2回
2017/01 訪問
厳選された素材と、丁寧な仕事ぶりに感動☆
よくお店の前を通りがかっていて、気になっていたお店に初訪問♪
『ワイン食堂 ペコリーノ』。
ちょっとチャラい感じもするが、店名がカワイイ♪
看板には踊ったような字体で『食堂』って書かれてるし、『ペコリーノ』っていうチャラそうな響きとで、なんだか素朴な料理を出すワインバルなのかと思っていた。
でもそんな先入観は、一歩お店に入ると180度変わることになった。
外から見ると硝子戸の中はカウンターだけのキャパなのかと思ったが、店内は意外に広く、入り口に大きめのワインセラーが鎮座し、柔らかいLED照明が広めのカウンターとセンスのいい什器類を照らしている。
白いブラウスと黒のパンツ姿のパリッとした女性スタッフに奥のペアテーブルに案内されるも、なかなかどうして、お洒落な内装はもちろん、スタッフさんの清々しい接客も含めて、『食堂』と呼ぶのがはばかられるほど『ダイニングバー』のソレだ。
僕らが席について、ほどなくして二人分空いていたカウンター席にも別のお客さんが入ってきてこれで満席☆
その時点で、食べずともここの料理が美味しいのがなんとなく解った。
満席な上に、お客さんがみんな笑顔で食事しながら、この店の料理が不味いワケがない!そう確信しました。
数あるワインの種類の中から【ワインメーカーズ・ノート(AUS)】のカベルネシラーズをチョイス。
そして『ペコリーノ』といえば、羊の乳で作ったチーズのことなので、やっぱりメインは羊肉♪
もちろん【NZL直送ラムの炭火焼 】をオーダー。
独特の乳臭さがあるが、ガーリックで焼いてもらったので全く気にならず、柔らかくて旨い。
店主も仰ってたが、この店には牛肉や鶏肉もあるが、やはり羊が一番のオススメだそうだ。
野菜も食べにゃ、ということで
【具だくさんペコリーノサラダ】と【鰹だしで食べる大根フリット】もいただく。
サラダの自家製ドレッシングの美味しさに感動しつつ、大根のフリットを鰹だしに浸けて食べるという和テイストの斬新さに驚愕し、どんどんここの料理にのめり込んでゆく。
「ヤバい!この店、箸が止まらない…!」
続いて、ちょっと時間をおいて現れたのは【ふわふわ白ソーセージ】♪
ちょっとクセのある味だか、肉質はその名の通りふわふわで柔らかく、皿に一緒に乗っているハニーマスタードを絡めるか、ケッパーを乗せて食べると旨い。
【自家製パン】を追加注文し、これまた手作りだという【自家製チーズ】を塗って食べる☆
このチーズがヤバいくらい旨い!
二種類のチーズは、右が生クリームを混ぜたもの。左が塩だけで味付けしたものにハチミツをかけたもの。
共にクリーム状になっていてパンに塗ってもよし、添えられているクラッカーとドライイチヂクに塗ってもなお旨し☆
炭火にこだわり、食材やワインこだわり、チーズやパンも手作りにこだわり時間を惜しまない、そんな店主さんが丹精こめて作った料理は美食揃い☆
このお店の雰囲気と料理に魅了されっぱなしで、気づけば3時間も経過していた…もう閉店時間。
思えば、チャラそうな看板と気安い店名で、すごくカジュアルなお店のイメージで来店してみたが、全てが「イイ意味」で期待を裏切られたお店でした。
しかもこれで二人で8千円弱♪
このコスパの良さにもホント脱帽です!
おまけに帰り際に、店主さんが外まで見送ってくださって、『ペコリーノ』をもじってか、ペコちゃんキャンディをくれたのにはちょっと笑ってしまいました(^^)/
ごちそうさまでした。
また遊びに、、、いや、食事しに寄らせてもらいます☆
踊るペコリーノ♪
NZL直送ラムの炭火焼 ガーリック
具だくさんペコリーノサラダ
鰹だしで食べる大根のフリット
ふわふわ白ソーセージ
自家製パン
自家製チーズ(右が生クリーム入り、左が塩入りハチミツがけ)
2017/02/03 更新
浦和の仲町あたりは趣のある佇まいのお店が軒を連ねる♪
ここ『ペコリーノ』もそんなお店の一つ。
この日が三度目の訪店で、前回からだいぶ日数が空いてしまったにも関わらず、店主も覚えていてくれたようで温かく出迎えてくれた。
「箸袋3枚で1杯目のドリンク無料」、というサービスがあったのを思いだし、名刺入れの中に入れて取っておいた箸袋を渡して最初の【生ビール】無料という恩恵に授かった♪
ここの料理はどれを食べても美味しいので、メニューを見ながら何を食べるか迷っていると、店主が、
「メニューには書いてないんですが・・・」
と断りをいれた上で、鶏のレバーペーストを作るために朝〆した鶏のハツがあるが、ブロシェットでいかがですか?と、きたもんだ☆
もちろん二つ返事で、是非にといただきます♪
この鶏ハツがまた新鮮そのもので、サッと炙った半生状態♪
塩加減も絶妙でエストラゴンマスタードがアクセントをつけてくれる☆
つづいてワインをデキャンタで頂きます。
◇ルイ・ジャド シャルドネ
この日は昼間からスパークリングワインを一本空けてしまったので、大人しくデキャンタでいただきます(笑)
そしてこのお店のマストメニュー!
店主自ら手作りしている
■自家製チーズ
塩で味付けしてハチミツをかけたチーズと、生クリームとナッツ等を練り込んだチーズの二種♪
同じく手作りの自家製パンに塗ってもよし、添付のクラッカーに塗って、ドライイチヂクを乗せてもよし☆
もちろんそのままでも♪
このチーズ目当てで通ってるお客様もいるほどの味♪
つづいて、
■温野菜 オリジナルバーニャソース
パプリカ、トマト、ゴボウ、カブ、ヤングコーン、シシトウ、ブロッコリー、カリフラワー、インゲン、ズッキーニ、と十種類をサッとオイルを塗って炙った温野菜♪
■ホウボウのカルパッチョ
ハーブとケッパーをたっぷりと使った高級魚・ホウボウのカルパッチョ♪
肉のみならず、魚も良いものを出しますね~☆
■NZL直送ラムの炭火焼き
相変わらずここのラム肉ステーキは僕らを夢中にさせてくれる。しつこくないガーリックの風味が柔らかいラムの赤身と相まって、香ばしくもジューシー♪目を閉じて味わうとかつてその羊が見ていたであろう牧場の景色に思いが馳せる(…ってそんなことはないか笑)
グラスで赤ワインもいただきます
◇ドメーヌ・ベイリエール シラー
最初はカベソーにしようと思ったが、ボトルに残量がなく、グラスに少量だがオマケでそのカベソーもいただいた。
◇デル・スール(チリのカベソー)
安旨のチリワインだが、やっぱり僕はカベルネソーヴィニオンが大好きだ♪
さらに店主が、「赤ワインに合いますよ~」と出してくれたのが、軽井沢・浅野屋プロデュースのガーリックバター♪
これを自家製バケットに塗って食べるのが、店主の最近のお気に入りらしい。
羊を数えるように、ゆっくりとスローフードを楽しめるお店。それが、ここ『ペコリーノ』☆
穏やかで愉快な店主は、食材の旨味をゆっくりと引き出す達人。
その達人の織り成す創作料理はオリジナリティ溢れ、時間の流れをもゆっくりと感じさせるほどのクオリティは唯一無二。
気持ちも体も癒される料理が此処にはある♪
ごちそうさまでしたm(__)m