紅茶に浸したマドレーヌさんが投稿した祇園 大渡(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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紅茶に浸したマドレーヌのレストランガイド

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祇園 大渡祇園四条、京都河原町、三条京阪/日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2018/08 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

気風よくパチンと決まるお出汁の気持ちよさ!...「祇園 大渡」、まるで歌舞伎役者が見栄を切ったときのような、びしっと決まるお出汁を愉しもう!

京都のお出汁は旨い。..."関西は味付けが薄い"などという絶滅危惧種的な粗雑な印象がまだ生存しているのだとすれば、そんなものにはすっかり無視を決め込んで、涼しくやり過ごしてやろう!...京都の素晴らしいお店のお出汁は、逆にしっかりとした存在感がある。ただ、その存在感は、他所では感じ取れない独特の雰囲気をもっているのも確かだ。それが京都だと思う。

いくつか食べ歩いている中で、京都のお出汁でわたしの記憶に残っている和食店は、「緒方」さんである。「緒方」さんのお出汁は、まるでシンと静まり返った能舞台の静寂の中で打ち響く鼓のような存在感をもっている。過剰な飾り立てを一切そぎ落とし、簡素な食材の組み合わせから閑寂な美しさを感受させるまさに「侘び」の精神そのものの佇まいを感じるのだ。

ただ、「祇園 大渡」のお出汁は、その「緒方」さんの閑寂なお出汁の印象とは好対照をなし、京都にはこういう顔もあるのかと、新鮮な驚きを感じるものであった!以下、その思い出について詳細に書き綴っていきたい。

2018年8月19日(日)、今日は、京都在住のお友達(わたしの、とってもとっても大切なお友達だ!)仕切りの「大渡」さんの会にお招きいただいた日である。これに胸が高鳴らないわけがない!「大渡」さんは、祇園甲部演芸場ほどちかくの古民家にある。

入店すると、もうすでにお友達がカウンター席に座られて、大将と実に愉し気に歓談されている。...この光景が視界に入った途端、胸いっぱいな幸せな気分になってしまう♪

1.日替わりの白い茶わん蒸し
中のほぐし身は蟹味噌和え、キャビアとジュンサイ、いちじくを添えて。蟹といちじくの合わせがよい。わたしはひょっとすると、果物の中でいちじくがもっとも好きかもしれない。甘みがギラギラしていなくて、楚々としている。蟹身に上品な甘みを添えている。そこにジュンサイが潤味(うるおみ)を与え、最後に少量のキャビアの塩味が全体をきゅっと引き締めている。最初の一品目として秀逸だ。

2.牛蒡でお出汁を引いて白味噌を溶いたお椀
山椒の香りが立つ。食材がごたついていない実にシンプルな一品だけれど、こういうシンプルな味わいにわたしは目がない!

色々な料理で白味噌と木の芽の合わせは散見するけれど、同じ香草系とはいえ、白味噌と山椒との合わせは、灯台下暗し的な新鮮さがあった。木の芽との合わせとはまた少し、味噌の引き締まり方が違っていて実に面白い。はじめての出会いのような驚きがある。

3.冷たいすっぽんのおかゆさん
ここで、冷たいおかゆがでる。夏らしい清涼感と、茶わん蒸し、お椀と出た後の清涼感にはっと目が醒めるようだ。

4.国産の鱧の湯引き
やはり、この時期は鱧だ。よい鱧はなんといっても香りがある!鱧の塩辛が添えてある。これが酒のあてに最高!酒のみのわたしにはたまらない♪

5.赤穂鯛のお椀
白きくらげと赤穂鯛のお椀である。赤穂鯛は、はた、というか、くえのような脂乗りだ。

しかしでも、このお椀のお出汁が素晴らしかった!...京都のお水は、関東の水と比べて柔らかい。だからひとくちめ、口当たりのよさが際立つ印象があるのだけれど、このお椀は、ササクレのない口当たりの後に、滋味深きお出汁のコクが彌増(いやま)していくのだ。

このお店のお出汁は、単に優しいだけでなく、ちょうど歌舞伎役者が見得を切るときのような、びしっと決まる味わいの深みのようなものが感じ取れる...瀟洒な流れの中にも、ぱちりと決まる濃厚な存在感とでも言おうか。これは、ほかのお店では感じたことがない新鮮な驚きであった!


6.瀬戸内牛のしゃぶしゃぶ、冬瓜のすりおろし
ここでお肉。分量といい、味のアクセントといい素晴らしい。

7.対馬のぐじの焼き物
ここで、ぐじの松かさ焼きが出る。ぐじはやっぱり松かさ焼きに限る。...でも、実はこの焼き方は職人の腕がいるのだ。

「祇園 大渡」さんの松かさ焼きは、皮目からあふれる脂の具合といい、焼き目の香ばしさといい、身肉(みしし)のふくよかさといい、申し分のない職人の仕事であった。脇には、雷干し(かみなりぼし)が添えてある。白瓜のつけものである。

8.鮑のアツアツ鍋
茗荷の香りと、とろみをつけた、ずいきのお鍋である。切りたてのあわびが数切れ入っている。実に立派なあわびであった。大将のドヤ顔に注目!(笑)

9.ごはん
卵かけごはん、おじゃこ、へしこ、あわびの肝。やっぱり卵かけご飯は旨い!

みずものをいただいて一通りとなる。「祇園 大渡」。...予約至難な一店であるけれど、ここは、ここに訪れるためだけに京都訪問を企画する価値のある素晴らしい和食店である!それだけは断言させていただきたい!みなさん、本当にお薦めです!

...そして、今回の会を仕切っていただいた、わたしの尊敬するチャーミングな友人に心から感謝したい!

  • 祇園 大渡

  • 国産の鱧の湯引き

  • 赤穂鯛のお椀

  • ア・ワ・ビ!

  • 鮑のアツアツ鍋

  • 日替わりの白い茶わん蒸し

  • 卵かけごはん

  • 瀬戸内牛のしゃぶしゃぶ、冬瓜のすりおろし

  • 祇園 大渡

  • 日替わりの白い茶わん蒸し

  • 牛蒡でお出汁を引いて白味噌を溶いたお椀

  • 冷たいすっぽんのおかゆさん

  • 国産の鱧の湯引き

  • 赤穂鯛のお椀

  • 瀬戸内牛のしゃぶしゃぶ、冬瓜のすりおろし

  • 対馬のぐじの焼き物

  • 鮑のアツアツ鍋

  • ごはん

  • おじゃこ、へしこ、あわびの肝

  • 卵かけごはん

2018/10/29 更新

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