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駒形前川 浅草本店浅草(東武・都営・メトロ)、田原町、浅草(つくばEXP)/うなぎ、日本料理
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昼の点数:4.0
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料理・味 4.1
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.7
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|CP 3.2
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.1
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.7
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| CP3.2
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| 酒・ドリンク3.0 ]
失われた時を求めて 鰻行脚 大川端のうなぎ
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入り口
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窓越しに見えるスカイツリー
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うな重 坂東太郎 5148円 2015年11月
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うな重 5148円 2015年11月
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肝すい
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メニュー
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メニュー
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メニュー
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メニュー 赤ワイン
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2015/11/18 更新
己の舌の不確かさを痛感し、何のバイアスも持たずに先ず食べてから判断しようと行ってみたい鰻屋さんをリストアップした昨年ですが、一年で12件くらいは行けるだろうと思っていたら、さらに友人知人の勧め店も加わり、リストは膨れるばかりです(笑)
少しは消化しなければと昨日今日、連チャンで鰻ランチです。
こちらのお店、朝ドラの舞台になったり、文人墨客がご贔屓にしている店として有名ですが、近年では丸の内やソラマチにも支店を出して、外国人も含めた新しい顧客を獲得しているようです。それと私がお世話になっている食通の方がこちらのお店にだけまだ行ったことがないので一度食べてみたいという言葉が脳裏にあったので、大川を行き交う船を観ながらうなぎを食す事の出来る本店を前日に予約しました。
混雑する向島線は使わず、湯島経由で30分で着きました。時間より大夫早く着いてしまいました。電話で聞いていた目の前の駐車場を指示されましたが、車高が高く入りません。仕方なく、近隣のコインパーキングに車を止め歩いて向かいます。歩きながら鼻腔をくすぐるいい匂い、鰻じゃありません。ごま油の匂いです。これは間違いなく美味しい天ぷらの匂いです。侮れませんこの辺り。後で調べてみましょう(笑)
玄関から二階に通されます。目の前にスカイツリーとビール会社の金色のモニュメント、大川には水上バスが行き交います。
こちらの鰻は天然鰻とブランド鰻「坂東太郎」の二種類のようです。天然鰻は予約制らしく、坂東太郎の中間(5184円)をお願いしました。
車のことを告げ、お茶をお願いし、おしぼりとお茶が供されました。おしぼりで手を吹きながらお茶で喉を潤し、暫し外の景色を楽しみます。
先客は外国人のグーループ5.6人と一緒に入ってきたご夫婦連れ。後から数組入ってきました。
すると先ほどの飲み物のメニューのことが気になり、下げていたメニューをもう一度よく見てみると、ひとつの特徴がわかりました。ワインが全てスペインワインなのです。私は鰻にはどのワインが合うのか常々考えていました。白焼きには白ワインでも合いますが、蒲焼きには合いません。赤ワインでもカベルネ、メルローあたりでは喧嘩してしまいます。その中でテンプラニージョはなかなか良い選択だと思います。この早世のブドウは肉にも合うし特に醤油との相性が良い気がします。あの少し焦げたような香りが合うのかもしれません。
そんな事を考えていたらうな重が運ばれてきました。オーダーしてから19分でした。
まず肝吸い。美味しい。塩辛くない(笑)そして三つ葉以外の余分なものが入らない潔さ好きです。肝はやや小ぶり、でも肝の味はします。
そしてうな重。大きさはお昼なら十分です。少なくともひつまぶしは別の食べ物として、私には二段は必要ありません。これで十分。
まず山椒をかけずに食します。うむ、うむこの鰻確かに違います。脂があっさりしています。身は適度な弾力があり、箸で掴めますが、口に入れると御飯と一体になり旨味が広がります。御飯の炊き方は固くもなく、柔らかくもなく、この鰻とあっているような気がします。
そしてタレ、これは完全に私の好みです。辛口は言うまでもなく、その量も絶妙です。これをジャブジャブ掛けられたらしよっぱくて仕方ありません。最後にお新香と白飯が残る程度が私の理想なのでぴったりです。半分は山椒を掛けて。山椒もマイルド。これでもかと痺れを効かせる山椒もありますが、あれは品がない。此のくらいマイルドな方が好きです。
お新香は胡瓜、葉物、辛なすです。辛子なすは刻みのように小さく刻まれているので、箸の先につけて口に入れれば良い口直しになります。この組み合わせとても鰻に合っています。鰻には奈良漬という人も居ますが、私には甘さが残りしつこくてダメです。このくらいあっさりしている方が好きですね。
とここまで食べ物に関してはここ数年食べた鰻の中で察かに三指に入るレベルです。瑕瑾なのはそのお値段と先ほど申し上げた飲み物のお値段です。
少なからずメニューに載るワインは小売価格で2000円を切るものばかり、それが3倍の値付けで供される。
作り方やお店が昔からの伝統を守るのは大好きですが、高度経済の成長期に持て囃された飲食店の飲み物は市価の三倍という悪癖は変えていってほしいと思うのですが、実際にお店の実情を考えると仕方のない事かも知れません。増大する外国人観光客からの日本酒ビール以外のワインの要請、今までの馴染みの客の高齢化、経済の低迷により接待の激減、こういった要素を考えると伝統と歴史を守るため必死に取り組んでいると解釈するべきなのかもしれませんね。