YamaNe79さんが投稿した石ばし(東京/江戸川橋)の口コミ詳細

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ひとりメシ多め。最近、そば多め。夜はほぼ自宅メシ。

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YamaNe79 (男性・東京都) 認証済

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石ばし江戸川橋、神楽坂、茗荷谷/うなぎ

3

  • 昼の点数:4.2

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
3回目

2021/02 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

老舗うなぎ店でいただくお昼のコース。肝焼きとの対面叶えば、ダメ押しの口福感を。

格別でした。
創業は明治43年 = 西暦1910年ですから、
もうかれこれ100年以上続く超老舗のうなぎ店です。

今回はややフライング気味の記念日利用。
おめでたいシーン等でまたぜひお世話になりたい1軒、
とログを残しておきます。

店内は、古き良き日本家屋。
落ち着いた雰囲気の中、
座敷の場合は特に心穏やかに鰻と向き合えます。

なお、ご予約は電話 or webで。
http://unagi-ishibashi.com/menu.html

予約の際にオーダーする流れになりますので、
事前にチェックしておくのが良きと思います。
また、サービス料や個室料などもありますので、
よろしければ、あわせてご確認を。


━━《had》━━
◆肝焼き
基本夜のみオーダー可。
お昼は仕込みが間に合えば、という感じのようです。
事前の電話予約時にご相談し対面叶いました。

そして、まさかの3種の部位食べ比べ(おまかせ)。
心臓。中落ち。ヒレ。
脇に添えられてる煮山椒からは、フレッシュな痺れ。
食べ比べ中のお口直しにどうぞ。

・心臓
特徴は、ジワァッと滲みでてくる苦味と、
シャクシャクとした食感ですかね。
3種の中では1番アダルトな雰囲気を感じました。
この日は呑みませんでしたが、
ついつい日本酒が欲しくなるのでは、と。

・中落ち
分かりやすくお肉っぽい食感で。脂も多めに。
僅かに骨っぽさがありますが、
それはほどよい香ばしさとして。

・ヒレ
ホワッと、トロけるように。
こちらも軽く骨ぽさのようなモノが感じますが、
決しておいしさをジャマする類のものでは
ありませんでした。


◆お昼のコース@15,000円
・お通し
ざる豆腐。
ねっとりしつつ、さっぱりと。
ふくよかで濃厚な大豆の風味が押し寄せてきます。
ほんのり甘い余韻は、醤油からも…?


・突出し(3点)
山口県の宇部蒲鉾。助惣鱈の魚卵甘煮。空豆。
中でも気になったのは【宇部蒲鉾】。
ムチィッと押し返してくれる弾力が心地良き。
そして、蒲鉾の下に敷かれた黄色っぽ辛味は
なんだったか……
これも無くてはならないアクセント。


・自家製珍味(3点)
汲み上げ湯葉。鱈子の唐墨風。烏賊の塩辛。
これら3点の中では【烏賊の塩辛】でしょうか。
烏賊自体の活き活きとした弾力と甘味。

そして、刻み柚子。
アクセント役として秀逸であり、
さっぱりとした余韻に浸れました。

なお、100年モノだという輪島塗りの重箱にも
ありがたみを感じた次第です。


・鰻茶碗蒸し
じんわりと染み入るお出汁が、素直においしい逸品。
なおかつ、具沢山です。
鰻。海老。蟹。銀杏。椎茸。蒲鉾。三つ葉。

蒸されても鰻のアイデンティティは健在ですね。
“らしい味わい”をしっかりと。
そして、蒲鉾は「突出し」同様に宇部のものなのか…
やはり存在感が際立っていました。


・骨煎餅
カリッカリと。そして、ちょっとだけオイリーに。
滲む塩分の心地良さよ。素直にあとをひきます。


・肝焼き
追加オーダーの肝焼きが、ここで入ります。
感想は上述。


・白焼き
ボクが腹。一方で、妻が尻尾の部分。
なので、半分ずつシェアしていただきました。
部位による違いがクリアですね。
厚み。脂の量。香ばしさ。
どちらの部位が好きかどうか、甲乙はつけ難しです。
もし可能なら、このように食べ比べたいところ。


・うな重
備長炭で炙った鰻は、鹿児島産とのことでした。
江戸前特有のホワホワ感については、
思っていたよりも控えめ。
ほどよく軽い噛みごたえが残している印象です。
タレの濃ゆさ・甘さも主役をジャマせず、
良い塩梅です。

一方のお米。
サラッとしているのは控えめな粘り気のせい。
また、炊き上がりはやや柔めな仕上がりでした。
お米単体だとだいぶ柔く感じられてしまうのですが、
蒲焼きとひとえにいただくことで、
固さ(柔さ)がちょうど良いバランスに。
これぞ“調和”と言うのでしょうね。


・肝吸い
安心のクオリティ。
肝自体の張りに、鮮度の良さを感じます。


・香の物
素直に【奈良漬】の存在がうれしいです。
その他漬物は3種 ─ 白菜、大根、きゅうり。
白菜は塩気がやや強めかもしれないですね。
これが良いのですけれど。


・水菓子
メロン&苺のコンビネーション。
メロンは甘味押し。苺はキュッとした酸味が強めに。


━━《situation+》━━
・妻と。フライング記念日ランチ
・土曜11:25頃に訪問。電話予約の上。
・2名2組が入れる、1階座敷へ。
・約2時間半ほどは我が家のみ。

  • 緑茶

  • 楊枝入れ&山椒

  • 山椒

  • 箸置き

  • ごま豆腐

  • 突出し(3点)

  • 自家製珍味:重箱

  • 自家製珍味(3点):汲み上げ湯葉、鱈子の唐墨風、烏賊の塩辛

  • 自家製珍味:烏賊の塩辛

  • 鰻茶碗蒸し:初期状態

  • 鰻茶碗蒸し

  • 緑茶をおかわり

  • 骨煎餅

  • 骨煎餅の小皿

  • 肝焼き:[奥から]心臓、中落ち、ヒレ

  • 肝焼き:[左手前から]ヒレ、中落ち、心臓

  • 山椒煮

  • 白焼き:重箱。初期状態

  • 白焼き

  • 白焼き:醤油

  • ほうじ茶。うな重の前に。

  • 漬物

  • うな重:重箱。初期状態

  • うな重:白米はやや少なめで。

  • うな重:白米はやや少なめで。

  • 肝吸い:椀・初期状態

  • 肝吸い

  • 水菓子:メロン&苺

  • 座敷

  • 廊下

  • 外観

  • 暖簾

  • メニュー│表紙

  • メニュー│お店より

  • メニュー│お店より

  • メニュー

  • メニュー

  • メニュー(ドリンク)

  • メニュー(日本酒)

  • メニュー(ワイン)

  • メニュー(ワイン裏面)

2021/03/21 更新

2回目

2017/10 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

凛々しき鰻に魅せられて。老舗で浸る、至福のひととき。

明治43年創業。鰻と真摯に向き合う老舗の銘店。
高いホスピタリティを実感しつつ、
優雅で美味な時間を過ごせる一軒です。

ちなみに……
ミシュラン一つ星を毎年獲っていたりしますが、
そんなものは特に関係なく、、(苦笑)
数年前から足を運ぶ、
我が家にとっては特別なお店でもあります。

店内は、昔ながらの日本家屋のよう。
落ち着いた雰囲気の中、
じっくり鰻と向き合うことができます。
入口すぐの所にテーブル席もありますが、
やはり座敷にゆっくり腰をおろしたいものです。

また、接客の質の高さは言わずもがな。
あいかわらず人当たり良く、
柔らかい物腰でご対応頂けますね。

主演の鰻重とのご対面までには、50分〜60分ほど。
一品料理を軽く摘みながら、
ゆったり待つのが良きかと思います。

香物と肝吸いが運ばれてきたら、もう間もなく。
ようやく到着した漆塗りの重箱の蓋を開ければ、
香ばしい香りと共に、
至福の時間が幕を開けるはずと。


---《利用シーン+α》---
・妻とランチ。
 我が家恒例の、石ばし会2017。

・土曜11:30に、予約して訪問
 電話での予約は、1週間ほど前でした。


---《いただいたメニュー》---
◆汲み上げ湯葉@600円
 むっちりとした、みすみずしさを纏う湯葉。
 豆の旨味が感じられる、誠お上品な味わいです。
 そして、おろし立て山葵の爽やかな辛味がまた、
 優しいアクセントを添えてくれます。


◆鰻骨せんべい@600円
 ポリポリと香ばしい代物は、
 予め短めにカットされております。
 ジュッと滲む脂に、
 ついつい手が止まらなくなります。


◆うな重 上(香物・肝吸い付き)@4,000円
 関東風のホワホワとした食感は抑えめに、
 しっかり目な噛み応えです。
 そこから感じられる、いい意味での鰻臭さは充分。
 ホワホワとした食感ばかりが先行し、
 アイデンティティを失った鰻とは、訳が違います。

 一方で、脂分は控え目。
 脂のグラデーションが、なんとも惜しい…。
 全身から旨さ・香ばしさを堪能できるものの、
 腹には、もう少し脂が欲しかった感があります。
 (スコアもきっと上ブレたはず…)

 また、キリッとした甘味控えめなタレは、
 鰻の旨味をジャマせずに。
 そして、粘りが抑えめで固めに炊かれたお米。
 鰻も含めた、全体調和は抜群です。

◇ちなみに……山椒。
 香りが芳醇で、なんとも美味な代物です。
 買って帰りたいくらいでした。

◇また、香の物。
 奈良漬けがあるのは、個人的にうれしいばかり。
 そして、甘味強めの大根が、
 ナイスなパフォーマンスぶりでした。
 これは美味しい…!


---《その他メモ》---
※一部お店公式HPより

・クレジットカード利用不可。
・小学生未満のお子様の入店はNG。
 鰻料理は時間がかかるため、とのこと。

・全席サービス料(10%)
・個室(6名〜)利用には、別途個室料(5%)有り
・飲み物には、御通し2品(1,000円)が付きます。

・電話予約は、ほぼ必須
・尚、電話予約の際に、
 【うな重】のサイズを、お店の方に伝えます。
   ◆上(1尾)@4,000円
   ◆特上(1.5尾)@5,000円

  • うな重 上(香物・肝吸い付き)@4,000円

  • うな重 上(香物・肝吸い付き)@4,000円

  • 肝吸い

  • 香物

  • 香り豊かな山椒

  • 楊枝と山椒

  • うな重の前に、ほうじ茶

  • 汲み上げ湯葉@600円

  • 鰻骨せんべい@600円

  • 店内

  • 外観

  • 暖簾

  • 暖簾

  • 入口

  • メニュー(表紙)

  • メニュー(うな重など)

  • メニュー(コース)

  • メニュー(本日のおつまみ)

  • 鰻のあれこれ

  • お店について

  • 創業当時のお写真

2017/11/05 更新

1回目

2015/12 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

明治43年創業。ミシュラン常連の老舗鰻屋。

お店への道中、暖簾をくぐる前から、
周辺に立ち込める鰻の薫りに
食欲を掻き立てられ、
座敷に腰をおろした頃には、
すでに唾液が溢れ出ている状態。

日本酒をチビチビやりながら、
お通し(補足情報を後述)を
ゆっくりと頂いて待ちます。

■□■□■□■□

重箱を開けると、
鼻孔を包み込む香ばしい薫り。
そして、堂々たる鰻の姿。

その御身に付けられた程よい焦げ目が、
否応なく目と胃を刺激する!

大きめにカットして口に含むめば、
ふっくらなのは勿論、
余分な(くどい)脂は皆無。

御身と皮との間に貯まった、
凝縮された脂が堪らない…!!

ふっくらな御身。
トロッとした、弾力を纏う皮。
さらっとした、仄かに甘味を感じるタレ。

これらのバランスがとても良かった。

そして、キリッとした凛々しいお米を、
それらと共に頬張った時の至福感と言ったら…!!

夫婦そろって、
「うぅぅ~ん」という言葉しか出ず。

嗚呼、まことに美味。
感謝しかない。

■□■□■□■□

以下、補足情報。

電話予約は必須かと。
その際、御食事の注文を聞かれるシステム。

ちなみに…
「特上」と「上」の違いは、うなぎの量。

・特上:1.5匹
・上 :1匹

※写真は、「上」です。


また、アルコールを頼むと、
お通し2品がプラス1,000円でついて来ます。
別料金なので、要注意。

■□■□■□■□

名店に歴史あり。
まことにエクセレントです。

ごちそうさまでした♪

2017/09/03 更新

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