1回
2019/04 訪問
列車で旅行した気分のように美味しい料理と優雅な時間が過ごせるフレンチ料理店
アミューズ プレノワールのすり身と酢漬け野菜のピクルス添え
アミューズアップ
ヒューガルデンホワイト生ビール 1,000円
白アスパラとタンポポのフランダース風 ベルギーの春
白アスパラと白タンポポのフランダース風アップ
シャラン産プレノワールとフォアグラのテリーヌ鎌倉野菜添え
テリーヌのアップ
天橋立のセコ蟹のビスクスープとラビオリ パイ包み焼き
セコ蟹のビスクスープとラビオリの中身
シメイブルートラピストビール 1,300円
春が旬のサクラマスと蛤
蛤アップ
サクラマスアップ
ライムのグラニデ
タスマニア産アンガス牛フィレ肉のロティ フレッシュ西洋わさびの香
ケベック産乳のみ仔牛のロティ
フィレ肉の一部
クラシックベルギーワッフル チェリージヴレとキャラメルアイス
とちおとめ苺のベイクドアラスカとベリーフルーツのコンポート
デザートアップ
車両室内
車両内
コーヒーとお菓子
ドリンクメニュー
ディナーメニュー
スープ オードブルメニュー
メインメニュー
デザートメニュー
看板
店構え
店構え
2019/05/02 更新
GW初日のディナーは少し奮発して伺ったのが此方。ホテルオークラを皮切りに、ベルギー大使館の公邸料理人や、日本人で唯一オリエント急行のシェフを務めたオーナー曽村譲司氏のお店です。以前から気になっておりました。
18時半に到着。今回7周年特別ディナーフルコース9,612円(税込み)を注文。
私はベルギー産ビールヒューガルデンホワイト生ビール1,000円と連れは白ワイン1,200円で乾杯。生ビールは苦味が少なく後味爽やかです。
アミューズはフランス原産黒鶏プレノワールのすり身と酢漬け野菜のピクルス添え。
高タンパク、低カロリーのプレノワールですが、味付け今一つで良く分からずの印象。
オードブルは白アスパラと白タンポポのフランダース風ベルギーの春。
春野菜の代表格白アスパラと白タンポポのサクッとした歯応え感、苦味と甘味の絶妙さが少し濃い目の卵ソースに合っています。添え物のミニキャベツは適度な苦味、ベーコンも美味しい。
連れのシャラン産プレノワールとフォアグラのテリーヌ鎌倉野菜添えを少し頂きます。
柔らかくも淡白なプレノワールと濃厚なフォアグラのコントラストが感じられます。鎌倉野菜も野菜本来の甘味を感じます。
スープは天橋立のセコ蟹のビスクスープとラビオリ パイ包み焼き。
松葉蟹のメスで1年の内で2ヶ月しか食べられないセコ蟹のスープ。濃厚な甲殻類の出汁に多少のバジルの風味を感じます。
魚料理はサクラマスと蛤の季節野菜添え。
ヤマメが河川残留するのに対し、海に出て戻ってくるサケ科の魚で、春を呼ぶと言われる希少種だそうです。只、私にはサケと同じ味わいかな。
寧ろ大きい蛤の方が柔らかく、仄かな甘味がグリーンピースにバターとワインで味付けしたソースと良く合い美味しかったです。季節のタケノコも適度な歯応え感。
途中からシメイブルートラピストビール1,300円を頂きます。修道院で作られた神聖なビールだそうで、濃厚なコクと苦味が有ります。
口直しのグラニデはライム味。口の中でプチプチと弾けます。
続いてメインの肉料理。此方のお店はグラニデの前に提供する肉を予め見せてくれます。私はタスマニア産のアンガス牛フィレ肉のロティ フレッシュ西洋わさびの香り。
肉は柔らかく表面は香ばしく焼かれていますが、中は赤身でジューシー。味付けは濃い目で重厚な感じ。
連れのケベック産 乳のみ仔牛のロティも少し頂きます。此方も肉質は柔らかいですが、アンガス牛に比べるとライトで甘味も感じます。仔牛には申し訳ないですが。
デザートは私がとちおとめ苺のベイクドアラスカとベリーフルーツのコンポート。
甘味と酸味の有るベリーフルーツが印象的。
連れはクラシックベルギーワッフル チェリージヴレとキャラメルアイス。
甘味を抑えたベルギーワッフルだけても充分美味しい。
流石に季節感のある高級、希少食材を手間隙かけた料理の数々で美味しく頂きました。値段も都心のフレンチに比べればリーズナブルと言えるでしょう。
スタッフの方も優雅にテキパキとサービスして頂きました。
食後のコーヒーは場所を変えて、オリエント急行車両の中でゆっくり寛ぎの時間を過ごします。何とも列車で旅行しているかのように贅沢な雰囲気です。何かの記念日には良いお店だと思います。ご馳走さまでした。