5回
2025/04 訪問
通い続けたい和食
(東京)白金高輪駅から徒歩1分
重厚感ある蔵の門を開けば、静謐な世界が広がる
白木の一枚カウンターがすっと伸び
中央の板場で渡邉大将が鰹節を削る姿が凛と映える
---わたなべさんはこんなお店---
▫︎ 鰹節からはじまり鰹節で締める出汁と向き合う和の真髄
▫︎ 三軒茶屋「鈴しろ」の渡邉大将が手がける
▫︎ 全国の産地から旬の食材が集まる
▪︎ おまかせコース ¥33,000(税込)
コースのはじまりを告げるのは
削りたての鰹節からとった一番出汁
その香りに包まれながら
胃があたたまり、心がほどけていく
旬の季節の"筍"土からの贈りもの
春の和食において筍は特別
それは“芽吹き”の象徴であり
まだ柔らかな地面の奥深く
陽の光を知らぬまま静かに育つ筍
それを手で、鍬で、丁寧に掘り起こす
掘った瞬間から、時間との勝負が始まる
空気に触れ、陽に当たれば
その香りも味わいも瞬く間に変わってしまう
そんな命を包んだ筍を炭火でじっくり焼き上げる
外皮ごと丸焼きにされた巨大筍の姿は圧巻
皮をめくると内側から湯気と共に現れる淡黄色の芯
大型の魚をおろすように板場で筍を捌かれる
包丁を入れると湯気が立ちこめる
アク抜きも不要、ただ焼いた筍
口に運べば、ふわりと立ち上がる土と山の香り
えぐみは一切なく、しっとりとした質感と甘み
調味は最低限そのものが持つ滋味と香りを楽しむ
豪快で潔ぎの良い一皿に渡邉大将の信念が宿っていた
ホタルイカ、桜エビ、花山椒とお肉、
トキシラズの土鍋ごはん、と旬を沢山頂き
〆はやはり"鰹節ごはん"
"シュッシュッ"と摺りたての鰹節
炊き立ての土鍋ごはんの上に豪快にのせる
一杯に詰まった引き算の美学
今回も素敵なコースに感動でした
ご馳走さまでした。
ホワイトアスパラとカニ
渡邉大将
鰹節ごはん
外観
巨大な筍
ひきたての一番だし
ハマグリと玉子豆腐のお椀
ホタルイカとお米
赤貝、あおりいか、マコガレイ 赤貝凄かった
巨大な筍を捌く
筍
桜エビの海苔巻き
太刀魚、あおさ
箸休め 芽キャベツ 真子
牛ホホ肉と花山椒 お出汁が美味しい
トキシラズと筍の土鍋ご飯
鰹節ごはん
しらすとカラスミのごはん
カレー
口に入れた瞬間なくなるアイス
2025/05/05 更新
2025/02 訪問
旬の食材を楽しむ
(東京)白金高輪駅から徒歩1分
重厚感のある蔵の門のような扉
洗練されたシックな空間
白木の一枚カウンター
中央に板場があり全ての席から調理を眺められます
切り盛りするのは渡邉大将
三軒茶屋で数ヶ月先まで予約の埋まる「鈴しろ」
をクローズして、2021年に"わたなべ"をオープン
---わたなべさんはこんなお店---
◽︎鰹のお出汁にはじまり鰹節ご飯で締めくくる
◽︎全国から集める旬の食材の魅力を詰め込んだコース
▪️おまかせコース ¥33.000
凛とした空間に出汁の香りが漂います
渡邉大将が中央で鰹節を削られ
その"一番出汁"で胃を温めてたらコースがはじまる
全国から取り寄せる旬の食材
その魅力を最大限に引き出す
▪︎鰯とお豆
魔除けの効果ある柊(ひいらぎ)の葉
節分シーズンらしき最初の一皿
▪︎車海老のしんじょうのお椀
優しいお出汁に海老のほわっとした上品な味わい
▪︎フグの白子
▪︎豊後水道のトラフグ
淡白ながらも奥深い味わい
プリッと弾力があり歯応えがあります
カワハギの肝と和えると濃厚な味わいに
▪︎富山メジマグロ
さっぱりとした程よい脂のり
▪︎もろこの天ぷら
琵琶湖を代表する淡水魚
天ぷらで旨みが閉じ込められ
身がホクホク
最後に仄かな甘みが残ります
▪︎金時ニンジンのくず餅
▪︎富田林の海老芋
高品質で知られる里芋の一種
富田林の海老芋は独自の技法は100年続く伝統
白味噌と合わせて上品に
〆のご飯は4種類
▪︎さわらとセリの土鍋ごはん
▪︎角煮ごはん
▪︎鰹節ごはん
▪︎レモンカレー
今回も少しづつ全て頂きました
何回通っても常に新鮮な感覚
食材の魅力、想像性を楽しめるお店です
ご馳走さまでした。
冬の味覚の王様
渡邉大将
トラフグ
入り口
一番出汁
鰯と豆
海老しんじょう
フグの白子
トラフグ
ひれ酒
メジマグロ
もろこ
金時ニンジンのくず餅
カニ
海老芋
サワラとセリの土鍋ごはん
サワラとセリ
鰹節ごはん
角煮ごはん
レモンカレー
黒糖のアイス
番茶
2025/02/10 更新
2024/06 訪問
香りから楽しめる至高の日本料理
(東京)白金高輪駅から徒歩1分
重厚感のある蔵の門のような大きな扉
中に入るとウェイティングスペースがあり
早めに着いても中で待つ事ができます
---わたなべさんはこんなお店---
◽︎カツオのお出汁にはじまり〆もカツオ節で締める
◽︎香りを楽しむコース料理
◽︎全国から集める旬の食材の魅力を詰め込んだコース
▪️おまかせコース ¥30.000
渡邉大将
三軒茶屋で数ヶ月先まで予約の埋まる「鈴しろ」
をクローズし2021年に"わたなべ"をオープン
今は予約で一杯の人気店へ
白木の1枚カウンター全8席
全ての席から厨房が見渡せる劇場型の板場
単純にオープンにしているだけではありません
わたなべさんのお料理は"香り"からはじまる
スタートの合図は
シュッシュッシュッとカツオ節を削られます
こちらは毎回のルーティン
凛とした空間に出汁の香りが漂います
提供されるのは削りたての1番だし
濁りない上品な琥珀色
芳醇な香りが口に広がります
優しいお出汁で胃を温めてコースのはじまり
開放感のあるオープンキッチンなので
お料理をつくる時に出る音や香りが触覚や嗅覚を刺激する
この香りからはじまるストーリーに惚れて提供訪問
シンプルに旬な食材のポテンシャルを引き出すお料理
創意が加わった遊び心があるメニューも加わり
コースに緩急が加わります
あと、わたなべさんの魅力は〆のごはん
季節の土鍋、季節のカレー、カツオ節ごはん
3つ用意されていますが
毎回、三種類全部お願いしてしまいます
カツオ節ごはんの鰹は提供直前に削られます
コースはじめての"1番出汁"と同じスタイルで
シュッ、シュッ、シュッと音、そして芳醇な香り
節にはじまり、節に〆る
香りからはじまるストーリーの締めくくり
素晴らしい体験に毎回、感動
次回訪問も楽しみです
ご馳走さまでした。
鮎の春巻き
桜海老と新生姜の土鍋ごはん
カツオ節ごはん
渡邉大将
入り口
シュッシュッシュッと鰹節を削る
1番だしであたためる
そら豆のムース お出汁のゼリー 毛蟹
そら豆のムース
鳥貝
あいなめのお椀 お出汁はあいなめの骨から
アオリイカ、干しガレイ、バフンウニ
鮎の春巻き
じゅんさい
すっぽん
白ずいきくず煮
カレー
カツオごはん
デザート
メロンとアーモンド
和三盆と番茶
2024/11/22 更新
2023/01 訪問
"香り"と"旬"をテーマとしたストーリーに心昂る
【日本料理百名店2023】
白金高輪駅から徒歩1分
重厚感のある蔵の門のような扉
洗練されたシックな空間
白木の一枚カウンター
中央に板場があり全ての席から調理を眺められます
切り盛りするのは渡邉大将
三軒茶屋で数ヶ月先まで予約の埋まる「鈴しろ」
をクローズして、2021年にこちらをオープン
▪️おまかせコース ¥30.000
凛とした空間に出汁の香りが漂います
一番出汁で胃を温めたらコーススタートです
▪︎牡蠣と百合根の柚香蒸し
柑橘の爽やかな香りと登場した一品目
柚子の器で蒸した牡蠣と百合根
▪︎フグとセリのおかゆ白子のせ
トラフグの白子炙り仄かな香ばしさに食欲が掻き立てられます、白子を崩してリゾットのようにして頂く贅沢
▪︎西京味噌仕立ての松葉蟹
碗をあけると、上品な味噌の香り
中央に鎮座するのは松葉蟹
金時人参が添えられいます
蟹と西京味噌の相性の良さ
また食べ進めると「蟹味噌」が包まれていて
優しいお味から一段深い旨み
緻密な味の計算に感銘
▪︎ヤイトガツオ
漁獲量が少なく幻のカツオと言われています
板場で皮面を火入れする際に香ばしい香りが広がる
マグロのような旨味の強さ
普段、食するカツオとは一線を画す旨みの強さ
▪︎トラフグとあん肝
下関の天然トラフグ
擦りたての山葵を少しつけ
余市のあん肝と絡めて頂く
濃厚なあん肝と淡白な天然フグ
▪︎本もろこの天ぷら
琵琶湖などでとれる淡水魚のもろこ
揚げ物の食欲を駆り立てる香り
クワイのチップスを添えて
▪︎和牛フィレ
お肉を焼くこの日一番強い香りが漂います
炭火で完璧な火入れ
オイスターとチョロギソースをつけて
仄かな香ばしさと驚きの柔らかさとお肉の旨み
▪︎ 聖護院大根
四角にカットされたダイコン
上品なお出汁、たっぶらのとろろ昆布
シンプルながら上品でホッとします
お肉料理の後の口直し
〆ごはん
ブリの土鍋ごはん
削り立て鰹節の卵かけご飯
瀬戸内レモンチキンカレー
お腹の具合を見て食べたいものを食べる〆ごはん
3種類全て頂きました
土鍋を開けた瞬間のブリの香り
板場で鰹節を削る際の香り
カレーのスパイシーな香り
〆まで完全に"香り"のストーリーが続きます
あまおうと黒糖のシャーベット
これもドライアイスを使い作りたてを提供
作りたてだと口溶けの感覚が違い驚きたした
渡邉大将のお人柄
計算された空間設計
嗅覚を刺激するストーリー
お料理に対する創意工夫
全てにおいて素晴らしく感動の連続
シンプルに美味しいを堪能しました
通い続けたいお店です
ご馳走さまでした。
トラフグの白子
西京味噌仕立て松葉蟹
牡蠣と百合根の柚香蒸し
渡邉大将
看板
テーブル
一番出汁
一番出汁
ぷりぷりの牡蠣
白子とセリのおかゆの上に白子焼きが鎮座
西京味噌の優しさ
ヤイトガツオ
あん肝 余市
下関 トラフグ
あん肝を絡めて
もろこ
もろこ
お酒の種類も豊富
和牛フィレ
炭火で完璧な火入れ
聖護院ダイコン
ブリの土鍋ご飯
気さくな渡邉大将
ブリご飯
削り立てカツオの卵かけご飯
黄卵も美しい
瀬戸内レモンチキンカレー
デザート
ドライアイスでつくる
口溶けが全然違う
和菓子
外観
2023/09/29 更新
(東京)白金高輪駅から徒歩1分
重厚感ある蔵の門を開けば、静謐な世界が広がる
白木の一枚カウンターがすっと伸び
中央の板場で渡邉大将が鰹節を削る姿が凛と映える
---わたなべさんはこんなお店---
▫︎ 鰹節からはじまり鰹節で締める出汁と向き合う和の真髄
▫︎ 三軒茶屋「鈴しろ」の渡邉大将が手がける
▫︎ 全国の産地から旬の食材が集まる
▪︎ おまかせコース ¥33,000(税込)
コースのはじまりを告げるのは
削りたての鰹節からとった一番出汁
その香りに包まれながら
胃があたたまり、心がほどけていく
この日は冬の味覚
白子、蟹、ブリ、牡蠣、甘鯛など
旬の食材がずらりと登場
白子
柚子のお椀に入った無洗白子
流水で洗わないため旨みや風味が濃厚
深い旨みの後に柑橘の爽やかな風味
百合根が敷かれており
仄かな甘みが加わる
一皿目からグッと掴まれます
蟹
一品目
ズワイガニの内子、外子、身
イクラのすりおろしソースをかけて完成
二品目
福井で水揚げされた越前蟹
かにしゃぶと蟹味噌
冬の味覚を贅沢に
土鍋ごはん
ブリと大根の土鍋ごはん
脂の乗ったブリにシャキッとした食感の大根
そもそも相性の良い食材が土鍋ご飯に
焼き目の香ばしさダイコン
会話が途切れるほどの美味しさでした
選べる〆ごはん3種
カラスミしらす、カレー、鰹ごはん
もちろん全て頂きました
削り立て鰹節の一番出汁からはじまり
そして、削りたての鰹節ごはんで〆る
完成されたストーリーの締めくくり
次回の訪問も楽しみです
ご馳走さまでした。