レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2018/02訪問 2018/04/19
牛丼を食べ終えて「ご馳走様でした!」。
店員さん「ありがとうございました!」。
いやいや、「ありがとう」と言いたいのはこっちのほうですよ。
このお店と『牛丼太郎』の歴史。
・1983年、元「吉野家の副社長」で、元「松屋の顧問」であるカリスマ社長が㈱深澤を設立。
牛丼メインの『牛丼太郎』を経営。
どこよりも安い、最安値、採算度外視、徹底した低価格路線で都内に約10店舗を展開。
・2001年、大手牛丼チェーン店が価格を下げる度に、対抗し値下げを断行。
ついに並盛1杯200円となる。
・2003年、BSE問題で他牛丼チェーン店が豚丼などに切り替えるなかでも、牛丼を販売する
方針を打ち出した。
・2004年、しかし米国産牛の在庫が尽きると、一時期、牛丼に豚肉を混ぜ、250円で販売。
「当店の牛丼は豚肉も使用しています」の告知にファンから反感を買う羽目に。
その後、全て豪州産牛に切り替えるなどし、対応。
・2010年、豪州産牛の価格高騰、一部国産牛の使用で影響で、他牛丼チェーン店と同程度の
並盛1杯290円となる。
・2012年、大手牛丼チェーン店との値引き合戦、競争激化に伴い、売上激減、
業績回復の見込み無く、『牛丼太郎』の全店舗の営業停止。
しかし!ここで、元工場長、店舗運営部長、経理部長経験の3人が立ち上がりました。
新しく『牛丼太郎』を運営するための㈱丸光を設立。
「続けて欲しい、というお客さんが多かったから」
「商品には自信があり、レシピや運営方法は3人の頭に入っている」
「カリスマ社長主導ではなく、仲間で相談し合いながら挑戦したい」
「牛丼はプロの技だからこそ出せる深い味があり、大手チェーンとの差別化が可能」と、
『牛丼太郎』の信念でもある“どこよりも安く牛丼を提供する”を受け継ぎ、経営に乗り出した。
だが、3人とも単なる一従業員だった為、お金はありません。
開業までは苦難の連続だったが、牛肉の取引業者や入居ビルオーナーの協力により、
現在の「茗荷谷店」だけの運営に成功。
『牛丼太郎』の名を使い続けられないか模索したが、倒産した以前とは別会社である事を
知ってもらう為、苦肉の策として、看板の「牛」の字にテープは張り『丼太郎』とした。
・2013年、親会社である㈱深澤が破産手続き開始。
・~現在 『牛丼太郎』の元社員も参加し、4人だけで交代しながら営業。
懐かしいな~、僕は新宿店、西新宿店でお世話になりました。
今回なぜ急にコチラの牛丼が食べたくなったかと言うと、
「看板をそろそろ新しく作り替えたい。
まだ決めてはいませんが、店名を『牛丼太郎』に戻してもいいと考えています。
倒産直後と違い、今なら戻しても仕入れ先を失う心配ありませんから」㈱丸光 社長・佐藤氏。
と、こんな記事(2年前の記事だが)を発見!
このテープで「牛」の字が隠された看板が無くなるの?
『牛丼太郎』が好きな3人の汗と涙と、困難にもめげず生き残ってきた証、象徴の看板が・・!
こんなにイカした看板、赤坂見附の黒猫夜以来だな。
僕的「歴史的建造物」、永久保存して欲しいくらいだ。
無くなる前にぜひ行かなければ!
牛丼並290円、いただきました。
美味しいな~・・ある意味「吉野家」より上だな。
もう、昔食べた味なんかすっかり忘れて、懐かしさなぞなかったが・・・・・、
味は、やはり先代の社長からの流れを引き継ぐ、伝統の吉野家系。
でも、やや濃い目の味付けなので紅ショウガは必要なかった。
味噌汁にはちゃんと、刻みネギ、わかめが入っています。
これで290円・・・全く頭が下がります・・・・文句のつけようがありません。
一体、儲けはいくら位なのだろうか?
一日に何杯売れるのだろうか?
こんな店、自宅の近所にあったら3日に1度は必ず食べるよ!
最後に㈱丸光 社長・佐藤氏の言葉。
「忙しいし、大儲けはできませんが、食べていくことはできています。
それに、この牛丼が好きで始めたことですから、今のままで十分満足していますよ」。
くぅ~・・・・、今後もこの味と安さを守って下さい!
ご馳走様でした!!
2位
1回
2018/02訪問 2018/04/04
ピョンちゃん(リエーブル)を求め夜、恵比寿までやってきました。
とっても楽しみです。
店内は白と木目調の優しい、落ち着いた雰囲気。
ワインセラーの棚で仕切られた、ちょっと変わった造りの席。
○甲殻類のビスク。
もはや説明不要、エビカニ・エキスの塊。
これ、もし家にあったら、・・なんか麺類・ご飯にあわせて使えないかな~。
○オマール海老と三島野菜のテリーヌ、エシャロットのピュレ。
グリーンが多くとても美しい、フランス料理ならではの美しさ。
歯ごたえがいいね!、(太い!)エビップリ、(新鮮!)野菜シャキッ。
冷製に合わせたソースもいいアクセントになってます。
○リエーブルのコンフィ、ポルチーニ茸とモリーユ茸とフォアグラのフラン。
リエーブル2段活用の第一弾はコンフィで。
これは・・・・メインと同じくらい、美味しかった!
もし、これを「茶碗蒸し」と同じカテゴリとするならば、今まで生きてきて、
寿司店、割烹、日本料理店、・・・どこで食べた茶碗蒸しより一番だな。
主役はリエーブルより、僅差でフランス産ポルチーニ茸!
(こちらのシェフ、野菜の品質・産地にかなりこだわっていると言ってた)
香り、その独特の舌触り、かなり主張している。
○リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル。
リエーブル2段活用の第二弾はもちろんロワイヤル。
おぉ!ゴージャス!よく言う「ロッシーニ風」で、ソテーされたフアグラとトリュフをオツムに
のせてるじゃありませんか!
青森県産リエーブル、熟成ほぼ1日、煮込みほぼ1日。
なのでケモノ臭、香りはかなり弱め。
弱いながらも香りに酔いしれながらナイフを入れてびっくりした!
中はピンク色の極レア!超レア!
ネットリ感が凄い!
しかし、生臭さは微塵もありません。
味や食感で、「あ、この滑らかさはフォアグラだ~」生々しく、細かい部分まで
個々の素材が確認できます。
(レアなハンバーグのひき肉部分がリエーブル、という感じ)。
まるでフォンダン・ショコラのような真っ黒でテラテラ輝くソース、
どっしりしてコクがあり、これは圧倒的!
改めて“リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル”の重厚さを味わう事ができました。
フォアグラのフランも美味かったが、やはりソテーされたモノは格別。
表面は強めに焼かれ、中はとろ~ん、濃厚です。
付け合わせは、グリエされた蕗の薹(ふきのとう)と葱、ちりめんキャベツのポシェ、
素材を重視した野菜の、一つ一つの旨味がリエーブルを引き立たせます。
○ワイン・・マルセル・ダイス アルザス ブラン(Marcel Deiss Alsace Blanc 2015)。
とても口当たりがいい、これ好きです。
○デザート・・スフレのアイスクリーム添え。
「しぼんでしまう前に召し上がれ~」サービスの女性が持ってきたのは大きなスフレ。
Oh!懐かしい!元祖・賞味期限数十秒スイーツ!
熱々、ふわふわ、お口の中ではシュワシュワ~と、とろけていきます。
途中、今は無き西麻布「ル・スフレ」(残念!)のマネして、穴をあけて
アイスクリームを少し投入し、まぜまぜしていただきます。
濃い卵黄とバターの、やさしい甘さ、あっと言う間に完食、美味かった~。
やっぱりデカいポーションのデザートは満足感が違うな。
○コーヒー
最後にお砂糖は入れずいただきました。
至福の時間はアッと言う間。
そして・・・お会計・・・嘘!うそだろー価格の9500円!(税込み・サービス料込み)
この日、・・・・・最大の衝撃でした・・・。
ワイン1200円(税込み)+120円(サービス料10%)=合計10820円!
何故?安すぎる・・・。
スタッフのホスピタリティも申し分なく、とても気持ちよかったし。
このお店、ボランティアでやっているのか?・・・と思った・・・それともヤケクソか・・・。
リーズナブルを通り越した衝撃でした。
こういうお店は絶対無くならないで欲しいな~。
全てが印象に残る料理、どうも、ご馳走様でした!!
3位
1回
2018/02訪問 2018/03/13
平昌オリンピックの真っ最中、毎日、日本選手の活躍がテレビで流れています。
しかも、どの局も、同じ映像が繰り返し、繰り返し・・・・。
僕もオリンピックに参加したいな~・・・・・・、
と言っても参加出来る訳ないので、
ピョンちゃん=うさぎ=リエーブル・・・、
そうだ!リエーブルを食べよっと。
そしてやってきました、平日の夜。
コンパクトな店内は、ほぼ満席、活気に満ちあふれています。
なんか・・今までのフレンチ・レストランとちょっと雰囲気が違うぞ?
お客さんの熱気があるというか、皆、変にかしこまったりせず、
気の置けない友人たちとワイワイやっている感じ。
また、キッチンの方にも熱気があり、時折、指揮する威勢のいい声が聞こえて
「やってるなぁ~~」と気持ちよくなります。
なので席の狭さは全く気にならなかった!
○グジェール。
たった一口だがチーズの香りと豚の旨味がジュワッと広がる。
○毛ガニと茄子とアボカドのミルフィーユ仕立て。
お皿の周囲にはカットされたトマトにバルサミコソースが。
僕にとって茄子というと和食のイメージでフレンチでは初めて食べた。
ここでの主役はあきらかに茄子!!でこの3つの素材の組み合わせはバランスよく
クルトンのザクザク食感もいいアクセントに。
しかし、素材自体は美味かったが・・・今日のメインを考えると1皿に、ソース・マヨネーズ、
オリーブオイル、バルサミコソースの3種のソースはチョットくどかった。
メインが魚、白肉ならピッタリだが・・・チョイスミス。
○リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル。
3~4日前から煮込んだリエーブルは新潟県産。
(写真)左のロワイヤルは腿肉、右のロワイヤルは背肉、真ん中はパイ包みと、
なんと!3種類の食べ比べを楽しめるではないか!
ほとんど熟成させなかったとのことで、内臓臭、ケモノ臭はほとんど無い。
どの肉も赤ワインで煮詰められ、いい色しています(おでんのよく染みた“大根”のよう!)。
・腿肉はパサつく一歩二歩手前のホロホロした食感、一番、野ウサギ感がストレートに出ている。
食べ進めるとなんか・・・懐かしい感じがしてきました。
・背肉はリエーブルそのものを感じるよりフォアグラ、トリュフなど、
他の風味との“ごった煮感”を楽しめる一品。
・パイ包みは、「背肉のごった煮感+甘いパイ」で肉の旨味と甘いバターの香りと炭水化物生地。
噛みしめるたびに口の中に様々なエッセンスが広がります。
脂と油がジュワ~ジュワ~。
いい意味でジビエ感が薄くなった一品。
・ソースサルミはバターが多めなのだろうか?ショコラを感じさせる滑らかさと優しさ。
くどい感じが全くなく、とっても美味い。
・付け合わせはスペッツェルとソテーされたスティックセニョール・きのこ類。
もちろん残ったソースは全てスペッツェルに絡めていただきました。
○赤ピーマンのプリンとヴァニラアイス
人生初のプリン1個1000円越え。
濃厚なプリンに赤ピーマンの不思議な後味だが・・・、
でも、ちゃんと一体感があり、完成された感じ。
開店以来18年つづくこの味の訳が、何となく理解できます・・・・やはり美味い。
(サッカーの元日本代表選手・前園さんはもう食べた?まだだったら一度食べてみてね)。
○ワインはドメーヌ・グリエ Domaine Grier Maccabeu 2014をグラスで。
フルーティーで飲みやすく何杯でもイケそう。
オール・アラカルトで
前菜3,024円・メイン7,560円・デザート1,080円・ワイン1,404円 +10% = 14,374円
今回は3段ロケット変則的リエーブル、インパクト十分!
とても良いアイデア、仕上がりになっていた。
ただでさえロワイヤルという大変手の込んだ調理なのに、もう・・・脱帽です。
レギュラーメニューも食べたくなった!他にどんなソースがあるのか?
最後に菊池シェフの挨拶に来られ、あの温かい笑顔を見た瞬間、
このお店とここの料理が長く愛されて続ける理由(スタッフ・サービスの良さも含めて)が
チョットだけ分かった様な気がしました。
有難うございました。
4位
1回
2018/02訪問 2018/03/01
○訪問前 → このお店を知った時、また風変わりなお店が現れたな・・・。
「この地でこれぐらい突き抜けないと勝負にならない」か?
「プレゼン、パフォーマンス重視」なのか?「“無機質な化学実験室”風を売りにする」か?
・・・あれこれ このお店の商売の仕方を考えてしまいます。
○ランチで訪問、前菜3種~魚料理 → 最初に料理法、素材の説明カード、サンプルが置かれ
料理が出てくるまで想像を膨らませます・・・が・・これがまた楽しい。
ていうか・・・僕じゃどんな料理が出てくるのか?まったく想像できない!!
料理が出てきて、もう一度、カードを読みます・・・Oh!そ~か~!!
・・・と、ここで終わらないのです!
何よりも料理、特にソースが美味しい!4皿とも全く異なるソース、全部美味い!
○肉料理 → フランス産ピジョン、火入れはバッチリ、お肉やわらか~~。
ここでは2種類のソース、(フォアグラのソース、内臓のソース)
どちらも、内臓臭、生臭さ、獣臭さ、は微塵もなく、ライトで洗練されたソース。
(最後にシェフが見送りに来られた時にお話しさせて頂いたら、やはり、あえて
ジビエ料理にありがちなクセのあるソースではない、肉が主役のソースを狙った、との事)
お店のイメージ通り、客層にあったソースだなぁ、と思った。
○ワイン → Alsace Schoffueg 2012をグラスで。
お店の方にチョイスしていただいたフルーティーな白。
○デザート → 僕は大きいポーションを1つだけパクパク食べるのが好きで
ミニチュアデザートは好きじゃない・・・と、特に期待していなかったが・・・。
完食後は、素材の説明カード効果もあって大満足!
1つ1つがかぶっていないし、全部美味しい、
自分でも意外だったが、量的にもちょうど良かった。
ここにきて説明カードで初めて、唯一出てくるものがあります。
「シェフが大学時代、初めてオリジナル料理として~~~・・・・」と、こういった、
人生を垣間見せる出来事が書いてあるのです。
例えば思い出だったり、修業時代の事だったり、こういった側面もイイと思うなぁ。
○コーヒー → メニューに「パナマ・ゲイシャ」なるもの発見!
飲んでみたが、僕では値段なりの旨味が見い出せなかった・・・残念。
僕の好きなNHKラジオ・すっぴん!風に表現するならば、
「知られざるTakumiワールド!目の前の1皿の隠された裏話も交えじっくりと解説し、
その料理の魅力を丸裸にします。
たかがその日のメシごときに・・と侮るなかれ!
このカードを読み、食すればきっとあなたも無限に広がるのTakumiワールドの
魅力の虜になるはず!」
シェフの幼少期~大学生時代までの生き方、人となりを考えると、
この手法がごく普通の、自然な表現方法、自身が一番ストレスを感じないやり方、なのでは?
と思ってしまいました。
「もしかしたら・・食べる側にはない感性を提示してくれる」事、
僕的には今の、この方向性で良いと思うなぁ~。
(あくまでも今回、全ての料理、特にソースが美味しかった!事をふまえて、だが)。
別に「星」の事など気にする事無く、“わからない奴は去れ!”くらいの気概で
突き進んでいくとカッコイイと思うけど・・・、
(普通に考えて、やっぱり商売だからそんなの無理ッ!だよねー)。
とくかくソースが全部素晴らしかった。
最初から最後まで、全て、同じ淡泊な白身肉で食べても良かったくらい。
他レビュアー様が“素材の活かし方”について書かれていたが・・・・、
ああ・・、なるほど、わかります、なんとな~く感じることが出来ました・・・・、が、
僕は好き!
魚、肉はソース無しで3分の1位食べ、残りはソースを絡めて食べます。
これが一番楽しめる!
シンプルなモノしか食べない人には興味ないだろうが、ナイフとフォークを使って
ご飯食べれる人には1度体験していただきたい。
ランチコース(6500)+ ワイン(1800)+ コーヒー(500)+8% +10% = 10454円
最後にザックリ一言解説「この手法は実力があってこそ」。
関係ないけど、この辺り懐かしいな~、昔、ここのちょっと先にクラブ「イエロー」があったな~。
(いつだったか?地下に降りる螺旋階段の途中で、故・ムッシュかまやつ氏とすれ違った
と思ったら・・・その日のライヴは外国人Vo.と故・ムッシュかまやつ氏のロックバンドだった。
かまやつ氏、黒のダブルネックギター弾いてた・・・・重くない?)。
5位
1回
2018/08訪問 2018/08/29
安倍総理の私邸(渋谷区富ヶ谷1丁目)から、ほど近い、代々木上原の住宅街に
ひっそりと隠れるように商いされている。
平日の12時過ぎに訪問、先客は4人グループとおひとり様、
計5人のいづれもヤングミセスといった感じ。
(4人グループは赤ワイン、スプマンテなどを、おひとり様はタブレット片手に・・・)。
店内の造りはと言うとコンクリートに大量の植物、現代的というか近未来的というか・・・、
オーナー様の本業が建築デザイナーという事で、「無機質なモノ」と「生命力あふれるモノ」が
同じ空間に在る・・・かなり計算された感じ。
僕的には、ここ数年間に訪れた飲食店の内装では一番だな。
カウンターに案内され「みょうが」と「椎茸」のハーフ&ハーフのピザランチ(1800円)、
別に紅茶(300円)を注文。
先付けは瓜にコーン、さわやかな野菜たち。
さっそく若い女性スタッフがサラダを造り始めます。
もちろん、千切りキャベツの作り置きなんてモノはありません。
レタス玉をバリバリむしり取ってお皿に盛りつけます。
時折、位置や角度を変えながら・・こんな調子で、ちゃんと大きな塊から必要な分だけ
取り分けて提供されます。
ドレッシングは塩麹にグレープフルーツの汁だけ。
これがいいんだなぁ~・・・必要以上にくどくなく、すっぱくなく。
シャキシャキ・生き生き野菜にマッチしています!
ベースとなる野菜が5種類に日替わり野菜がプラス4種類ほどで構成されているそう。
(写真でお皿の端っこに3つあるオレンジ色の塊はピンクグレープフルーツです)。
あと、お箸で食べれるのがいい(僕、サラダをナイフ、フォークで食べるのが大嫌い)。
スープは玉葱の冷製スープ。
まったり、優しい、まぁる~い感じの甘み、尖ったところがないまろやかさ。
メインのピザ、メニュー表を見る限り、ベーコンやサラミなど入ったモノは一切ない。
唯一、動物性のモノはチーズのみ。
純和風な素材、調味料が半分以上を占めるオリジナル。
さぁ、まず「みょうが」からいただきます・・とってもいい夏の香りがします。
麹味噌がベースになっているからか?独特の風味で今まで食べた事ない味。
とっても美味しい~。
そして「椎茸」は・・・普通。
そっか~、ベースはオリーブオイルとモッツァレラだもんなぁ~、
これに椎茸がのっているだけだもんなぁ~、・・・・・普通だった。
もう一工夫欲しかった・・・。
薪釜で焼き上げる(僕の席からは確認できなかったが)ピザ生地はもちろんモッチモチ。
全ての料理が丹念につくられている印象。
美味しく食べ終えたが、あとピザ2枚は食べれそう・・・・。
お店側としてはあくまでも女子目線、なので男子が腹いっぱいになる事は、まず無い。
「重くないピザ」「軽~いピザ」と言うより「お腹にたまらないピザ」かな?
しかも、土地柄、お店の雰囲気は、時間がゆっくり流れていく感じで、
ビジネス街のサラリーマンの様な時間に追われている方が来そうにはありません・・・。
じっくり腰を据え・・・、と言う訳ではないにしろ、
皆さん、それぞれ時間を楽しみ、料理とワインを楽しむ・・・・、
お値段もそれなりで、これらを踏まえた上で来店する事が好ましいでしょう。
ここは間違いなく、時間とお財布に余裕がある女子にとって極楽であろう。
6位
1回
2018/08訪問 2018/10/01
清澄白河の住宅街、町工場や個人商店が点在する中、ライトセーバーが大きな「O2」を描いてる!
(ウソです・・・普通のネオン官です)。
とても目立つ外観なのですぐの分かります。
(店名の「O2」はオーナーシェフの名前が大津光太郎氏だから)。
本日は1万円のコースを予約してあるので、楽しみにしながらお店のドアを開けると・・・、
そこは、不気味で薄暗い、ルークとハン・ソロが初めて出会った、
ならず者・お尋ね者・賞金稼ぎ達が巣くう酒場の様だった!
(ウソです・・・とてもスタイリッシュで、湾岸の倉庫を改造したような天井の高さ、
温かみある木目が基調・・だが、隅々までよく観察すると色んなホビー、フィギア達が、
・・・ちゃんと遊び心もあります)。
カウンター席に案内されコースがスタートします。
・賀茂ナスの揚げ浸しと蒸しアワビ(アワビやわらか~、刺身より美味しい)。
・最中種でサンドした鮎のペーストとキウィ(さらに柑橘系の香り付けでフレッシュ)。
・焼きたて叉焼(こだわりのタレ3度塗り)。
・ドライトマトと中国ハムのスープ(出汁の旨味が優しい)。
・水餃子の蟹肉あんかけ(ちょっと蟹肉感が弱かった)。
・穴子と万願寺唐辛子のスパイシー揚げ(ふりかけの「のりたま」かと思った)。
・上海風フカヒレの姿煮。
・土鍋ライス。
ドリンクは紅琥珀(紹興酒/グラス)¥800を注文。
全体的にクセのあるもの、マニア向けというよりも、気軽に洒落た中華を楽しみたい人に
合わせたお酒・料理といった感じ。
モダンチャイニーズならではの小さなポーションに繊細な仕事。
この日のハイライトは何と言ってもフカヒレの姿煮。
シェフこだわり、ヨシキリザメの尾びれ。
これがデカい!さらに分厚い!!
こんなに分厚いフカヒレは初めて・・・・。
「原ビレ」からじっくりと時間をかけて戻したからか?
これを煮込んでいるスープの色が、醤油ベース?白湯ベース?よく分からない見た目だった。
シェフに尋ねると中国醤油ベースにオイスターソースをくわえたモノだという。
あっ「紅焼(ホンシャオ)」スープだったのね。
とろみが濃密な旨味ソース、分厚く肉質的・繊維的食感のコラーゲンフカヒレ、最高です!
半分はそのままいただき、残りは土鍋へGO!
紅焼スープも余すところなくスプーンで絡め取り投入します!
これが激しく最高!箸が止まらなくなるとはこの事。
ご飯と合うなぁ~、満足してフィニッシュ。
特に不満はなかったが気になる点が。
○提供温度にバラツキが。
ここではシェフ1人が助手なしで全て調理をこなす。
しかもオープンキッチン越しにお客さんのお話しの相手をしながら・・・・。
繁忙時、いくつもの料理を同時進行するには限界があるのでは?
その為か、野菜が少なかった。
早い時間から下準備しておくとシャキシャキ鮮度が落ちるから・・・・か?
ちなみに・・・・水餃子、ぬるかったです。
○コースにデザートが付いていない。
デザートまで付けると原価割れ、無い分は前菜・メインのランクを上げている?
アラカルトへの誘導?
納得のいく商品が出来上がっていないから?
理由は分からないが、例えば、冷凍食品にちょっとだけ手を加えた様なら無い方がいいし、
僕は今のこのコースの内容で満足できた。
でも1万円も出したコースなのにデザート無しか・・・と不満に思う人もいるかも。
常連さんやお近所さんと町内会の話題などでとっても和やかな雰囲気。
シェフはどのお客さんにも、まんべんなく話しかけとても楽しそうにお仕事しています。
スターウォーズのグッズ達もプレゼントされたものが多いとか。
とにかく、いつでも気軽に美味しいワインと中華がいただけるお店です。
(帰りは「現代美術館」前停留所から都バスを利用したが、待っている10分くらいの間で
5~6ヶ所、蚊にさされた。
この辺り緑が多いから蚊が異常繁殖!都か区の人、駆除してくれ!)。
7位
1回
2018/02訪問 2018/03/19
僕は無理に大きな口を開けると、スムーズに閉じられない時がある。
(あくびをするときは要注意!!顎がコッキンッ!)
なのでハンバーガーはいつもファーストフード最大手Mドナルドである(小さいし)。
しかし、肉のパテがモサモサしてるので、食べるのはほとんどエビFかFフィッシュである。
本格的なハンバーガーは一度も食べた事なかったが・・・、
こちらのハンバーガー、トランプ大統領が来日した時に安倍総理側が用意したモノ!で
写真を見ると、僕でも食べれそうな大きさではないか!
そして平日、田町駅からNEC本社ビル前を通り、開店15分後の11時15分頃到着。
案の定、5~6人並んでいます。
(この時、お店の入口は2Fですが、みんな路上で並びます。
階段で並ぶのは危険なので、「次の×名さま~」と呼ばれてから階段を上ってお店に入ります)。
しかし、待ち時間は5~6分、すぐに呼ばれました・・・まだ1巡目だったのです。
2Fからお店に入ると、すでにお客はみっちり満杯、ぎゅーぎゅー詰め。
注文はもちろん、店内の食事で、数量限定のトランプセット、ドリンクは王道のコーラで。
すると、店の一番奥の階段を降りると1F席があるので、そこで待つようにと。
言われた通り進んで1Fへ行くと・・・OH!そこは2F席と違ってガラガラ、ゆったり空間、
なんか広々している・・・とっても静かでかなり落ち着けるではないか!
2Fのせわしい雰囲気とは天と地。
席に案内され待つこと4~5分、やってきました!
ハンバーガーにはコールスロー、フライドポテト付です。
いきなりハンバーガーに「ガブリッ」と食らいつきたいのを我慢し、
血糖値の上昇を考え、まずはコールスローを完食します。
そしていよいよバーガーを実食!う~ん・・・。
バンズは硬そうに見えて柔らかく、モチモチで香ばしい。
パテは噂通り、USビーフの3つの部位を、ミンチではなく包丁で切ってハンマーで叩き、
配合し、つなぎなしで固めて焼き上げているという・・・・ダイナミックです!
チーズは“コルビーチーズ”と“モントレージャックチーズ”を混ぜ合わせたもの。
(なのでトランプバーガーの正式名称は「コルビージャックチーズバーガー」らしい)。
レタスはシャキシャキ、トマトはみずみずしくフレッシュ。
さすがは高級バーガー、すべての素材にこだわっているようで、バランスもいい。
これがマスタード/マヨネーズソースと口の中で全部一緒になるわけだから・・・
美味くないハズはない!
しかも、ベーコンや目玉焼きなど余計なモノが入っていないのも僕の好み。
ポテトも油をたっぷり吸った、しょっぱく細いタイプではなく、
ちゃんと食事用になる皮つき、ほくほくタイプ。
あっと言う間に完食していまいました。
このくらい美味しく、満足感もあると3日に一度くらいでも食べれます。
ちゃんと昼ごはんにもなるし。
普通のひき肉使用のハンバーガーに、もう戻れなくなるかも・・・・・心配・・。
あっ、最後にお店の人へ!
レシートの「トランプセット ¥1400」が「トタンプセット ¥1400」になってるゾ!
・・・・もう修正した??
8位
1回
2018/05訪問 2018/06/12
とても人気がある様なので・・・なんとか開店前にと、古風な住宅街を歩きます。
すると・・・すぐに分かります。
普通の民家の並びに、ひときわ異彩を放つ普通ではないお宅が!
今、はやりの民家をリノベーションしたと思われる、
緑いっぱい、観葉植物たちのジャングルハウス、食欲をそそる香辛料の香りがプ~ン。
時間は11時10分、誰も並んでいない、と思ったら、すぐ、僕の後ろに2人並びました。
そして・・・・・11時30分、合計10人並びで開店。
カウンター席に案内され、メニューを渡されます。
あいがけで「ひよこ豆ダルほうれん草カレー」を注文したかったが、
今日はやっていない、との事なので、
「丹後産猪カレー」と「キーマほうれん草カレー」のあいがけで。
待っている間に改めて店内を見渡しますと・・・う~ん、これは・・・。
元・芸大生の夫婦が営むという事ですが・・・、
分かります!・・・よ~く分かります。
特に芸大生や美大生にありがちな、あふれ出るアーティスト魂!
人と同じじゃイヤ、既製品じゃ満足できない、何でも自分で作ってしまう、変なモノ大好き、
自分の感性を表現したい、身の回りやインテリアには強いこだわりが、・・・などなど。
店内には、観葉植物、こけし、アフリカ動物の人形、鉄板の手作りオブジェ・・・、
そして、壁には書体がバラバラな居酒屋ふうの短冊メニュー、ドライフラワー、
インディーズなイベントのフライヤー、モノクロの人物写真、綺麗なポストカード・・・・。
無国籍、ゆる~い不思議ワールドが炸裂!
ご夫婦が作り出す空間です。
さて、10分程で待ちかねたカレーの登場です。
葉っぱ型のお皿の上に、色の配色がとても美しい、モダンアートのようなビジュアル。
「いただきま~す」
食べようとすると誰かが見ています・・・こけしだ!
目の前に置いてあるこけしさんが“ジ~ッ”とこちらを見ています。
僕も負けずに“ジッ”とにらみながら食べ始めます。
「キーマほうれん草カレー」
まず色んな大きさのそぼろの肉々しさが最初に、次はほうれん草の青臭さ、
次に優しい辛さの波がやってきます。
(辛いモノ苦手な僕には十分辛い!)。
「丹後産猪カレー」
結構な酸味(これがレモンバーベナ、レモングラスの効果なのだろうか?)、
結構な辛さ、そしてスパイスが、・・・順々に口の中に広がります!
約1cm角の猪肉はよく煮込まれて獣臭さは全く無く、歯ごたえはあります。
何も説明がなかったらスーパーで売っている「ポークカレー用肉」と思ってしまうほど。
お姉さん店主の奈良の実家では、鹿や猪が夕食に出るのが普通の環境だったらしく、
まさに“日常感”たっぷり肉のカレー。
ご飯は自家製米奈良県産コシヒカリと黒米との雑穀米。
見た目はな~んか味が付いているのかな~、と思いきや無味無臭。
僕的にうれしいのは熱々ご飯ではないところ(ルーが熱かったらご飯は冷めてた方が好き)。
やや固めでルーとの相性はバッチリ。
そして、ぱりぱりのパパドと甘酸っぱいアチャール。
ルーは日本のカレーのとろみと、サラサラのスープカレーの中間くらい。
世の中にこれだけ色々なカレーがあるが、
お店のインテリア同様、ちゃんと、こだわりのオリジナリティーあふれる仕上がり。
僕には辛いカレーだったが、完食後にお水をごっくん飲んだら・・あ~ら不思議、
口の中はスッキリ爽やか、辛みは全く無くなりました。
このお店のスタイルは基本、お姉さん店主が1人で切り盛りする時間帯が長そうだ。
僕のお会計までの流れは、
11:30 開店(僕1番)全員分のお水配膳とオーダー取り、その後調理開始。
11:40 僕の分、1番に着丼。
~この間に他の4人分のカレーがサーブされる。
11:55 完食。
12:00 お会計後退店。
開店時に並んでいたのが10人だが、退店するまでの間、どんどんお客さんが入って、
外には行列が。
12時以降はどの程度のスピードで料理が出されたかは分からないが・・・。
もう、お分りでしょう、よほどタイミングが合わない限り、30分待ちは普通。
(待ち時間は2階の雑貨フロアを見学するといいよ~)。
京都一魅力的なカレーは覚悟を持って行きましょう!
9位
1回
2018/11訪問 2018/12/25
鯖街道の熊川宿にある「道の駅 熊川宿」。
(鯖街道・・ 鉄道も自動車もない時代、若狭湾で獲れた海産物や物資などを京の都へ運び、
文化交流の道ともなった物流ルート。)
(熊川宿・・ 福井県三方上中郡若狭町にある鯖街道の宿場町。)
この近くにオープンした「伍助」さんで、天然うなぎ「口細青うなぎ」が食べれるとの事なので
うかがった。
(口細青うなぎ・・三方湖に生息する天然うなぎは、普通のうなぎに比べ、表面がほのかに青味かかっていて
口が細く尖っており、尻尾が太く長い。
これは泥底に潜むゴカイを好んで食べるため、口が細くなっている。
さらに、手長エビを食べるためにからだを丸く回転させるため、
尻尾の筋肉が発達している。
ゴカイ8:手長エビ2くらいを食べ、成長は早い。
1月、2月は冬眠中のため、あまり捕れない。)
今の季節、越冬のため、餌をたくさん食べ一番脂が乗って美味しいとか。
この近辺は、山と田んぼ、畑に囲まれた街道で、建物はほんのポツリポツリと・・。
それらは、ほぼ商業施設や観光施設で民家は非常に少ない。
なので、歩いている人は観光客ばかりである。
11時ちょっとすぎに到着。
お店自体は古民家風の造りだが新築でピカピカ。
入店し、予約した名前を告げると、お好きな席にどうぞ、と。
どうやら一番乗りである。
店内を見渡せば、カウンター席は無く、一番小さな席でも4人掛けテーブルなので、そこに座る。
さっそく女将さんがやって来て挨拶と注文の確認をとると、女将さん自らが調理に取り掛かる。
料理が出来上がるまで(約25分位だったが)今度はご主人が世話を焼きに来る。
どうやらサービスの若い女性店員さんと女将さん、ご主人の3人体制のようだ。
いろいろと、ご主人のお話を伺うと、なんと!
こちらのご主人、地元、鳥浜漁協の組合長をやっており、この「口細青うなぎ」はすべてご自分で
獲ってきたモノだという。
他にもいろんな魚が獲れて、関西方面の料亭などに出荷しているとか。
ああ・・、だから、女将さん料理を作る人、ご主人獲ってくる人、なのね・・・。
そしてご主人がうなぎの骨せんべいをサービスしてくれた。
まだ試作の段階で、油を全く使っていない2種類の骨せんべい。
どちらも美味しく、ビールが欲しくなりました!
25分くらいで、待望のうな重登場。
注文はもちろん「三方湖産天然うなぎ1.5尾 税込5900円」である。
お重のフタを開けると立派なサイズのうなぎが重箱一杯に3切れ!
テラテラ輝いて、とっても香ばしい香りを漂わせています。
一口いただくと・・・・おぉ、ムッチリしています!
(以前食べた琵琶湖産の天然うなぎが100ムッチリだとすると、60ムッチリくらい)。
脂もくどくなく、スッキリしたした脂でバージンオリーブオイルのようだ。
泥臭さ、川魚臭さは一切ナシ。
まさにボディーメイクされたアスリートうなぎという感じ。
こちらのお店の調理は、
・蒸さずに直接焼く「地焼き」の関西風。
・炭火ではなくガス焼き。(いづれも確認済)
実際、炭火を使うのは創業〇〇年や、〇代目などの謳い文句の「下町のうなぎ屋さん」のようなお店で、
オフィス街や観光地には、まずみられない。
また、最近の業務用ガス式焼物器も目覚ましい進歩で、
・炭火に匹敵する熱板温度800度に達するモノ。
・近赤外線と遠赤外線をバランスよく放射モノ。
・肉汁やタレが炭火に垂れて発生する「燻煙」の香り付け、風味付けを可能にするモノ。
等々でかなり炭焼きに近づく調理が可能になった。
(「伍助」さんでは若狭牛ステーキも扱っており、大人数に対応する、調理室のスペースの関係、等で、
ガス式なのだろう。
実際、僕が居る間、岐阜県から来た方々、勤め人の6人グループなど来店し、皆「うな重」を注文していたが
こりゃ女将さん大忙しだろなあ~。)
やはり、ガスは水素を含んでおり、水蒸気を発生するので「カリッ」「パリッ」となるべき部分が
少なかったのは残念ではあるが・・・・・。
タレは甘すぎず、辛すぎず、重くなく、粘度もなく、むしろ天然うなぎに寄り添っているかの様。
継ぎ足し継ぎ足し〇〇年!を言い切る事が出来ない新店舗には、このスタートで丁度良いと思う。
ご飯にかかっている量も適量でいい塩梅。
ご飯は地元・福井県産コシヒカリを使用だが・・・お米自体の旨味はあまり感じられず・・・、
もうひと工夫お願いしたい。
汁ものはお吸い物(肝吸いに変更の場合はプラス200円)で具は白玉麩と三つ葉。
お味は、だしの素の粉末味がしたなぁ~(パック寿司のおまけに付いている粉末のような)で普通。
香の物は奈良漬と手長エビ佃煮。
奈良漬はよく分からないが、手長エビ佃煮はおそらく地元産だろうか?、福井県は昆布も特産のひとつ。
「エビ豆煮」は滋賀県の伝統料理だが、鯖街道を通して伝わってきたモノを地元風の煮物にしたのか?
こういった煮物、各家々の味の煮物はいいですね~。
うな重の薬味としては初めて見たが、「きざみのり」「ワサビ」「大葉」が付いてきました。
3分の2ほど食べてうなぎの皮目が切りづらく、ぬるくなってきたので、
(ガスと炭火とは焼いた時の表面温度が同じでも、内部温度は炭火の方が高く蓄熱効果もある)
味変で試してみたが・・・・・やっぱり「ワサビ」がいいね。
決して必要なアイテムではないけど、こういう事を提案してくれる姿勢は好感がもてます。
最後にデザートは地元産の柿。
瑞々しく、あっさりした甘み、今年は大豊作らしい。
天然うなぎ「口細青うなぎ」は11月末までで、12月からは他の川魚料理を出す予定らしい。
冬の「伍助」さんもまた訪れてみたいものである。
激減の一途をたどる天然うなぎ、何年先、いつまで食べれるのか?
ご馳走さまでした。
2017年の「マイ★ベストレストラン」は忙しすぎて投稿出来なかった・・・。
2018年の食関連の一番は「築地・豊洲」問題かな。
100%全員が納得出来る訳がないし、誰が泣くハメになるか?
誰が悪者になるか?
今後も目が離せません。