2回
2017/08 訪問
いちばん好きなフレンチです!
ハロー〜毛蟹、ピーマン、茴香/かぼすと日本酒
Between five bells. geelong rose 2014
アップルパイのように#29〜雲丹、穴子、海苔
アップルパイのように#29〜雲丹、穴子、海苔
Angiolino Maule. Masieri
南風〜クルマエビの乳清ポシェ、胡瓜と青柚子のヴィネグレット、本枯れ節の詰め
南風〜クルマエビの乳清ポシェ、胡瓜と青柚子のヴィネグレット、本枯れ節の詰め
Xabregas. Madmen of Riesling
定点〜蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
定点〜蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
夏〜鮎をうるかの香りで、枝豆、米酢、芋茎
Beau Paysage. Tsugane
Beau Paysage. kurahara nuage
Gerard Schueller et Fils. pinot gris reserve
マイグレーション〜とうもろこしの冷たいスープと発酵乳、モーレネグロ
マイグレーション〜とうもろこしの冷たいスープと発酵乳、モーレネグロ
おばあちゃんの味〜ちいさな茶碗蒸し、栄螺、二十日大根の糠漬け
おばあちゃんの味〜ちいさな茶碗蒸し、栄螺、二十日大根の糠漬け
Domaine Prieure Roch. Le Clos des Corvees 2004
森の向こうに/狩りの記憶〜夏鹿のロティとムール貝、茗荷、茄子、大葉、ルバーブ
西と東と〜チーズたち
寺田本家 醍醐のしずく
木陰の涼〜メロン、ヨーグルト、朴の葉、カフェ
Churton. Petit Manseng
野っ原でひと休み〜桃、よもぎ、ヤギの乳
ミニャルディーズ
お薄
2017/09/09 更新
2017/03 訪問
いちばん好きなフレンチかも☆
3月の麗らかな昼下がり。
啓蟄の陽気に誘われて、やって参りましたレフェルヴェソンスさん。
周囲は麻布の閑静な住宅街、長谷寺の裏手あたり。
『はせでら』と呼んで頂いた方はきっと鎌倉通、正しくは『ちょうこくじ』だそうです。
高級感ただようシックなエントランスにて、予約名を告げて、上着を預けて。
中庭の木漏れ日が美しい、窓際のお席へ通されます。
まずは能作さんの日本酒器でウェルカムワイン。
その後の飲み物はグラスシャンパンから始まり、お料理にはおすすめのグラスワインで。
ランチコースは男らしく1種類のみ。
『テロワール〜海と大地が出会う場所で』
深い海〜ぼたんえび、ビーツ、みかん、にごり酒
ハーブの苦味、ぼたんえびの甘味、ビーツの酸味。
もちろん美味しいけど、それだけに収まりきらず、これからのお料理に興味を唆るというか。
『面白い』お料理というか、funではなくてinterestingの方の面白さ、いきなり底が計り知れない。
お口直しに、お隣に液体窒素で固めたみかん、にごり酒のシャーベット。
味覚が研ぎ澄まされるというか、ウォーミングアップみたいな一皿。
アップルパイのように #27〜地蛤、新わかめ、金柑、黒トリュフ
どこぞのファーストフードをイメージさせる箱。
パイの中身はりんごではなくて金柑、蛤に新わかめ。
冬の終わり、春の始まりを告げる食材たち。
その羅列だけで見ると支離滅裂なメンバー、でもそれをパイの中で見事に融和させちゃった。
優しさ〜甘鯛の乳清ポシェ、根セロリ、オリーブオイル
山口県は萩の甘鯛を、乳清でじっくりと加熱。
地紙を逆さにしたような、美しく沿った甘鯛のフォルム。
脂身は口の中で見事に溶け、白身の淡白な旨味、弾力は生き生きと。
定点〜蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
3~4時間かけて熱を加えたという蕪、こちらのスペシャリティ。
時期によってアクセントを変え、同じ味は2度とないという一皿。
想像以上に歯応えが残り、想像以上の瑞々しさ。
フレンチらしからぬシンプルな味わい、素材に下手に手を加えない潔さ。
このブレなさ加減、見事な定点、何度でも戻ってきたくなる完成度。
熱々の〜毛蟹とさつまいものスープ、鱈の白子と猪のキャラメル、塩漬けレモン
猪を数時間かけて煮込んだ、その出汁をアクセントに。
冬の寒さを懐かしむような、優しくほっと心から温まるスープ。
イメージは暖炉というか、湯たんぽかしら。
囲炉裏の火〜七谷鴨を薪で、ソース・アバ、ホタテと焼き海苔のジュ、椎茸、縮みほうれん草
手前に胸肉、奥に腿肉。
驚くほどジューシーで、そしてこの肉の旨みをギュッと濃縮させた、見事な調理。
霜降りとか、噛まなくても口の中で蕩けるとか、最近はそんな肉ばかり崇拝される気がしますが。
肉本来の旨さって、やっぱこうゆうのを言うんじゃないかしら。
噛み砕いて、味わって、飲み干して。
ゆるみ〜とちおとめ、さくらのアフィネのアイスクリーム、小豆、求肥
ものすごくわかりやすく言えば、ものすごく美味しいいちご大福。
ものすごく美味しいので、語彙力の乏しい私は、もはや表現する言葉を失いました。
ミニャルディーズ、お薄、World peace
目の前で点てていただいた抹茶。
スタッフ全員が茶道を嗜んでいらっしゃるとのこと。
この最後の小菓子まで、油断できない美味しさ、思いがけない遊び心。
日本の食材にこだわり、日本らしい季節感を感じるお料理。
フレンチだけど、日本に生まれてよかったと、再認識させて頂きました。
ぬかりないサービス、時間を忘れさせてくれる居心地の良さ。
そして高級ワインが驚愕のコスパ。
印象としては、軽井沢のユカワタンさんに似ているかしら。
虹色の変化球を綺麗にコーナーに投げ分け、かといって力勝負でも申し分なし。
味覚以外の感覚も使って、全身で味わい尽くすようなコースでした。
深い海〜ぼたんえび、ビーツ、みかん、にごり酒
テーブルセッティング
メニュー
Blanc de Blanc Les Vignes de Montgueux / Jacques Lassaigne
アップルパイのように #27〜地蛤、新わかめ、金柑、黒トリュフ
バターではなく、豆腐とサワークリームのペースト
Racines / Les Cailloux du Paradis
優しさ〜甘鯛の乳清ポシェ、根セロリ、オリーブオイル
優しさ〜甘鯛の乳清ポシェ、根セロリ、オリーブオイル
定点〜蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
Oncle Leon Pinot gris 2008 /Gérard Schueller et Fils
熱々の〜毛蟹とさつまいものスープ、鱈の白子と猪のキャラメル、塩漬けレモン
熱々の〜毛蟹とさつまいものスープ、鱈の白子と猪のキャラメル、塩漬けレモン
Soldera 2008 / Case Basse
囲炉裏の火〜七谷鴨を薪で、ソース・アバ、ホタテと焼き海苔のジュ、椎茸、縮みほうれん草
囲炉裏の火〜七谷鴨を薪で、ソース・アバ、ホタテと焼き海苔のジュ、椎茸、縮みほうれん草
ゆるみ〜とちおとめ、さくらのアフィネのアイスクリーム、小豆、求肥
奥からミニャルディーズ、World peace、お薄
ミニャルディーズ
ウェルカムワイン
2017/03/20 更新
ディナーコース!
ハロー〜毛蟹、ピーマン、茴香/かぼすと日本酒
アップルパイのように#29〜雲丹、穴子、海苔
南風〜クルマエビの乳清ポシェ、胡瓜と青柚子のヴィネグレット、本枯れ節の詰め
定点〜蕪とパセリ、キントアハム、ブリオッシュ
夏〜鮎をうるかの香りで、枝豆、米酢、芋茎
マイグレーション〜とうもろこしの冷たいスープと発酵乳、モーレネグロ
おばあちゃんの味〜ちいさな茶碗蒸し、栄螺、二十日大根の糠漬け
森の向こうに/狩りの記憶〜夏鹿のロティとムール貝、茗荷、茄子、大葉、ルバーブ
西と東と〜チーズたち あるいは お野菜たち
木陰の涼〜メロン、ヨーグルト、朴の葉、カフェ
野っ原でひと休み〜桃、よもぎ、ヤギの乳
ミニャルディーズ&お薄
”World Peace"
ワインペアリング!
Between five bells. geelong rose 2014
Angiolino Maule. Masieri
Xabregas. Madmen of Riesling
Beau Paysage. Tsugane
Beau Paysage. kurahara nuage
Gerard Schueller et Fils. pinot gris reserve
Domaine Prieure Roch. Le Clos des Corvees 2004
寺田本家 醍醐のしずく
Churton. Petit Manseng
お料理20000円、ワインペアリング16000円でした。
まだ2回目ですが、やっぱりすごいレストラン!
特に鹿肉を大葉と合わせた時の無双ぶりというか、独創的で震天動地なお料理たち!
鹿に合わせて頂いたワインは最新ヴィンテージでも1本だいたい50000円!
他のワインも高級揃い、なんでお得なペアリング!
ミシュラン2つ星さえも余りに過小評価と感じさせてしまう、空前絶後なレストランです。