せっけ段さんが投稿したオルタナティブ(東京/六本木)の口コミ詳細

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「美味しさ」は料理の「味」以外にも関係あるのか?

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せっけ段 (男性) 認証済

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移転オルタナティブ六本木、乃木坂、麻布十番/フレンチ、ワインバー、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2019/02 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ゴミはあさっていません。

●この日食べたもの(メニューカードより)。

① レンズマメのスープ。
  豆の風味がたっぷり、豆は完全に潰れて残っていない、滑らかなポタージュ状。
  朝起きて目覚めに飲みたい。

② トリッパ、雲丹、ベアルネーズ。
  ハチノスとベアルネーズソースだけだと単なるハチノスのマヨネーズ和えで平坦な味になってしまうが
  ちゃんと雲丹の濃厚なコクが深みをもたせている。
  また、ミンチ肉を使わず、弾力ある食感のさっぱりしたハチノスにしたのはクドくならずイイですね。

③ イカ、セロリ、黒にんにく。
  これはさっぱりしたタイ風サラダかな?(ナンプラー入ってる?)。
  黒ニンニクって、普通のニンニクを熟成発酵させ、何倍もの効能があり、食後、臭いが無いから安心。
  ・・・っ事、初めて知った。
 
④ サラダインプレッション。
  見た目がとても綺麗な、季節感ある野菜と海鮮達。
  一つ一つ、とても手が込んでおり、ちゃんと規則的に並べられている。
  ソースは酸味あるものでほぼ全体がその味一色になっているが、具材が多いので
  それ本来の苦味・えぐ味・旨味で飽きさせない。
  今日は猛者海老(モサエビ・鳥取県産)という、鮮度が落ちやすく傷みやすい為
  あまり市場に出ないモノが使われていた。
  この猛者海老、大きさ・甘さも甘エビに似てるがエビ臭さはなく、身がしっかりして美味しい。
  ・・・このサラダはファンが多いのでこれからも提供していく、と言う(納得!)。
 
⑤ 鱈の白子、トリュフ。
  斉藤シェフが解釈したチーズリゾット?
  使用するのはチーズではなく白子、これがほとんど生クリームか?と思うトロットロのリゾット。
  ゴルゴンゾーラに負けない濃厚さ。
  お米はモッタリすることなく、その1粒1粒がアルデンテ。 
  しかも香りはリッチなトリュフ臭。
 
⑥ 信州産ハシブト烏。
 ・メインは山ガラスです・・・。
  この悪名高き“ハシブトガラス”の冬~春における行動範囲は、山にある巣と畜産農家の間数キロで、
  木の実や農家の鶏、豚、牛などのエサを盗み食べている・・・研究結果がでている。  
  なので都会のカラスの様にゴミはあさっていません。
  信州の山奥で猟師さんが獲ったものなのです。

 ・胸肉のロティ、サルミソース。
  胸肉は薄くスライスされ、かなり赤身感がある、ピジョンと似ているがしっかりした食感。
  ソースは・・・・、重い!  
  とっても重いソースです・・・まるで関西のお好み「どろソース」や名古屋の「八丁味噌」を思わせる
  ネチィと粘度のあるソース。
  しかも食べた瞬間、体温がカッと1~2度上昇しそう(コニャック入れすぎ?)。
  こんなに重いソースは初めて。
  しかしこれは違和感なくパクパクいけます・・・・美味しいし、不吉なカラスと言われようとも
  気味の悪いカラスと言われようとも、・・・・お嬢さまでも普通にたべれます!

 ・腿肉、レバー、ハツのグリエ。
  太くてデカイ!さすがカラス、ちょっと太ももの発達が異常!
  両手で腿肉の両端を持って噛みつき、食べようするが・・・肉が骨から離れない!
  グ~・ググッ~・チカラをこめて・・・・“バリッ”やっと離れた!時にはその反動で
  両手がテーブルに「バーン」とぶつかっているか!
  頭が90度、思いっ切り後ろに反り返っているか!のどちらか。
  くらい硬~い肉!
  そしてズーーーっと、噛み噛み、モグモグ・・(硬くて飲み込めない!)・・・していたら
  シェフが笑いながら「硬いでしょ」と言いながらお皿の上のレバーに赤唐辛子を
  “パッパッ”とふりかけてくれた。
  (ずっと噛み噛みしていると、まだ手を付けていないお皿の上のモノが冷めてきたのです・・アリガ㌧)。
  これはお嬢さまにはおススメ出来ません!硬すぎます。
  素材の尊重も大切だがもうちょっと工夫が必要だゾ、・・ライバルはKFCのドラム。
 
⑦ モア・イム・ヘムト。
  何?コレ?軍隊の号令?と思っていたらオーストリア伝統の温かいスイーツだった。
  表面は泡だった様なクランチ食感で、蒸しあげたチョコレートケーキ自体は柔らかい。
  これにチョコレートソースや生クリーム、冷えたグラスを絡めていただきます。
  ちょっと軽いけど程よい甘さで美味しい。
  伝統料理なので見た目がやや地味ではあるが珍しいデザート。

〇 白・・ヨハネスホフ・ライニイッシュ(\1200)
  赤・・マラート ピノ・ノワール (\1400)
  白、赤ともワインはオーストリア産をチョイスしてくれました。
  美味しかったです。

〇 このコースで使用した材料のあまりを無駄にする事なく、ひとまとめにし、そのエキスを
  サイフォンで抽出し、お茶代わりにします。
  カッコ良く言えば「大地」の味がした(本当は・・なんか土っぽい味がしたな~)。 
  コレ、オモシロイ。

● コレクションA(\10000)+(α\1000)ワイン(\2600)サービス料(10%)消費税(8%) = \14960
 
僕的には「Takumi」さんと同じくらい評価(集客、レヴュー数、他への露出度、星などなど)
されてもいいのでは?と思っているのだが・・・。

料理は全て凝りすぎることなく美味しい!だけじゃなくもう一度食べたい!
だけじゃなく、さらに他にどんなモノがあるのか?と思わせる。
②⑤は、もはや完成品だと思います・・・文句のつける所はありません。
⑥の胸肉とソースは素材密度が濃く、腿肉は逆にあっさりした肉の旨味で飽きる事なく決まっていたナ。

しかし、色んな面で損をしている様な気がするのです。
それはお店のロケーションであったり、無個性な内装だったり、
Facebookの更新の遅さであったり、決定的なメインのスペシャリテが無い事だったり・・・・。

良い意味でのカジュアル感、ホスピタリティはスタッフ皆さん最高だし、
シェフ自身、常に新しい事にチャレンジしているようで
料理に対する創作力や技術・技法はまだまだ伸びしろが有りそう。

何かキッカケがあれば絶対もっと人気が出ると思うのですが・・・。
期待してます! 

  • やっとこ着いた~。

  • アミューズスープ。

  • レンズ豆の正体。

  • パン、美味しかったよ。

  • 僕の白。

  • ベアルネーズ。

  • スープサラダ風。

  • 実物もっと凄い。

  • 左下、白いの猛者海老。

  • お米とろ~ん。

  • いい赤。

  • キャー!

  • これがカラス。

  • 美味しいお肉。

  • 腿、レバー、心臓。

  • 本日のエキス。

  • 土だ・・飲めばわかるさ。

  • さっ全員でモア!イム!ヘムト!

  • ジ・エンド。

  • この日SMAPの聖地解体されてた。

2019/04/17 更新

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