レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
3回
2025/10訪問 2025/11/24
家人のBirthdayで、久しぶりに訪れた。今回も“つきみ野”が第一希望だったのだが都合の良い時間が取れず、比較的空いているこちらへの予約となった。それでも“鉄板焼き”は叶わず、“薪焼き”に初挑戦することとなった。
今日はワンドリンクとプチギフトが付く、6品の「薪焼きランチコース」15,400円である。庭園を横目に進むと、キャンプ場のような匂いが漂ってくる。中庭のテントの下には大きなグリルがあり、赤々と火が燃え盛っている。“うかい亭”とは思えない、初めて目にする光景に驚かされる。
いつものようにカウンター席に着き、“スパークリングワイン”で祝杯をあげる。ほどなく供されたアミューズは、みずみずしい大粒の“クイーンルージュ”を使った“ぶどうのカプレーゼ”である。果肉の甘酸っぱさとブッラータチーズのミルキーなコクが溶け合い、爽やかな味わいである。
続くサラダは彩り豊かな“ニソワーズ”で、シェフが目の前で削ったラスパドゥーラチーズをトッピングしてくれる。オリーブやアンチョビの風味が抜群で、ふわふわのチーズは口溶けしていく。
鮮やかな紅色が美しい“桜エビパスタ”は、駿河湾産を使っているという。エビの香ばしい旨みが染み出た濃厚なソースに、もちもちとした食感のリングイネがよくからみ絶妙な美味さである。最後はフランスパンにつけて、余さず味わった。
「モンテプリチアーノ ダブルッツォ オーガニック」1,650円へと飲み継ぎ、フルーティな香りを楽しむ。イタリア産の栗を使った“栗のスープ”は、滋味豊かで深いコクが感じられる。
ここで中庭から薪焼き熱々の“うかい特選牛ステーキ”が運ばれてきた。シェフが木炭コンロで最後の仕上げを施し、リブロースとサーロインが付け合わせ野菜とともに盛り付けられた。赤ワインソースと粒マスタードを付け比べながら、極上の薪焼きステーキをいただいていく。
リブロースは肉質がすこぶるやわらかく、とろけるような味わいがたまらない。一方のサーロインもしっかりサシが入っており、やわらかくジューシーである。適度な脂身の上質な甘みに魅了され、しばし言葉を失ってしまった。
階上のカフェに移っていただくデザートは、“モンブラン”をチョイスした。パティシエが絞り機とともに現れ、目の前で絞って完成させる。そばの山ような一品を口に運ぶと、熊本産の栗は風味が秀逸で深みのある贅沢な甘みである。
今回もHappy Birthdayのオルゴールが奏でられ、一輪の真紅の薔薇が家人にプレゼントされた。記念撮影の写真は、素敵な台紙に貼られて届けられた。満ち足りたLunchの余韻に浸り、自家製ジャムを土産に店を後にした。
確かな味と一流のサービスは、特別な日を華やかに演出してくれた。
家人のBirthdayで、久しぶりに訪れた。“つきみ野”が第一希望だったが都合の良い時間が取れず、比較的空いているこちらへの予約となった。
今夜は7品の「うかい亭ディナーコース」18,150円である。鉄板を囲むカウンター席には、高貴な雰囲気が漂う。食前酒とワイン2杯が選べる「ワインセット」4,235円をオーダー、まずは喉ごし爽やかな“シードル”で乾杯する。
ほどなく“オマールエビの冷製”が運ばれてきた。白い大皿に盛りつけられた前菜は、豪勢ですこぶる美しい。新鮮野菜とともにエビを口に運ぶと、贅沢な旨みにほっぺたが落ちる。デザートのようなクリームにはキャビアがトッピング、こちらも濃厚なエビの旨みが楽しめる。
ここで今夜の担当シェフが登場、“甘鯛のマリニエール”の調理が始まる。目の前の鉄板で繰り広げられるプロの業に感嘆しながら、“北寄貝と秋野菜のソテー”をいただく。大きな貝殻の北寄貝は捌きたてで、歯応えよく抜群の美味さ。添えられた秋野菜も美味で、特にキノコ類が味わい深い。
秋の人気メニュー“栗のクリームスープ”は、栗の贅沢な香りがたまらない。栗の旨みを存分に生かした一杯は、深いコクが感じられる。
“白ワイン”にスイッチすると、いよいよ“甘鯛のマリニエール”のできあがり。丁寧に焼きあげられた美しい切身は、皮はカリカリでなかはほろりとやわらかい。ムール貝の出汁との相性が絶妙で、天にも昇るほどの美味さである。
鉄板では、メイン“うかい特選牛ステーキ”の調理が手際よく進められていく。場所によって違う鉄板の温度を熟知したプロの業に、改めて感服してしまう。“赤ワイン”にスイッチして待つと、やがて皿には、ミディアムレアに焼きあげられた“サーロイン”と“ランプ”が盛りつけられた。口に運ぶと限りなくジューシーで、口中に贅沢な旨みが広がっていく。肉質のよい霜降りのサーロインは口の中でとろけ、ほんのり甘みが感じられる。上質なランプは赤身でもやわらかく、濃厚な旨みを堪能できる。この贅沢すぎる食べ比べは、まさに“うかい亭”ならでは。
締めには“ガーリックライス”をチョイス、もちろん引き続き鉄板の業を楽しむためである。チャーハンのようだが、チャーハンとは明らかに一線を画す炒め方。盛りつけられた一膳が抜群の風味だったのは、言うまでもない。
デザートは、階上のカフェに場所を移して楽しむ。6種のスイーツから“和栗のモンブラン”をチョイスして待っていると、何と店からのサプライズ。Happy Birthdayのオルゴールが奏でられ、一輪の薔薇が贈られたのである。シェフとの会話の中で、何気なく漏らした一言で用意されたもののようだ。さすが“うかい亭”、サービスも超一流である。上品な甘さの絶品モンブランを食べ終える頃、素敵な台紙に入った記念写真が席に届けられた。
年に一度の大切な夜を過ごすのに、十分に余りある味と雰囲気。家人にとって、極上の祝いとなったことだろう。
連れ合いとの特別な日に訪店。横浜うかい亭も何度か訪れているが、ここは2回目。重厚な雰囲気の横浜に比べ、こちらは高貴なムードが漂う。
特別な日なので、鮑と牛の16,800円コースをオーダー。前菜は伊勢エビと桜鯛をシェア。どちらも甲乙つけがたい。そして目の前に活鮑が登場。華麗な調理手順で岩塩に収まり、数分後に皿上に…。蒸された鮑はほどよい柔らかさ。こんな鮑は初めてだ。
続いてはうかい牛。いつもながら惚れ惚れとする鉄板さばきで、カリカリのガーリックとともに供される。こちらも絶妙な柔らかさで肉汁が口中に広がる。
やはり、うかい亭は素晴らしい。特別な日にふさわしいDinnerとなったのは、言うまでもない。
2位
2回
2019/10訪問 2019/11/27
久しぶりに、中央林間駅近くの寿司店を訪れた。暖簾をくぐり店内に足を踏み入れてびっくり、今年7月に新装オープンしたという。カウンター付近はそのままだが、小上がりが撤去されてテーブル席になった。簡易だがパーテーションで仕切られ、半個室で落ち着いて飲食を楽しめるようになった。
今日は店主の創作料理を楽しみたく、「8,000円のコース」でお願いした。まずは「生ビール」で乾杯、お通しの“生ゆばと鰯寿司”をつまむ。続く串焼きの“北寄貝柱とひも”は香ばしく、貝好きにはたまらない。分葱がトッピングされた“鰯たたき”は、脂がのって乙な味わい。厚岸産の大ぶりの“牡蠣”は、みずみずしくクリーミーである。
美しい“いくら醤油漬け”は、山芋との相性が抜群である。羅臼産の厚切り“鰤”と“鰹”は、軽く炙られた表面が香ばしい。どちらも脂がのり、凝縮された旨みが秀逸である。“あんきも”は、何と砕いたアーモンドが載っている。この絶妙なマッチングに、思わず感心してしまう。“焼き穴子”はやわらかく、上品で極上の風味である。
研究熱心な店主の創作料理の数々に舌鼓を打っていると、いよいよ“show time”がやってきた。ここからはカウンターに席を移し、握りたての寿司をいただくのである。鮪の旨みが楽しめる“赤身”・脂ののった“しめ鯖”・口溶けする“天然本鮪”・珍しい“しめメヒカリ”・ふわふわの“玉子”を味わう。さらに店主から手渡しで、“北寄貝”・ほっぺたの落ちる“鰤”・とろりと甘い“あかいか”・濃厚な“エゾバフンウニ”の美味さを堪能する。
上質な食材をベストな食べ方で提供してくれる店主、その飽くなき美食への追究にはいつもながら頭が下がる。最高の寿司をリーズナブルに楽しめる良店、この辺りで右に出る店はまずあるまい。
中央林間にこんなに素晴らしい店が!初めて訪れた時に打ちのめされた。そりゃ回らない寿司屋だから、ある程度の出費は覚悟の上。
いや〜それにしてもここの寿司は旨い。カウンター内でいつもうんちくを並べる板さん、この人はやはりすごい。新鮮な旬のネタを、どのように提供すれば、いちばん客に喜んでもらえるかをいつも研究している。そして喜んでもらえているという自信に溢れている。これぞ料理人の極み。
酒もいい。寿司に合う日本酒や焼酎をセレクトして仕入れている。だからついつい飲み過ぎてしまう…
私はこの店は大切な人としか訪れない。
4位
1回
2013/08訪問 2014/03/23
志布志って南九州のドライブルートからは、ちょっと外れたところなのかな⁈鹿児島空港から都井岬に向かう途中に立ち寄った。
鹿児島に来たからには、さつま揚げ食べなきゃ。ということで訪れた岡留さん。
店頭には揚げたてのさつま揚げが何種類も並ぶ。東京では見たこともない珍しいさつま揚げたち。それもリーズナブル。ついついたくさん買ってしまう。そして揚げたての熱々にその場でかぶりつく。いや〜、ウマい❗️ウマい❗️
県外発送もしてくれるが、変わりダネはどうやら店頭のみ。なかなか来られる場所ではないが絶対にまた来る、と心に誓って志布志を後にした。
5位
1回
2013/01訪問 2013/11/23
旅行で福岡を訪れ、Lunchに訪店。大人気だと聞いていたので、開店の11時に入店した。席に通され見渡すと、驚いたことにもう半分以上の席が埋まっていた。迷わず限定500食の和定食1360円をオーダー。そば定食もあるが、ここはご飯でキマリ。なぜならテーブルに置かれたチューブ入り辛子明太子がかけ放題だからだ。
ところで、ここの生簀は半端なくでかい。まさに魚たちのプール。生簀をぐるりと囲むようにカウンター席が設けられており、食事をいただきながら様々な魚の泳ぐ様子を眺めることができる。
魚を眺めていると、和定食が到着。刺身と天ぷらをメインに、焼き物・煮物・茶碗蒸し・カニ入り味噌汁まで付く。刺身は新鮮でとろけるうまさ、天ぷらも揚げたてサクサク。もちろんご飯には、た〜っぷり明太子を載せていただく。これは、本当に超超お得なLunchである!
6位
1回
2013/10訪問 2014/03/23
箱根に行くたび、つい立ち寄ってしまう。おめあてはもちろんワカサギ。漢字で公魚と書くそう。ここは網元で、釣りボートも貸している。ということで、獲れたてのワカサギを食せるのである。芦ノ湖周辺にはワカサギ料理店が何軒もあるが、新鮮さとCPで選ぶならば、ここが一番だろう。新しくなった清潔な店内からは湖が望め、ロケーションも抜群である。
さて魅力的なメニューが並ぶ中、私はいつもわかさぎ御膳をオーダーする。フライ、天ぷら、バター焼き、マリネ、佃煮と、いろいろな味を楽しめるからである。どれも甲乙つけがたい美味さ。おかわり自由のご飯と味噌汁、それに甘味までついて2,000円。これは絶対に外せない❗️
7位
1回
2013/08訪問 2014/03/23
石山寺を初めて拝観。駐車場に車を停め、山門に向かう。何軒か並ぶ食事処の中に、落ち着いたたたずまいの湖舟がある。昼どきだったので、拝観前にちょっと店をのぞき席の予約をする。釜飯は時間がかかるということで、来店時間に合わせて準備しておいてくれるという。
拝観後、汗をふきふき店を訪れると、冷たいお手拭きと冷たい麦茶で迎えてくれた。数分で釜飯セット到着。ひとくちおばんざいはどれも美味しく、上品であった。そしてシジミ釜飯❗️これはウマい❗️香りも嗅覚をくすぐり、なんとも幸せな気分。釜の底にはおこげができており、これまた香ばしさが口いっぱいに広がる。
石山寺門前で一番のオススメである。
8位
1回
2015/05訪問 2018/07/16
2013.11
新東名のサービスエリアはグルメ探訪等でよく話題になるが、ここは他を抜きん出ているので是非お勧めしたい。
牛タンをウリにしている店は数あれど、ここの定食はとにかくCP高すぎである。柔らかくジューシーな牛タンを麦とろ飯でいただく。その途端、運転の疲れが一気に吹き飛ぶ。欲を言えば生わさびを望みたいところだが。
眼下に駿河湾を望み、ロケーションも抜群で旅情をそそる。なお、隣のサービスエリアでは、屋台で牛タン串を販売している。これももちろんウマい!
再訪2015.5
久しぶりに訪店。休日だがまだ11時前で、先客は1人。駿河湾が見下ろせる最高の席に座り、迷わず「しおや定食」1,280円をオーダー。10分ほどで着盆。
備長炭でじっくり焼きあげられた牛タンは、柔らかくジューシー。卓上の塩ワサビをつけると、これまたうまい!牛テールのスープも、味つけは素朴だが絶品。麦とろ飯ももちろんうまかった。
この「しおや定食」は、絶対にお得!これを食べるためだけに、都内から高速を走らせて来る価値があると思う。
再訪2018.7
休日の午後、久しぶりに訪店した。眺望の素晴らしい店内は、席にかなりの余裕がある。今日は「しおやミックス定食」1,480円を“麦飯大盛”でオーダー、10分ほどで着盆した。
“厚切上牛タン”と“薄切牛タン”の両方を味わえるこの定食は、もちろん食べ比べが楽しい。食べ応えのある“厚切り”は味わい深く、“薄切り”は麦飯のお供にちょうど良い。卓上の“わさび入り塩”で、さっぱりといただいた。サービスエリアで食べられる“本格牛タン”に、今日も大満足である。
ただいつからか“24時間営業”から11時〜22時へと変わったようで、今後さらなる業務縮小はないかと心配になってしまう。
9位
1回
2013/01訪問 2013/11/20
最近東京にはオイスターバーが何軒かできて、カキ好きにはうれしい限り。生ガキはもちろん美味いが、オイスターバーはいかんせん高い。
以前から福岡糸島のカキ小屋を訪れたいと思っていた。周囲からはカキ食べるためだけに、わざわざヒコーキに乗って⁈と白い目で見られたが関係ない。1月下旬の週末、機中の人となった。
糸島周辺には何カ所かカキ小屋エリアがある。カキを焼きながら一杯やるのが最高のシアワセ。というわけで必然的に電車でのアプローチ可能エリアが候補となる。福岡市内から地下鉄直通、筑肥線の加布里駅からほど近い加布里港をめざすことにする。電車に揺られること30分、ローカルな駅に到着。ここから港までは徒歩20分弱。
港に2軒並ぶうちの、ガスで焼くこの店を選んだ。11時前だったが既に満席。土曜日だったので仕方ないか…30分近く待ってようやく案内された。店員は元気よく、店内は活気に溢れている。
おめあてのカキはサイズが3段階。迷わず特大1400円をオーダー、山盛りの大カキと対面することに…。焼き方のレクチャーを受け、早速網に並べる。数分で食べごろとなり、熱々をいざ!ウマい、これはウマい!ポン酢やレモン汁もいいが、そのままでもイケる。途中、他の魚介も焼き、再びカキ。既に特大は品切れであった。カキの消費とともにアルコールもどんどん進み、いつの間にか酔っ払いのできあがり…。
獲れたてのカキをリーズナブルな値段でたらふくいただく。念願がかない至福の時を過ごすことができた。
なお無料のモバイル会員になると、頻繁にクーポンが送られ、エビ、サザエ、ハマグリ等のサービスが受けられる。訪店前にぜひ登録を!
10位
1回
2013/10訪問 2013/11/18
大学内の学食、最近いろいろな大学で話題になっている。しかし、いかんせん学生は金持ちではない。首都大学内のこのフレンチ、学食というくくりにしてしまうと、決して評価できるものではない。
ということで、いっそのことたまたまキャンパス内に位置してしまったお手軽フレンチとすればどうだろう。まさに大正解なのである❗️
選べる日替わりメイン。ボリュームこそ物足りないが、所詮Lunch。美味しいパンも、食材豊かなサラダも食べ放題。男性でも十分満足できるはずだ。
肝心のメインは、素材のうまさを活かし調理にも工夫し、キレイに盛りつけられている。
遠路はるばる訪れたとしても、期待を裏切らないはずだ。
※最近Dinnerは予約営業のようです…
やはり、うかい亭強し。
2014年も、うまいもの食べるぞ~