★まこべえ★さんが投稿した三是寿司(東京/南新宿)の口コミ詳細

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★まこべえ★ (40代後半・男性・東京都) 認証済

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三是寿司南新宿、新宿、都庁前/寿司、海鮮

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

お腹ぱんぱんのデカ盛りグルメ【海鮮丼(大盛)1,100円(税込)】で飲食業の王道テクニックを再認識する。(これは家で再現するより安いのではないか)

◆はじめに新シリーズ追加宣言
基本的にラーメン店の投稿しかしない方針でいますが、たまには米が食べたいときもあり、ラーメンよりは圧倒的に頻度は少ないと思いますが
「町寿司」
も投稿対象に追加したいと思います。

「町寿司」とは勝手に私が作った言葉ですが「町中華」に倣い、地域密着型で地域の方に愛され手頃な価格でお寿司を気軽に楽しめるお店とします。
なので「コース8000円」とか「25,000円」「40,000円」とかそういう高級鮨店は対象外です(そもそも行かない(行けない?)し)。
そしてランチメニューは2,000円未満まで(極力税込1,500円以内)を範囲としたいと思います。

◆主な確認ポイント
・価格
・貫数(ボリューム)
・ネタの鮮度や大きさ
・シャリの旨さや大きさ
・店内の雰囲気
このあたりでまた行きたいと思うか、他人様にお勧めしたいと思うか、を見たいと思います。

そもそもお寿司はだいたい食べると幸せになれるメニューなので”よほどのこと”がなければだいたい満足点だと思います。

◆”よほどのこと”のネガティブチェック
・不安を感じるほど魚が生臭い
・お米がありえないくらいパサパサかカチカチかベトベト
・心配になるくらい店内が不衛生でカウンターはベタベタ
・恐ろしく不快になる接客
・あれ?これだけ?と思う内容
など

だって、スーパーのパック寿司だってパック寿司と割り切れば美味しく頂けますから。


◆今日のお店のまえがき
新シリーズ開始宣言をして今回の「町寿司」はこちらの「寿司 三是(みこれ)」さんです。

今日は都心でも雪が降る1日でしたが新宿界隈に用事があり朝からウロウロ。

新宿と言えば「満来」さんなのですが火曜日にノゲジさんに行ったばかりでラーメン欲が溜まっておらず今日は「米」の気分。
とんかつか焼肉か牛タンか寿司か。

平日のオフィス街のランチなんて選択肢が多すぎて迷ってしまいますが、その中でも今日は「寿司」と決め込む。

上記コンセプトにはまりそうなお店を探して3店舗に絞る
・東口の鮨丸さん
・西口の立ち寿司横丁 新宿西口さん
・こちらの寿司 三是さん

食べログスコアは拮抗、価格は鮨丸さんが相対的にちょっと高い。
でもお寿司は貫数やネタの大きさ(厚さ)で全然変わるので数百円の違いはものを見るまで判断は難しい。

ですが、相変わらずコスパ重視なので3店舗でおそらく最安値と思われる三是さんに決定。

狙いはにぎり大盛(1.5人前)1150円(税込)
握り10貫に海苔巻き3巻と十分なボリューム。
これが税込1,150円なんて。町寿司最高じゃないか。

デパートとか銀座のお寿司屋さんのランチ握り2,850円(税別)とか、もうなんなんですかね。

と要件を済ませてお店に向かう途中に食べログ口コミをチェックしてみると、

「みこちゃん丼」

の投稿ばかりではないか。

なんてこった。今日は握りにしようと思っていたのにこんなダークホース目玉商品があるなんて。
しかも数量限定で開店直後売り切れ必死の超目玉メニュー。

幸か不幸かまだ午前11時と開店前。
開店前待ちが十分可能なタイミングだ(雪降ってるけど)。

これも巡りあわせかとメニューを変更しみこちゃん丼目当てにお店へむかうと11:15。先客2名待ち。
それからも続々と列は伸びて開店時には10名くらい並んでいたのではないでしょうか。

そしてその全員オーダーは「みこちゃん丼」

大盛か普通盛か。
カスタマイズシャリ少なめかガリ多めか。
このパターンのみ。

私もここはみこちゃん丼大盛で。

◆みこちゃん丼レビュー
こちらは鮮魚の解体やサク取りの際の”端材”を漬けにしてこれでもかとこぼれんばかりにトッピングしたサービス丼。

他の方の口コミで
「刺身の質が」
とか
「マグロにスジが」
とか
「接客が」
とかいう方がいらっしゃましたが、
(この内容に対して何言ってんだか)
とモノ申したい。

まずボリュームは本当にとんでもない。本当に「大食いデカ盛り」サイズの丼です。
次回頼むことがあれば私も”シャリ少なめ”にしようと思います。

スーパーのお刺身コーナーでもこういった端材を格安で販売しているお刺身パック(398円とか498円くらい)がありますが、あれの2~3パック分くらい入ってる印象。

ローストビーフのチョモランマ丼、みたいなごはん昔話盛りでローストビーフがもりもり(に見える)お店がありますが、あれは昔話盛りのごはんにローストビーフを「コーティングするように盛り付けて」ほぼごはんという”騙し”がありますが、こちらはごはん自体は器に水平に盛り付けられていて、本当に刺身が山盛りドカ盛りです。

しかも器も上げ底ということはなくご飯もたっぷり(体感的に1.5〜2合分くらいあるのでは?)。

安くお腹いっぱい海鮮丼を食べたい、という方にはとてもお勧めだと思います。

ただしこのお刺身は端材なので形や質のあまりよくない部分が大半を占めるので「そういう点を許容できない方」にはお勧めできません。

お刺身の内容としては
・マグロ(大半を占める)
・白身がちらほら
・サーモンがちらほら
・お、タコが1枚入ってた
・お、イカ刺しが数本入ってた
・キュウリ
・水菜
・ネギ
・わさび
という構成

この価格、この内容で文句言っちゃあいけないよ。文句言うやつはお店に変わって「来なくて結構!」と言ってやりたい。
この丼の価値は相変わらず長文ですが↓の考察までぜひ呼んでください。

◆商売に関する考察
【まずこちらお店の良いところは】
・レギュラーメニュー(他ランチや夜メニュー)もリーズナブルな価格設定であること
・端材がたくさんでる=レギュラーメニューがたくさん出てる証拠=人気店であるということ
・端材を使い切る=歩留まりが高い=コスト効率がよい=いいものを安く出せる=良い意味で商売が上手ということ

【良いものを安く出せるお店というのは以下2点が重要】
1.良い仕入れ先があること(良いものを安く調達できる)
2.仕入れた材料を無駄なく使い切ること(結果的に原価率が下がるのでお客さんに安く出すことができる(儲けようとすることもできるけど))

先日、夕方のテレビのニュースで池袋だったか牛タン専門店の木曜限定のタンシチュー弁当を紹介していた。
そちらは牛タン専門店だが、固い為にタン焼きには不向きとされる「タン先」をシチューに煮込んで弁当にして販売しているとのこと。

牛タンは柔らかいタン元(タン中)を使う。
贅沢にもタン先を廃棄してしまうとすると仕入れた牛タンの歩留まりが悪くなるためタン焼きにその原価が乗ってくるため高くなる。
この仕入れた牛タンをすべて使い切ってお金に換えるので美味しいタン焼きもリーズナブルに提供することができる(儲けることもできるんだけど(2回目))。

三是さんの話に戻るとこのサービス丼はお店とお客の相互理解というか相互協力でwin-winの関係が築かれるものだ。
端材を使い切る(サービス丼を提供する)⇒お店の営業が良くなる⇒より良いサービスにつながる⇒結果お客にもメリットが返ってくる。

それを理解できれば
「刺身の質が」
とか
「マグロのスジが」
とかいう発言がどれだけお門違いかということだ。
まして
「ランチの接客が」
とかも甚だ迷惑な話。
おそらくこのサービス丼はそんなに儲かるものではない。端材を効率的に現金に換える手段に過ぎない。
ということはあまりこのメニューがメインになってしまっても困るし、ランチがこれだけになってしまっても困る。
ランチは回転が命。
早めにレギュラーランチ(にぎりやチラシなど)に移行したいところ。

そういうお店の苦労・営業努力も理解して提供いただくものに感謝していただこうじゃないか、と飲食業の教科書のような学びのあるランチでした。

あ、
「ホールの女性の接客が」
という口コミがいくつかあるので補足すると全然許容範囲ですよ。
忙しいランチ時のチャキチャキした対応という感じ。
「鮨屋としてのオモテナシは」
みたいな変な期待値を持ってるんだろうね。

2023/02/11 更新

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