ribbon914さんが投稿した活鰻の店 つぐみ庵(東京/駒込)の口コミ詳細

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ribbon914の酒場放浪記

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活鰻の店 つぐみ庵駒込、田端、尾久/うなぎ、焼き鳥

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2017/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

一度は味わいたい(*´∀`*)手間を惜しまず、真心がこもった宝石のような鰻

(2017.2.3 訪問)

こちらで350件目になります。
いつもいいねやコメントをありがとうございます。
これからもよろしくお願いします(╹◡╹)


マイレビュアー様たちがこぞって絶賛している鰻のお店がある。
これがこちら、つぐみ庵さんだ。
初めに辛口リースリング様のレビューを読んだ時から、いつかその丁寧な仕事がなされた鰻を食べてみたいと思っていた。
しかし、あっという間に予約の取れないお店になってしまった。
諦めかけていたその時、お誘いをいただき、幸運にも訪問することができた。

18:30に3名で予約。
駒込の駅から徒歩10分ほど。
駅からわかりやすいように線路沿いの道を進んだが、冬の夜のこの道は暗く、寒い。
そしてお店は戸建ての家ばかりが並ぶ、住宅街の一角にある。
本当に普通のお宅のような玄関扉を開けると、穏やかな笑みをたたえた人のよさそうな女将さんが。
予約名を伝えると、「どうぞ中へ。お連れ様はもう見えてますよ」と招き入れてくれる。

靴を脱いで上がる玄関を入ってすぐに右手が厨房と座敷。
座敷と言っても本当に普通の客間のようで、両親の実家にお邪魔しているような気分になる。
そんな6畳ほどの和室には詰めて座れば8人ほど座れるテーブルと厨房に面したカウンターが2席。
しかしこの日の夜のお客さんは私たち3名だけ。
手間がかかるので1日に10人ほどしか予約を受けないそうだ。
この日は昼に何組かあったので、夜は私たちだけというわけだ。

料理はおまかせでお願いしてあるので、お酒をお願いする。
まずはビールから。
瓶ビールで乾杯したあと、お料理が順番に運ばれてくる。
鰻のヒレ焼と肝焼きが出てきたところで冷酒に切り替える。
そして白焼き、メインの鰻重を味わう。

料理はどれも本当に丁寧に調理されていて、素材がどうのとか味付けがどうのとかいうより、その手間と大将のまごころを感じ取ることで、食べた人を豊かな気持ちにさせてくれる。
寒い夜だったが、心の芯までほっこり温まった気がした。

ごちそうさまでした。


<おまかせコース>

・先付・・・わけぎぬた、しらすおろし、わさび漬け。

◎〆鯖・・・非常に脂の乗った〆鯖。
〆加減はごく軽く、ほぼお刺身のよう。
見た目も美しかったが、口に入れると身が蕩けてとても美味しい鯖だった。

○手羽先の先・・・いい色に焼かれた串が二本。
手羽先の先っぽだそう。手羽先に先があるなんて知らなかった。
食べてみると、手羽先の美味しいところと脂の乗ったところが一緒になったような食感。
焼き加減がとても丁寧で、肉もやわらかくジューシーだった。
私には塩加減がちょっときつく感じたが、添えられている八味(七味に山椒を足して八味だそう)がものすごく気に入ってしまい、八味だけでお酒がすすんでしまった。

◎つくね・・・タレ味の可愛らしい小ぶりなつくねが二串。
食べてみると、驚くほどふわふわで、口の中ですぐにほどけてしまう。
つなぎを一切使わずに仕上げているため、ふわふわになるのだそう。
こんなにふわふわだと串に刺して焼くのは大変なんじゃなかろうか。
このふわふわに、母親のような優しさを感じた。

○手羽先・・・骨を抜いて串で出される手羽先。
手羽先ってもっと食べるところが少ないイメージだったが、こちらのものは非常に肉厚。
正肉かと思うくらい食べごたえがある。
焼き加減は申し分なく、肉はジューシーで柔らかい。
もう少し塩を控えめでいただけると、なお肉の旨みを感じられると思う。

○ヒレ焼・・・くるっと丸まった鰻のヒレ。
香ばしくて美味しい。
日本酒にピッタリの肴だ。

○肝焼き・・・個人的に、肝は肝吸いより焼いたり佃煮にしたほうが好きだ。
(そのほうが飲めるから)
こちらの肝焼きも御多分にもれず、非常に日本酒がすすんでしまう逸品だった。

◎白焼き・・・塩のみでいただく白焼き。
わさび醤油もいいが、より鰻の身の味を純粋に味わうことができる。
塩にもこだわっておられるそうで、やや肉厚で、脂の乗りもほどよい鰻の旨味を存分に引き出していた。
白焼きでお酒を飲んで、蒲焼でごはんを食べるという最高の流れにとてもテンションが上がった。

◎鰻重・・・こちらに伺うことが決まってから、非常に期待していた鰻重。
出された瞬間から期待以上だった。
正直、こんなに美しい鰻重を見たことがない。
毛抜きを使って1本1本骨を抜く・・・その作業のどれだけ手間のかかることか。
そんなに丁寧に、大事に扱われて調理された鰻重が美味しくないわけがない。
この芸術品のような美しい鰻の身に箸を入れるのは忍びなかったが、あったかいうちに食べてみたい。
箸を入れると、身がしっかりしている。皮はもっとしっかりしているが、固いわけではなく、弾力があるのだ。
味わってみると、モチモチとした食感で今までに味わったことがなかった感じ。
そしてタレは甘すぎず。ごはんの固さも私の好みにストライク。
東京の鰻に多いふわふわではなく、関西のパリッとでもない。
旨味をギュッと閉じ込めたモチッと鰻。美味しい。美味しすぎる。
鰻はパリッと派だった私にとっても、間違いなく好きな鰻重だ。
あまりの美味しさに、夢中(無言で?)で完食してしまった。

・お吸い物、お新香


<ドリンク>

・瓶ビール・・・銘柄が3種類あったので、3人で3種類制覇。

・日本酒・・・鳳陽という宮城県のお酒。冷酒でいただいたが、ぬる燗でも美味しいかも。

  • わけぎぬた、じゃこおろし、わさび漬け

  • しめ鯖 めちゃめちゃ脂乗ってました(≧∇≦)

  • しめ鯖 ほぼ刺身(≧∇≦)

  • 手羽先の先っちょ 七味+山椒で八味でいたまきだす

  • つなぎを使わない、フワッフワのつくね

  • 骨抜きの手羽先

  • 鰻のひれ

  • 鰻の肝

  • 日本酒を注文するとお猪口を選ばせてくれます

  • 冷酒

  • 白焼き お塩でいたまきだす

  • 白焼きアップ

  • 鰻重

  • 鰻重アップ モチモチの食感と甘くない上品なタレ(≧∇≦)

  • お新香

  • お吸い物

2017/02/23 更新

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