6回
2025/03 訪問
最強の担々麺
ちゃーしゅー担々麺【1390円】
もやし増量【50円】
言わずと知れた味噌ラーメンの申し子の味噌っ子。基本的にはお気に入りの辛味噌と担々麺のローテションで、今回は担々麺のターンです。
券売機も電子マネー対応(QRコード決済は不可)のハイテク食券制に変わっており、そこで目を引いたのが『もやし増量』のメニュー。前はもやしはサービスで少し多めにできましたが、出身元の花道庵と同じく別盛りでのメニューへと変わったようです。せっかくなのでヘルシーにご飯がわりに頼むことにしました。
意外ともやし別盛りは正解でした。もやしはこちらの最大の魅力である炒められた香ばしくさをこれでもかと味わうことができ、パンチ力がありすぎる担々麺の中休みにも最適でした。
担々麺は相変わらず最高の美味しさ。いわゆる一般的な担々麺ではなく、花道庵式の担々麺ですが味噌ラーメンの向こう側的な味わいをビンビンに出しています。
冬の時期は一層味噌ラーメンが美味しくなるので、毎年暖かくなる前には必ず一回は訪れたいところです。
2025/03/11 更新
2024/03 訪問
味噌っ子の説得力
青梅街道から見える行列は圧巻の味噌っ子ふっくです。寒い間に何とか味わいたい辛味噌らーめんの為に寒い中ひたすら並ぶしかありません。
開店の30分前到着で20人強の行列。まあ3回転目くらいかなと接続。食券は開店時間から先買いとなります。ちゃーしゅー辛味噌らーめん【1240円】と味玉【150円】を買いました。食券を渡す時にもやしの大盛りをお願いします。
90分程待って店内へ。この入った瞬間に漂う香ばしい匂いがいつも堪らないですわ。後は説明不用、感嘆に値するふっくの味噌らーめんです。
味噌っ子ふっくはご存知、野方にある味噌麺処花道庵の出身ですけど、その系統はひしひしと感じるのに出身店とは違ったオーラ。何というか全てにおいて洗練されているんですよね。ひとつひとつがはっきりと美味しい。どこをどう食べても味噌らーめんとしての説得力があります。
特に辛味噌と担々麺においては花道庵ブランドの中でも明らかにレベルが違う仕上がりで、ふっくに来たらこのどちらかのローテーションになります。そして間違いなく美味いチャーシューは忘れずに付けたいとこです。
2024/03/04 更新
2022/10 訪問
麺類最強説
東京屈指の人気ラーメン店は、味噌ラーメンのジャンルというのを飛び越え、説得力ある美味さでどんどん人々を魅了していきます。
開店の一時間前に来ますと丁度一巡目に入れるかなあくらいの人数でした。開店時間を過ぎるとエグい程の行列になりますが、心と時間に余裕があるなら開店一時間前くらいが昼間はベストですね。
チャーシュー担々麺【1160円】に味玉【100円】です。今まで辛味噌しか頼んできませんでした。ちなみに修行先である野方の花道庵、そして同じく花道庵出身である小手指の幸生も何回か行った事ありますけど、辛味噌しか頼んだことありません。しかしずっと食べたかった花道流とも言うべき担々麺です。
今回も店内は香ばしさ全開で、もやしが炒められております。このもやしこそが生命線とも言えるもので、大盛りにするのは必須であります。担々麺でもです。そして挽肉、ゴマ、そして味噌スープが分離した状態の担々麺が威風堂々と登場。
まず何にも染まってない味噌スープを一口飲むと溜息が出るほど旨い。豚骨をベースに白味噌が加わるのですけど、湧き上がるコクの噴流にノックアウトされます。その後は担々の部分が侵食していくと程よい辛さと新たな旨味が加わって何じゃこりゃ?というくらいの美味さに変わります。
もう担々麺になってからのこのラーメンの旨さに圧倒され続けます。その上チャーシューがこれまた独特に香ばしくて、何より噛みごたえあるワイルドさがたまらないです。只でさえ完成され尽くした担々麺にこのチャーシューは反則なもんで、自重してライスを頼まなかった事を逆に自戒する程です。
何で今まで頼んでこなかったという花道流の担々麺。これ程の満足度が高いラーメンは味噌ラーメンや担々麺のジャンルという枠を飛び抜けて、今の所随一だと思ってます。この担々麺。
2022/10/30 更新
2022/02 訪問
本能が欲しがる辛味噌らーめん
寒い日が続くと求めたくなるのが味噌らーめん。しかも辛味噌がいいよねって事でパッと思いつくのは荻窪の味噌っ子。よっしゃ行ったろと上荻に着けば大行列。超がつく程の人気店だった事を思い知らされます。
しかも雪もちらつくこの冬でも1番寒い日。もう幻が見えてきそうなくらい意識遠のく寒さの中結構並びました。後ろを見ても果てしない列。やはりこの寒さでも、並んででもここの味噌らーめん食べたいんだなあ。そりゃあわかります。
ちゃーしゅー味玉味噌らーめん【1000円】に味玉【100円】をトッピング。食券渡す時にもやしを増すかどうかを問われますので、悩まず大盛りで。
とにかく店内はにんにくともやしを炒めた匂いが香ばしく充満し、外の寒さに耐えてからのこの匂いだけでも並んで良かったと思えるものです。
この美しいツートンカラーの辛味噌ラーメンは白味噌ベースの味噌スープに自家製ラー油を丼半分に渡るくらい張り巡らされた自然の造形美。とにかく寒かったので白い方のスープから真っ先に頂きました。こちらのスープの特徴として鶏、豚、味噌としっかりどれも主張していて旨いってとこですね。豚骨味噌というはひとくくりには言えない、コク旨さ。冷え切った体に染み渡ります。
麺はツルッとタイプの三河屋製麺。このあたりは出身の味噌麺処花道に傾倒している感じで、前回食べた時はあんまりしっくり来ませんでしたが、今回は納得のハマり方。
そしてこちらは具材もとびきり美味いのですよね。もやしは単体で食べても香ばしく、チャーシューも肉厚でこれも味噌の甘みと相まってよろしいです。そして何気なく素晴らしいのが味玉。よくありそうな中トロトロの半熟味染み味玉な訳ですけど、妙にこの味噌スープと合ってます。
最後は辛みのラー油がスープ全体に混ざって、刺激的な味噌ラーメンに。味噌自体が少し甘めですので、最後まで飽きずに食べるなら辛味噌ですね。特に辛いの大丈夫な人は。
久々だったのと寒空の中長時間並んだせいかもしれませんが、求めていた以上に美味しかったです。
2022/02/06 更新
2019/12 訪問
豪快に洗練された味噌らーめん
荻窪の味噌っ子ふっくです。
青梅街道沿いの環八近く。荻窪駅からは結構歩くのですが、開店前からでも並びが発生するお店です。荻窪ってよく行列店ができてるイメージですが、もちろん美味いお店だからってことで。店名からもちろん、味噌らーめんのお店です。
どうやら野方を象徴する味噌らーめんのお店『味噌麺処 花道』の出身らしく、豚骨ベースの味噌らーめんを頂けるみたいです。味噌らーめんはラーメンの中では一番選択肢にないんですけど、年に1,2回程無性に食べたくなる時がありまして、できれば濃厚なやつ、って感じです。
辛味噌らーめん【850円】に味玉【100円】チャーシュー【150円】にしました。もやしはお願いすれば無料で大盛にできます。無論お願いしました。
待ってる間、鍋でガツガツと炒める音とともに香ばしい香りと煙が店内を駆け巡ります。花道でもそうですが、この独特の煙たい雰囲気がなかなか好きです。味噌らーめん専門店でしか味わえない醍醐味っすね。
何だか綺麗な味噌らーめんです。白味噌なのか辛い部分(ラー油)とのコントラストがやけに美しいです。もやしの盛りも何だか品がありますね。チャーシューは増しにして良かった~と思える程豪華に並んでます。
豚骨ベースのスープはあっさりまろやか、そしてかなり繊細。濃厚と言えば濃厚なんですが味噌スープで繊細に感じるとは思いませんでした。油分も抑えめでクドさや重たさもないので一気に飲み干せそうな程美味しい豚骨味噌スープです。
ラー油部分は結構辛いです。あんまり混ぜ合わせると白味噌部分がもったいかなあと思いましたが、混ぜ合わせると若干ジャンクな味わいに変わります。そう言えばニンニクみたいな風味もないので、やっぱり上品に感じるなあ。
麺は三河屋製麺の中太のほぼストレート。このパッサリしてツルっとした感じは悪くはないですが、若干スープとずれてるかなあと。オペラ歌手が演歌を歌うようなもんで、微妙な「こぶし」が入ってないみたいな。もう少しモチっと感が欲しかったかもです。三河屋製麺大好きなんですけど、このスープが美味しすぎたんで、特に思ってしまいました。
チャーシューも味玉も美味しいですね。チャーシューは豚肩ロースでいわば焼豚なんですけど、肉肉しい。あと何気にもやしが当たり前に美味い。ある意味主役ですね。味噌らーめんにもやしって絶対になくてはならないもので、これも美味いんですから大盛にすべきですね。
味噌らーめんへの偏見があって、それは味噌らーめんならどうやったって美味しくなるという事です。でもここの味噌はそんなチープな思想を簡単にぶち壊す程の美味さと説得力がありました。万人受けする味ながら、ラーメン好きにも違いを見せれる味。そりゃあ人気が出ますわ。
2019/12/13 更新
R.G.H【2000円】
味付き替玉【400円】
東京で最も人気のある味噌ラーメン屋さんと言っていい、荻窪の味噌っ子ふっくが7周年を迎えてました。
その記念イベントとして限定100食の特別メニューでの営業で、ほぼ直前まで内容が発表されませんでしたが当日は朝6時から列ができていたという過熱ぶり。私も8時半に青梅通り沿いの店前に着いた時には既に50人程が並んでいました。
この7周年イベントは荻窪コラボらーめんという事で、荻窪の函館塩ラーメン五稜郭と西荻窪の麺尊RAGEとのコラボという豪華にも程がラーメンが提供されます。
スープは麺尊RAGEの軍鶏そばをベースに、五稜郭の昆布だしに、味噌っ子ふっくの味噌を使用。具材は各店自慢のチャーシューと五稜郭のシンボルとも言えるお麩。麺は五稜郭の自家製麺でした。
私が麺尊RAGEに思い入れがあるせいか、全体的にはRAGE色がやや強い感じがしましたが、それぞれの個性がバチバチに弾け合ってました。味噌っ子ふっくとしては特別感ある赤味噌を使用し、そしていつもながら強烈に美味い吊るし焼きのチャーシュー。
味付き替玉は赤出汁の煮干し油タイプで、吊るし焼きチャーシューのコロチャーがゴロゴロ入っており、満足度も特別感も高め。とにかく長時間並んだ事も忘れてしまうようなスペシャルなラーメンでした。
何より感じたのがこのスペシャルコラボラーメンを食べると、いつもの味噌っ子ふっくの味噌ラーメンが恋しくなり、麺尊RAGEの軍鶏そばもまた食べたくなり、未食の五稜郭の塩ラーメンも是非食べてみたいという気持ちになりました。