まーコレ↓でも聞きながらお付き合いくださいまし。
https://www.youtube.com/watch?v=cy3eznufCKE志乃さんの場合生意気にもクックパッドという所にアカウントなぞ持っており、
だからってまあそんなに凝った料理なんて作った試しは無いんだけど、
それとは関係無くなんか時折そのクックパッドから、
今週の人気レシピ的なメールが送られて来る事になっている。
この日もなんかメールが来たと言うので開いてみたんだけど、
なんかとあるメニューが気にかかったのです。
それがコレ(↓)。
https://cookpad.com/recipe/5515545簡単なのに本格的？！
ホントかよ。(笑)
なーにこの何だか胡散臭い物言い。(笑)
例えば素人の志乃さんだって国民食カレーぐらい作った事ある訳よ。
ある年齢以上の日本人みんながそーゆーと思う。
但しそれは飽く迄も例えばキャンプの定番であるアレの範疇であって、
スパイスカレーなんて言われるとちょっと素人にゃ手に負えないんじゃん？
昨日の今日まで作ろう等と思わなかったと言うか、
そんな御大層なモンが今日の今日ボクに出来る訳が無い～
・・・じゃ、ないですか。
それがナント今回送られて来たアレじゃ「簡単且つ本格的！」
と一発目に書いてある。
でこの手のマユツバ系で多い失敗パターンというのが、
幾つか存在するのでまず先にそっちを紹介しておこう。
パターンA：簡単じゃないじゃん系！(怒)
簡単等と謳っておきながらその実全く簡単じゃないヤツ。
良くあるのがオムライスとか「この工程がクリアできれば簡単です！」
とかゆっちゃってそれ習得すんのにどんだけタマゴ無駄にすればいーんだ？
タマゴ代よこせこのやろう。
みたいな。
パターンB：本格的じゃないじゃん系！(笑)
ある意味笑えるので救いがない訳じゃ無い。
志乃さんのインチキドリアがこれに相当する。
耐熱容器へバターを塗りソコにクノールとかの、
コーンポタージュスープをお湯に解いたのと白飯を混ぜて入れる。
スライスチーズと(有れば)パン粉とかかけてオーブントースターで焼く。
自分で言うのもなんだがなんだかウマい。
ウマいけどドリアでも何でもない。(^^;
本格的とは飽く迄も本物の格っぽい物という意味合いの言葉であり、
本物と本格的の物とは明らかな格差がある。
ある意味昔の見世物小屋的な匂いも感じてならない。
もっとも志乃さんのインチキドリアも本物なんて決っして語っていない。
語っては、いない。
実は上記の両方だったりで簡単且本格エリア問題は紛糾の一途を辿るが、
あんまりそればっか書くとそっちの方が盛り上がっちゃうからこの辺で止めとく。
・・・んで何だっけ？(^^;
スパイスカレーだよ。
細かく言うとクックパッドにはスパイスカレーの素(！)って書いてある。
よくよく読んでみたらこの素を作っといて冷凍しておき、
食べたい時に肉とか焼いてこれを取り出して混ぜたら？
いつでもスパイスカレーが食べられるよー・・・
というオハナシなんだって。
夢の様じゃないか。
そんな本格マジスパイスカレーがそんな簡単で大丈夫なんだろうか？～
と、レシピを読んでく過程で２っつ躓いた。
先ず「あったらいーネ！」的に掛かれていたパクチーの根の処遇。
どの段階で本体に混ぜたらいーのか一切記されていないんだけど。
あったら～ と書いてありますし、
だったらあった方がおいしいに決まってるんだが、
この時点では非常に悩ましい内容となっておる。
もう一つは言い様に寄ってはそれ以上に悩ましい、
レシピにゃ無いんだけど工程でいきなり出て来ちゃうガラムマサラな。(笑)
材料欄にはクミンシードの他に～
ターメリックパウダー
コリアンダーパウダー
クミンパウダー
カイエンペッパー(お好みで)
と4種のスパイス類が記されている。
上記4種スパイス類があな恐ろしや作り方の欄にて忽然と姿を消してしまった。(笑)
一体どこ行ったと言うんだねあんたたちスパイスガールズ。
しかもですよみなさん？
その工程の２と８を見るに志乃さんは仰天した物だ。
レシピに全く無かったガラムマサラがですね、
ヒーロー物のアニメの第一回目の如くいきなりやって来て大活躍じゃねーか！
(^0^;
「簡単なのに本格派」・・・
早くも暗雲垂れ込める中、
こんな大雑把なメニューなんだから？
コッチも構わずやらせて頂く事で解決方向へ遣っ付けちゃう事にする。
悪いけど。
取り敢えずスパイスを近所のまいばすけっとへ求め。
スパイスカレーなんて生れて初めて作るんだからせめてカルディとかにしてよ、
とかいう声はこの際無視して買い物に勤しむ。
個人的に時間だってそんなにありはしない。
手早く効率的に進行しなければならないし、
`簡単’という単語がこの度は重要だしそれでなきゃ意味がない。
ンで買って来た素敵な素敵な茶色の小瓶は～
① クミンシード
② ガラムマサラ
この2つ〆て200円也。(外税)
クミンシードはおいといてそれ以外のスパイスをガラムマサラ1本で、
解決しちゃおうってな言い様に寄っては実に横柄な作戦へ打って出たじゃないかMarkⅡ。
大丈夫か志乃さん！(^^;
しかもこのガラムマサラにはターメリックなんて一粒も入っていない。
どーするんだ志乃さん！
いや実はちょっと前にウチのスパイスストックに母のターメリックを発見し、
黄色くしようと思って玉子焼きに混ぜたら？
ゴムみたくベコベコ(笑)な仕上がりに相成った事を思い出したんですよ。
ですのでこれで一応スパイス類はOKな筈・・・
・・・そして1か月が過ぎた。(笑)
ボクの部屋のPCの横に2本のスパイスの瓶が放置新聞。
報知プレイ。
スペースもあんまり無い事からそろそろ片付けてはどーだという話しになり、
西友５％オフの日も迫るに至りて遂ぞ重い腰を上げる始末。
ではではとトマトダイスの缶詰を探しに行き。
見付からないので店員さんのお手間を取らせる事に。
トマト関連はは缶詰コーナーと別の場所へまとめてあるんですね。
勉強なったわあ。。。
ダイスカットなんてあんまり無いので紙パックのホールトマトで手打ち。
しゃんしゃんしゃん。
煮ちまえばおんなじだろ？(笑)
まあその他タマネギいっことか鶏肉とか？
思い付くままに買い集める。
鶏ムネ肉はちょうど20%割引だったのでどっかり2パック。
であとはパクチーの根か。。。
根だけ売ってりゃ嬉しかろうけどそんなのない。
根から葉まで売ってるのを一把購入。
ボクの名前は根ほりん葉ほりん。
葉ほりんは塩でもかけて食っちゃえばいーや。
その他ヨーグルト等々。
帰って先ずタマネギを切り刻んでみた。
笑っちゃうぐらいに目が痛い。(笑)
クックパッドには粗みじんと書いてあるが。
先に書いとくけどココで勘違いしちゃいけないのは、
粗みじんの粗とはいい加減に刻んでいいという意味では無い～
という事である・・・ なのである。
何故なら？
この日の志乃さんみたく大きさも切り揃えずに炒めると火の通り方が漫勉で無く、
炒まった所とそーでない所のが出来てしまう。
料理は愛情。
先ずオリーブオイルにクミンシードを熱し、
香りが出るまで温めると言った感じ。
でもクミンシード炒めた香りがどんなだかなんて知らないので、
なんとは無しにケムリが立った所で取り急ぎ～
先程のタマネギを投入し、
木べらで生の部分を潰して何とか一様の火の通り具合とする。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
そのままいつまでもいつまでも炒め続ける。
いつになったらタマネギは飴色になるんだろうか！
そもそもカレーを作る際先ずタマネギをあめ色になるまで炒めると聞くけど、
その場合のあめ色ってどんな色なんだか知ってるヒトいない？
色って表現は実に曖昧で特に飴の色なんて～
例えば金太郎飴色なんて言われたら誰も分かんないじゃないですか？(笑)
それともパパブブレ色かしら？(笑)
いや確かにタマネギをあめ色に炒めるっちゃあ茶色なんでしょう(笑)けど、
それにしたってどの程度茶色いか分かんないしさあ。
文句言わず黙々2~30分もじゅーじゅーやり続けると、
炒める側も炒められる側ももーこんな状況でカンベンしてくんない？
ってな具合に茶色くなって来た。(笑)
売ってるってよ？
炒めタマネギ！(笑)
さあ次におろし生姜とおろしにんにくを入れて青臭さを飛ばせ！
なんか青臭さというのも分からんかったけど火が通った感じだと思います。
あっ！ 行程４の塩を2摘み入れんの忘れちゃった！
今更ながらとて投入してみたけど何がどー効果するやら分からん。
したらトマトとヨーグルトの出番。
トマトは買って来た全量入れるとちょっと多いんだけど、
余るとそれはそれで困っちゃうから思考を停止して全部入れた。(笑)
ヨーグルトは100mlとあるけどトマトが分量以上なのでキモチ少々多目。
これはワタシの気持ち！(笑)
七色唐辛子の口上みたいになって来たけど、
気持ちが入ったら水分を飛ばす目的で煮込む。
何故なら水分を飛ばせと書いてある。
そーすると半端無く跳ねる。
後々ガス台を大掃除するハメとなった。
(´Д｀
後であんまりトマトっぽかったらもー一発ヨーグルトだ。(笑)
・・・色合い的にちょっと、
「ボクが今作ってんのは確かカレーだったよなあ？」
と少なからず不安を覚える。(笑)
ピンクなんだもん。(笑)
ピンクの象さんていらっしゃいましたね。(笑)
ココで我が家秘伝(笑)のターメリックを小さじ１投入。
なんかこのヒト匙でカレーっぽくなって俄然安心した。
黄色の色付けだけだと思ったターメリックだけど実は偉大な存在だったのね。
それで俄かにやる気を取り戻し(笑)た志乃さん、
徐に冷蔵庫から鶏ムネ肉を2パック取り出す。
どちらもタイムサービス20%割引の業物！
さっきの鍋は隣りへ移動しておいて、
今度はフライパンをケムが上がるまでガンガン熱し、
鶏肉を皮目を下にして豪快に焼き色を付けてしまおう！
フライパンをガシガシ揺するとバーンッ！
～って焔も上がりカルトチックなテンションも上がる。(笑)
この時点で換気扇のフィルターは熱で相当縮んじゃってる筈だ。(笑)
もう年末だから交換の儀は大掃除時まで待つとしよう。(笑)
ジュジュー！って言うので皮目が香ばしくカリカリだったら裏返そう。
白ワインなんかでフランベしちゃうとそれは物凄く興奮する。(笑)
もう両面ある程度焦げ目が付けばそれで良し。
(´- `*
肉を俎板に移して包丁で切って上記のカレー鍋にぶッ込む。
肉は大きい方が食べ応えがあるだろうと一枚を６～７等分にしたんだけど、
食べるのが年寄りだったと後で気が付いてよくよく反省した次第。。。
(^0^;
肉をカレー鍋に投入してゆく。
この際だからフライパンの脂も一緒にいれちゃう。
さてここでパクチーの根なんですけども、
あの野菜ってあんまり火を通して食べる事無いですよね。
ですので肉も入って煮込んで行く行く最終の段階で投入してみた。
色合い的にはカレーの茶色とゴハンの白の間に？
緑色と言うのが実に非常に映えて食欲もそそります。。
ですので今後御作りになられる場合は食べる直前に入れてみる事をお薦めする。
香菜としてもあんまり火の通らない方が香りが立って良かろうと思う。
同時て件のガラムマサラなんですが？
これどー冷静に考えても元ネタレシピの、
★ターメリックパウダー
★コリアンダーパウダー
★クミンパウダー
★カイエンペッパー
の事であり、
ターメリックとカイエンペパーは入っていないけど、
なんとなくまいばすけっとの一瓶100円のガラムマサラで代用できてる気がする。
ターメリックはウチにあったし年寄りに喰わせる物である事から、
カイエンペッパーは控え目がかえって望ましい。
それだしスパイスの細かい調合はボク等素人には至難の業だ。
何しろ今回は簡単なのに本格的という大前提を踏まなければならない。
(笑)
展開は後日以降で今回は飽く迄も基本編であるから。
ある程度肉に火が通った時点でパクチーの根を投下。
某マイレビさんの顔が鍋面に浮かんでは消えてゆく。(笑)
ほぼ同時にまいばすけっと購入ガラムマサラを一瓶分放り込ん(！)でしまった。
だって4つのスパイスの内２つは大匙1 あと2つは小匙1。
併せたら買った小瓶一瓶に相当する量になっちゃいそうだったんだもん。
思い付きではあったけどこの思い付きは則ち成功を及ぼす例となった。
後から調べてみるにスパイスカレーという物自体の定義がスゴい広くて、
例えば出汁なんてなんでも～
極端なハナシ鰹節とか昆布の出汁でも構わないんだそうだ。
つまり新高円寺のあのお店みたいなモンですわ。
そー考えたら？
志乃さんのカレーなんかどー作ったってスパイスカレーであると言えるし、
むしろその正解を唱える事すら難しい。
食べておいしきゃーいーんじゃないの？的な発想で、
年寄りの両親に食べさせてみた結果予想に反して好評であった。
スパイスカレーって若者の流行じゃ無かったのか？
あながちそんなばかりでもと言い兼ねる結果を呼んだ今回のお料理だったが、
想いの外の好評の裏目というか志乃さんの場合？
全作成料の1/10程しか口に出来なかった事を書き添えさせて頂きたい。
(つまりボクが食べる前にウチの年寄りに食べられちゃったのだわ：笑)
これは決して志乃さんの料理がイケてるとかってぇ話しでは一切無く、
何事もやって見る事だと皆さんにお伝えしといて今夜の筆を置く事とする。
いやぁ、料理って本当に素晴らしい物ですねぇ。
それではまた来週お会いしましょう。
さよなら さよなら サヨナラ。
(´- `*
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