【特】を。
質の明確な差を感じられることと思います。

ちなみに……
店内や厨房は撮影禁止ですので、
どうかご注意くださいませ。


---《利用シーン+α》---
・妻とランチ
・土曜13:00過ぎに訪問し

・案の定、
 地下に降りる階段には待ち人の列
・結局、とんかつとのご対面は、
 お店到着してから35分ほど後のこと。


---《いただいたメニュー》—
※価格は、すべて外税です。

◆特ロースかつ(限定数)@2,150円
 サシ潤沢な御身と、
 必要最小限の衣が織り成す、
 素敵なトンカツ協奏曲(拍手)。
 ぜひ、桃色の【バハール岩塩】で。
 
 抑揚のある衣は、軽やかにサクッと音を立て、
 厚くカットされた宮崎県の「南の島豚」は、
 その柔らかさを見せつけるかのように、
 重力に逆らうことなく、その身を反らします。
 
 身を噛みしめれば、滲む脂は潤沢で甘く、
 ホワッとトロけるような食感。
 みずみずしさようなものを感じますね。  

 また、いい意味での肉臭さは、
 鼻腔を抜けて、空腹の胃を挑発してきます。
 なんて罪なヤツなんだ、と。

 衣と肉のバランス。調和。
 食材の交わる様が、とにかく秀逸です。
 次回も迷わず、【特】を選ぶことになるかと。


◆定食@360円
└ 白米、味噌汁、お新香。ポテサラ

 ご飯をいただきたい場合には、
 こちらの定食セットを別料金でオーダーします。

◇白米
 いい仕上がりですね。
 程よい粘度を保ちつつ、
 固めな炊き上がり。 
 粒の凛々しさもまずまずです。

◇味噌汁
 しじみの赤出汁。
 しょっぱすぎず、安牌です。

◇胡瓜
◇沢庵
◇ポテサラ
 ベーコン、人参、玉葱など。
 滑らかな口当たりは、
 卵の存在をしっかり感じるマヨ効果。
何度もおジャマしている、
神楽坂でしっとりと、
美味なトンカツを喰らえる人気店。
ミシュラン ビブグルマンにも名を連ねる。

7月最後の土曜夜。
妻と2人、予約無しでの訪問。
丁度神楽坂のお祭りの日で、
通りは人でごった返していた。

L.O.近い時間でも、階段の下で待つ客有り。
数十分しての入店となった。

■■■

◎特ロースかつ(2,150円・税抜)

上ロースよりもサイズがひと回り大きく、
サシも多め。

宮崎県産「南の島豚」の旨みを真に味わうなら、
やはり“特”のほう。
かなり食べ応えがある。

揚げ立て1切れ目は、やはり塩で頂きたい。

断面は仄かにピンク。
その揚げ立ての島豚に、
ちょいと岩塩を付けて噛み締めれば、
口内にジュワァ〜ッと広がる上質の脂。

肉の厚みと旨味をこれでもかと感じる。
うまい!


続く2切れ目。
ソースを垂らし、
辛子を付けて頬張ったその後は、
固めに炊き上げられた白米を純粋に欲するのみ。

欲のままにガッツリといく!

ちなみに…定食セット(+360円)にすれば、
白米 & キャベツはおかわり自由。
これで安心して食欲に身を委ねられる。

食後の満足感と満腹感、この上なし!

またおジャマしよう。

  • 南の島豚特上ロースかつ@2,400円
  • 南の島豚特上ロースかつ@2,400円
  • 【南の島豚特上ロースかつ@2,400円+定食@360円】オーバー・ザ・ライス

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10位

餃子の店 蘭州 (京成立石、青砥 / 餃子、ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2016/06訪問 2017/09/02

水餃子って、こんなに美味いんだ!と魅せられた。圧巻のパフォーマンス

#餃子を巡る冒険2016

今年餃子を頬張ったお店は、
有名人気店・まだ無名店等あわせて70軒ほど。

その中でも、ここがいまのところベスト。
順位は付けたくないが、頭ひとつ抜けている。

6月の土曜夜。
店先にできた列の最後尾に並んでみた。


■■心躍った逸品■■

水餃子・パクチー乗せ@500円

注文してから皮を伸ばし、包まれる。
夫婦と、その息子さんだろうか。
手際良く、息のあった連携プレイで、
次々と注文を捌いていく。

間もなくしてご対面。

小ぶりで、皮がとてもみずみずしい。
それを一口頬張って驚く…‼︎

モチュッとした皮の食感。
その後ですぐ、
しっかりと味の付いた餡が、旨味を運んでくる。

タレなど不要。
旨味がギュッと凝縮されたような。

そして、皮餡共に、
歯触り・舌触りの良さが非常に良い。
また、パクチーが残す爽やかな余韻がクセになる。
たまらない。

うっかりすると、
何皿で行けてしまいそうになるのが怖い…

誠に完成度が高い!と言わざるを得ない逸品だ。

そして、
ここを越える餃子と、まだ出会えていない。
餃子を巡る冒険は続く…


■■■

ちなみに…
食べ比べたく、焼餃子@350円も頂いた。

結果、トータルのバランスは、水餃子に軍配。
主張の強い餡は、
それを優しく包み込む水餃子との相性が良さそうだ。

尚、テイクアウトもできるが、
「5分以内に食べて」とのこと(笑)

理由は「皮が生だから」だそうだ……

納得。

  • 水餃子・パクチー乗せ@500円
  • 焼餃子@350円
  • (説明なし)

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