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昼の点数:4.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 3.9
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.0
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| サービス3.9
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| 雰囲気4.0
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク- ]
これが老舗の味か。潔さの中に、まだ味わいが蘇る確かな輪郭。
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焼豚らーめん
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焼豚らーめん
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焼豚らーめん
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2024/08/14 更新
20年以上、渋谷のしがないサラリーマンをしていながら、一度もこの名店とされるラーメン屋を食べたことがないという事態。
それは、ランチのみの営業で、いつも並んでいたからだ。
それが、この毎日が命に関わるような暑さが続くある日、前を通るとまったく並んでいないのだった。その日はすでに昼を食べていたので「そんなこともあるんだなあ」と思って通り過ぎた。
後日、またランチを食べてから移動しようという時、ふと思い出した。「そうだ、また空いているかもしれない」と思い、前を通ってみると、案の定、並んでおらず、ちょうど満席であった。
これ幸に、と並んでみる。よく見れば、同僚も食べている。退店する同僚と会話したが「空いてたから」とのこと。しがないサラリーマンの考えるとことは同じか。
店内は子供連れのお母さんや、インバウンドの方もおられる。国内の名店は、インバウンドの紹介でも、ちゃんと出てくるのであろう。
さて、並び始めてから5分もせず、席に着いた。また、着席後5分もかからず着丼したように思う。回転は悪くなさそうだ。
メニューは、ノーマルのらーめんに、味玉乗せ、焼豚味玉乗せの3パターンしかない。別味はもちろん、トッピング券もなければ、大盛りもない。20近くある券売機のボタンに3つしかメニューがないのは、とても清々しい。
さて、着丼したそれをみると、円錐を感じさせる絞られた器に、茶色く濁色のスープが横たわっている。なんらかクリアな印象のスープが多いような気がするが、はっきりと濁流のようみ見通せないスープ。ここでも潔さが際立つ。
スープをすすると、醤油ベースのキリッとした味わいに、しかししっかりと煮干しの風味が息づいている。長年愛されるだけある、安定感のあるうまさだな、と思う。煮干しの苦味のような嫌な感じなく、口の中に醤油に乗せて風味が広がっていく。見事だ。
もちっとした麺に、スープがよく絡み、飽きることなく食べられる。
つい先日ラーメン大賞受賞したらしい煮干しの店も食べたが、これはこれで大変にうまいし、奇をてらうことなく、ど真ん中を突っ切っている感じだ。もちろん、その質は高く、一つの完成系なんだろうと思う。クラシック古典の名曲のように、わかりやすい展開に、ともすれば面白みを感じないこともあるかもしれないが、古典音楽を越えるために、後進は、あの手この手で工夫をして現代音楽のような進化を遂げているのだろう。
だが、比べた時に、「明確にまた食べたい」と思ったのは、はやしだった。
あと何回食べられるかわからないが、また来ます。ご馳走様でした。