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1回
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2015/05 訪問
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先代の時は・・・・・・!でも今でもやはりおいしい。特に冷たいうどんがスゴイ。
2015/05/09 更新
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今の御主人になってからというもの、新しいお料理をたくさん創作されるようになって、それが楽しみで足しげく通う方も多いとか。オーソドックスなメニューのほかに、ちょっと凝っているような珍しいものも食べられて、足しげく通う人達は心和むひと時を求めてここに来るのかもしれない。在りし日の福島の古民家で、美味しいそば切り、ただのざるうどんに薫り高いだし、「心が満足するひと時」を過ごすのだ、お値段はちょっと高いけど幻想的で楽しい。
最近の車屋もそんないいかんじなのだが、それでも先代の時の定番メニューはわすれがたいものがあり、それらがが消えてしまったのは、残念、無念、「時代」で仕方がないようです。
究極の?「まぼろし・・・・・・・メニュー」
法論味うどん
あの独特の風味の「みそ」が入手できなくなったとの事。残念無念!誰かその味噌屋で修行・継承してやってくでぇ~。悶絶。絶滅の危機 extinction crisis に瀕していたと知っていたら毎日食べに行っていたのにぃ、くやしいです。ただひたすらくやしいです。
きしめん
削りカツオがたっぷり乗った「関西風のだし」、ここのこの関西風の出汁の右に出るものは・・・・・、果たして関西にもあるのかどうか、と考えさせられるくらい、それくらい「すごうま」でした。残念ながら今はもうメニューにありません。当時、きしめんの麺は乾麺を使われているとかでしたが、だから他のうどん類に劣るという事は一切なかった。今だに、考えただけでも、涎が、あっ、失礼。(関西風だしと言われるものも、実際、関西の「お店で」具されるものと、関西出汁として東京近隣で具されるものではいろんな意味で違いがあるように思う、天然だしのみのものも関西で食べてみた事があるが昆布ベースで随分な薄塩味だった、普通の店のものは塩味が結構しっかりしていてやや甘口、車屋さんのこのきしめんは、東京の人が関西出汁と呼んでいるものの理想的な形、カツオの味の利かせ方が何しろ忘れられなくなるような単純明快さで、ラッキーになれる一品だった)。
ぷっくり丸いそばがき
古民家ふうに建て直してから新しくのせたメニューなのだが、今はもう同じものは無い。ぷっくりと丸くこねられたそばがきに生まれてはじめて「そば粉」の香りと味を体験して病みつきになった。未だにこっそり自分でつくるそばがきは、ここのこの頃食した『そばがき』の「ねっとり・もっちり・ふかふか+生暖かさ」がお手本だ。
私が子供の頃は近所だったら出前もしてくれた。今思うと罰が当たるような、ありがたいお話である。
天丼は今でもメニューに載っているが、先代のものは、もっとどっしりとしたお味だった。わたしは両方好きだ。
わたしがある時店の裏の方で親戚の子供と遊んでいると大きな紙の袋を見つけた。その頃既に贅沢食通気取りだったわたしは、その超有名な粉屋のブランドを見て、でも子供なので謙虚に、「こちらは・・・・」などと奥様にいうと、あ~うちはこの粉でうどんを打ってるんですぅ、とのこと、懐かしいなぁ。今でも同じ粉屋のものをお使いになられてているのだろうか。大人になったら恥ずかしくて逆にそういう質問はめったやたらにはできなくなってしまった。
好い粉
好い手打ち
好い出汁
好い接客
こんな簡単な事なのにそれを全部クリヤーしているそばうどん店は少ない。先代の頃の店の雰囲気と言えば、「気負いが無い」の一言に尽きるだろうか。「自分でも美味しものを食べるのが好き、美味しいものを食べさせるのが好き、優しい人達」そんな感じだった。最高のご近所様だったのだ(親戚の家には近かった)。子供の時はまさか自分がいつも当たり前のように食べているそばうどんが日本全国でもトップレベルのものだったなんて考えてもみなかった、が、そうなんだろうと今にしてみると思う。
スノッブな雰囲気は無かったが、ただひたすら美味しかった。そんなにすごいものを食べているなんて、知らなかったぉ~。あぁ・・・・・・・。泣くほどうまかったぁ。
今は私が子どもの時はやっていなかった替え玉?おかわり?なるものが、冷たいおうどんにはある。これは・・・・・ありがたい。一日中食べていたい。
合掌