黄色のたぬきさんが投稿した御料理 樋渡(京都/烏丸御池)の口コミ詳細

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移転御料理 樋渡丸太町(京都市営)、烏丸御池、京都市役所前/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.3
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2021/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.3
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

1組のための上質な料理とくつろぎの空間

御所南、東洞院通りにある懐石料理店です。
昼夜共に1日1組を予約にて受付。
店主 松木氏が季節の食材を使った料理を作り、接客は女将(奥様)が担当。
築100年の町家をリノベーションした空間で上質な時間を過ごせます。
松木氏は名店といわれた桜田(閉店)などで修業された後、独立。
2013年12月開店。

場所は丸太町駅5番出口から約4~5分、烏丸御池1番出口から6~7分。
竹屋町通りと夷川通りに挟まれた東洞院通り沿い。
暖簾が出ていなければ通り過ぎてしまうような町家の1軒です。

夜訪問。
約2ヵ月前に電話にて予約。
電話に出られた女将の感じが良く、この時点で好印象。
料理はお任せのみ(税・サービス料込み)。
(昼9,600円、12,000円、15,600円、夜18,000円、24,000円)。
夜の24,000円の料理を予約、楽しみにしておりました。
当日。
玄関で女将の出迎え。
靴を脱いでから、風情のある中庭に面した奥の座敷へ案内されました。
座敷ですが、脚の低い椅子席なので座り疲れすることはありません。
女将はお若く、接客は丁寧で和やか。
静かな空間で、ゆっくり食事を楽しめました。

いただいた料理は以下の通り。
お任せ(24,000円)
お飲み物は辛口の日本酒「澤屋まつもと(伏見 松本酒造製)」(1,200円位)をお願い。
萩が書かれた酒器は好みの模様・・・欲しくなりました。
香煎茶
昆布茶にぶぶあられを散らしたもの。

一献
松の翠(伏見 山本本家製)。
表千家の茶事で使われるお酒だそうです。
先にお願いした「まつもと」より甘く感じますが、辛口に分類されるすっきりした後味。

先付
自家製厚揚げに蓮根のすり流し、紫色の菊の酢の物
弾けた山椒の実をイメージした器で出されました。
体が温まり、ほっとする味わい。

お椀
淡路の鱧、綾部の松茸、青柚子
優しい昆布出汁にふわりと松茸が香りました。

お造り
明石の鯛、北海道の本まぐろ、菊の花
ワサビと塩添え。

お凌ぎ
栗の飯蒸し
この季節ならではのご馳走です。
糯米がみえないほど栗がたっぷり!
ほくほくして甘いです。

焼物
長崎産かますの酒盗焼き、銀杏
酒盗に漬けた肉厚のかますを炭火で炙り、レアに仕上げたもの。
かますの溶けるような舌触りにうっとり・・・。

店主の松木氏が扇型の器に盛られた八寸を携えて登場。
色味が上品で美しい盛り付けです。
松木氏がそれぞれの品について説明。
その言葉に料理への想いと人柄の良さを感じました。
八寸は盛り付けを楽しんだ後、人数分に取り分けてくれます。
八寸
鳥取の雲子、もみじおろし
とんぶり、とろろ和え
酢橘の薄皮に詰めた盛り付け。
山椒の花をイメージしているそうです。
いくらの醤油漬け
こちらも酢橘の薄皮に詰めた盛り付け。
薄切りの蕪で包んだ朧湯葉
菊花と青菜のお浸し
シャキッとして瑞々しいです。

酢の物
宮城産渡り蟹、柿と大根の千切り和え
酢橘の酸味が爽やか。
柿に秋を感じますね。

蒸し物
蕪と百合根の蒸し物
とても大きな百合根の一片。
こんな大きな百合根は初めてです。
百合根はほくほく、蕪は柔らかく煮込まれていました。

秋田舞茸の土鍋ご飯
松木氏のご実家から送られた山形産「はえぬき」の新米。
舞茸の旨味にお揚げのコク。
山椒の香りがいい感じ。
食べ切れない分は包んでもらい持ち帰り。
翌日温めなおし、前日の料理を思い出しながら楽しみました。

味噌汁
赤出汁、具は油揚げ。
しみじみと旨い。

香の物
茄子の唐辛子漬け、蕪
茄子の唐辛子漬けは山形の郷土料理。
ぴりっと辛くてご飯と好相性。

甘味
小豆の葛焼き
練り上げた小豆入り葛の表面をきんつば風に焼いたもの。
焼きたて熱々です。
かりっと焼いた皮に包まれた甘い葛のもちもちした舌触りが楽しいお菓子。

抹茶
1人毎に女将が茶碗を回し、軽く挨拶をしてからテーブルへ。
甘味の後の時間をゆっくり過ごしました。

滞在時間は約2時間と少し。
料理は適度な間隔で出され、1組だけの贅沢な時間を楽しみました。
これだけの料理をいただきながら、もたれ感はなし。
適量だったと思います。
季節を感じる上質な料理と温かみのあるもてなしは、記憶に残る経験となりました。
機会があれば再訪したいと思います。

  • 外観

  • 外観(入口)

  • テーブルセッティング

  • 香煎茶

  • 香煎茶

  • お酒:まつもと

  • お酒:萩の絵柄の酒器

  • お酒:萩の絵柄の酒器、水

  • 一献:松の翠

  • 先付:自家製厚揚げに蓮根のすり流し、紫色の菊の酢の物

  • 先付:自家製厚揚げに蓮根のすり流し、紫色の菊の酢の物

  • お椀:淡路の鱧、綾部の松茸、青柚子

  • お椀:淡路の鱧、綾部の松茸、青柚子

  • お椀:淡路の鱧、綾部の松茸、青柚子

  • お造り:明石の鯛、北海道の本まぐろ、塩、醤油

  • お造り:明石の鯛、北海道の本まぐろ

  • お造り:明石の鯛、北海道の本まぐろ

  • お凌ぎ:栗の飯蒸し

  • お凌ぎ:栗の飯蒸し

  • 焼物:長崎産かますの酒盗焼き、銀杏

  • 焼物:長崎産かますの酒盗焼き、銀杏

  • 八寸:鳥取の雲子、とんぶり、いくらの醤油漬け、薄切りの蕪で包んだ朧湯葉、菊花と青菜のお浸し

  • 八寸:鳥取の雲子、とんぶり、いくらの醤油漬け、薄切りの蕪で包んだ朧湯葉、菊花と青菜のお浸し

  • 八寸:鳥取の雲子、とんぶり、いくらの醤油漬け、薄切りの蕪で包んだ朧湯葉、菊花と青菜のお浸し

  • 八寸:鳥取の雲子、とんぶり、いくらの醤油漬け、薄切りの蕪で包んだ朧湯葉、菊花と青菜のお浸し

  • 八寸(取り分け後):鳥取の雲子、とんぶり、いくらの醤油漬け、薄切りの蕪で包んだ朧湯葉、菊花と青菜のお浸し

  • 八寸(取り分け後):鳥取の雲子、とんぶり、いくらの醤油漬け、薄切りの蕪で包んだ朧湯葉、菊花と青菜のお浸し

  • 酢の物:宮城産渡り蟹、柿と大根の千切り和え

  • 酢の物:宮城産渡り蟹、柿と大根の千切り和え

  • 蒸し物:蕪と百合根の蒸し物

  • 蒸し物:蕪と百合根の蒸し物

  • 蒸し物:蕪と百合根の蒸し物

  • ほうじ茶

  • 秋田舞茸の土鍋ご飯

  • 秋田舞茸の土鍋ご飯、味噌汁、香の物

  • 味噌汁

  • 秋田舞茸の土鍋ご飯、味噌汁、香の物

  • 味噌汁

  • 秋田舞茸の土鍋ご飯

  • 秋田舞茸の土鍋ご飯

  • 香の物:茄子の唐辛子漬け、蕪

  • 甘味:小豆の葛焼き、抹茶

  • 甘味:小豆の葛焼き

  • 甘味:小豆の葛焼き

  • 甘味:小豆の葛焼き(断面)

  • 抹茶

  • 店内:お部屋

  • 店内:お部屋から見える中庭

  • 秋田舞茸の土鍋ご飯:お土産にしてもらいました。

2021/11/07 更新

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