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1回
夜の点数:4.5
2023/12 訪問
夜の点数:4.5
焼鳥の概念がひっくり返る。“炭屋”は、もはやひとつの完成形。
2025/10/26 更新
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六本木の喧騒を少し離れた路地裏に佇む一軒。
“焼鳥”と聞いて想像するものとは一線を画す、研ぎ澄まされた静寂と緊張感のあるカウンター空間。
目の前で繰り広げられる火入れは、まさに職人技。
炭の熱と空気の流れを読んで焼かれる串は、どれも理屈抜きで美味い。
中でも、ねぎま・ちょうちん・白レバーあたりのクオリティは圧巻。
「焼鳥でここまで味の“余韻”を感じたのは初めて」と思わせる、異次元の完成度。
コース構成も緩急があり、間に挟まれる小皿(鶏スープや季節野菜)やお酒の提案も一切の無駄がない。
焼鳥を“和食のコース料理”として成立させている数少ない名店のひとつ。
そして、接客がまったくもって過不足ない。
言葉少なめだが、温度感がぴたりと合う距離感。
説明しすぎず、放っておかない。まさに“大人の食事”を心得たプロの対応。
価格帯はそれなりだが、体験の密度を考えるとむしろ良心的。
接待にも使えるが、できれば静かに、誰にも教えず通いたい。
焼鳥が“文化”であることを再認識させてくれる、唯一無二の一軒。