sillybublyさんが投稿したレストランディファランス(大阪/肥後橋)の口コミ詳細

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レストランディファランス本町、肥後橋、阿波座/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2020/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ディファランス 素材の重なりが天才的!ミシュラン1ツ星店

【本町】ディファランス(Difference)
※2020年3月中旬に伺いました。

東京に転勤してしまうお友達の壮行会。寂しいやら喜ばしいやら。

この時こそは…と予約して貰ったのは
「ミシュラン1つ星」のディファランス。
私的に、ミシュラン星つきのお店は行ったことなくて、かなりワクワク!

え?ここ?と驚くくらい、さり気ないお店構え。一見普通の街のレストランという雰囲気なんです。
二階に通されました。

お友達二人は既に到着。
まずはドリンクを。オリジナルカクテルだけでもすごく種類があって迷ってしまう♪
銘々好みのカクテルで乾杯です☆

テーブルには本日のコースの為のメニューが置かれています。でも、メイン食材というか、キーワードしか書かれていません。
面白い演出。

さぁ、晩餐のスタートです。

①公魚
公魚(わかさぎ)のフライに、アーリオオーリオにニンニクとミルク、じゃがいもを合わせてマヨネーズのようにしたものと、
出汁に漬け込んだ菜の花を合わせて。
八朔のソース、菜の花のオイル、ヘーゼルナッツのパウダーで彩り豊かに。

贅沢なお皿の使い方よ…
現代アートの様です。
すでに素晴らしい味の重なり…

②縞鯵(しまあじ)
一番下の緑のはクレソンのブランマンジェ。なんと燻製にしてあって、クレソンの苦味と薫香が同時にやってきます。
そして縞鯵と白バルサミコのアイス。
一番上には生姜をきかせたクッキー。
あらゆる食感と香りが層になっています。

③七谷鴨
器には新玉ねぎのフランと、皮目に赤ワインビネガーと蜂蜜を塗ってパリッと香ばしくローストした鴨胸肉。
コンテというハードタイプのチーズを薄く伸ばして焼いたせんべいがアクセントに。

そこに注がれるのは京都の亀岡の合鴨から取ったコンソメスープ!
奥の方に鴨独特の臭みがフンと香り、たまらなく美味しい…!

プチガトーの様な添え物も凝りに凝っています。
小さなタルトは新じゃがの生地に、新じゃがとデコポンの香りをつけたムース、鴨の砂ずり、鴨もも肉の赤ワイン煮込みを乾燥させたビーフジャーキーのようなものをトッピング。
キューブ型はなんとミルフィーユ。花山椒の香りのパイ生地に、鴨の肝のムース、ラズベリーが層になって。

④早生筍(ワセタケノコ)
こちらも目の前でトマトのスープを掛けてもらい完成する一品。
鹿児島産筍のローストに、
蟹身をほぐして、蟹味噌と筍をあえて、クミンの香りをプラス。
自家製のベーコンを薄くスライスにしてトッピングしてあります。
芹は軸をソテーして、ほんのり甘さを引き出し、葉っぱは生で苦味を愉しむ。
更に香りを感じさせるのは芹のオイルです。

ここで、無塩バターとパン。
これすらも美味しくて、お代わり…

⑤フォアグラ
シナモンの香りをまとったフォアグラのソテーが登場!
さつまいもで作ったスポンジ生地に、シャキッとりんごで食感と味のバランスを。
さつまいもの皮をパウダーにしてあるものがまぶしてあります。キャラメルソースに黒胡椒の香りで、大人っぽく。

⑥お口直し
ミント、ローズヒップ、フルーツの水出し。
お口をスッキリリセット。

⑦こぶ鯛
シンプルにフライパンでソテーしたコブダイに、臼井豆、豚のソーセージを小さくカットしたものが和えてあります。
伊予柑の皮のソース、伊予柑の果肉と豆苗、ナスタチウムが春らしい香り。
ういきょうの根元と白ワインのソースに、回しかけてあるのは葉っぱで香りと色をつけたオイル……
シンプルの中にどれだけの手間が…!

⑧苦味
フキ、タラの芽のフライ、ふきのとうの天ぷら、のびるのソテー。ウルイは生で頂きます。
貝出汁でとったアオサのソースを掛けて。
まさに早春の息吹を一身に味わう様なフリッターたち。

⑨黒毛和牛
メインの黒毛和牛の炭火焼は、葉ワサビで包まれて。
上にはポロネギの先の青い部分をローストしたもの。さらにホタテとポロネギのペーストが隠れています。

牛肉の出汁、葉ワサビの軸を細かく切ったもので和えた、島らっきょのソースと。

⑩苺
いよいよデザートです。
フロマージュブランに生のイチゴ、周りを覆うのは千枚漬けの様なカブラのマリネ。苺のソースと意外にも合う!
カッパの様に愛らしいのは、カブラの葉っぱのアイス、エピスのクランブル。カッパのお皿はなんと苺のヘタ。シロップ漬けを乾燥させたもので、ちゃんと食べられるんですよ!

(11)せとか
さっきのがデザートと思ったら、こっちがそうだった!絵画の様なリズムが可愛らしいプレート。
せとかの果肉、皮のシャーベットに、
黒糖のアイス。
下に敷いてある緑のフィルム状のゼリーは、三ツ葉!えー!すごい発想力。

(12)小菓子
ここで何やら給仕の方がセッティングを始められ…
なんだろ?と思っているうちに登場したのは、ジュエリー売り場の様な箱形のショーケース。
中には宝石と見まごうばかりのプチガトーたち!!!
え?!え?!?さっきのはデザートじゃなかったの??!

しかも、この集まりが壮行会と知って、可愛らしいクッキープレートまでご用意くださる周到さ。
すごい…!!!

座り位置的に私がセンターみたいになってしまったごめん(;´・ω・)…!

給仕さんが一つ一つ取り分けて下さいます。
本来ならば「お好きなものをお選び下さい…」との趣旨なんですが、もちろん全て頂きますすみません!

一つ一つ完璧な説明をいただきましたが、書き出したら終わらないので割愛させて下さい…

とにかく、どのプチガトーももちろん抜かりなく美味しくて、お店のお心遣いも素晴らしくて、最高の夜になりました。

こんなに気持ちよく大金はたいたのは久しぶりです!(笑)

ご馳走様でした。

2020/06/06 更新

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