YamaNe79さんが投稿した八重洲 鮨 海味(東京/東京)の口コミ詳細

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ひとりメシ多め。最近、そば多め。夜はほぼ自宅メシ。

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YamaNe79 (男性・東京都) 認証済

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八重洲 鮨 海味東京、京橋、日本橋/寿司、日本料理、海鮮

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク -
1回目

2021/10 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

南青山に構える人気の鮨処『海味』の2号店。品数20を超える『海味劇場』に舌鼓 in 八重洲

ミシュランの二つ星獲得店『海味』さん。
Tabelog Awardの常連でもあり、
予約難易度は高く、なかなか行けないお店と。。

ただ、9月にオープンしたばかりの2号店は、
食べログからネット予約でき、
なおかつ、席を確保しやすい状況でありました。

東京駅からヤエチカを抜けて。
お店は雑居ビル地下1階に。
入店するとまず目に入るのは、
店奥に向かうように白木のカウンター。
その先には個室が配されているようですね。

品の良さが保たれているのはもちろんのこと、
いわゆるお硬い店ではないのがうれしいばかり。
大将はお話しやすい方で、
気さくに接していただけました。

おかげさまで、
リラックスした状態でお料理に向き合えた次第。
特に舌が踊ったディナータイムとなりました。


━━《had》━━
◆おまかせコース 海味@税込22,000円
高い満足感を得られた『海味劇場』。
クオリティの高さもさることながら、
ボリュームもなかなかに多め。
計20を超える品々からは、
随所に個性や品の良さ等を感じました。

赤酢を使ったシャリにも存在感あり。
ズシッとした粒。凛々しいアウトライン。
そして、魚介たちと調和し、
口の中で刻々と様子が変わっていく様は、
1つ大きな見どころと。


さて……
以降は、お料理個々の感想になります。
やはり長くなってしまったので、、
いまどうにも時間あるわ〜って方向けです(笑)


**
◇毛蟹ともずくの酢の物
清楚に、さっぱりと。
もずくのシコシコとした食感が心地良き開幕。

**
◇海味キャビア
宮崎県産のオリジナルキャビア。
最初はそのままで。
次にシャリにチョンと乗せていただきます。

キャビアがプツッと弾け溢れ出すオイルは、
品のある塩気をまとい、なんとも濃厚。
凛と構えるシャリと
お互いの良さを引き立て合うかのように
交わっていきます。

**
◇本鮪漬け
ボストンより。鮪は重量150kgのものだそう。
カイワレの昆布締め&辛子が乗っていました。
ふくよかに装うも、
その身がほどけた余韻はシャープに。

**
◇太刀魚のちり蒸し
ふっくらとした白身が繊維に沿ってほどけた後、
太刀魚の“個性”がじ〜んわりと広がります。
そして、ポン酢でしょうかね。
最後に軽やかに撥ねるような酸味が、
次のアクションを誘います。

**
◇まはた
愛媛より。
身は1週間ほど熟成させたものだそうです。

シャクッとキレのある食感が印象的な1口目。
噛みしめるほどに静かに旨味が滲み、
いつの間にか包み込まれていた米粒の、
その輪郭はなんとも麗しゅう。

**
◇小肌
熊本は天草より。
ここでのシャリの温度は、ほんのり高く。
その温度に身を委ねた小肌からは、
旨味がトロケ出してくるかのようです。
ニュッとしてふくよかに。
さわやかに舞う柚子の香りも良き。

**
◇墨烏賊(新イカ)
淡路島より。
新イカ=墨烏賊のお子さまは、どことなく端正。
食感的にはザクッ、ザクッ…という感じでしょうか。
軽快なリズムを刻むかのようで、
なんとも印象的です。

その独特の食感を楽しんでいるうちに、
油断して身から滲み出してしまったかのような
やさしい甘味を感じ得ます。

**
◇鮪 大トロ
上述の漬けにも使われていた本鮪と同一のものから。
泡醤油を乗せて。
豊かなで甘い脂、
これぞ鮪と言えるような濃ゆい旨味を放ちながら、
たちまち消えゆきます。
そして、輪郭を強く感じるシャリの去り際もお見事。

**
◇アイナメ
宮城より。昆布締めで。
まず柚子の香りが舞った後、
シュクッ、シュクッと引き締まった白身らしい食感。
ただ、いかにも端正な御身だと思わせておいて、
ニュッとした心地良き油断あり。
そのギャップに萌ゆる瞬間が、ただただ愛しい。

**
◇箸休め
・海葡萄
・長野産アメーラ
・水蛸の卵
北海道産【水蛸の卵】は、まさに珍味。
膜を破り、鈍くね〜っとり垂れる汁は、
日本酒といっしょに舐めるのがよろしいかと。

**
◇サザエの壺焼き
シコシコとハリがありつつ、
食感の幅を楽しめる点もナイスパフォーマンス、と。
そして、お出汁のなんと上品なことよ。

**
◇生いくら
北海道より。軽めな醤油漬けにて。
いくらの粒は大きめ。
また、ここでのシャリは
これまでに以上にギュギュゥッと詰まった印象。
それが口の中で
いくらの油でほどかれていく様にうっとり。

シャリの雄々しさのようなものを
改めて強く感じる一品でもありました。

**
◇紫雲丹
米国カリフォルニアは、サンタバーバラより。
シャリはあえて温度を上げられたのかしら。

紫雲丹のほのかな苦味、らしい旨味を感じた後、
そこから消え去る速度がすこぶる早い…(笑)
“エア”な演出もさながら、
短時間でも深い爪痕を残していく秀逸ぶりでした。

**
◇カワハギ
淡路島より。肝乗せで。
まず刻まれるのは、食感。心地良き歯応え。
そして、身の締まりと、滲む旨味。
そこから自分とカワハギの隙間を埋めるように、
ウルルンッと肝が流れ込んできます。

**
◇車海老
鹿児島は、奄美より。
目の前で茹でられた車海老の、
肉厚な御身の甘味は、すこぶる濃ゆく。
まだあたたかい海老の体温のせいか、
それが怒涛のごとく押し寄せてきます。

そして、御身の繊維を裂いていく行為が、
実に心地良くありました。

**
[b◇ニシン]
北海道より。
噛み締めた御身の食感は、
思った以上に凛々しくありました。
そして、滲む脂はとめどなく。
感じられるのはニシイらしい味わい、旨味。

**
◇蒸し鮑 w/肝ソース
蝦夷鮑は、ニュゥッと歯をやさしく包み込むように。
ふくよかでありながら、
埋もれた歯をソフトに押し返してくれます。
そこからのキモソース。
やさしい苦味と塩味が調和します。

余ったソースは、山葵と共にシャリを絡めて。
お酢で立つ旨味が……
これはヤバい2ndステージです(笑)
これはずっと食べていたい。
切ない。

**
◇のど黒
石川より。黄身醤油を乗せて。
芳ばしい香りに、
身に浮いた脂分のうるおいが罪ですね。
たちまちトロけていく様が惜しい。
心から。

**
◇白子と湯葉の茶碗蒸し
控えめに言って、ミルキー。
且つ、出汁はここでもお上品でありました。
ぷっくりとした白子に、ハリの良い湯葉。
白を基調とした統制されたトーンの中で、
味わいの変化がGOODです。

**
◇穴子
対馬より。塩とツメの食べ比べにて。
・塩
キュッと身の旨味が引き立ち、
ふっくらとした穴子らしい味わいを
終始感じ続けられました。
・ツメ
まずツメのの甘味にグッと捕まれ、
最後に残った白身の部分が
より穴子らしさを印象づけてくれました。

**
◇玉子
キリッとした甘味で、食感はプリンのよう。
開幕に柚子の爽やかさに触れるのも
これまた良き一品。

**
◇巻物
トロたく。
存在感のある海苔。沢庵。そして、鮪。
三位一体の調和の妙が、
おいしさへと昇華されています。

**
◇赤出汁
なめこ。味付けはいい塩梅。ホッとします。

**
◇甘味
マスクメロン&シャインマスカット。
フレッシュに〆。


━━《situation+》━━
・男2人メシ
・平日19:55頃訪問。事前予約アリ
・1番入口に近いカウンター席へ

  • 毛蟹ともずくの酢の物

  • 海味キャビア:初期状態

  • 海味キャビア

  • 【海味キャビア】宮崎県のキャビア

  • 【海味キャビア】キャビアを乗せて

  • 本鮪漬け│ボストン

  • 太刀魚のちり蒸し

  • まはた│愛媛

  • 小肌│天草

  • 墨烏賊(新イカ)│淡路島

  • 鮪 大トロ│ボストン

  • アイナメ│宮城

  • わかめ│三陸

  • [左から]水蛸の卵│海葡萄│アメーラ

  • 水蛸の卵

  • サザエの壺焼き

  • 生いくら│北海道

  • 紫雲丹│サンタバーバラ

  • カワハギ│淡路島

  • 車海老│奄美

  • ニシン│北海道

  • 蒸し鮑 w/肝ソース

  • 蒸し鮑 w/肝ソース

  • のど黒│石川

  • 白子と湯葉の茶碗蒸し

  • 白子と湯葉の茶碗蒸し

  • 穴子&玉子

  • 巻物:トロたく

  • 赤出汁

  • 甘味

  • 竹鶴ハイボール@税込1,500円

  • 作 インプレッションM@税込1,300円

  • 入口横

  • 入口│平日20:00頃訪問

  • お店はB1Fに。

  • 店内:お店を出る最後の客になりました。。

  • メニュー│ドリンク

  • メニュー│ドリンク

  • メニュー│ドリンク

2021/10/24 更新

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