YamaNe79さんのマイ★ベストレストラン 2017

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ひとりメシ多め。最近、そば多め。夜はほぼ自宅メシ。

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YamaNe79 (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

選定の基準は、お値段の高い低いではなく、「どれだけ楽しい時間を過ごせたか」。そして、「食を通して、どんな素敵な出会いを得られたか」です。
選んだお店は、ちゃんとその時のシーンを、鮮明に覚えているもんですね。

マイ★ベストレストラン

1位

てんぷら 深町 (京橋、宝町、銀座一丁目 / 天ぷら)

8回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999

2025/06訪問 2025/07/25

一足先にカウンターで感じられる春。口福に浸りながらの、天ぷら初め。

2021年、天ぷら初め。我が家はやはりこちらに。
しばらく間があいてしまったのですが、
今回も春を先取りすべく、まだ冬のうちに。

ただ、この日は1月であるにも関わらず、
体感的には3月頃。
身も心もすこぶる穏やかでありました。

蓮根。舞茸。アスパラ。そら豆。
そして、ふきのとう。
やはり野菜ですねぇ〜。
魚が劣るということでは決してないのですが。
歳のせいかな…(笑)

甘味・旨味・苦味……
火入れの良さも手伝って、
素のおいしさを楽しませていただきました。
豊かな春の香りと共に。


━━《had》━━
◆No.2 @10,000円
ランチの際は、毎度こちらのコースで。
・車海老2尾
・魚3種
・野菜5種
・ご飯/赤出汁/香の物
・天丼 or 天バラ or 天茶

**
・汲み上げ湯葉
湯葉自体は思ったよりも凛々しい食感。
甘味は控えめで。

**
・車海老の頭
美味な天ぷらショウの開幕は、香ばしく。
その中でニュッと分け入ってくる、
海老の御身の食感が心地良く感じます。

**
・車海老×2尾
魚3種の中では、パフォーマンスは圧倒的。
相当にレアな仕上がりで、
秀逸さが際立っていました。
やや小ぶりではありますが、
御身がねっとりと柔いのはもちろんのこと、
甘味がなんとも潤沢。

1尾目は塩で。2尾目は天つゆで。
なお、1尾目と2尾目の火入れの感じは
ほぼ同じだったかと思います。
火を入れすぎてるということは無く。

**
・そら豆
鹿児島より。
衣は最小限で、添える程度に。
故にほっくりしたお豆の食感が前に来ます。
香りが強めで、存在感がありますね。

**
・ふきのとう
これまた香りが芳醇。
ジュワァ〜ッと水分が広がり、
終始みずみずしくあります。
フレッシュ故に苦味もそこそこくる訳ですが、
どこか丸い印象を残しますね。

**
・鱚
衣でしっかりコーティングされていた印象ですね。
淡白な白身ボディは、
油がじんわりと馴染ませてくれます。

**
・舞茸
サクッとした仕上がりは言わずもがな。
その食感が心地良いのはもちろんのこと、
“らしい旨味”が誠に秀逸でした。
素直においしい、と。

**
・墨烏賊
塩。お好みで、かぼすで。
柑橘系との相性は良好だったかと思います。
が、塩でシンプルに甘味を味わうほうが
個人的には好みでした。
軽い弾力。ニュッとくる食感。まずまずと。

**
・蓮根
土浦より。
繊維に沿って、シャクッ、シャクッと。
塩でいただけば甘味がググッと引き立ちます。
どこかお菓子のような感覚も覚えました。
天つゆよりも圧倒的に塩だと思います。

**
・アスパラ
凛々しき。
繊維から滲み出る豊富な水分に、
甘みが詰まっていました。
塩からの、天つゆという流れが◯。
パラッとする穂先よりも、
茎の根元のほうが好みだったりします。

**
・穴子
他のタネと比較して、
揚げ時間はだいぶ長かったかなと。
そのせいか、今回のラインナップの中では、
衣が一際しっかりとした食感だったように思います。
穴子本体は端正な味わい。
もう少しふっくらとした感じが
欲しい気もしましたが……安牌ですね。

**
・天丼
かき揚げはシンプルに、小海老と小柱のみ。
それらの食感&味わいよりも、
むしろねっとりとくる衣に琴線が触れました。
自分の好みに対して
タレがちょいと多めではありましたが、
このかき揚げとお米との絡みは最良の〆に。

**
・林檎のシャーベット
林檎の風味は、思ったよりも濃ゆめに。
ひんやりとしてフィニッシュです。


━━《situation+》━━
・妻とランチ
・土曜13:00頃、事前に電話予約の上訪問
・待ち時間ゼロでカウンター席へ
今回も記念日でお世話になりました。
春を先取りしたようなおまかせラインナップに、
満足度は高めに纏まった次第です。

我が家の場合、その満足度を大きく左右するのは、
お魚よりもむしろ野菜のほう。
全体の流れ〜ネタの順番がありつつ、
野菜のパフォーマンス、
全体におけるアクセントの大きさで
決まるような気がします。

頻繁にオジャマできる感じではありませんが、
(これはもう価格的に……)
時期を変えて、またお世話になりたく。
ぜひカウンターにて。


━━《had》━━
◆おまかせ てんぷら@20,000円
この夜の構成は……
車海老2尾に、魚7種。野菜5種。
そして、〆の丼物に、デザート。
質はもちろんのこと、ボリュームも充分ですね。

尚、〆の丼物は選択制。
天丼、天バラ、天茶(漬け)の3種から選べます。

・お通し
汲み上げ湯葉。
喉越し良好な、いつもの開幕です。

・自家製唐墨(からすみ)
フカッと優しい食感の後で追いかけてくる、
キュッと引き締まった塩分で
どうにもお酒が進んでしまう逸品。
日本酒スタートで「正解」と思わせてくれます。

・河豚の白子
凛々しさと柔さが同居します。
張りがありつつ、ニュッと壊れる様に、
うっとり。
熱々でいただくので尚更。
火傷にはご注意を。
序盤は塩で。後半はポン酢で。

・車海老 足
軽やかに。香ばしく。

・車海老
前回よりも、だいぶすっきりとした味わいでした。
ねっとりくる感じは控えめであり、
一言で言うなら「端正」。
甘味がググッと詰まっています。

尚、1本目よりも2本目のほうが、
レアさを感じられましたかね。
揚げ時間はかなり短いと思うのですが、
それでも差が出てしまう点に
天麩羅の奥深さを感じてしまいます。

・タラの芽
衣は激薄で、まさに添えるだけ。
フレッシュな苦味が、ダイレクトに伝わってきます。
穂先はふっくらとしており、水分も潤沢。
口の中でジュワ〜ッと広がるその水分と、
苦味と混じる様が堪りません。

・蕗の薹(ふきのとう)
掌で潰してから揚げてあります。
苦味がジンジンッとくる伝わってくる様に、
春の訪れを感じます。
フレッシュさは言わずもがな。

・鱚
富津より。かなりの大ぶりです。
そして、間違いなく、
これまでのベストパフォーマンス。
大当たりですね。
身のふくよかさ充分であり、
その身と衣とのバランスが抜群でした。

・筍
鹿児島から。早採りで。
この夜のベストアイテムだった気がします。

この“香り”はヤバい……
芳醇。芳醇。2回言います。
そして、食感。
凛々しく、そして滑やかに。
香ばしさとみずみずしさの応酬です。

・白魚
島根は宍道湖より。海苔巻きで。
ふっくらと、そして香ばしく。
思った以上に歯応えもありました。
海苔の香りがまた、
全体の味わいを膨よかにしてくれるようです。

・空豆
良い意味で、青臭い豆の香りが豊かです。
鼻を近づけると、
途端に強い香りに包まれます。
食感はほっくりと。
お供は、塩一択ですね。

・雲丹
大葉巻き。
雲丹がこれでもかというほどに詰まっています。
熱が入ると、かなり甘味が増すように感じます。
うるるんっと艶かしい食感は、
アダルトな装い。
また、大葉はかなり大判で、
プリッと弾けるように裂けますね。

・墨烏賊
衣の厚さは、きっとミニマム。
噛むほどに甘味が滲んできます。
ボディの、固すぎずほどよい弾力が
心地良い仕上がりでした。

・アスパラ
意外にも、宇都宮から。地元産。
決して太くはないのですが、
繊維に沿ってパリッと裂け、
そこから滲む水分と油の交錯に
最後まで口の中が潤います。

・穴子
安牌でしょうかね。皮はしっかり目。
身は決して厚い訳ではなく、
むしろもうひと声欲しかったところです。
が、尻尾にかけて穴子らしい香りが立ち、
カリッと揚がった衣との
食感のコントラストは終始楽しくありました。

・天丼
小海老と帆立の貝柱のかき揚げ丼です。
小海老の身の、ほのかな緩みが良き。
また、衣はふっくらと伸びがあり、
先ほどの穴子のそれとは打って変わって、
ネタを優しく包み込む包容力のようなものが
感じられました。

・赤出汁
しじみ汁。

・お新香
胡瓜。人参。株。白菜。

・デザート
苺のアイスクリーム。


◆貴 純米(一合)@1,500円
幸い一合に留まりました…(笑)


━━《memo》━━
・大根おろしはフリー。
 無くなれば、お替りを。


━━《situation+》━━
・妻と夕食
・土曜17:00頃、電話予約の上で訪問
・店奥のカウンター席へ
京橋に構える江戸前天ぷらの有名店
数年前から、我が家の記念日と言えば、
コチラに足を運ぶことが多くなった。

『ミシュランガイド』では星を獲得し続け、
また、食べログ内でも高いスコアをキープ。
ただそんな状況とは裏腹に、
相変わらず予約難易度の低さは嬉しいばかりだ

太白胡麻油で揚げる天ぷらは、
旬の野菜に、海の幸。
それら素材そのものの質の高さに加え、
火入れの妙だと思うのだが、
実にみずみずしさを感じられる次第

天ぷらの高級店は他にも数多くあるかと思うが、
我が家はやはりこちらに足を運んでしまう。
なかなか新規開拓できない。
安心と信頼は大きい。


---《いただいたメニュー》---
◆おまかせてんぷら@19,000円
◇お通し
 前回同様、【汲み上げ湯葉】での開幕。
 ツルッとした喉越しが、心地良い。

◇くちこ
 ナマコの生殖巣は、能登の珍味である。
 エッジの効いた塩気は、酒のつまみに最適。
 ボディは薄いながらも、
 ググッと埋もれるていくような食感を
 味わえる。

◇鮑
 深緑色の鮑の“肝”ソースでいただく。
 とにかく強烈なインパクトを残してくれた。
 ねっとりとした弾力は、
 ニュゥゥッとどこまでも優しく。
 芯のレアさが絶妙であった。
 肝ソースで磯の香りが加速する。

◇車海老の足
 序盤のスタメン。
 カリッと香ばしく、殻が弾ける。

◇車海老
 安心の良パフォーマンス。 
 薄手の衣が、さっくりとした食感を優しく添える。
 その後で、ボディの食感がねっとりとくる。
 このバランスが秀逸であった。

 1尾目は塩で。2尾目は天つゆで。
 個人的な好みは前者。

◇空豆
 鼻に持って行った時の豆の香りが印象的。
 身はほっくりと、儚くほどける。
 ただ、時間が経つと
 当然ながら食感が変わってしまう。
 5個あるが、早めに腹にしまい込みたい。

◇新玉ねぎ
 テロっとしており柔く、そして甘味が強い。
 油を纏ったことで、それが色濃く出たか。
 産毛な印象を受ける。

◇鱚
 安牌。
 身は薄いが、ほっくり。生臭さは皆無である。
 淡白な御身は、ハラッと崩れる。

◇万願寺唐辛子
 決して身は厚い訳ではないが、甘味は充分。
 蓄えた水分量の恩恵か。
 薄手の衣のパフォーマンスも良好であった。

◇めごち
 身のふくよかさは、
 先ほどの鱚とのギャップも楽しめる。
 淡白だが、ふっくらと。
 これは「天つゆ」を含ませた方が良さそう。

◇雲丹
 大葉に巻かれた雲丹は、
 罪悪感を覚えてしまうボリューム。
 歯は雲丹に溺れ、
 ねっとりとした舌触りには、興奮を覚える。
 紫蘇の存在感は最低限。
 あくまでも主演のパフォーマンスに魅せられる。

◇水茄子
 泉州より。身は引き締まっている。
 潤沢な水分が「天つゆ」と交わり、
 繊維に沿って避ける様が、実にうんまい。
 ただし、火傷には要注意。

◇稚鮎
 頭から咥えれば、ギュッとした強い苦味。
 これが酒をうまくさせる。
 そして、その頭を越えれば一転、
 ほっくり、さっくりとした
 か弱きボディを楽しめるという流れ。

◇ホワイトアスパラ(北海道)
◇グリーンアスパラ(長野)
 2種のアスパラを、ハーフサイズでいただく。
 ホワイトは、ほぼ生なのかというほどのレアさ。
 噛みきれない。
 繊維からほとばしる水分が、フレッシュさを物語る。

 一方、グリーンはシャキシャキと。
 穂の部分にかけての食感の変化が楽しい。
 ただ、個人的には茎のほうも、
 1本丸々楽しみたかった。
 人によって楽しみに明確な差が出てしまうのは惜しい。

◇穴子
 安牌。
 強烈なインパクトは無いが、
 いかにも穴子らしいアイデンティティを感じられた。

◇天丼
 締めは3種から選べるが、
 今回も、天バラと天茶(茶漬け)は遠のいた。

 かき揚げの具は、小海老&帆立の大きな貝柱。
 相変わらず、とてもシンプルだ。
 天つゆでしっとりし、凛とした米と馴染む。
 そして、今回はこの“米”がおいしい。
 粒が立っており、
 つゆを纏っても端正な輪郭を崩さない。

◇デザート
 今回は、以下の3種で構成されていた。
 ・ヨーグルトのシャーベット
 ・グレープフルーツのジュレ
 ・パッションフルーツのシャーベット

 柑橘寄りの構成にあって、
 ヨーグルトのシャーベットが全体に丸みを。
 そして、夏らしいさっぱりとした余韻を感じ、
 爽やかなフィニッシュ。
 とにかく満腹。

◆貴 純米(一合)@1,500円


---《利用シーン+α》---
・夫婦で夕食。誕生祝いを兼ねて。
・電話予約の上、土曜17:00頃に訪問
・L字型カウンターの4名側(狭いほう)に。
2017年、天麩羅納め。
迷わず足を運んだお店は、我が家のご贔屓店。
約7ヶ月ぶりの訪問です。

テンポよく天麩羅を楽しんだ後で、
職人さんともゆっくりお話させて頂き、
今回も素敵な深町タイムを過ごさせて頂きました。

ちなみに……
毎度オーダーする【No.2】が、
1,000円ほど値上がりしていましたが、
これまでのコチラでの貴重な体験を考えれば、
御財布の紐もなんだか緩くなります(笑)

また、正月を過ぎると、
またガラッと食材が変わるということですから、
その頃にまたオジャマさせて頂こうかと思います。

 
---《いただいたメニュー》---
◆No.2@10,000円+税
└ 車海老の頭(2)
└ 車海老(2)
└ 魚(3)
└ 野菜(5)
└ かき揚げ天丼
└ 赤出汁&香の物
└ デザート


◇車海老の頭
 いつもの開幕。
 さらっとした塩を添えれば、
 香ばしさがより引き立ちます。
 ゆっくり噛みしめること推奨です。


◇車海老
 前回とは別物。
 「重くドロッとした」と言いますか、
 活力がやや身を潜めておりました。

 スコアのマイナスは、ここが大きいですね。
 前回が良すぎた、
 と言えるかもしれないのですが。
 

◇ぎんなん
 ほっくりと。
 そして、遅れてくるネットリとした食感に、
 旨味を感じられる一品。


◇鱚
 ホロホロとした身が、
 熱の発散と共に解けます。
 身がやや薄く感じましたが、
 トータルで納得できる一品でした。


◇くわい
 栗とはまた違う、凛々しいホクホク感。
 カリッとした衣のアクセントが、
 良い調和を生んでいるように思います。
 塩で。


◇墨烏賊
 噛みしめれば、素直に割けていく御身。
 気持ちよさを感じられる厚みですね。 
 そして、檸檬が合います。

 
◇加賀れんこん
 金沢から恵み。 
 でんぷん質が非常に多く、
 重厚なねっとり感を楽しめます。 
 繊維の割ける様が、これまた心地良い。


◇椎茸
 毎度高いパフォーマンスを発揮する一品は、
 今回はMVPかもしれません。
 潤沢な水分と交わる油の協奏曲は、
 思わず「お替わり!」と言いたくなります。


◇アスパラ
 いとみずみずしく。
 塩・檸檬でいただく頭も良いですが、
 天つゆで食らう茎のほうが、
 凛々しい繊維を色濃く感じられ、
 個人的には好みです。
 

◇穴子
 今回のNo.2の物語では、
 椎茸と並ぶベストパフォーマンスだったかと。

 脂がなんとも潤沢で、
 塩では脂が勝ちすぎてしまうくらい。
 さっぱりとした天つゆでいただくことで、
 丁度良い塩梅に収まる感覚を覚えました。


◇かき揚げ天丼
 具はシンプルに、海老と貝柱のみ。
 ただし、ふんだんに。
 
 そして、それらを包み込む衣の固さが抜群でした。
 いい馴染み具合。
 満足度が高いまま、一気に掻き込みます。 


---《利用シーン+α》---
・妻と、2017年お疲れさまランチ
・平日13:30頃、
 事前に電話予約をして訪問
・予約の電話は、訪問日の2週間ほど前


---《メモ》---
・支払いは、現金のみ

東京京橋に構える、天ぷらの銘店。
三度目の今回が、感動の初訪問時を超えて、
いままでの中でベストパフォーマンスという
幸運に恵まれました。

素材の質の高さ。
素材を活かす、職人さんの技。
そして、天ぷらに純粋に向き合える雰囲気。

この三拍子が高次元で纏まっており、
且つ、お値段的にも、予約難度的にも、
定期的に足を運ぶことが出来る素敵店です。

暖簾をくぐれば、
たちまち胡麻油のいい香りに鼻腔が包まれます。
食欲は煽られるばかり。

確保されているカウンター席に速やかに座り、
オーダーを告げたら、
空腹の胃の鳴き声を抑えて待ちましょう。

まもなくしてスタート。
以降、約185℃の油で揚げたネタたちを、
テンポ良く、出して頂けます。

尚、こちらのお店の底力を堪能するには、
やはりコースがオススメ。
我が家は今回も「No.2」です。


---《利用シーン》---
・妻と2人で。
・土曜お昼に、彼女のバースデイランチ

・訪問3週間ほど前に、電話予約。
・尚、当日は、今回も予約で満席でした。
 予約は必須。


---《いただいたメニュー》---
◆No.2@9,000円+税
└車海老(2尾)
└魚(3種)
└野菜(5種)
└天丼 or 天茶 or 天バラ
└デザート


◇車海老の頭
 いつもの開幕。
 カラッと揚がった、凛とした香ばしさ。
 僅かに残った海老の身が、
 仄かな粘りを添えてくれます。


◇車海老
 会心の火入れ
 3度目にして、ベストパフォーマンス。
 トロッとした生感は、
 海老がまるで生きているかのようです。


◇そら豆
 極薄の衣は、サクッとした食感を
 仄かに添えるだけ。
 ホクホクと。
 そして、パラッと儚く壊れます。
 お豆の青臭さも、いい味わいに。


◇鱚(きす)
 車海老とは打って変わって、
 揚げ時間は長めに。
 その差は歴然。
 故に、しっかりとした衣のコーティングが、
 サクッとした食感を、より際立たせます。


◇新玉ねぎ
 断面から立ち上る湯気。
 玉葱とは思えない、ホクホクした口当たり。
 そして、潤沢な水分。

 マルっと一口で味わうのが良いですね。
 そして、お供には、天つゆよりも、
 塩のほうがより甘味が引き立ち、好み。


◇水茄子
 アツアツのまま、
 サッと天つゆをくぐらせて。
 
 衣のサクッとした食感の後を追って、
 ジュワァ〜ッと広がる水分から、
 素材の新鮮さ・みずみずしさを感じます。


◇女鯒(めごち)
 すこぶる肉厚な身が演出する、
 ほわほわっとした食感は罪でしょう。
 白身魚のいわゆる淡白な味わいも、
 それに勝る食べ応えを楽しめます。

 そして、もちろん青臭さなんて皆無。


◇椎茸
 いままでで1番好きな椎茸。
 季節(仕入れ?)によって、
 こんなにも味わいが違うのか…。

 ギュギュッと、かなり引き締まった御身。
 そして、ここでも、
 ただ僅かに添えるだけの薄い衣。
 秀逸です。 


◇アスパラ
 長く太い1本はカットされ、
 上下で異なる味わいが楽しめます。

 個人的には、下半分に軍配。
 繊維から滲み出る潤沢な水分が、
 表面から芯にかけての、
 なんとも言えない食感のグラデーションを
 演出します。


◇穴子
 先の鱚に近しい、しっかりとした衣。
 カリッとした衣を割いて現れる御身には、
 青臭さみたいなものはありません。
 
 やはり好みは、しっぽのほう。
 腹のほうよりもむしろ、
 穴子のアイデンティティが濃ゆく、
 ここに素材の真の旨味を感じます。


◇天丼
 抜群の火入れで、前回と雲泥の差。 
 ホワホワとしたかき揚げが、
 抜群のパフォーマンスでした。

 プリッとした海老と、大ぶりな貝柱。
 食感の抑揚を、最後まで楽しめました。
 お米は、固すぎず、柔すぎず。
 全体として、いいまとまり感です。


◇林檎のシャーベット
 さっぱりと林檎が香って、フィニッシュ。


 ごちそうさまでした。大満足です!
★2016年12月 再訪(写真追加)

今回も、土曜ランチにて。
No.2(9,000円のコース)をオーダー。
予約がギリギリだった故に、
カウンターではなく、テーブル席にて。

ちなみに…お昼なら、予約は取りやすいかと。
2週間前くらいにお電話。

■■心躍った品は、以下。

◎車海老
今回のMVP。
火入れが絶妙で、
身の芯の部分の、「生」の残し方が秀逸。
さっくりとした衣と、
ねっとりとした御身とのハーモニーが、
開幕からテンションを上げてくれる。


◎万願寺とうがらし
とうがらしと言えど、ピーマンに近い。
水分と油とのバランス・交わる様が、見事。

みずみずしく、そして、甘味が強い。
天つゆを勧められたが、
個人的には、塩で食べるほうが好み。


◎穴子
腹と尻尾の2切れ。
たまたまかもしれないが、
尻尾のほうが、腹より身が厚めであった。

しっかりとした御身は、弾力も充分。
もちろん青臭さも無く、
穴子のアイデンティティをしっかり楽しめた。


総じて言えることだが、
素材によって、衣の厚さの違いが実に楽しい。

匠の技。魅せますなあ。


■■■■■■■■■■■■■■■■
★2016年2月 初訪問

◎ミシュラン2016 一つ★
◎食べログ  4.24 / TOP100
 / Japan Restaurant Award 2016  天ぷら部門1位


旬の食材たちが纏う“みずみずしい旨味”は、
永き経験に裏打ちされた匠の技により、
真に引き出される。

天ぷら。素晴らしい。

薄く、且つ、素材毎に微妙に厚みが変わる衣。
衣のすぐ下、素材の“軽く熱の通った”部分。
そして、素材の芯に近い“生”の部分。

計算され、生み出されたこの3層を、
一重に噛み締め、
唾液と絡める。

旨味のみが凝縮した塊が、
食道を通り、胃袋に落ち着くまで、
余計な言葉は不要。

「嗚呼、美味い…」

…と、それしか出ないのだが。

■□■□■□

やたら温かい2月の土曜。
13:40の定刻通り、僕等夫婦は暖簾をくぐる。

チョイスした昼のコースは、『NO.2』。

・車海老:2尾
・魚:3
・野菜:5
・〆:丼(天丼 or 天バラ or 天茶)
・デザート
※ドリンク別

さらに、
『雲丹』を追加注文した。

魚介は勿論、
野菜が見事に美味い。

この2種が最後までバランス良く出され、
〆の丼で、完全に“落ちる”。
満足度は極めて高い。

以下、数品をピックアップしてみる。

■□■

◎雲丹(大葉巻き)
コースにはなく、追加注文。
ここに来たら、外せないだろう逸品。
塩で。

大葉から零れ落ちそうなほど
贅沢に盛られた北海道産の雲丹は、
軽く熱が通され、甘味が強めに。
限りなく生に近く、
“雲丹であること”がまるで損なわれていない。

大葉の薫り・サックリとした食感と、
厚く適度に柔い雲丹のコントラストが、
誠に素晴らしい。

食感と薫りの極み。

■□■

◎椎茸
みずみずしく、肉厚。
これは芯の残り(残し)方が絶妙だ。
最初は塩で。
そして、天つゆで。

薄い衣のすぐ後にくる、
凛々しく柔い肉厚な表面。

それを超えた先に待つ、
絶妙な歯ごたえ。

噛むほどに滲む、
濃ゆい椎茸の余韻。
天つゆはジャマをしない。

たまらない。
写真なんて撮らずに、さっさと頬張るべし!

■□■

◎帆立
揚げたというよりは、
表面をサッと炙ったような印象。
綺麗な薄桃色の2層仕立てが、
それを静かに物語る。
塩で。

水分と油のバランス。
素材と技術の融合。
終始見られる抜群のコンツェルトが、
見た目にも分かりやすい形で、
ここに表現されている。

■□■□■□

ちなみに…
訪問は、自身の誕生祝いの席にて。

自らオジャマしたいお店として選ばせて頂き、
自ら電話予約し、
妻を招待した。

運良く予約できた事に歓喜したが、
そんな自分以上に心躍らせていたのは、
むしろ妻のほう。
(食べ終えた後は、より一層…)

とにかく嬉しいもんだ。

季節が変わる頃に、
またオジャマさせて頂きたい。

ごちそうさまでした♪

  • 【ランチ No.2@税込1,7500円】車海老
  • 【ランチ No.2@税込1,7500円】穴子 │ 魚は計3種(車海老を除く)
  • 【ランチ No.2@税込1,7500円】とうもろこし │ 野菜は計5種

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2位

石ばし (江戸川橋、神楽坂、茗荷谷 / うなぎ)

3回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2021/02訪問 2021/03/21

老舗うなぎ店でいただくお昼のコース。肝焼きとの対面叶えば、ダメ押しの口福感を。

格別でした。
創業は明治43年 = 西暦1910年ですから、
もうかれこれ100年以上続く超老舗のうなぎ店です。

今回はややフライング気味の記念日利用。
おめでたいシーン等でまたぜひお世話になりたい1軒、
とログを残しておきます。

店内は、古き良き日本家屋。
落ち着いた雰囲気の中、
座敷の場合は特に心穏やかに鰻と向き合えます。

なお、ご予約は電話 or webで。
http://unagi-ishibashi.com/menu.html

予約の際にオーダーする流れになりますので、
事前にチェックしておくのが良きと思います。
また、サービス料や個室料などもありますので、
よろしければ、あわせてご確認を。


━━《had》━━
◆肝焼き
基本夜のみオーダー可。
お昼は仕込みが間に合えば、という感じのようです。
事前の電話予約時にご相談し対面叶いました。

そして、まさかの3種の部位食べ比べ(おまかせ)。
心臓。中落ち。ヒレ。
脇に添えられてる煮山椒からは、フレッシュな痺れ。
食べ比べ中のお口直しにどうぞ。

・心臓
特徴は、ジワァッと滲みでてくる苦味と、
シャクシャクとした食感ですかね。
3種の中では1番アダルトな雰囲気を感じました。
この日は呑みませんでしたが、
ついつい日本酒が欲しくなるのでは、と。

・中落ち
分かりやすくお肉っぽい食感で。脂も多めに。
僅かに骨っぽさがありますが、
それはほどよい香ばしさとして。

・ヒレ
ホワッと、トロけるように。
こちらも軽く骨ぽさのようなモノが感じますが、
決しておいしさをジャマする類のものでは
ありませんでした。


◆お昼のコース@15,000円
・お通し
ざる豆腐。
ねっとりしつつ、さっぱりと。
ふくよかで濃厚な大豆の風味が押し寄せてきます。
ほんのり甘い余韻は、醤油からも…?


・突出し(3点)
山口県の宇部蒲鉾。助惣鱈の魚卵甘煮。空豆。
中でも気になったのは【宇部蒲鉾】。
ムチィッと押し返してくれる弾力が心地良き。
そして、蒲鉾の下に敷かれた黄色っぽ辛味は
なんだったか……
これも無くてはならないアクセント。


・自家製珍味(3点)
汲み上げ湯葉。鱈子の唐墨風。烏賊の塩辛。
これら3点の中では【烏賊の塩辛】でしょうか。
烏賊自体の活き活きとした弾力と甘味。

そして、刻み柚子。
アクセント役として秀逸であり、
さっぱりとした余韻に浸れました。

なお、100年モノだという輪島塗りの重箱にも
ありがたみを感じた次第です。


・鰻茶碗蒸し
じんわりと染み入るお出汁が、素直においしい逸品。
なおかつ、具沢山です。
鰻。海老。蟹。銀杏。椎茸。蒲鉾。三つ葉。

蒸されても鰻のアイデンティティは健在ですね。
“らしい味わい”をしっかりと。
そして、蒲鉾は「突出し」同様に宇部のものなのか…
やはり存在感が際立っていました。


・骨煎餅
カリッカリと。そして、ちょっとだけオイリーに。
滲む塩分の心地良さよ。素直にあとをひきます。


・肝焼き
追加オーダーの肝焼きが、ここで入ります。
感想は上述。


・白焼き
ボクが腹。一方で、妻が尻尾の部分。
なので、半分ずつシェアしていただきました。
部位による違いがクリアですね。
厚み。脂の量。香ばしさ。
どちらの部位が好きかどうか、甲乙はつけ難しです。
もし可能なら、このように食べ比べたいところ。


・うな重
備長炭で炙った鰻は、鹿児島産とのことでした。
江戸前特有のホワホワ感については、
思っていたよりも控えめ。
ほどよく軽い噛みごたえが残している印象です。
タレの濃ゆさ・甘さも主役をジャマせず、
良い塩梅です。

一方のお米。
サラッとしているのは控えめな粘り気のせい。
また、炊き上がりはやや柔めな仕上がりでした。
お米単体だとだいぶ柔く感じられてしまうのですが、
蒲焼きとひとえにいただくことで、
固さ(柔さ)がちょうど良いバランスに。
これぞ“調和”と言うのでしょうね。


・肝吸い
安心のクオリティ。
肝自体の張りに、鮮度の良さを感じます。


・香の物
素直に【奈良漬】の存在がうれしいです。
その他漬物は3種 ─ 白菜、大根、きゅうり。
白菜は塩気がやや強めかもしれないですね。
これが良いのですけれど。


・水菓子
メロン&苺のコンビネーション。
メロンは甘味押し。苺はキュッとした酸味が強めに。


━━《situation+》━━
・妻と。フライング記念日ランチ
・土曜11:25頃に訪問。電話予約の上。
・2名2組が入れる、1階座敷へ。
・約2時間半ほどは我が家のみ。
明治43年創業。鰻と真摯に向き合う老舗の銘店。
高いホスピタリティを実感しつつ、
優雅で美味な時間を過ごせる一軒です。

ちなみに……
ミシュラン一つ星を毎年獲っていたりしますが、
そんなものは特に関係なく、、(苦笑)
数年前から足を運ぶ、
我が家にとっては特別なお店でもあります。

店内は、昔ながらの日本家屋のよう。
落ち着いた雰囲気の中、
じっくり鰻と向き合うことができます。
入口すぐの所にテーブル席もありますが、
やはり座敷にゆっくり腰をおろしたいものです。

また、接客の質の高さは言わずもがな。
あいかわらず人当たり良く、
柔らかい物腰でご対応頂けますね。

主演の鰻重とのご対面までには、50分〜60分ほど。
一品料理を軽く摘みながら、
ゆったり待つのが良きかと思います。

香物と肝吸いが運ばれてきたら、もう間もなく。
ようやく到着した漆塗りの重箱の蓋を開ければ、
香ばしい香りと共に、
至福の時間が幕を開けるはずと。


---《利用シーン+α》---
・妻とランチ。
 我が家恒例の、石ばし会2017。

・土曜11:30に、予約して訪問
 電話での予約は、1週間ほど前でした。


---《いただいたメニュー》---
◆汲み上げ湯葉@600円
 むっちりとした、みすみずしさを纏う湯葉。
 豆の旨味が感じられる、誠お上品な味わいです。
 そして、おろし立て山葵の爽やかな辛味がまた、
 優しいアクセントを添えてくれます。


◆鰻骨せんべい@600円
 ポリポリと香ばしい代物は、
 予め短めにカットされております。
 ジュッと滲む脂に、
 ついつい手が止まらなくなります。


◆うな重 上(香物・肝吸い付き)@4,000円
 関東風のホワホワとした食感は抑えめに、
 しっかり目な噛み応えです。
 そこから感じられる、いい意味での鰻臭さは充分。
 ホワホワとした食感ばかりが先行し、
 アイデンティティを失った鰻とは、訳が違います。

 一方で、脂分は控え目。
 脂のグラデーションが、なんとも惜しい…。
 全身から旨さ・香ばしさを堪能できるものの、
 腹には、もう少し脂が欲しかった感があります。
 (スコアもきっと上ブレたはず…)

 また、キリッとした甘味控えめなタレは、
 鰻の旨味をジャマせずに。
 そして、粘りが抑えめで固めに炊かれたお米。
 鰻も含めた、全体調和は抜群です。

◇ちなみに……山椒。
 香りが芳醇で、なんとも美味な代物です。
 買って帰りたいくらいでした。

◇また、香の物。
 奈良漬けがあるのは、個人的にうれしいばかり。
 そして、甘味強めの大根が、
 ナイスなパフォーマンスぶりでした。
 これは美味しい…!


---《その他メモ》---
※一部お店公式HPより

・クレジットカード利用不可。
・小学生未満のお子様の入店はNG。
 鰻料理は時間がかかるため、とのこと。

・全席サービス料(10%)
・個室(6名〜)利用には、別途個室料(5%)有り
・飲み物には、御通し2品(1,000円)が付きます。

・電話予約は、ほぼ必須
・尚、電話予約の際に、
 【うな重】のサイズを、お店の方に伝えます。
   ◆上(1尾)@4,000円
   ◆特上(1.5尾)@5,000円
お店への道中、暖簾をくぐる前から、
周辺に立ち込める鰻の薫りに
食欲を掻き立てられ、
座敷に腰をおろした頃には、
すでに唾液が溢れ出ている状態。

日本酒をチビチビやりながら、
お通し(補足情報を後述)を
ゆっくりと頂いて待ちます。

■□■□■□■□

重箱を開けると、
鼻孔を包み込む香ばしい薫り。
そして、堂々たる鰻の姿。

その御身に付けられた程よい焦げ目が、
否応なく目と胃を刺激する!

大きめにカットして口に含むめば、
ふっくらなのは勿論、
余分な(くどい)脂は皆無。

御身と皮との間に貯まった、
凝縮された脂が堪らない…!!

ふっくらな御身。
トロッとした、弾力を纏う皮。
さらっとした、仄かに甘味を感じるタレ。

これらのバランスがとても良かった。

そして、キリッとした凛々しいお米を、
それらと共に頬張った時の至福感と言ったら…!!

夫婦そろって、
「うぅぅ~ん」という言葉しか出ず。

嗚呼、まことに美味。
感謝しかない。

■□■□■□■□

以下、補足情報。

電話予約は必須かと。
その際、御食事の注文を聞かれるシステム。

ちなみに…
「特上」と「上」の違いは、うなぎの量。

・特上:1.5匹
・上 :1匹

※写真は、「上」です。


また、アルコールを頼むと、
お通し2品がプラス1,000円でついて来ます。
別料金なので、要注意。

■□■□■□■□

名店に歴史あり。
まことにエクセレントです。

ごちそうさまでした♪

  • うな重:白米はやや少なめで。
  • 肝焼き:[左手前から]ヒレ、中落ち、心臓
  • 白焼き

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3位

AURELIO (神泉、渋谷、駒場東大前 / バル、イタリアン、ワインバー)

4回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2018/06訪問 2018/06/30

ここでの食事は、すこぶる楽しい。安心・安定のイタリアンバルは、活力をくれる。

10ヶ月ほど間が空いてしまいました。
食事がすこぶる楽しくなるイタリアンバル。
この夜も終始美味なお食事タイムを
堪能させていただきました。

お店の印象が、少しばかり変わりましたかね。
厨房の男性シェフは変わらずだった思いますが、
陽気な店主の姿は見当たらず。

代わりに接客担当の女性がお二人に。
ただ、サービス面の劣化は無いように感じた次第です。

明るい笑顔で応対して頂けるのは勿論、
お料理やワインについて、丁寧に説明していただけます。

尚、ワインについては好みを伝え、
完全におまかせしてしまうのが良いですね。

また、店内のお客さんは、圧倒的に女性多し。
カウンターも、テーブルも。
(この夜たまたまかもしれませんが…)

かく言うボクも、
妻&友人の女性を誘ってオジャマしたので、
女性比率の底上げに一役買っていた訳ではあります。

肝心のお料理ですが、相変わらずのクオリティ。
安心感・信頼度は抜群ですね。

早々に売り切れるメニューもありますので、
出来る限り早めの時間帯にオジャマすることを
オススメします。


---《いただいたメニュー》---
◆鎌倉山崎さんのモッツァレラブラータとアメリカチェリーとトマト@2,200円
 モッツァレラのクリーム包みに、
 チェリー&トマトが散らしてある一皿。
 今回初対面ですが、
 今後マストなアイテムとなりそうです。

 弾力にすこぶる富んだモッツァレラに
 ナイフを挿れれば、中からが溢るる生乳。

 モッツァレラは、とにかくフレッシュ。
 ニュートラルな味わいではありますが、
 チェリー&トマトとの組み合わせが、
 なんとも秀逸に感じた次第です。
 優しい酸味で口の中をも彩ってくれますね。


◆トリッパの白ワイン煮込み ジュリアーナ風@1,200円
 再会の一皿。
 こってりとした白ワインソースに、
 トリッパの軽やかなシャクッとした食感が、
 とてもよくマッチしております。
 相変わらずのナイスパフォーマンス。
 

◆タリアテッレ ボロニェーゼ@1,400円
 こちらも再会の一皿。
 そして、やはりマストアイテムです。

 過去レビュー済なので詳細割愛しますが、
 お酒の風味がアダルトな装いを醸します。
 ネットリとした挽肉の味わいにも
 劣化は感じられず。
 手打ちの生パスタの心地良い弾力と共に……
 終宴の刻までは長くはありません。


◆カバティエッディ あじとパプリカのトマトソース@1,400円
 弾力に富んだショートパスタは、やはり手打ち。
 この“むっちり”具合からは、
 活力のようなものを感じますね。
 そして、柑橘系の香りが、
 良い変化・アクセントを演出しておりました。
 塩加減も申し分無し。
 
 やはりパスタ系は、
 2種オーダーして食べ比べするのがオススメです。


◆名物!陽気なポテトサラダ@550円
└ 遅刻したので、、写真無し…(苦笑)


---《利用シーン+α》---
・男女3人で夕食
・平日20:00頃に訪問
 ボクは15分ほど遅刻…。
・食べログからネット予約を利用
2ヶ月連続での訪問となりました。
今回は、サクッと記念日ディナー。
妻の満足度がとても高く、
また近々オジャマさせて頂きそうです。

いつもありがとうございます。


---《利用シーン+α》---
・妻と。記念日利用
・平日20時に、予約して訪問
 今回もネット予約を利用しました

・店内満席
 ただ、21:30頃から、空席がポロポロと。


---《いただいたメニュー》---
◆夏野菜のカポナータと水牛のモッツァレラ
 @1,400円

 トマトソースのほど良い甘味が、
 酸味よりも、グッと強めにきます。
 パプリカや、ズッキーニ……
 ひんやりとした夏野菜たちが、
 火照った体をクールダウン。

 そして、
 ランダムカットのモッツァレラが
 みずみずしさを、
 バジル&オリーブオイルが
 爽やかな香りを添えてくれます。


◆トリッパの白ワイン煮込み ジュリアーナ風
 @900円

 柔らかさ・弾力に富んだトリッパは、
 噛んでいくうちに、ドンドン消えていきそう。
 口の中の楽しい宴は短く、
 どこか儚さみたいなものを感じます。

 そして、絡みつくソースは、
 オイリーでコッテリと。
 もっとサラッとしたモノを想像していたので、
 これはいい裏切り。
 美味しいですね〜


◆霧島豚肩ロースのグリル@1,800円
 ポークの外側はカリッと香ばしく、
 中身は必要最小限の火入れ。
 ボディは柔らかく、脂も潤沢。
 甘味をググッと感じます。

 ただ、脇役の野菜たちも見逃せません。
 むしろパフォーマンスの高さが際立ちますね。
 お気に入りは、レンコン&南瓜。
 特に、レンコンのシャキッとした食感は、
 明快なメリハリを付けてくれます。


◆ストロッツァプレッティ
 サルシッチャとトウモロコシのソース
 @1,400円

 自家製のショートパスタ。
 噛むほどに甘味が増してくるような感覚は、
 なんとも楽しいです。

 サルシッチャは、
 胡椒がピリッと強めにきて、ジューシー。
 そして、
 コーンが甘味を放ちながら弾ける、
 夏らしい一皿でした。
 

◆パンナコッタ クラシコ@600円
 クラシコとは、
 伝統的な、って意味でしょうかね。

 ひんやり。そして、濃厚に。
 心地よい苦味を纏うカラメルソースとの
 相性はバッチリです。

約2ヶ月半ぶり。
こちらの陽気なイタリアンは、
すっかりお気に入りの1軒になりました。

リーズナブルで、美味しく、
そして、終始食事が楽しい…!

もう、素直にスコアアップです。
きっと近々またお世話になります。


---《利用シーン+α》---
・妻同伴で、男女4人での宴
・ネット予約の上、平日20時に訪問

・案の定、店内満席。
 早めに予約することをオススメします。


---《いただいたメニュー》---
◆名物!陽気なポテトサラダ@550円
 前回同様、宴の開幕を告げる一品として、
 オーダーしました。
 滑らかで口当たりの良い看板メニューに、
 ググッと引き込まれます。


◆ジェラート パルミジャーノ チーズのパテ
@500円

 こちらも、前回に引き続きオーダー。
 チーズの、濃ゆいアイデンティティが
 容赦なく押し寄せてきます。
 芳醇!


◆長崎産コショウダイのカルパッチョ@1,300円
 鯛の切り身は、厚すぎず。
 でもしっかりとした、
 凛々しい食感を感じられました。
 
 ポイントは、オリーブ ✕ ビネガー。
 丸味のある酸味。
 そして、柑橘系の風味が、いとフルーティ。
 これは美味しい。


◆天使の海老のソテー@1,000円
└ 大麦と香味野菜を添えて

 引き締まったボディの「エンジェル」。
 弾力と甘味に富み、
 素材の質の高さを感じずにはいられません。

 そして、白雲をイメージしたかのような、
 こってりとしたホワイトソース。
 それを厚く纏う大麦はプリッと弾け、
 食感に抑揚を添えます。 


◆タリオリーニ ジェノベーゼ@1,600円
 自家製手打ちの生パスタは、二皿食すべし!
 その最初の一皿目は……
 いまこの時期に、とオススメされたコチラ。

 平打ちのロングパスタに、
 たっぷりのバジルソース&粉チーズを絡めて。
 濃ゆいバジルに、
 爽やかな塩気がまことクセになります。
 トマトも仄かな酸味で、いいアシスト役に。


◆タリアテッレ ボロニェーゼ@1,100円
 前回同様、最後にオーダーしました。
 愛すべき締めの一皿!
 生パスタもさることながら、
 やはり挽肉の味わいが秀逸でした。

 ずっと食べていたくなる…(笑)
「会心の一撃!」と言ってイイ気がします。
ぜひまたオジャマさせて頂きたい1軒。

神泉の裏路地にあるイタリアンバルは、
まだオープンして1年にも満たないとのこと。
陽気で快活な店主と男性スタッフの2名で
切り盛りされています。

このお二人により、
すこぶる楽しいお食事タイムは
演出されている訳です。

まず、なにより秀逸な接客。
豊富なワインやお料理たちについて、
明るく丁寧に説明していただけます。

その説明は、ワイン生産者の人柄や、
それを仕入れるに至った店主の思いにまで
及びます。

……いやぁ、プレゼンがうまい!笑


そして、肝心のお料理。
つまらない表現ですが、
一言で言えば、「ハズレがない」。

故に、美味しいお料理たちを、
たった1回の訪問では食べ尽し切れないと…

この日のボクらのキーワードは、
「これは、何度も来てねって事だね」
でした(笑)

虜になった夜。
早々に再訪できると嬉しい限りです。


---《利用シーン》---
・男女3人での夕食は、平日水曜の夜
・2週間ほど前に電話予約して訪問

・予約で全席埋まっており、
 飛び込みで来たお客さんは、
 軒並み撤退を余儀なくされておりました。

・ソロ利用以外は、
 予約されるほうが懸命かと思われます。


---《補足事項》---
各メニューの価格は、
設定されている標準のものになりますが、
人数によって、量を調整して頂けます。
故に、価格の変動有り。

ソロ訪問も安心仕様……なのですが、
グループでオジャマし、
色々頂くのか良きかと思います。

ちなみに、ポーションは多めです。


---《いただいたメニュー》---
◆タリアテッレ ボロニェーゼ@1,100円
 この夜最も食べたかった一品であり、
 そして、食べるべき逸品かと。
 
 お肉の濃厚な味付けと食感。
 抑揚のあるタリアテッレに馴染んで、
 何とも言えない旨味を生んでいます。

 パスタの弾力が、いいですね。

 尚、こちらのパスタは自家製。
 すべて手打ちとのこと。
  
 
◆コルドネッティ しらすと菜の花のソース
 @1,400円

 この時期だからこその、菜の花ソース。
 これだけでも濃厚で美味しいですが、
 しっかりと塩気を放つしらすが、
 いいアクセント。
 これらの相性は良好ですね。

 そして、ダメ押しのレモンオイル。
 この爽やかな余韻が、また堪りません。
 
 また、細身のロングパスタは、だいぶ柔め。
 所謂アルデンテではないですが、
 このソースあっての柔さなのでしょう。
 ソースとの一体感を、
 自然な形で演出しているようです。


◆名物!陽気なポテトサラダ@550円
 またも食べたかった一品であり、
 期待以上のパフォーマンスだった逸品。 

 ねっとりとしつつ、滑らかな口あたり。
 そして、ポテトの甘味が、ググッと。
 いい意味でのお芋のザラみが、
 さりげないアクセントになっています。 

 また、頂の半熟卵は『奥久慈卵』。
 黄身は見た目も味も濃ゆく、
 ポテトと絡むと、
 全体の旨味が一味変わります。


◆ホワイトアスパラガスの茹で上げ
 バッサーノ風
 @1,400円

 オリーブオイルのフルーティな“立ち”が、
 爽やかで凛々しい一皿。
 ホワイトアスパラの潤沢な水分と混じり合い、
 旨味が覚醒します。

 そして、
 形を変えて、またも『奥久慈卵』。
 食感の抑揚を生み、いい仕事をしております。

 ちなみに、バッサーノとは、
 北イタリアにある、
 人口約4万人の基礎自治体(コムーネ)。
 ホワイトアスパラの産地であります。


◆ロマネスコのスフォルマート
 アサリとエシャロットソース
 @1,000円

 カリフラワーの1種である、ロマネスコ。
 オイリーで濃厚なアサリエキスを纏い、
 ほっこりと。

 パスタにも言えますが、
 こちら、ソースが美味しいですね。


◆チーズのパテ デザートパルミジャーノ
 @500円

 パスタを待つ間に、オーダー。
 パテは、相当にしっかり目な仕上がり。
 まろやかな酸味と、
 爽やかな余韻を楽しめます。

 これとワインだけで、
 かなり間がもってしまいます(笑)
 

◆パルマ産プロシュート切り立て
 @サービス

 まさかのサービス品(感謝!)
 かなり「ほわっと」「ふわっと」。
 後から追いかけてくるように、
 ほどよい塩気が滲んできます。

  • 鎌倉山崎さんのモッツァレラブラータとアメリカチェリーとトマト@2,200円:ナイフを挿れると……
  • タリアテッレ ボロニェーゼ@1,400円:3人用に、別皿での提供
  • トリッパの白ワイン煮込み ジュリアーナ風@1,200円

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4位

アンティカ オステリア カルネヤ (牛込柳町、牛込神楽坂、神楽坂 / イタリアン、ステーキ)

4回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥1,000~¥1,999

2023/05訪問 2023/06/12

再訪。お肉の祭典。MVPは、やはりカツレツか

お肉好きのための、小さなイタリアン。
今回で4度目かな…?
とにかく久方ぶりの訪問故に、
誠に楽しみにしておりました。

その期待に充分応えてくれる、
お料理のパフォーマンス。
そして、居心地の良い空間。
心と会話が、非常に弾んだ夜となりました。

デートでも、
また、3〜4名でのグループでも、
カジュアルに利用できる雰囲気。
そして、気の利いた接客も嬉しい限りです。

食後の余韻に、
今後もお世話になることを確信して、
気持ちよくお店を後にしました。


---《利用シーン》---
・男女4名にて、平日の夕食
・20:00に予約しての訪問
 食べログアプリから、予約システム利用


---《いただいたメニュー》---
◆カルネヤサラダ(P)
 開幕役に適任の、10種の前菜盛り合わせ。
 
◆40日熟成牛のカルパッチョ
 芳醇なコクを纏った熟成牛。
 噛むほどに滲み出てくる肉の旨味は
 岩塩により、際立ちます。

◆スーパーカルネヤオールスターズ
 熟成牛を含む、
 牛(2種)・鶏・豚・ラムの共演。

 やはり熟成牛は格別ですね。
 香ばしい表面の食感・コク深い旨味は、
 もう一方の仏産牛を完全に凌駕していました。
 
 ちなみに……
 仏産牛なのですが、
 発酵させたような独特クセが
 少々ジャマに感じてしまいました。。

 ただ、このプレートに対する満足度は、
 牛以外のお肉たちによって、
 高い水準で保たれます。

 特に、香ばしさとジューシーさを
 理想的に兼ね備えた鶏の、
 パフォーマンスの高さが、たまりません。

 
◆熟成牛のパレルモ風カツレツ
 今回のMVP。圧倒的パフォーマンスでした。
 オーブンで焼き上げる一品は、
 牛と衣との絶妙な調和を楽しめます。

 熟成牛から感じる旨味に
 言うこと無いのはもちろんですが、
 粒度細かめの衣が、
 実にいい仕事をしています。

 脂の軽さ・さっくりと添えるアクセントが、
 厚切りのお肉と見事に調和。
 噛みしめた瞬間の、ホワッとした、
 何とも言えない心地よい口当たりを
 演出します。

  • 80日(短角牛)熟成肉【サーロイン】 150g
  • 揚げハラミとタルタルソース:ルッコラ、カポナータも。
  • 富山産ホタルイカと菜の花の入ったワサビ風味スパゲティ

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5位

アランジャルシ (湯島、上野広小路、上野御徒町 / ピザ、イタリアン、パスタ)

6回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ¥1,000~¥1,999

2018/08訪問 2018/08/29

何度でも足を運んでしまうピッツェリア。香ばしくもっちり生地のピッツァは、安心・安定クオリティ

美味しさに包まれた小さなピッツェリアは、
湯島天神のすぐそば。
香ばしくてもっちりとしたピッツァ生地に
夫婦共々見事に魅せられ、
数年前から定期的にお世話になっております。

メニューのバリエーションは
決して多い訳ではないのですが、
7種+αのピッツァを中心としたお料理群は、
きっとリーズナブルに、
且つ、とても美味な時間を演出してくれるハズ。


それは、今回も例外なく。
今宵初対面の【ルナロッサ(詳細後述)】もまた、
お店の魅力をまた1段階底上げしてくれました。


気さくなマスターの人柄も、
定期的にオジャマしたくなる理由の1つ。
ぜひまたオジャマさせて頂きます。

ちなみに……
お昼も良いのですが、ぜひ夜訪問をオススメしたく。

ランチ(限定20食)のピッツァは、
夜に比べてサイズが少々小ぶり。
美味しいのですが、
夜のピッツァとはまったく印象が異なります。
種類の豊富さにおいても、夜に軍配也。


---《いただいたメニュー》---
◆ルナロッサ@税込2,200円
 マルゲリータと包み焼きピッツァの、
 “三日月”フォルムのハーフ&ハーフです。

 包み焼きの中には、
 生ハムとふんだんのリコッタチーズ。
 ややひんやり部分もあるリコッタが、
 怒涛のクリーミー攻めですね。
 香ばしさともっちりさが同居するピッツァ生地の
 潤沢な弾力も相まって、
 なかなかボリューミーに感じるのではと。

 そして、マルゲリータとの共存が、
 またポイントですかね。
 酸味を効かせたトマトソースと、
 モッツァレラとの協奏曲は、
 美味さの階層をさらに深く、濃ゆいものにします。
 

◆ハーフ&ハーフ@税込2,000円
└ アランジャルシ
└ シラスと玉ネギモッツァレラ(おすすめ)

◇【シラスと玉ネギモッツァレラ】が、
 レギュラーメニューではないことを惜しむばかり。
 今回のMVPは間違いなく、
 この塩気が効いた1枚(半分)です。

 薄切りの玉ネギに残った、
 さり気ないシャキッとした食感がまた、
 ピッツァ生地の弾力に
 ささやかなアクセントを添えてくれます。

◇ルッコラを大胆に乗せた【アランジャルシ】は、
 安定のクオリティ。
 バッファローのモッツァレアに、プチトマト。
 【シラス〜】とは全く異なり、
 “大地のピッツァ”と言ったところですかね。


◆野菜のフリット盛り合わせ@税込1,000円
 ジャガイモ、カリフラワー、フェンネルの3種。
 シンプルに塩・胡椒でいただきます。 

 夫婦同意で、推しは【カリフラワー】。
 花蕾と茎との食感の違いは勿論のこと、
 ほどよい水分が薄い衣と馴染む様が、
 (水っぽいと感じさせず)
 素直においしさを感じさせてくれます。


◆ムール貝とタコのルチア風@税込1,300円
 “海の出汁”がふんだんに出たスープが、
 実にいいパフォーマンスでした。
 そして、ナイスな塩気。
 薫る白ワインと共に、魚貝たちを色付けます。


◆ファランギーナ(グラス白)@税込700円
◆サンジョベーゼ(グラス赤)@税込500円
 

---《利用シーン+α》---
・妻と夕食
・土曜18:00頃に、電話予約しての訪問
・入口に置かれた「CLOSE=満席」の看板は、
 いつもどおり。


---《メモ》---
・電話予約は、訪問5日ほど前の夜に。
20席にも満たない、可愛らしいピッツェリア。
数年前からお世話になっており、
湯島に足を運ぶ理由の1つにもなっています。

もっちもち感抜群のピッツァは、
決して味を落とすこと無く、
いつも安心・安定クオリティでいただけます。
我が家では、コレがスタンダード。
やはりピッツァは生地ですね〜

また、
気さくに接してくれるマスターのおかげで
店内はとてもアットホーム。
デートは勿論、
ファミリーにもオススメです。

今宵は、記念日ディナー(第二夜)にて。

ありがたいことに、
「夏休み特別企画」という事で、
厨房の中に入れて頂きました。
本気で感謝です!

ピッツァの生地を伸ばすところから、
具材の盛り付け。
そして、石窯の中の撮影まで。
このピッツァを、
のちほど美味しくいただきました。

店名は、イタリア語で「いい加減」
という意味だったりしますが、、
料理・接客・雰囲気など、
お店の構成要素は、決してそんな事に非ず。

またオジャマさせて頂きます。


---《利用シーン+α》---
・妻と。
・祝日18時に予約しての訪問
 電話予約は、訪問日の2〜3日前

・当日は、予約で満席だった模様
 訪問の際は、予約推奨です
 

---《メモ》---
・ピッツァは、
 ハーフ&ハーフでオーダー可能です。

 ただし、ルナロッサは除きます。
 半分マルゲリータ・半分包焼きピッツァのため

・残ったピッツァは、お持ち帰り可能。
 アルミホイルに包んで頂けます。


---《いただいたメニュー》---
◆アランジャルシ&クワトロフォルマッジ
 @税込2,000円

◇アランジャルシ
 ・バッファローのモッツァレラ
 ・プチトマト
 ・ルッコラ
 
 店名を冠する1枚。
 チーズ&トマトのスタンダードな
 ルッコラの苦味が、大人なアクセント。

◇クワトロフォルマッジ
 ・モッツァレラ
 ・ゴルゴンゾーラ
 ・リコッタ
 ・パルメザン……以上、4種のチーズ

 複雑に絡み合うチーズたちが、
 独特のコクと味わいを演出します。
 ゴンゴンゾーラは、不可欠ですね。
 鼻に抜ける清涼を纏う風味が、
 なんともいいアクセントです。


◆ナポレターナ&スモークモッツァレラ
 @税込1,700円

◇ナポレターナ
 ・トマト
 ・アンチョビ
 ・ニンニク
 ・オレガノ

 アンチョビ&ニンニクが、ガツンとくる1枚。
 あとをひく塩気で、2枚目でも
 ズンズン食が進んでしまいます(笑)
 
◇スモークモッツァレラ
 この日のオススメ(黒板メニュー)。
 優しめな燻製の薫り・風味が、
 クワトロフォルマッジよりも軽く、
 また、一味違うコクを演出してくれます。
 

◆野菜のフリット盛り合わせ@税込1,000円
 食材は、3種です。
 フェンネル・ズッキーニ・カリフラワー。
 
 それぞれで微妙に違う水分量。
 共通点は、みずみずしく、
 油ときちんと調和しているという事。
 塩加減もバッチリ。
 
 個人的に……
 フェンネルの、独特のクセと歯ごたえが好み。


◆ソーセージの青野菜のソテー@税込1,000円
 ギュギュッとお肉が詰まったソーセージ。
 これに合わせるのは、チンゲンサイです。

 噛むごとに滲む、
 ニンニクの薫りと潤沢な水分。
 決して水っぽいということは無く、
 逆に食欲を煽り、
 ピッツァへと繋げる中継ぎ役として、
 その任務を全うします。 
★2016年8月 再訪(写真追加)
☆スコア(お昼): 3.5 stay

久方ぶりのランチ再訪は、土曜のお昼。
(前回の訪問は、3月の夜)

直前に予約の電話を入れたところ、
滑り込みセーフ。

税込1,300円のランチは、確か20組限定。
やはり予約をして行かれるのが、
よろしいかと思います。

ピッツァは、昼夜でサイズが異なります。
夜のほうが本来のサイズ。
生地と具材のバランスが秀逸です。

とは言え、ランチでも
その質の高さの一端は垣間見れる。

モッチモチの生地は、覚めても美味しい。
質の低下は無しでした。


■■■■■■■■■■■■■


安定のTOP5000ですね♪
我が家で最も足を運んでいる、
アットホームなイタリアンは、
湯島天神のすぐそば。

こちらの推しは、なんと言っても
モッチモチな生地のピッツァ。

メニューはそこまで多くないですが、
昼夜共に、コスパは高く、
かなりオススメしたいお店の1つです。

2016年2度目の訪問も、
昼ではなく、夜にしました。

■□■

◎野菜のフリット盛り合わせ

ピッツァの前の腹ごしらえ。
ライトな油に包まれた野菜たち。

・カリフラワー
・フェンネル
・じゃがいも(これは穀類w)

いずれもみずみずしく、
油と水分の調和が、程よい。

■□■

ピッツァは基本的に、
ハーフ&ハーフで対応して頂けます。

ルナロッサ
(半分マルゲリータ・半分包み焼きピッツァ)
のみ非対応。

今回は2枚のハーフ&ハーフを。
つまり、4種の味を楽しみました。

■□■

◎ハーフ&ハーフ1枚目
・クワトロフォルマッジ
・アランジャルシ

濃厚な4種のフォルマッジ。
芳醇なチーズの薫りが鼻孔を包み、
モッチモチな生地と共に、
口内で交ざり合う感じが、
なんとも言えない…!!

こちらで1番好きかも知れない、
レギュラーメニューですね。

そして、
店名を冠したアランジャルシ。
メイン具材は、以下の3種です。

・バッファローのモッツァレラ
・プチトマト
・ルッコラ

これらが創りだすのは、
みずみずしく、かなり爽やかな味わい。
ここに、辛味ソースを垂らすのが、
オススメの食し方です。

フォルマッジとのコントラストも素敵。
我ながら、
ナイスセレクトなハーフ&ハーフに♪

■□■

◎ハーフ&ハーフ2枚目
・スモークモッツァレラ
・ロマーナ

日替わりピッツァは、
『スモークモッツァレラ』。
レギュラーメニューではないので、
今回初対面の代物です。

そして、これが大当たり!!

モッツァレラの燻製って、
こんなに美味いのかっ!
レギュラーメニューで無いのが
本当に悔やまれる…

燻製の風味・薫りが、
元々美味なピッツァの美味具合を、
1段階底上げしてくれるかのよう。

今後訪問して、
またこれに出会えたら、
本当にラッキーと思える逸品でした。


一方のロマーナは、
マルゲリータ+アンチョビ仕様。

程よい酸味のトマトソースに、
塩気の効いたアンチョビが、
旨味を上乗せします。

ニンニクの効いたナポレターナよりも、
ややソフトな味わいですね。
辛味ソースに、
さらに、辛味増しパウダーを添えると、
尚良いかと♪

■□■

ちなみに…
ランチのピッツァは、夜サイズよりも小さめ。

ピッツァも、
マルゲリータとナポレターナのみです。
(この2つのハーフ&ハーフも可)

夜食べられるピッツァが、
こちらの本来の姿であり、
店主曰く「1番美味いと感じるサイズ」です。

ランチも高評価ですが、
そして、ボクも何度もランチを頂きましたが、
一度夜を体験してしまうと、
やはり夜にオジャマすべきと。

ごちそうさまでした♪

  • ルナロッサ@税込2,200円
  • ルナロッサ@税込2,200円
  • 【ハーフ&ハーフ@税込2,000円】手前:シラスと玉ネギモッツァレラ

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6位

うなぎ 魚政 (四ツ木、八広 / うなぎ)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/02訪問 2017/09/03

至福の鰻タイム。都内では希少な「坂東太郎」を楽しめる有名店

---《サマリー》---
食べログAward 2017 ブロンズ獲得店は、
評判通り。
とても満足度の高い夕食を楽しめた。

ブランド鰻「坂東太郎」を食える店は、
都内では10軒にも満たない。
その内の1軒。
言わずと知れた、全国屈指の有名店である。

鰻は、客の注文を受けてから捌き、
紀州備長炭で丁寧に焼かれる。
待ち時間は、50分弱か。

摘みをつつきながら待つ間に、
期待感は煽られ、
音を立てる腹の減りは、加速するばかり。

接客は丁寧。
減ったお茶をすぐに補給してくれる等、
細かな配慮が嬉しい。

店主の笑顔も素敵であった。
予約難度は高くないため、
機会があれば、ぜひまた足を運びたいと思っている。


---《利用シーン》---
・妻と2人で
・土曜18:00に予約
・電話予約の際に、鰻(うな重)の注文を聞かれるので、事前にメニューをチェックしていくのがよろしいかと。


---《頂いたメニュー》---
◆うな重 坂東太郎(特上)@税込5,880円

正直、安くは無い。
が、1度は体験したい国産養殖鰻ブランドの一角。

重箱の蓋を開けた途端、
鼻腔を包む香ばしい薫りに、まずやられる。

江戸前に仕上げられた、ふっくらとした御身。

そして、何より特徴的なのが「皮」。
かなり弾力性に富み、
箸を挿れても、カンタンには切れない。

同じブランド鰻の「共水」とは、
この皮の弾力が圧倒的に違う。
捌くのは「坂東」のほうが大変とも聞く。

(どちらが秀でているかの話ではなく、
あくまでどちらを好むかだと思う)

尚、身と皮との間の脂は潤沢であり、
尻尾の先まで鰻の味を楽しめる。

もちろん腹回りのほうが脂も多くなるが、
ぜひ尻尾のほうを、ゆったりと味わいたい。
この部位こそ、鰻っぽさを楽しめるはずである。

タレは、やや甘めか。
個人的には、もう少し薄めに塗られているほうが好みかもしれない。


◆短冊の素焼き@1,800円

こちらは、静岡浜名湖産。
希少な天然うなぎを素焼きして、
一口サイズに切ったもの。

ぷりっとした身の表面は、
カリッと香ばしく焼かれ、
噛むと鰻の“素”が滲み出てくる。

これは「うな肝塩」で食らうのが面白い。
苦味のある、
肝を喰らっているかのような味わいの塩。
初めての体験。なかなかに惚れる。

サッパリといただくなら、山葵醤油で。
塩と交互に食うのは贅沢だ。


ちなみに…
天然ゆえに、出す時期を選ぶのではと。
スタッフの方に有無を確認したところ、
「有る」と、その場で即答されず。

これは幸運であった。

  • うな重 坂東太郎(特上)@5,880円:カメラ寄り。見事な焼き色。そして火入れ。紀州備長炭で焼かれた鰻は、重箱の蓋を開けた途端、香ばしい匂いで、鼻腔から胃袋を強烈に刺激してくる。
  • うな重 坂東太郎(特上)@5,880円:カメラ若干引き。特徴的なのは、やはり皮。しっかりとした弾力ある皮は、ブランド鰻の「共水」とは全く異なる味わいを演出してくれる。
  • 坂東太郎の「骨せんべい」と「肝」。いい摘み。食感のコントラストが楽しい。

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7位

あげづき (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / とんかつ)

4回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999

2020/04訪問 2020/05/05

質の高さにブレは無し。神楽坂のとんかつ店にて、『南の島豚』による口福タイムを久々に。

もはや訪問回数を正確に覚えてはいないのですが、
いままでで今回がベストかもしれない……
そう思わせてくる優良パフォーマンスでした。

宮崎産『南の島豚』は、
その素材自体の質の高さもさることながら、
こちらのお店の技術・底力で持って、
極上のとんかつに昇華されるのでしょう。

ぷっくり膨れたボクの胃袋は、
純度100%の幸せで、しばし満たされるのでした。


━━《had》━━
◆南の島豚特上ロースかつ@2,400円
厚み。柔さ。そして、ジューシーさ。
この三拍子が高次元で纏まる、まさに特上な逸品。

たわむボディを噛み締めれば、
ジュゥゥワァァ〜ッと、
至福と共に広がるオイルの海。
甘味の濃ゆい潤沢な脂の海に溺れること
請け合いです。
中濃ソースでも勿論良いのですが、
シンプルに“塩”でいきたくなります。

また、粗めな生パン粉で成る衣は、
油でしっとりしつつ、
とことん優しい“サクッと感”を添えてくれます。
ひとえに噛み締めれば、溢るる豚の脂のおかげで、
より一層馴全体が染みますね。


◆定食セット@360円
ご飯。味噌汁(しじみ汁)。
さらに、お新香&ポテトサラダが付きます。

上記の【特上ロース】とのコンボは、
税込で3,000円を僅かに超えますが……
お米のクオリティが秀逸であります故、
たとえ酒を呑んだとしても外せません。

割と固めで粒の輪郭をきちんと感じるお米は、
豚の脂にも負けない存在感を放っています。
相性・バランスの良さは言わずもがな。


━━《situation+》━━
・妻とランチ
・土曜12:31頃に訪問
・待ち時間2〜3分ほどで、カウンター席へ
数年前から、度々お世話になっております。
神楽坂に構える繁盛店の1つ。
『とんかつ百名店 2017』にもその名を連ねますが、
何の違和感もありません。

地下に降りる階段に待ち人の列が出来るのは、
もはや日常のことなんでしょうかね。
ウェイトタイムゼロでの入店は、未体験です…。

逆に、腹を空かせて待つのが良きかと。
宮崎県の希少な豚「南の島豚」の
ナイスなパフォーマンスぶりに、
悶絶すること請け合いです。

尚、トンカツは、ロースとヒレ共に、
【上】と【特】の2クラス用意されております。
許されるなら、ぜひ【特】を。
質の明確な差を感じられることと思います。

ちなみに……
店内や厨房は撮影禁止ですので、
どうかご注意くださいませ。


---《利用シーン+α》---
・妻とランチ
・土曜13:00過ぎに訪問し

・案の定、
 地下に降りる階段には待ち人の列
・結局、とんかつとのご対面は、
 お店到着してから35分ほど後のこと。


---《いただいたメニュー》—
※価格は、すべて外税です。

◆特ロースかつ(限定数)@2,150円
 サシ潤沢な御身と、
 必要最小限の衣が織り成す、
 素敵なトンカツ協奏曲(拍手)。
 ぜひ、桃色の【バハール岩塩】で。
 
 抑揚のある衣は、軽やかにサクッと音を立て、
 厚くカットされた宮崎県の「南の島豚」は、
 その柔らかさを見せつけるかのように、
 重力に逆らうことなく、その身を反らします。
 
 身を噛みしめれば、滲む脂は潤沢で甘く、
 ホワッとトロけるような食感。
 みずみずしさようなものを感じますね。  

 また、いい意味での肉臭さは、
 鼻腔を抜けて、空腹の胃を挑発してきます。
 なんて罪なヤツなんだ、と。

 衣と肉のバランス。調和。
 食材の交わる様が、とにかく秀逸です。
 次回も迷わず、【特】を選ぶことになるかと。


◆定食@360円
└ 白米、味噌汁、お新香。ポテサラ

 ご飯をいただきたい場合には、
 こちらの定食セットを別料金でオーダーします。

◇白米
 いい仕上がりですね。
 程よい粘度を保ちつつ、
 固めな炊き上がり。 
 粒の凛々しさもまずまずです。

◇味噌汁
 しじみの赤出汁。
 しょっぱすぎず、安牌です。

◇胡瓜
◇沢庵
◇ポテサラ
 ベーコン、人参、玉葱など。
 滑らかな口当たりは、
 卵の存在をしっかり感じるマヨ効果。
何度もおジャマしている、
神楽坂でしっとりと、
美味なトンカツを喰らえる人気店。
ミシュラン ビブグルマンにも名を連ねる。

7月最後の土曜夜。
妻と2人、予約無しでの訪問。
丁度神楽坂のお祭りの日で、
通りは人でごった返していた。

L.O.近い時間でも、階段の下で待つ客有り。
数十分しての入店となった。

■■■

◎特ロースかつ(2,150円・税抜)

上ロースよりもサイズがひと回り大きく、
サシも多め。

宮崎県産「南の島豚」の旨みを真に味わうなら、
やはり“特”のほう。
かなり食べ応えがある。

揚げ立て1切れ目は、やはり塩で頂きたい。

断面は仄かにピンク。
その揚げ立ての島豚に、
ちょいと岩塩を付けて噛み締めれば、
口内にジュワァ〜ッと広がる上質の脂。

肉の厚みと旨味をこれでもかと感じる。
うまい!


続く2切れ目。
ソースを垂らし、
辛子を付けて頬張ったその後は、
固めに炊き上げられた白米を純粋に欲するのみ。

欲のままにガッツリといく!

ちなみに…定食セット(+360円)にすれば、
白米 & キャベツはおかわり自由。
これで安心して食欲に身を委ねられる。

食後の満足感と満腹感、この上なし!

またおジャマしよう。

  • 南の島豚特上ロースかつ@2,400円
  • 南の島豚特上ロースかつ@2,400円
  • 【南の島豚特上ロースかつ@2,400円+定食@360円】オーバー・ザ・ライス

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8位

サル イ アモール (代官山、恵比寿、中目黒 / スペイン料理、ワインバー、肉料理)

2回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2017/09訪問 2017/09/30

再訪。相変わらず、料理と雰囲気の両方で楽しませてくれる、スペイン料理の優良店

前回のナイスパフォーマンスぶりに、
再訪を拒む理由はありませんでした。

ほんと、裏切りませんねぇ…
タイトルに書いたとおりなのですが、
食事が楽しくなるいいお店。

2年連続ビブグルマン(2016-2017)とか、
個人的にはどうでもいい(笑)

ちなみに……今回も見つけました。
楽しげに盛り上がっている、
外国人グループのお姿。

この素敵な光景が、
こちらのお店の良さを
物語っている気がしてなりません。


---《利用シーン+α》---
・男女4人での夕食
・平日20時に予約しての訪問

・入店時、店内満席
・ただ、21時を過ぎたくらいから、
 じょじょに空席が出来始めていました。


---《いただいたメニュー》---
※価格は、すべて外税です。

◆イカ墨のパエリア(2人前)@3,400円
 どうしても食べたかった一品。
 そして、高い期待を裏切らなかった逸品です。

 黒々としたお米たちは、
 芯をほどよく残した良い炊き加減。
 イカ墨はその塩気と共に、
 お米に艶やかさも添えてくれています。
 しっとり。

 味変担当は、アイオリソース。
 ニンニクの風味が、
 ググッとアクセントを付けてくれます。
 相性は抜群。

 結構いただいた後での〆でしたが、
 4人で2人前は少なかったかも…(笑) 


◆ソパデアホ@800円
 すばりニンニクのスープ。
 強烈すぎるほどのパンチ力を備えており、
 想像以上にガツンときます。
 
 中にはトロトロのパンや、ハム、玉子など。
 パンチのあるスープと一体化するそれらが、
 すこぶる食欲を加速させる一品でした。


◆ミックスサラダ@900円
 安牌ですね。
 もう少し胡椒を効かせてもOKな印象ですが、
 安心の質とボリューム。
 
 ドレッシングは、オリーブオイル系だったか…
 記憶が曖昧なのですが(陳謝)、
 サッパリといただける一品です。


◆イワシのエスカべチェ@850円
 揚げたイワシを、野菜とビネガーに浸した、
 スペイン料理です。
 南蛮漬けのような感じですね。
 ひんやり美味しくいただけました。

 厚みのあるイワシの御身は、ふっくらと。
 ほどよくオイリーなソースは、
 甘味も充分に備えたビネガーが、
 キリッと効いています。


◆小海老のアヒージョ(ハーフ)@1,000円
 プリッと活きの良い小海老は、踏んだんに。
 ただ、それ以上にインパクトを残すのは、
 オイルのプール。

 猛然と押し寄せてくるニンニク。
 且つ、甲殻類の香ばしいエキスも滲ませ、
 パンの消費は加速するばかりです。

 ちなみに……
 パンの追加オーダーが可能です。
 ※価格は不明


◆トルティージャ・デ・パタタス@1,000円
 薄切りじゃがいもを包み込んだオムレツ。
 厚みある生地の、外側はしっかり目。
 一方、内側はホワッとした食感で、
 時折玉子がトロッときますね。

 そして、ポテト。
 そのホクホク感に飽きることはありません。


◆オルチャタのアイス@値段失念
 シャーベット的な食感で、
 甘味はほどよく、ミルキーな味わい。
 ソイも混ぜているのだとか。

 ほんのりコクがありつつ、
 爽やかな喉越しに、
 お腹が膨れていても、あっさり完食(笑)
お料理のクオリティは勿論、
異国へ足を踏み入れたかと思わせるような
店内の雰囲気も手伝って、
非常に満足度の高いお店でした。

スペイン語で
「塩と愛情」という名の素敵バルは、
代官山駅から並木橋方面へ、
徒歩で5分ほどの所にあります。

地下に降りて扉を開けると、
きっと日本を忘れられるはず(笑)

ワイワイと賑やかな雰囲気で、
デートでも、グループでも
気の知れた人たちとの利用にピッタリです。

看板の「パエリア」は、絶品!
ぜひ複数種頬張っておきたいところ。
(次回こそは…!)

その他の一品料理も、
バリエーションは多くはないですが、
いちいち満足感を実感できるクオリティ。

忽ち、再訪したい1軒にエントリーです。

ちなみに……
ミシュランガイド東京2016・2017と、
2年連続でビブグルマンを獲得しておられます。


---《利用シーン》---
・妻と。
・平日夜。20時に予約して訪問
 訪問3日前ほどに、電話で予約しました

・店内満席
・中でもスペイン人の方々が、
 大盛り上がりしていました(笑)


---《いただいたメニュー》---
◆ミックス・パエリア(魚介・鶏肉)
└ 2人前@3,700円
 
 これは絶品!
 お米の柔らかさ・水分・粘り気、
 そして、芯の残し方が絶妙。
 コクのある出汁の味わいに、良好な口当たり。

 これは、止まらなくなります。

 骨付きチキン・海老・アサリ等に加え、
 お米に紛れる細切れの烏賊やチキンが、
 いい抑揚を演出していますね〜
 
 他のパエリアも、是非いただきたい!

 
◆イカのフロート アリオリソース添え
└ ハーフ@900円

 烏賊の身は、かなり柔め。
 そして、予想以上に薄い衣で、
 素材の甘味を、
 しっかり堪能できる仕上がり。

 尚、アリオリソースは、
 その濃ゆいニンニクの風味が罪!
 パンに付けても……
 消費がすこぶる早まるのみです。
 

◆焼きパプリカとアンチョビの冷製
@1,200円

 スペイン国旗のイメージでしょうか。
 かなり塩気の効いたアンチョビと、
 艶やかなパプリカとの組み合わせは、
 ワインのお供に最適ですね。


◆イベリコ生ハム・腸詰め盛り合わせ
@2,300円
 
 三種三様。
 旨味・噛み心地のバリエーションが
 実に楽しい一皿です。
  
 塩分はそれほどキツくなく、
 口にふくむとトロける御身が、
 後を引きます。

  • イカ墨のパエリア(2人前)@3,400円
  • イカ墨のパエリアをお取り分け。アイオリソースを添えて
  • ソパデアホ@800円

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9位

焼鳥 おみ乃 (押上、とうきょうスカイツリー、曳舟 / 焼き鳥、鳥料理)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/10訪問 2017/12/02

美味な焼鳥たちに心踊る、至福の時間。紀州備長炭で焼き上げる、福島の銘柄鶏『伊達鶏』

押上駅から、徒歩で3〜4分ほど。
目黒の銘店『鳥しき』で6年修行された、
小美野さんが立ち上げた焼鳥店です。
オープンは、今年3月。

落ち着いた装いの外観。
暖簾をくぐり、扉を開けると、
活気のある明るい店内が広がります。

こちらで扱う鶏は、福島県の銘柄鶏『伊達鶏』。
臭みが少なく、肉質は柔らかくありながら、
ほどよい歯応えが特徴とのこと。

その良さを十二分に引き出す、小美野さんの技術。
備長炭で焼きあがった焼鳥は、
いと至福な夜を演出してくれること請け合いです。

ちなみに……
コノ字型のカウンターは、15席。

今回、焼き台脇の席に通していただけ、
焼きの様子を間近で見られるという幸運に
恵まれました。
感謝です。


---《利用シーン+α》---
・妻と夕食。
 我が家の周年記念やり直し企画(笑)

・土曜19:40頃に、事前予約をして訪問。
・食べログからネット予約を利用。
 追ってお店からメール連絡がきますので、
 そこで内容確認&確定となります。

・店内満席
 予約無しの方は、着席できず。


---《メモ》---
◆串の注文
・【おまかせ】 or【お好み】の2択

◆【おまかせ】の場合……
・ストップと言うまで、無制限で提供されます。
・お腹のキャパを考えて、
 早めに食べておきたい部位がある場合には、
 小美野さんにその旨伝えると調整して頂けます。

 ⇒(例)早めに、つくねを…など。


---《いただいたメニュー》---
◆お通し
◇お新香
◇大根おろし(お替わり可)


◆串おまかせ
◇レバー
 クセなく、プルンと滑らかな口当たり。
 ネットリと舌に絡みついてきます。
 素材の良さと、技術の高さを感じますね。

◇ササミ
 レバー同様、
 序盤にお店のレベル感を確認できる一串。
 柔らかで、素直なボディ。
 火入れの良さは、写真にて。
  
◇銀杏
 安牌です。

◇砂肝
 大ぶり故の、贅沢な噛み心地。
 これは、うんまい…!

◇厚揚げ
 表面にパリッとした香ばしさを纏い、
 本体から優しい旨味を感じる一品。
 これまた、うんまい…!

◇かしわ
 丸味を帯びたふくよかなボディは、
 柔らかくジューシー。
 これぞ、焼鳥。 

◇どんこ椎茸
 潤沢な水分。止めどなく溢れ出てきます。
 レモンとも相性抜群。

◇まるはつ
 プリッとした、まんまるボディ。
 砂肝より柔らかめに、シャクシャクと。
 いい張りですね。

◇白玉(うずら)
 全くもって、侮れない一串。
 炭の薫りを浴びた、
 トロンッとした黄身が押し寄せてきます。

  ※ここで、小美野さんに以下を伝達
  ・串は残り3本くらいで。
  ・【ぼんじり】と【つくね】をいただきたい

◇ぼん(ぼんじり)
 香ばしい表面のカリッと感は、秀逸。
 そして、身から弾けるように滲む脂から、
 申し分のない甘味を感じます。

◇合鴨
 しっかりとした肉感。
 思ったよりも淡白な印象ではありますが、
 ほどよい歯ごたえが、いい塩梅。
 
◇つくね
 辛めなタレで、キリッと。
 ホワッホワな御身には、
 コリコリの軟骨を、充分に包み込んでいます。


◆親子丼
 満足度が高い、〆の一品。 
 卵の火入れは非常にレアで、もはやTKG。
 鶏との食感のコントラストを、
 非常によく感じることができました。
 黄身が濃ゆいですね〜。


◆ほうじ茶《写真無し》
◆お口直し《写真無し》
 最後に、シャーベット状のマスカットを。
 甘味が強め。酸味は控え目ですね。

  • レバー
  • 砂肝
  • 厚揚げ

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10位

居酒屋 いずみ (江戸川橋、神楽坂、茗荷谷 / 居酒屋、日本酒バー、鍋)

5回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2020/03訪問 2020/06/27

うんまい魚たちと共に、心穏やかに過ごせる1軒。昭和な表情が垣間見える感じが好きです。

厨房奥に掛かる黒板メニューに頭を悩ませます。
手書きで書かれた品々が魅力的すぎますね。
【“新物”ホタルイカ】や【ブリ刺し“脂あり!”】など、
お魚推しなラインナップに心が躍ります。

そして、お魚たちの中に割って入ってくる中華。
ボクらの目の前を結構な回数で通り過ぎたのは、
底の浅い大きな平皿の【ぜいたくマーボー】。
プロモーション効果は絶大で、
最終的にボクらのテーブルでもご対面となりました。

尚、店内はカウンターに、テーブル。
奥には15人前後が座れるだろう小上がりも。
ここで宴会とかしたら、
きっと楽しそうじゃないですかね。
実際にそのスペースで呑んでいた
オジさまたちの笑顔がダメ押しされました。


━━《had》━━
◆新物 ホタルイカ@480円
プクッとした食感と、軽やかな苦味。
酢味噌や醤油など無くとも、
このまんまが1番美味にいただけるのでは、と。


◆しめサバ@500円
円い酸味とたわむ鯖の御身が、
美味しさを運んできます。
そして、何よりコスパの高さが際立ちます。


◆イワシなめろう@580円
こてっとした食感に、甘く濃ゆい味付けが、
なんとも後を引きます。
アルコールはホッピーをチョイスしてしまいましたが、
辛めの日本酒なんか良いのではないでしょうかね。


◆イワシ梅肉串焼き 2本@650円
ホワッとした開幕から、怒涛のオイル攻め(笑)
そして梅肉の軽い酸味が彩ります。
時期によって脂の印象は変わるかと思いますが、
やはり外せぬ串モノです。


◆刺身用アジフライ@680円
前回訪問時に引き続きのオーダー。
この厚みと、何よりフレッシュさが良きですね。
粗めな衣も「正解」だと思います。


◆ハツネギ塩炒め@480円
甘味の強いネギに、
ハツの柔く、コリッとした食感。
味付け、塩加減は良い塩梅であり、
米があればそれはそれで消費が捗るな、と。


◆ぜいたくマーボー@750円
具は挽肉や豆腐の他、茄子に春雨も。
家庭的で、どこか優しい印象を受けました。
もちろん辛味は乗ってくるのですが、
餡の甘味のほうが勝ちますかね。


◆塩らっきょう@350円
箸休めに。充分に引き締まっておりました。


◆ホッピーセット(白)@500円
焼酎は、キンミヤです。


━━《situation+》━━
・先輩と。男2人での夕食
・平日20:00、電話予約の上で訪問
・4名用のテーブル席へ。
誠勝手に実家に帰ってきたような感覚を抱きつつ、
日本酒をチビチビとすすりながら、
黒板メニューのラインナップに頭を悩まします。
ホッと心が落ち着けるひとときと言うのは、
きっとこんな時間のことを言うのでしょうかね。

こちらにオジャマしたら、
やはり魚料理を中心に旬を楽しみたいところ。
一方で、魚以外のメニューも充実してますから、
人を誘うにも安心です。

ちなみに、テーブル席&小上がりもあり、
宴会利用もウェルカムなはず。


━━《had》━━
◆肉豆腐@600円
オーダーしてから煮込む感じでしょうかね。
素材たちは全体的に凛とした面持ちで、
あっさりとした味わいに落ち着いています。
一方で、煮汁の甘味は強く、
そのコントラストにホッとしました。


◆真鱈の白子ポン酢@580円
プリンッとした、大ぶりで立派な白子。
濃厚なミルキーさを楽しめました。
これは素直においしい。
酸味の効いたポン酢もアクセントに良しです。


◆刺身用 アジフライ@680円
御身は厚みがあり、フレッシュ。
オイルを含んだ滲む水分に、グッときます。


◆新政 ラピス@980円
◆お通し


━━《memo》━━
『吉田類の酒場放浪記』にも登場済。


━━《situation+》━━
・ソロで夕食
・平日19:35頃に訪問
・待ち時間ゼロで、カウンター席へ
前回の素敵パフォーマンスに心躍り、
8月中に2度目の訪問となりました。
前回以上かもしれない余韻の良さ。
見事にツボりました。

お店について、その他うんちくは、
前回のレビューにツラツラ書いてしまったので、
今回は割愛。


---《利用シーン+α》---
・ソロで夕食
・平日17時半頃に訪問
 
・サッカー日本代表が
 ワールドカップへの出場を
 決めるかどうかの夜だったからか、
 お客はほぼ皆無。

・カウンターに、
 初老のご夫婦が1組居られたのみ


---《いただいたメニュー》---
◆新サンマ 刺身@680円
 トロけます。
 提供される温度はバッチリでした。 
 身は十分柔らかく、
 皮に近い部分に、いい歯応えが残っています。
 
 まだ細く小さめという事でしたが、  
 秋刀魚としてのアイデンティティを
 しっかり有する代物をいただけました。 


◆イワシ梅肉串焼き 2本@680円
 会心のパフォーマンス。本日のMVP。
 肉厚なイワシから滴る脂が、
 本当に凄まじいです。
 怒涛の脂攻め(笑)
  
 潤沢な脂を通して伝わってくる、
 鰯のアイデンティティを噛み締めながら。
 爽やかな余韻を残してくれる、
 紫蘇 & 梅肉。
 ナイスなバランス役です。
 

◆新サンマ焼き(塩焼き)@680円
 皮は十分香ばしく。脂は適度に。
 塩は控え目で、お上品な御身。

 そして、腹わたのネットリ感が、
 実にうんまい秋刀魚でございました。
 新鮮な苦味が日本酒を進ませます。


◆刺身用アジフライ@680円
 ふっくらと、ほどよく脂の乗った鯵。
 サクッ、サクッと。
 衣の油切れの良い衣は、軽い仕上がり。
 アツアツのうちに。


◆お通し
 ひんやり、大根煮付け。
 濃ゆすぎず。薄すぎず。
 いい味付け。いい開幕。
口コミ少なめな良店との出会いは、
なんだかうれしくなります。
神田川沿い、江戸川橋駅から徒歩で5分ほど。

ご家族で切り盛りされている、
旬の食材を美味しく頂ける大衆酒場です。
アットホームな接客も心地よく、
楽しい呑みタイムを過ごさせて頂きました。

厨房奥や店内の壁にメニューが貼られた店内。
オススメや旬の食材を使ったお料理には、
黄色や赤の強調色が使われています。

一品料理は500〜600円前後で、
ポーション的にも、
ソロでも色々楽しめるのが嬉しいですね。

テーブル&座敷もありますので、
グループでの利用もどんとこいです。
ちなみに、ファミリー客もお見受けしました。

雰囲気的にも昭和感を滲ませ、
個人的に堪らないお店との出会いとなりました。


---《利用シーン+α》---
・ソロで夕食
・平日18時ちょい間に訪問

・待ち時間ゼロで、カウンター奥に着席
・客の入りは、5〜6割ほど。


---《いただいたメニュー》---
◆刺身・真イワシ@580円
 メニュー表に書かれた「脂のり2」の記述は、
 全くもって嘘ではありません。
 潤沢な脂にコーティングされたその身は、
 口に含むと、たちまちトロけます。

 厚さも丁度良く、これはうんまい!
 今回のMVPです。


◆活サザエ(つぼ焼き)@580円
 噛もうとする前歯を包み込みながら、
 ほどよい弾力で跳ね返してくる御身。

 特に、肝は秀逸ですね。
 大人がうれしい苦々しさを発散しながら、
 プリプリッとした弾力で、
 咀嚼することを終始楽しませてくれます。

◇殻に残る汁が、また良いですね〜
 醤油と混じり合う磯の香り。
 大地と海のコラボとでも言いましょうか。
 否応なく、日本酒が進みます。


◆ハゼ天ぷら@680円
 ハゼ&野菜の、天ぷら盛り合わせ。
 ハゼはこの日運良く入荷したので、
 ラインナップされた模様です。

 ハゼの身はアツアツ、ホワッホワ。
 サイズは小ぶりで淡白ながらも、
 厚めな身は、熱と共に旨味を運んできます。
 塩加減も、しょっぱすぎず良い塩梅。
 身の旨味が立ちますね。

 また、獅子唐と南瓜も抜かりなく。
 甘味は充分。油切れも良好です。

  • [手前左]新物 ホタルイカ@480円│[奥]しめサバ@500円│[手前右]イワシなめろう@580円
  • イワシ梅肉串焼き2本@650円
  • 刺身用アジフライ@680円

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