2回
2024/07 訪問
最高の隠れ家 圧巻のフレンチ
乃木坂徒歩1分、こじんまりとしたジャパニーズフレンチのホンイキを。最高です。
素晴らしい、お料理とホスピタリティー。
艶やかなザ・フレンチを堪能出来ます。
2組でいっぱいかも。
お腹は空かせてご来店を。
最高です。
兎に角、全開フレンチです。物凄く手が掛かってます。コースにマリアージュを付けて予約しました。ワンオペが信じられない。
時間より少し早く着いてしまいましたが、気持ち良く入れて頂きました。暑いので、とお水まで出して頂き、期待が更に。
お皿もカトラリーも気を使ってられるのが良く分かります。さり気ないですが、テーブルセットもギミックが面白い。
○鰹のマリネ 焼き茄子とオリーブのパン コラーユ 一皿目から痺れる。酸が強いとか香草が強く効いてるかな、とかの先入観を反省。しっとりねっとりなのに鰹がサクもあり、深さも焼きなすが香りと共に底上げ。なのにひつこくなく軽やかさも。期待爆発です。
○自家製酵母のパンと発酵バター
甘味の強いバター、コクもあるけど重くない。
※ココでご注意。
シェフからもメンションありますが、パンの食べ過ぎにご用心。無茶苦茶旨いパンなのですが、この後のコースのボリュームに確実にヤラレます。控え目くらいが丁度良い。
○ヒラマサ アシュットルージュ(赤い皿)
赤キャベツのピクルス 3種のビーツ(パウダー、ソース、スライス)冷凍フランボワーズ(生のフランボワーズを冷凍)
目にも艶やかな一皿、説明を聞きつつ暫し見惚れる。ビーツをわざわざ3種類のテクスチャーで構成。まさに赤い皿。ヒラマサと赤キャベツの組み合わせが兎に角旨い。そこにビーツを其々試して、凍らせたフランボワーズをレモンの代わりにアクセントで、と。ザ・フレンチ、ありがとうございます。
○鮎のショーソン サラダコンコンブル
鮎のパイ包焼きと稚鮎フリット 胡瓜のサラダ サマートリュフのソース
パイは程良いバターが奥で香り、しっかり焼き上げたサックリと小麦も感じる。季節のサマートリュフも鮎の旨さを底上げして。そこに胡瓜と日本人のアクセント。流石です。またまた唸る。食べる用に仕上げていないと釘を刺されましたが、しっかりと中骨も美味しく頂きました。こう云う客の為にしっかり揚げてあるのでしょう笑。
○本日河岸より鮮魚
甘鯛(しらかわ) 松笠焼き (鱗が寝てるのが若狭焼き)とツルムラサキ
甘鯛には3種あるようで、赤、黄、とコレの白。しかも松笠焼きと繊細な手の込んだ和食の技法もさり気なく。海老とフュメの軽いクリームソースでお店に入ってからアメリケーヌの香りがしていて大好きな私はニヤニヤ。この皿で出会えました。ソースがやっぱり旨い。ガツンと旨いではなく、しっとり旨い、寄り添い旨い。甘鯛の香ばしいパリパリサクサクにそっと華やかな香りとコクを乗せるくらいの強さ。勿論、パンでツンツンも最高。ツルムラサキもねっとりサクで食感も更にアクセント。この皿も圧巻。
○グラニテ グレープフルーツ ラベンダー
凄い美味しさと爽やかさ、グラニテを超えたグラニテ。デザートの一つでも是非食べたい、グラニテお代わりしたコース。
○仔羊のロースのロースト バジル香るジュドアニョー 遂にメインへ。クローシュが外され、
登場しました、仔羊さん。先ずはボリューム、ポーションの大きさにヨダレが。見るからにパリッとしっとりが分かる。ズッキーニと根セロリのグリエが添えで。手前にましますロースと奥に控えるバラの山景の様な一皿。脂の多い部位をバターの様に添えて楽しんで下さい、と。先ずはロースを。臭みがどうのとかの表現など必要ありません。最高に美味しい“肉“旨い仔羊です。しっとりと入り柔らかくジュワの噛みごたえもある最高に旨い火入れ。ソースも爽やかだけど玉葱の旨みもしっかりと入り、お待たせしました脂の旨味を追加して。旨い、旨過ぎる。つか、案の定、バラ肉も相当に旨い、旨味が強い。スジや繊維がしっかりしてるので、横に包丁を入れて繊維を断って二枚にする一手間配慮も有り難い。付け合わせのズッキーニも美味しい。個人的には焼き目が入らないくらいにジュワジュワが好きだけど、コレはメイラード優勝。そして影の巧者、根セロリがコレまた旨い。
○北海道 シャトーブリアンのポアレ
枝豆とインゲン、マッシュルーム添え
そりゃ旨いでしょう。大き目の塊肉を、しかもシャトーブリアンなのに、この大きさで丁寧に焼き上げたのが見ただけで伝わってくる。この迫力。優勝です。特有の焼けた香りと噛んだ瞬間の旨味と甘味。軽い塩がジュワ感を。ソースも被せる旨味より寄り添う、支える旨さ。枝豆とインゲンは気持ち歯応えがある。コレも個人的にはしっかりと火が入った方が旨味が引っ張って来れるので好き。マッシュルームは水分も多く味も入って旨かった。
○其々のお皿に縁に自家製ワイン塩
ワインに塩を溶かし込んで煮詰め、結晶を砕いてパウダーに。仔羊にも牛肉にも最高のアクセント。脱帽です。
あっという間のエンターテイメント。乃木坂、駅近、一軒家の最高のロケーションをスッカリと忘れ目の前にショーに釘付け。我に帰ってデザートへ。
○フロマージュ パンプキンシードオイル
初めましてこんばんは、なチーズケーキ?なデザート。最後まで驚かされる。オリーブオイルの様に香りの立った感じ。コクも深みもある。スッカリお腹も膨れてきました。
○珈琲、紅茶、ハーブティー
紅茶とハーブティーをお願いしました。ハーブティーは5、6種類から選べます。コレも初めて。
と、感慨に耽りつつ、プチフール。久々のフレンチで忘れてました、焼菓子くん。どれも美味しくマカロンは抹茶の利いた和テイストも。
最後まで、何処までも、手間暇を惜しまない。
ザ・フレンチ、ザ・ホスピタリティ。
こちらもお料理に対する姿勢の素晴らしさ、やっぱりワンオペのお店の隙の無いお料理達。感動しました。
ボリュームがたっぷりなので、ランチも変わらない構成で品数を絞ったコースとの事。次回はランチでも伺いたいお店です。
ありがとうございました。
最高です。
2024/08/07 更新
友人のお誕生日を再びコチラで。今回はランチでお邪魔しました。アクセスも良く今回も開店前に到着してお店の前で暫し、少し前に今回も入れて頂き、暑さを凌げました。
アレルギーや苦手な物も再確認の後、飲み物を。今回もお任せのセットをお願いしてスタートです。
前回は夜のコースにメインをアップグレードしたりで、なかなか腹パンのボリュームだったので、ご店主にランチも同じ手間暇とクオリティで軽めのコースとご案内頂き、次回は、となりました。
泡で乾杯して、程なくお料理が。
流石のホンイキフレンチに感動しつつ、ワインのプレゼンにもほっこりしながら、あっという間のひと時。
ハーブ、ソース、スパイスのひとつ一つに唸ります。やはり、夜のフルコースに比べるとお手軽な設定なので、前回よりは控えめですが、丁寧な仕事と目にも嬉しいお料理です。お肉の香りが多少気になりましたが、自家製のワイン塩で美味しくいただきました。
今日は軽めにデセールも無しで済ませましたが、友人もとても感動していた様で、良かった。
やっぱりフルコースも気になるけど、もう一度ランチを試して。
ありがとうございました。