桂かえでさんが投稿した近江屋 伝兵衛(石川/北鉄金沢)の口コミ詳細

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【東京下町】昭和の呑ん兵衛備忘録

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近江屋 伝兵衛北鉄金沢、金沢/寿司、海鮮、日本料理

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金沢シリーズ⑥ 店一番の海鮮丼と思ったら、まさかの冷や飯!

終始小雨が降っていた「ひがし茶屋街」を引き上げて、昨日も訪れた「近江町市場」にやって来た。
とりあえずアーケードで雨の心配が無いのはありがたい。
しかしここでも地図を見ていないので全体像が分からず、計画もなくただ妻の気の向くままに歩き続けた。
昨日はひとつの通りを1本往復しただけだったが、今日はとりあえず細い路地を除けば目に入った通りには全て足を踏み入れた。
ところがそれは1階だけの話で、実はこの市場には2階もある。
1階で食材を売っている店が経営する飲食店がざっと10軒くらい並んでいる。
妻は2年前に来て、賑やかな1階とは大違いで、ゆったり静かに過ごせたそうだ。また2階で食事がしたいと言う。
2年前と同じ店に入るのも芸がないということで、あえてここを選んだ。
ここも広い店内は静かで閑散としていたが、正直この旅行中数少ない失敗のひとつになった。

この「近江町市場」には、昨日から時間余りで連日身を寄せてしまっていたが、さすがに今がこの旅では最後だろうと思ったので、とりあえず海鮮丼の商品群で最高峰と思しき「豪華百万石丼」3,600円をチョイスした。
金沢では特別な意味を持つ「百万石」というワードを冠した海鮮丼は、当然すべて平均以上の素材を配し、味付け、温度管理、食器などあらゆる項目でもバランスよく配慮がなされた一品であろう。
という、期待をしていた。
しかし、お店のお姉さんがドヤ顔で運んできたその丼は、表面的には贅沢なネタが乗っていたが、致命的にご飯が冷えていた。
いつ丼によそったのか?
冷たい刺身と共に頬張るも、ご飯はしゃもじでよそった時の固まりがそれぞれに分かるほど、身離れが悪く、温かみゼロ!
温度はもちろん食感もご飯で台無しの丼だった。

こっちは午前中からの雨で、かろうじてお抹茶一杯分の温もりを補給しただけなのに。
なんでご飯がホカホカしてないんだよ!と思ったのは言うまでもない。
歩き疲れてクレームを付けようという気概も湧かず、何故か自信満々のお姉さんを見るにつけ、『これがデフォルトなのか』と思わざるを得なかった。

妻は「かに・いくら丼」3,200円でシンプルに攻めたが、同じ憂き目に。
それでも懲りずに「白えびの唐揚」1,340円を注文してる、この人!
さすがにこれは温かかった・・・。

私は1階の「近江町食堂」を推していたのだが、いつもながら妻の拒絶が強いのでスルーしてしまった。
後にテレビでサンドウィッチマン、石原良純、宮川大輔が訪ねていたが、いい店みたいだ。(笑)
やはり2階の空いていて落ち着ける店よりは、1階で賑やかな繁盛店に入った方が、鮮魚では正解なのではないか。

  • 賑わう近江町市場(2階より)

  • 「豪華百万石冷飯丼」3,600円

  • 「豪華百万石冷飯丼」

  • 「豪華百万石冷飯丼」

  • 白えびの唐揚げ

2025/04/13 更新

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