ぱおまめさんが投稿した室町 和久傳(京都/烏丸御池)の口コミ詳細

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室町 和久傳烏丸御池、京都市役所前、烏丸/日本料理、かに

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.9
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

相変わらず技が光る。甘みを感じる米がこんなにうまいとは。松茸などの食材より、その辺の食材をこの技で食したい。

前回京都和久傳で感動したので、室町の方でも食べてみよう!と奮発しちゃいました。コースはディナーの最低ランク2万円。

一般人だと16人ほどが入れるコの字型のカウンターに通される感じがあります。厨房には、ベテラン男性シェフと、修行の刈上げ女子、サーブ専用の黒服女性がスタンバイしている感じです。外国人向けのメニューをいただいて、料理の詳細を見るのが楽しいです。ご案内も、かなり高級店の振る舞いで、いろいろすみません、って思っちゃいますが、ドレスコードはなく、帽子をかぶった割とラフな格好で訪問しちゃいました。旅行客にはありがたいです。

さて、食前酒の前に早速登場したのは葛豆腐。といっても、ほとんどかぼちゃのスープ。葛のあじかどうかももはや不明な、完全なる洋風スープ。メニューに「キハダ」とあるのですが、これは何だったのでしょう。ここにキハダマグロ?これは永遠に謎です。うまいですが。

ビールが終わったら、和久傳特製日本酒イセヒカリを頼みましたが、とてもフルーティー!クリアな感じでおいしかった。

鮎のおかき揚げは、要するに鮎の天ぷらですが、衣にまぶされたおかきも相まってサクサク感強めで美味。香茸というでっかい茸も見せてもらい、天ぷらになっているとのこと。赤酢煮詰めのソースがうまい!このソースください。

続いて出てくるかます寿司。あー、こういうところが本領発揮ですよ。カマスって淡泊なイメージですが、いい感じで炙りの香ばしさと酢飯、海苔のハーモニー。お代わりほしい逸品です。

土瓶蒸しから松茸が躍り出てきます。そもそも、松茸を食べたのは何十年ぶりだろうか。もはや、正解となる味のイメージすらない。鱧と松茸から出た出汁を飲みつつ、マツタケを頬張りつつ。かぼすがいいアクセント。

鰹の藁炙りは、藁で炙っているシーンを見ていないのでありがたみが分からないのですが、薬味ポン酢がうまい。なんだこれ。胡麻からしてうまいので、この薬味も持ち帰りたい。

鱧と松茸成相焼きは、「NARIAI」焼きだそうです。やった、鱧だ!和久傳で食べる鱧が楽しみでしょうがなかったので、これはうれしい。「産卵を終えた鱧は、冬に向けて栄養を蓄えます。食欲を増した鱧は身がふっくらとして深い味わいがあり」とのことで、ただの淡泊な白身魚ではない鱧を、囲炉裏でカリっと焼いていて、中はしっとり松茸と合わせています。

手前の梅干しが添えのタレがまた、アクセントでいい仕事しています。

白酢和えは、白和えの味わいのクリームみたいなものがかかっています。白和えといえば、ぼそぼそ感もあって子供に不人気ですが、ここではそんな心配はいらないでしょう。赤蒟蒻なる、見た目は魚の血合いのようなものなどもあって、見た目も色とりどり。

木の子なべは、珍しい茸をしっかり煮たもの。肉のような触感のしっかりした茸たちと、主張しすぎないスープ。

そして、土鍋ご飯。
これめちゃくちゃうまい。家も土鍋ですが、こんなにふっくら甘くは炊けないなぁ。何もつけずに豊かな味わいを楽しみます。梅干しをつけてくれるのですが、この梅干しがまた、トロトロになっていて、この梅干しも買いたい。なんだ、この未知との遭遇のオンパレード。私のようなボキャ貧で申し訳ないのですが、初体験を繰り返し堪能できる食の遊園地やぁ、な気分です。

が。この辺で結構おなか一杯で、おかわりできず。これ、最後におにぎりにして持って帰れます。おにぎりには、梅干しを1つつけてもらえます(もっとほしい)。

最後、鯖寿司、すっぽん雑炊、鱧カツ卵丼が選べます。量も、SMLとお願いできますので、お腹と相談して頼めます。他のコースでは蕎麦のようなものを食べてる人もいましたね。鯖寿司はやはりおいしい。すっぽん雑炊がすっぽんなのかはもはやわからないですが、雑炊の汁はとても味わい深いです。卵丼の卵は、目が覚めるようなきりっとした存在感。

最後、デザート2品ですが、「月あかり(外国の方には Moon Lightと紹介していた、なるほど)」は、栗羊羹ですが、栗きんとんなのがミソ。硬すぎず、トロける羊羹との相性がいいのです。また、京都伊勢丹地下でお持たせで持ち帰ったのですが、羊羹部分は、ほぼ水ようかんなのですね。店舗だと少し硬くなっていたかな。こちらは、カット前の一棹は、3,000円くらいと、ちょっと高価なのですが、また食べたいな、と思うお味です。丸の内でも買えるので、また買ってみよう。

というわけで。和久傳2店舗目。松茸のような豪華食材に慣れない身分としては、京都和久傳のカジュアルな感じがいいかなぁ、と思ったものの、ひとつひとつの丁寧な仕事ぶりには感服します。カジュアルなお店なんかもあるみたいなので、京都に来たときは、グループのお店をいろいろ堪能したいな、と思ったのでした!

ごちそうさまでした!

  • 南瓜の葛豆腐 バターナッツカボチャ擦り流しキハダ

  • 鮎のおかき揚げ香茸栗天ぷら赤酢煮詰め

  • かます寿司のり

  • 土瓶蒸し鱧松茸銀杏 かぼす

  • 土瓶蒸し鱧松茸銀杏 かぼす

  • 鰹の藁炙り 薬味ポン酢

  • 鱧と松茸成相焼き(NARIAI YAKI)

  • 白酢和えさつまいもインゲン豆利休麩赤蒟蒻 無花果かぼす

  • 木の子なべ

  • 白ごはん

  • 白ごはん

  • 赤だし

  • 鯖寿司

  • すっぽん雑炊

  • 鱧かつ卵丼

  • 月あかり

2025/11/01 更新

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