3回
2018/07 訪問
ヴェロニカに一目惚れしたら、押しまくるか、押して引くか、さぁどっち?☆ヴェロニカ ペルシカ♪
ひとりで来てもいい。または大切な人と、大切な時間を過ごす場所であってもいい。
最初から、長い付き合いになる予感がしていた。
一目惚れしてしまったら、その後の距離感が大切だ。
近づき過ぎてもいけない。
近づき過ぎると、今のご時世ではストーカーと呼ばれてしまう。
離れすぎてもいけない。
離れ過ぎると料理とワインに恋い焦がれて、胸が苦しくなってしまう。
適度な距離感は、たまに訪れて、やはりカウンターで店主の所作を眺めることに尽きるのかもしれない。
暑い夜、まずはスパークリングワインから♪
◇カミッロ・ドナーティ
ソーヴィニヨンブランのスパークリングワイン♪
ナチュール系のスパークリングワインは、さっぱりしたフルーツキャンディーのような甘味の中に、しっかりした渋味もあり、改めて自然派ワインの奥深さを知る♪
■ネクタリンとプルーンとブラッディーナチーズ
爽やかでクリーミーな水牛のモッツァレラを、同じく水牛モッツァレラの巾着で包んだ、二重構造のモッツァレラチーズ♪
ネクタリンとプルーンの甘酸っぱさにドンピシャ☆
■シャキシャキ野菜のカポナータとメルゲーズ
夏野菜はしっかり味が染みているのに、それでいてシャキシャキの噛み応えを楽しめる絶妙な火入れのカポナータ♪
メルゲーズ(ラム肉のソーセージ)を添えて☆
スパークリングを二杯楽しんだあと、赤ワインへ♪
◇リフレッソ・ローズィ
カベルネソーヴィニヨンとメルロー♪
ロゼっぽい色だが香り高く、イチゴをはじめ様々なベリーの香りにホッコリと包まれるようで幸福感を感じる☆
◇ヴィットーリオ・グラツィアーノ
マルボジェンテーレという葡萄を主体にその他6種の葡萄から作られるらしい。
半端ない果実味と凝縮感、そしてセメダインぽい香りのする個性的な赤ワイン♪
続いて、手打ちのショートパスタを♪
■サルシッチャとトウモロコシのオレキエッテ
サルシッチャの塩気とトウモロコシの甘味、そして耳朶の形をしたモチモチのオレキエッテの三重奏は、優しいのに深く印象に残る味わい☆
◇ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ
DOC 2004年のモンテプルチアーノ♪
これぞイタリアワインの代名詞とでもいうべき味わいだが、そこは自然派。優しく口の中に広がる芳醇な果実味☆
コンクリート打ちっぱなしの梁と、アースカラーを上手に取り入れたお洒落でムーディーな空間。
お店の雰囲気だけで酔えてしまうが、ナチュラルワインが柔らかい酔い方に軌道修正してくれる。
そしてまた訪れたくなるお店。
ごちそうさまでしたm(__)m
微発泡 スパークリングワイン
カミッロ・ドナーティ
ネクタリンとプルーンとブラッディーナチーズ
ネクタリンとプルーンとブラッディーナチーズ
シャキシャキ野菜のカポナータとメルゲーズ
シャキシャキ野菜のカポナータとメルゲーズ
ロゼっぽい色の赤ワイン
リフレッソ・ローズィ
サルシッチャとトウモロコシのオレキエッテ
サルシッチャとトウモロコシのオレキエッテ
白ワインたち
赤ワインたち
ヴィットーリオ・グラツィアーノ
オレンジワインのような白ワイン
ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ
2018/07/22 更新
2018/06 訪問
ヴェロニカに一目惚れ→そして胃袋まで鷲掴みされました☆ヴェロニカ ペルシカ♪
文教地区ならではの、当時から書店や印刷会社が並んでいた古きよき、という表現がぴったりの京華通りは、白山駅A1出口を出てすぐの牛角を右折した通りで、創立120年の京華学園へとつながる石畳の商店街だ。
今では新旧の商店が混在し、かつてほどの活気は無いものの、「あじさい神社」とも言われる白山神社の境内へとつながる路地もあり、情緒溢れる通りになっている。
懐かしさから、文京区白山にあるこの商店街を散策したら思わぬ収穫があった♪
それは京華通り商店街の一角にある、コンクリート打ちっぱなしの建物の一階部分に、サロンと見紛うようなお洒落なお店を発見したこと。
店名が書かれたサインも見当たらず、エントランスのボードには「イタリア ナチュラルワインのお店」、とだけ書かれている。
早速食べログで検索し、すぐさまブックマーク♪
それがここ『ヴェロニカ ペルシカ』☆
私の嗅覚が正しければ、その佇まいの雰囲気から察するに、まず間違いなく美味しいお店だ(と思う)。
逆に、こんなお洒落な外観なら、美味しくないお店であることは許されない(と思う)。
それにこんな素敵なお店を作るシェフなら、きっと作る料理も素敵なものに違いない(と思う)。
なんという勝手な思い込み!(笑)
そう、それはまるで街で偶然見かけた女性に、年甲斐もなく一目惚れしてしまったような感覚♡
さらに、その女性もひょっとして僕に気があるんじゃないの?的な・・・(笑)
そして、もしかしてだけど~♪もしかしてだけど~♪
そのお店の料理って、俺の口に合ってしまうんじゃないの~!?
そういうコトだろ~☆ジャンッ♪(笑)
まさにドブロック・ワールド☆
これは絶対にアタックしなければ・・・ww
ただこの日はすでに行くべきお店を決めていたので、仕切り直して翌日うかがうことにした。
そして翌日──
強い雨を降らしていた雨雲も、僕のヴェロニカに対する思いに負けたのか、二夜連続で白山駅に到着した頃にはすっかり晴れ上がっていた。
(まぁ、これも勝手な思い込みw)
昨夜、店名を検索したコンクリート打ちっぱなしの建物まで来ると、改めてそのお洒落なファサードに惚れ惚れとする。
ゆっくりと、明るめのウォールナットの扉を開けるとそこに広がるセンスのいいインテリア☆
空間デザイナーがプロデュースしたのではないかと思えるような、打ちっぱなしの梁を上手に使ったメリハリのある内装と、嫌味のない「コンクリート」と「木」の調和。
ホワイトオークの広いカウンターには、生花が置かれ、イタリアンデザイナーの照明が柔らかく照らす。
驚くことに、店主は女性だった。
キッチンに近いカウンターの左端に案内されるまで、ホールの女性なのかと思っていた彼女がオーナーシェフで、全てワンオペでやられていたのだ。
スレンダーで清潔感溢れ、その知的で凛としたルックスをみれば外観・空間・インテリア・ワインリスト・お料理、その全てが彼女の手によるもの、というのも納得できるくらいに「何か」を持ってるオーラが漂っている。
店名にもなっている『ヴェロニカ ペルシカ』というのは、道端に咲く小さく綺麗な青い花をつける雑草の名前らしいのだが、なかなかどうして、これは大輪の花を咲かせそうな予感さえしてしまう。
クラフトビールの品揃えもかなり多そうだが、ここはまずやはり、白ワインからいただくことにする。
こちらのワインは全て“イタリアのナチュラルワイン”♪
ビオワインよりもさらに自然派のワインで、ワインが苦手という方でも悪酔いしない(と思う)。
◇アレッサンドロ・ヴィオラ ノート・ディ・グリッロ(シチリア)
グリッロという品種100%の白ワイン♪
リンゴを煮詰めたようなアロマで、スッキリめの酸と甘い雰囲気の果実味溢れる喉ごし☆
香りを楽しむためのグラスが可愛らしい♪
続いてお料理
■白桃とブラッティーナチーズ
ブラッティーナチーズは、モッツァレラと生クリームを混ぜたものを、同じくモッツァレラで作った巾着の中に詰めて袋状にくるんだチーズ。
ブッラータチーズの小型版で、巾着をナイフで割るとクリーミーなモッツァレラが溢れ出てくる♪
プレーンヨーグルトのような味わいで、白桃とのペアリングが最高に旨い♪
■サバとトマトとジャガイモの焼いたの
「グリル」とかじゃなくて「焼いたの」って言い切ってしまうところがまた女性らしくてチャーミング♪
それぞれの素材は食べやすく一口大にカットされ、同時に口に運ぶことを前提とされている。
サバの香ばしさ、トマトの酸味、ジャガイモのホクホク感、この3つのコラボを一つの料理としてさらっと確立させるセンスに脱帽☆
続いて、白ワインをもう一杯♪
◇ダミアン・ネカイ (フリウリ)
フリウラーノ100%のやや琥珀色した白ワイン♪
貴腐化したブドウも合わせて果皮ごと圧搾し、40カ月間、大樽で熟成したというワイン☆
果皮ごと圧搾しているためオレンジワインのような個性的な色合いと風味、強いミネラル感としっかりした酸を感じる。バランス良くどっしりとしているため、肉料理にも合いそうだ。
なので、肉料理とも合わせてみる♪
■ゴマ油と山椒の豚テリーヌ
ゴマ油を練り込んだテリーヌの肉々しさを、鼻に抜ける山椒の風味が爽やかさに変えてくれる。
添付のカリフラワーのピクルスには隠し味でクミンが使われており、テリーヌと一緒にいただくとまた違った味わいを楽しめる☆
そしてここで赤ワインをオーダー♪
◇モレイ (ピエモンテ)
「ネッビオーロ100%です」って言われて、バローロやバルバレスコ好きの私の食指が動かない訳がない。
ただ、やはり自然派ワインなので、ヴィンテージとは違い工程上あまり手を加えずに作られているため、芳醇さやコクや円やかさという部分ではバローロなどには及ばないとは思う。
ただしかし、ワインの味とは飲み手の好みに拠るところが大きい。
ネッビオーロと言われれば、それは私にとって大好きな品種だけに、飲んでるだけで大満足なのだ(笑)
食事でパスタもいただいてみる。
■仔羊のラグーのトロフィエ
手作りのネジネジのもちもちショートパスタ・トロフィエ♪
作るのにかなりの手間がかかるらしく、
「もうトロフィエを作るのは最後だと思います」
と、彼女自ら「トロフィエ作り引退宣言」・・・!?
ラグーソースの上にパルメザンではなく、削り出したペコリーノチーズをかけたトロフィエは、引退宣言を撤回して欲しいほどにモチモチで絶品☆
ラムを煮込んだラグーとの相性もバツグン♪
これは何としてもトロフィエを作り続けてもらわなければ・・・!(笑)
そして最後にドルチェ♪
■オリーブオイルをかけたショコラテリーヌ
ねっとりと密度の濃い生ショコラはカカオ比率が高くとてもビター♪
オリーブオイルでまろみを出し、ピンクペッパーでアクセントを出す☆
赤ワインで合わせたくなったので、ネッビオーロをもう一杯いただいた。
ワインバーというと総じて、なかなか料理まで美味しいということは稀で、ワインに拘りすぎるあまり料理が疎かになったりだとか、料理は美味しいのにワインリストが残念、とか、トータルで高評価できるお店が少ないように思う。
しかし今回、お店のエントランスや佇まいから、ある程度お店の料理の味を判断する傾向がある私の嗅覚は冴え渡り、良店発見へとつながった。
またすぐにでも立ち寄ってみたくなるお店☆
そしてこれからも隠れ家的に使いたいお店★
ごちそうさまでしたm(__)m
アレッサンドロ・ヴィオラ ノート・ディ・グリッロ
可愛らしいワイングラス
白桃とブラッティーナチーズ
白桃とブラッティーナチーズ
ダミアン ネカイ(フリウリ)
サバとトマトとジャガイモの焼いたの
ゴマ油と山椒の豚テリーヌ
山椒の風味が爽やか
モレイ(ピエモンテ) ネッビオーロ100%
仔羊のラグーのトロフィエ
もちもちのショートパスタ
オリーブオイルをかけたショコラテリーヌ
オリーブオイルをかけたショコラテリーヌ
インテリア
デザイナーズの照明
カウンター内
メニュー
クラフトビールメニュー
クラフトビールメニュー
2018/06/27 更新
僭越ながら、まずは一周年おめでとうございます★
いつものカウンター席で眺める、Yoshikoさんのスマートでエレガントな抜栓とスワリング、繊細で的確なナイフハンドリング♪
その一つ一つの淀みなく流れるような所作の連結が、すごく優雅でごく当たり前かのように自然。
それはもはやエンターテイナー☆
ワインを味わってるフリをして、チラチラと盗み見るその一連の所作に
「惚れてまうやろ~~♡」
と、心のなかで独りごつ(笑)
この日いただいたのは、まずはスパークリング☆
しかもロゼスパークリング♪
◇レ・バルバテッレ・ランジェリカ
ピノネーロのロゼスパークリングは、キレがあってシャープなのにフルーティー☆
抜栓したてでシュワシュワ♪けっこうドライ(^-^)
続いては
◇COS
シチリアの作り手さんのフラッパートという品種の赤ワイン♪
やや渋味があるが、すっきりとした味わい。
おつまみに
■チーズの盛り合わせ
■柿と蕪クルミとルッコラとセルヴァチカのサラダ
はい、見つけました!好きなものだらけのサラダ♪
柿と蕪、食感の似た甘い果物とさっぱりした野菜、一緒に食べるとこれがまた合う☆
最後にインスタグラムでも紹介されてたワインをいただきます。
◇Eugenio Rosi Esegesi(エウジェニオ ロージー エゼジェズィ)
舌を噛みそうな名前のイタリアのナチュラルワイン♪
メルローとカベルネソーヴィニヨンの芳醇な香りとコクはそのままに、スルスルと飲める円やかさ☆
料理の味も、ワインのセレクトも、どれもYoshikoさんのセンスが光る☆
年内にもう一度来たいなぁ、、と後ろ髪を引かれる思いでお店を後にするのでした。
ごちそうさまでしたm(__)m